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第十章 Pedal to the Metal
祭禍―⑦―
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「じゃあ……テメェ等も、洩れなく殺されるな?」
ロックは、上空に浮かぶ“コロンバ”に吐き捨て、“ケンティガン”の突進を避ける。
ロックの立っていた場所を“ケンティガン”の右肩から迸る突進の熱力が蹂躙した。
翼剣:“ブラック・クイーン”の鍔から半自動装填式拳銃型“命導巧”:“イニュエンド”を出すと、ロックは“ケンティガン”の背に向ける。
二発の銃声と共に、“穢れなき藍眼”による水蒸気爆発の華が二輪咲いた。
爆轟と熱波の中で、“ケンティガン”が雄叫びを上げる。
「……別に構やしねぇよ」
“コロンバ”が肩を竦め、見下ろす。
“仮面舞踏会”の“笑顔”の仮面を保ちつつ、口端を吊り上げる細面の目の中のロックが訝し気な視線を放っていた。
「……随分ドライだな」
“ケンティガン”の足が止まっている間に、戸惑う振りをしてロックは周囲を見渡す。
“ホステル”が協力している“政市会”の代表の尾咲は、“ヘルター・スケルター”の乗り移っている“スターマン”のいる“祭壇”の中心から離れた場所で、こちらの様子を見ていた。
小太りの眼鏡の奥の双眸は、荒れ狂いながら縦横無尽に移動する“ケンティガン”の猛威に釘付けである。
無論、脅威にして恐怖の混じった視線で。
「今のところ、お前たちの言う“ホステル”の目的だけで一致しているからな……それ以外に関心は全くないからな」
ロックに向けた“コロンバ”の口から、含み笑いがこぼれる。
ロックの“知らないこと”を“知る”優越感を、“コロンバ”は心底楽しんでいる様だった。
「“コロンバ”」
「んだよ、“サロメ”……同じことだろ……この街がどうなろうと俺ら関係ないし。“ケンティガン”とエラく温度差を感じるな」
鍛冶の身体をした“サロメ”の一言の槍が、上空の“コロンバ”に刺さった。
うんざりと返す“コロンバ”の笑みの中に秘めた鋭さが、“サロメ”としての顔を見せた鍛冶の裏側を抉り出さんとしている。
ロックは“コロンバ”と“サロメ”から真意を探り出せないと考え、状況の整理に戻った。
言葉の応酬をしている“ホステル”と共に“政市会”をロック達に嗾けた張本人とも言える二人の老獪――“大和保存会”の菅原 辰雄と広島県のフィクサーとも言える胴田貫 剛介――は、蒼白い炎の花弁に聳え立つ“スターマン”に見入っている。
前者は崇高さを見出しているが、後者はそこから醸し出される得体の知れなさに眼を離せないようだ。
対して、“政声隊”の山土師 靖も、“スターマン”から離れた場所で、ロック達の様子を傍観している。
口に連動して顎髭が奮え、鍔なし帽越しに頭を掻きむしっていた。
その目が見開き、ロックも彼に目線を合わせる。
「――“スターマン”が!?」
その異変に対して、最初に口を開いたのは、龍之助だった。
肩部から胸まで出した、“スターマン”の扁桃頭。
そこから、認識できない声と青白い炎を含む嵐が吐き出された。
「動き出した!?」
ブルースが叫ぶと、“スターマン”の咆哮と共に、それを覆う青白い炎の花弁が広がった。
「しょうがねぇな!!」
ロックの眼の前で“コロンバ”が鍛冶の側に降り立つ。
ポンチョの男が、彼女の背を右腕で支え、左腕で両膝下を抱えた。
“コロンバ”とサロメのいた場所を、青白い熱波が焼き尽くした。
「あら、優しい」
「あっちに助け……求められる頭はねぇだろ?」
鍛冶の象牙眼が、自らを抱える“コロンバ”を意外そうに見つめる。
彼の視線の先の“ケンティガン”は、“スターマン”の咆哮に呼応するように、雄叫びを上げていた。
「あれは……いったい!?」
サキがロックの隣で、呻いている。
ロックも把握は出来ていない。
彼の覆う青白い炎の花弁が広がり、“大和保存会”の菅原と広島県政の影の支配者である胴田貫という二人の老人を包み込んだ。
愉悦に浸った菅原と恐怖に歪んだ胴田貫の対照的な二人が、炎影の中に消える。
「“ワンダーウォール”だ……“スターマン”が余剰次元をこじ開けた熱力が現実世界に換算されたんだ……」
「端的に言うと、“次元の穴をこじ開けた”ってことか!?」
ブルースの分析に、ロックは目の前の巨人の悶絶する様に目を向ける。
言葉に変換できない叫びを上げる、扁桃頭をした上半身の“ウィッカー・マン”。
藻掻いている様に見えるのは、“この世”に現界出来る歓喜なのか。
それとも、“この世”に対する怒りなのか。
“スターマン”に縛られる“死神“の”量り知る手段を、ロックは持ち合わせていなかった。
「畜生、龍之助が危ねぇ!!」
一平がロックの隣を駆け出した。
サミュエル、シャロンだけでなく、“ソカル”の代表である“パトリキウス”と協力者の“ライト”と“バイス”も身構える。
彼らの視線に映ったロックの背後に、彼自身も目を疑って振り向いた。
青白い炎を宿した、“政市会”と“政声隊”の構成員たちの歩みが早くなる。
否、走り出した。
「なんで走り出すんだよ!?」
戸惑って叫ぶ“ライト”が、両腕の爪で青白い群衆に立ち向かう。
“ライト”が青白い炎に駆られた群衆の一人を爪で叩き伏せると、残りがロックの周囲を駆け抜けた。
「最近の“ゾンビ映画”は“走るゾンビ”が流行りらしい……」
「それ……こんな時でなければ、『ああ、なるほどね』って一言で終わる筈だよね!!」
サミュエルが叫びながら散弾銃型“命導巧”:“パラダイス”の大鎌を立ち上げ、金色の一閃を青白い炎に急き立てられる活動家に放った。
鎌の放つ斬撃に、亡者とも言える活動家たちが三人吹っ飛ぶ。
ロックも翼剣:“ブラック・クイーン”を逆手に、“籠状護拳”の一撃で亡者の進路を阻んだ。
黒い生地のシャツに“白抜きの力”の一文字を纏う、額の広く薄い眉毛の男がロックの前で膝立ちとなる。
その男が、“政声隊”の暴力装置である“力人衆”の代表――間崎であるとロックが気付いた時には、顔面の潰れた鼻を機械の大地に沈めた。
「ブルース……そういえば、“へルター・スケルター”って、乗り移ったら攻撃的になるって聞いたけど!!」
サキが守護者である短髪の少女――“ライラ”――を召喚していう。
“ライラ”の右腕の細剣から放たれる、左からの一薙ぎ。
“指向性熱力”の剣圧により、両腕の“スウィート・サクリファイス”を力なく突き出す“政市会”の成れの果てである五人を叩き伏せた。
「俺も思い出した……これは一体!?」
ロックは右手を覆う“籠状護拳”を突き出した突進で、トルクをまとった亡者の一人の動きを止めた。
ロックより身長の高く、横に広い体型の男が斥力で体勢を崩す。
その中で空いた腹に右脚の蹴りをぶち込んだ。
ロックの攻撃で吹っ飛ぶ巨体の男が、後続の亡者三人をその体重で潰す。
トルクを纏った者や、“スウィート・サクリファイス”を纏った者達。
盲目とも言える正義を信じ、それにより盲目にされたという皮肉に、ロックの中で、心底反吐を吐きたい気持ちが芽生えだす。
「……“パトリキウス”が、“へルター・スケルター”が人間から学んだと言ったろう。認めたくないけど、共通の敵に対して協力することを学んだんだ!!」
ロックは回答せず、翼剣を順手で構える。
“迷える者の怒髪”による、墳進火炎の刃で亡者を十人ほど左から薙ぎ払った。
11人目の亡者の前で、ロックの刃が銀色にぶち当たる。
「うぅ、“ラハブ”……」
呻く“ケンティガン”の力に飢えた眼が、ロックの怒りに震える姿を映した。
ロックは、上空に浮かぶ“コロンバ”に吐き捨て、“ケンティガン”の突進を避ける。
ロックの立っていた場所を“ケンティガン”の右肩から迸る突進の熱力が蹂躙した。
翼剣:“ブラック・クイーン”の鍔から半自動装填式拳銃型“命導巧”:“イニュエンド”を出すと、ロックは“ケンティガン”の背に向ける。
二発の銃声と共に、“穢れなき藍眼”による水蒸気爆発の華が二輪咲いた。
爆轟と熱波の中で、“ケンティガン”が雄叫びを上げる。
「……別に構やしねぇよ」
“コロンバ”が肩を竦め、見下ろす。
“仮面舞踏会”の“笑顔”の仮面を保ちつつ、口端を吊り上げる細面の目の中のロックが訝し気な視線を放っていた。
「……随分ドライだな」
“ケンティガン”の足が止まっている間に、戸惑う振りをしてロックは周囲を見渡す。
“ホステル”が協力している“政市会”の代表の尾咲は、“ヘルター・スケルター”の乗り移っている“スターマン”のいる“祭壇”の中心から離れた場所で、こちらの様子を見ていた。
小太りの眼鏡の奥の双眸は、荒れ狂いながら縦横無尽に移動する“ケンティガン”の猛威に釘付けである。
無論、脅威にして恐怖の混じった視線で。
「今のところ、お前たちの言う“ホステル”の目的だけで一致しているからな……それ以外に関心は全くないからな」
ロックに向けた“コロンバ”の口から、含み笑いがこぼれる。
ロックの“知らないこと”を“知る”優越感を、“コロンバ”は心底楽しんでいる様だった。
「“コロンバ”」
「んだよ、“サロメ”……同じことだろ……この街がどうなろうと俺ら関係ないし。“ケンティガン”とエラく温度差を感じるな」
鍛冶の身体をした“サロメ”の一言の槍が、上空の“コロンバ”に刺さった。
うんざりと返す“コロンバ”の笑みの中に秘めた鋭さが、“サロメ”としての顔を見せた鍛冶の裏側を抉り出さんとしている。
ロックは“コロンバ”と“サロメ”から真意を探り出せないと考え、状況の整理に戻った。
言葉の応酬をしている“ホステル”と共に“政市会”をロック達に嗾けた張本人とも言える二人の老獪――“大和保存会”の菅原 辰雄と広島県のフィクサーとも言える胴田貫 剛介――は、蒼白い炎の花弁に聳え立つ“スターマン”に見入っている。
前者は崇高さを見出しているが、後者はそこから醸し出される得体の知れなさに眼を離せないようだ。
対して、“政声隊”の山土師 靖も、“スターマン”から離れた場所で、ロック達の様子を傍観している。
口に連動して顎髭が奮え、鍔なし帽越しに頭を掻きむしっていた。
その目が見開き、ロックも彼に目線を合わせる。
「――“スターマン”が!?」
その異変に対して、最初に口を開いたのは、龍之助だった。
肩部から胸まで出した、“スターマン”の扁桃頭。
そこから、認識できない声と青白い炎を含む嵐が吐き出された。
「動き出した!?」
ブルースが叫ぶと、“スターマン”の咆哮と共に、それを覆う青白い炎の花弁が広がった。
「しょうがねぇな!!」
ロックの眼の前で“コロンバ”が鍛冶の側に降り立つ。
ポンチョの男が、彼女の背を右腕で支え、左腕で両膝下を抱えた。
“コロンバ”とサロメのいた場所を、青白い熱波が焼き尽くした。
「あら、優しい」
「あっちに助け……求められる頭はねぇだろ?」
鍛冶の象牙眼が、自らを抱える“コロンバ”を意外そうに見つめる。
彼の視線の先の“ケンティガン”は、“スターマン”の咆哮に呼応するように、雄叫びを上げていた。
「あれは……いったい!?」
サキがロックの隣で、呻いている。
ロックも把握は出来ていない。
彼の覆う青白い炎の花弁が広がり、“大和保存会”の菅原と広島県政の影の支配者である胴田貫という二人の老人を包み込んだ。
愉悦に浸った菅原と恐怖に歪んだ胴田貫の対照的な二人が、炎影の中に消える。
「“ワンダーウォール”だ……“スターマン”が余剰次元をこじ開けた熱力が現実世界に換算されたんだ……」
「端的に言うと、“次元の穴をこじ開けた”ってことか!?」
ブルースの分析に、ロックは目の前の巨人の悶絶する様に目を向ける。
言葉に変換できない叫びを上げる、扁桃頭をした上半身の“ウィッカー・マン”。
藻掻いている様に見えるのは、“この世”に現界出来る歓喜なのか。
それとも、“この世”に対する怒りなのか。
“スターマン”に縛られる“死神“の”量り知る手段を、ロックは持ち合わせていなかった。
「畜生、龍之助が危ねぇ!!」
一平がロックの隣を駆け出した。
サミュエル、シャロンだけでなく、“ソカル”の代表である“パトリキウス”と協力者の“ライト”と“バイス”も身構える。
彼らの視線に映ったロックの背後に、彼自身も目を疑って振り向いた。
青白い炎を宿した、“政市会”と“政声隊”の構成員たちの歩みが早くなる。
否、走り出した。
「なんで走り出すんだよ!?」
戸惑って叫ぶ“ライト”が、両腕の爪で青白い群衆に立ち向かう。
“ライト”が青白い炎に駆られた群衆の一人を爪で叩き伏せると、残りがロックの周囲を駆け抜けた。
「最近の“ゾンビ映画”は“走るゾンビ”が流行りらしい……」
「それ……こんな時でなければ、『ああ、なるほどね』って一言で終わる筈だよね!!」
サミュエルが叫びながら散弾銃型“命導巧”:“パラダイス”の大鎌を立ち上げ、金色の一閃を青白い炎に急き立てられる活動家に放った。
鎌の放つ斬撃に、亡者とも言える活動家たちが三人吹っ飛ぶ。
ロックも翼剣:“ブラック・クイーン”を逆手に、“籠状護拳”の一撃で亡者の進路を阻んだ。
黒い生地のシャツに“白抜きの力”の一文字を纏う、額の広く薄い眉毛の男がロックの前で膝立ちとなる。
その男が、“政声隊”の暴力装置である“力人衆”の代表――間崎であるとロックが気付いた時には、顔面の潰れた鼻を機械の大地に沈めた。
「ブルース……そういえば、“へルター・スケルター”って、乗り移ったら攻撃的になるって聞いたけど!!」
サキが守護者である短髪の少女――“ライラ”――を召喚していう。
“ライラ”の右腕の細剣から放たれる、左からの一薙ぎ。
“指向性熱力”の剣圧により、両腕の“スウィート・サクリファイス”を力なく突き出す“政市会”の成れの果てである五人を叩き伏せた。
「俺も思い出した……これは一体!?」
ロックは右手を覆う“籠状護拳”を突き出した突進で、トルクをまとった亡者の一人の動きを止めた。
ロックより身長の高く、横に広い体型の男が斥力で体勢を崩す。
その中で空いた腹に右脚の蹴りをぶち込んだ。
ロックの攻撃で吹っ飛ぶ巨体の男が、後続の亡者三人をその体重で潰す。
トルクを纏った者や、“スウィート・サクリファイス”を纏った者達。
盲目とも言える正義を信じ、それにより盲目にされたという皮肉に、ロックの中で、心底反吐を吐きたい気持ちが芽生えだす。
「……“パトリキウス”が、“へルター・スケルター”が人間から学んだと言ったろう。認めたくないけど、共通の敵に対して協力することを学んだんだ!!」
ロックは回答せず、翼剣を順手で構える。
“迷える者の怒髪”による、墳進火炎の刃で亡者を十人ほど左から薙ぎ払った。
11人目の亡者の前で、ロックの刃が銀色にぶち当たる。
「うぅ、“ラハブ”……」
呻く“ケンティガン”の力に飢えた眼が、ロックの怒りに震える姿を映した。
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