おんなご。【R18】

あさだみく

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悠仁(後編)

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 東京の名所巡り、今話題の所から下町、果てはテレビ局まで悠仁が案内してくれた。

 悠仁の知り合いに会ったときにも誤魔化さずに彼女だって言っちゃって私だけアタフタしてると知り合いの人は冗談だと思ったのかにこやかに応対してた。

 まあそうだよね……男子の制服だし、でもちょっと残念かなあ……


 え?何で残念がってるんだ、私……



「何で回りに言っちゃうの!!噂になったらヤバくないの!?」


 悠仁が車の運転中に話しかけるけど普段私が乗ってる車よりエンジンの音が煩くてつい大声になる。


「あ!?よく聞こえないよだけど!」

「だからあ!なんで!みんなに!いっちゃうの!?かのじょって!!」

「だってオジサンに認められたから彼女じゃん?皆に言いたくなるでしょ?」

「私付き合ってる人いるんだけど……」


 しかも男1、女2ですけど。


「マジ!?まあ……いたところでオレが勝てば良いわけだから問題ないんじゃない?」

「 悠仁俳優なんでしょ?週刊誌とか不味いんじゃないの?高校生と淫行って書かれないの!?」

「淫行にはならないんじゃない?親の承諾は得てるし、週刊誌に出たら出たで公認になるし、心配しなくていいよ?」


 心配するでしょ?普通……取り越し苦労なのかなあ?



 辺りが暗くなってきてパパのマンションに送る前に夕食を食べるって言って連れて行かれたのはお忍びとかで利用しそうな高級料亭だった。


「こちらで御座います、ごゆっくりおくつろぎくださいませ。」

「………」


 案内されたのは和風の家に優るとも劣らない何百年も続く旅館の一室みたいだ。


「……ここ、高いんじゃないの?大丈夫?」

「大丈夫だよ、オジサンの紹介だしお金も払ってくれてるみたいだから。」

「……そうなんだ。」


 辺りを見回すと高そうな壺とか掛軸とかが飾ってあった、家にもあるけどあんまりじっくり見たことなかったので面白い。


「キミの事色々聞かせてくれない?目が覚めてから今までの事をさ……」

「あ、うん。いいよ………」


 また頷いてしまった……全部話すのは躊躇ったが細かい事は置いて、勇治さんの所で千景として暮らしていたこと、お婆様に言われて久曽神高校に入学したこと、友達の事、取り巻きって言うかそういう人達が出来ちゃってた事などを話した。勿論記憶がない事や多重人格なのは黙る事にした。


 悠仁だと大人なのか何でも話せちゃうしそれを黙って聞いてくれてた。

 食事が終わりふと会話が途切れた、悠仁はじっとこっちを見ている……


「………どうしたの?」

「いや、オジサンと似てないと思ってさ……」

「……そりゃ、血が繋がっていないからね。お母さんの再婚相手だから……」

「だからえっちしてるの?」

「そんなことも喋ったの!?」

「ははっ、カマかけてみただけだけどやっぱりそうだった?」

「………悪い?お父様……パパが好きだからしてるだけだよ、それが悪いことなの? 「いや、悪い事とは言わないけど……それは本当に陽斗……今のキミの本当の気持ちなの?」

「………どういう意味?何か知ってるの?今日初めてじゃないよね?前にも会ったことあるの?」

「……オレが話す事じゃないかも知れない……だから言わないけど今日初めてじゃない、キミと会ったのは…」


 悠仁は隣に座ってまた見つめてきた、真剣な眼差しで……


「オレが小学生……中学に上がる前の時だったかな、オヤジの主催のパーティーがあってさ。そこにキミ……小さい頃の陽斗も来てた。」


 昔、悠仁は陽斗君と会ってたんだ……


「印象に残っててさ、大人に囲まれてその年のぐらいの頃なら甘えたりはしゃいだりしてるのにじっと静かにしててさ、オジサンに色々言われて従ってる感じがしたよ。まあ子供だったらそれでもいいのかも知れないけどさ……」

「………何が言いたいの?意味わかんない!」


 悠仁は口をキュッと結んで困っていた、言うか言わないか迷ってるみたいだ。


「はっきり言うとさ、今でもオジサンの言うことを聞きすぎな所があるんだよね。オレが言うのもなんだけどあの人裏があるかな、何か隠してる気がする……」


 頭にカチンと来てテーブルを叩く、皿が少し落ちてしまった。でもそれを気にせず立ち上がろうとすると悠仁に腕を掴まれ止められた。


「……まあ待ってよ……怒るのも無理はないかも知れないけど最後まで 話を聞いて……」


 頭に血が上るのを押さえて再び座る、目は睨み付けたままだ。


「そのオジサンがオレに陽斗と付き合えって言ってきた、何考えてるかわかんないけど従ってる振りをして動向を探ろうと思ってる。」

「………探って、どうするの?パパを……会社を陥れたいの!?」

「いや、逆に其を阻止したいと思ってる……ウチのオヤジがらみだと思う……」

「悠仁の……お父さん?」

「ああ、さっき言ったけど政治家でさ、大臣なんだけどそのオヤジも裏で何してるんだかわからない。二人して結託してるのは間違いないんだが証拠がない……だから陽斗に協力して欲しいんだ……」

「協力って……何をすればいいの?」

「付き合ってる振りをすればいい、まあ本当に付き合ってもいいけど?」

「なっ!?付き合わないって……振りでいいんでしょ、分かったわよ……」

「ははっ♪ああ、それでいいよ。それともうひとつ……」

「……なに?」

「今日1日一緒にいて思ったんだけどさ、陽斗……千景だったか……普段取り巻きとかに命令するでしょ?」

「うん、まあね……」


 他の人格がしてるけど私もしてるなあ……


「でも本当は命令されたいんじゃない?そうされると安心するんでしょ?」


「うん、まあそうかも……逆らえないっていうか……今日もパパの言葉に否定できなかったし……つい頷いちゃうかも……」

「流されるタイプだ、じゃあオレが命令してあげるよ……」

「はあ!?何言っとんの?」


 つい名古屋弁が出てしまい声を荒げてまた睨む、でもドキドキしていて悠仁の顔がマトモに見れなくなり目を反らす……


「それ名古屋弁?面白いね、オマエが命令されると安心するならオレがしてやるよ。」

「好きな人ならともかくいくらなんでも今日会ったばっかの人にそんなん言われても『はい』って言える訳にゃあでしょう!?」

「そうか?じゃあ仲良くなればいいの?」



 悠仁に肩を掴まれ、そのまま畳に押し倒される。


「やっ……!は、離してよっ!!」

「離さないよ……」


 制服のネクタイを取られてカッターシャツのボタンを外される、薄いシャツとブラはしてたけどそれすら一気に捲り上げられた!


「結構あるね、胸……」

「ううっ……」


 抵抗してみるものの力で大人には敵わないので直ぐ様力が抜けてしまう……


「抵抗しないの?じゃあいいんだ、続けても?」


 私は否定も肯定もせずに顔を横に向けたまま黙る。それを了承と受け取ったのか悠仁は乳首を舐め始めた……


「硬くなってるよ?寒いとかじゃなくて感じてる?」

「…………」

「だよね?コリコリしてるよ、千景……」


 名前を呼ばれると身体が反応してピクンと微かに動いちゃう……

 舐められ続け、言い訳出来ないくらいに乳首が硬くなってきた。もう息が当たっただけでも身体が反応してる……


「ふぅ……ふぅ……」

「別に声だしてもいいんだよ?この料亭は偉いエロい人がよく使う所でさ、融通が利くから暫く誰も来ないように言ってあるから。」


 そう言われても声を出せる訳がない、じっとしたままになってしまう。


「ここも……湿ってる?」


 手が股間を抑えズボン越しに擦られる、もう下着はべちゃべちゃになってた。


「気持ち悪いんじゃない?脱いで……」


 悠仁は一旦私から退いてくれる、溜め息を吐きながらも立って言われるがままに制服を脱いだ……


「やっぱり大人しくなったね。好きなんでしょ?命令されるの……」


 そうだけど言われるのは好きじゃない、裸のまま床に寝転がる。畳の後が付いちゃうかな……座布団を丸め頭に敷いた。暖房が効いているとは言え床下は冷えている……


「綺麗だよ、千景……もうヌルヌルになってる、千景のココ……オジサンじゃなくても濡れるんだ?」


 脚を少し曲げたまま股を開かされて周りに指がまるで蟲が這うかの様に這いつくばる、力を入れられずに触ってきてそれが何とももどかしい。


「ドコがいい……ココ?」


 軽く割れ目を擦られる……


「ココかな……」


 指を膣内に入れられる……


「それとも……ココ?」


 ビクンっ!!

 クリトリスを潰すように触られ、弄られる……身体が跳ねてブルブルと震える。


「やっぱココか?キモチイイんでしょ?声だして、可愛い声を聞かせてよ……」


 手で口を押さえて首を横に振る、その行為をニヤつきながらクリを弾くように弄る。おまんこから我慢できないと言わんばかりに液が溢れてくるのがわかる……


「ほら……どんどん溢れてくる……触って欲しくてたまらないんじゃない?」


 押さえている口元から吐息が漏れる、手の動きが速くなると息が粗くなってくる、自然に指に合わせて腰が浮いちゃう……


「もう我慢できないんでしょ?じゃあ口を手じゃなくて塞いであげるよ……」


 両腕を抑えられ唇を唇で抑えられる、悠仁の手は下を攻め続け舌は上を攻めて来ていた。

 咥内に舌が入って来てもゆっくりと練る様に舐め上げられるだけで頭の中が真っ白になり何も考えられなくなってしまう。


「美味しいよ、千景の唾液……オレのは美味しいか?」


 そう言われ唇を離される、自分の指を噛えてその指を私の口に入れた。


「美味しそうに咬えるじゃんか、綺麗に舐めて?」


 悠仁の太い指をおちんちんを舐めるようにするとそれだけでドキドキしておまんこが疼いてしまう……


「オマエの唾液でベタベタだよ、コレも舐めたい?」


 ファスナーを開けてそこからまだ軟らかそうなおちんちんを出した、この状態でも大きい……舐めたい衝動に駆られる……


「舐めてよ……」


 それをそっと手に取りゆっくり擦る、少しずつ硬くなる……根元を持ちながら下から上に舐め上げるように先っぽを舐めた。


「ん……上手いよ、千景……もっと強く吸ってみて……」


 今度は先っぽを包み込むように咬え、頬を窄つぼめると咥内の唾液が溢れる。先っぽの下敷きになった舌をちょっと動かした。


「うっ!?ううっ……いいよ、そのまま舐めて……」


 手に持ったままブルブルと振りながら上から下から色んな角度で舐めてみた、面白くて暫く舐め続けた。


「ハアハア……もういいよ……ちょっと待って……」


 急に離されて物足らなそうにしてたのか履いていたスラックスを脱ぎ捨て下半身だけ裸になる悠仁……


「コレ……欲しいんでしょ?堪らない顔してるよ……お願いしなきゃ……?」


 咥内が唾液で一杯で喋り難い、でも確かにそこにあるものが欲しくて堪らない……


「どうしたの?要らない?コイツもうガチガチになってるんだけどな……」


 欲しい……おちんちんが、正直誰のでもいいくらいに子宮で物を考えていた。

 でも後々の事を考えると頭の中で危険信号が光る……


「欲しい…です、おちんちんが……私の…おまんこに……下さい……」


 誘惑に負けた私を見てニヤリとした悠仁は私を寝かして熱いきり立つ肉棒を膣口に押し付ける……


「じゃあオレの言うことを聞けよ?付き合ってる事にしてオヤジ達の陰謀を暴く手伝いをしてもらうからな?別に男装してたって構わないよ。誰が何て言っても大事なのは自分の気持ちなんだからさ。」


 駄目……惚れちゃいそう……不味いのは解ってるのに……


「わかった……わかったから……だから……おちんちん……入れてぇ……」


 慣れているのか直ぐに奥まで硬いモノが滑るようにして押し入ってきた。


「ひ……いっ……」

「どうしたの?欲しかったんでしょ?オレのチンポが……」

「う……うんっ……コレが……欲しかったのぉ……っ」

「たっぷり味わえよっ!」


 いきなり激しく腰を打ち付けてくる悠仁、パンパンと室内に音が響いて腰が、膣内が熱くなる。


「どう?オジサンのと比べてオレのチンポは?」


 そう言われても返答できない、黙ってると動かしていた腰をわざと止めて言うのを待ってる……ズルい……


「………悠仁のが……いいの……もっと……して?」

「ドコがどんな風にいいのか言わないとね?」

「意地悪……硬くておっきいおちんちんがいいとこに当たって気持ちいいの……」

「ココか…っ…?」


 ズンッ!奥に先っぽが当たる感覚……自分の身体が痙攣けいれんするのがわかる……


「ココが千景のキモチイイとこかあ?」


 上側を擦るように腰を突かれる、痙攣が止まらない。なるべく声を挙げない様にまた手で口を押さえても悠仁が動く度に吐息が漏れてしまう……


「は…あ…う…」


 両手を取られたまま腰だけ動いてる……私も自然に腰が動いてる……


「キモチよくなってきた?腰動いてるよ、ほら……大きな声……出しちゃえよ……」


 耳元で囁かれるとゾクッとしてもう我慢できなくなる……声が出ちゃう……


「ううっ……あ…う…ああんっ……あっ……ああっ……」


「ほら、可愛い声出てきた……もっと出して?命令だよ?」


 腕立て伏せみたいにして腰を打ち付けてきた、全体重がかかってきて思わず背中にしがみつく。

 めいれい……やっぱりその言葉に弱い……


「うあっ!あっ!ああああんっ!!!!!」


「オレも興奮してきた……見ろよ、繋がってるとこ…」


 腕を引っ張られ起き上がると悠仁のおちんちんを私のおまんこが呑み込んでいる……


「やだあっ……恥ずかしい……」

「恥ずかしいって言ってもずっぷりと入ってるじゃん、オマエの中に…咬えこんで離したくないって言ってるぞ?」

「言わないでぇっ……」


 また恥ずかしくなり悠仁の胸に顔を埋める、顔が見れない……

 膝の上に座ったまま、繋がったままで動き出した。


「やっ……あっ……ああん……この方が……奥まできちゃうよぉっ……!」

「いいじゃん、キモチよくなりたいだろ?逝ってもいいぜ?」

「あっ!あ!ナカは……嫌あっ……」

「仕方ないな、じゃ起き上がって後ろ向けよ。」


 息を切らしながら中腰になると脇を掴まれまた挿入してきた……腰が嬉しそうに揺れた。


「ああっ……はあっ……はあっ……」

「そろそろ出すからな?イッちゃえ……大きな声でな?」


 胸を掴まれ、耳を甘噛され、吐息が項うなじに当たる……全身が魚籠ついて痺れてくる……


「しゅごいっ……いっぱい……くるよおっ……」

「うっ……千景のマンコ……ギュウギュウに締め付けてきた……」

「はあっ…い……イキ……そおっ……お尻に……精子掛けてえっ!!」

「ハア……ハア……うっっ!!!」

「あ!あ!ああっ!!!」





 意識が跳んで……見えたのは……女の人……何処かで視たような……





「おい……千景……」


 秋……?じゃない……

 悠仁……?


「気がついたか?早く帰らないとオジサンに怪しまれるから起きろよ。」

「………うん。」



 久し振りに見た、昔の記憶……あれが……あの人が……



 私を殺した人……

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