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最強天使、青春の現場を眺める
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翌朝。バスの後部座席に揺られながら、俺と遊は陸上部の練習へ向かった。昨日は渋谷に行くはずが、栃木へ落下。迷子に、温泉に、マジックに、それなりに疲れていたはずだが、俺は夜中に目を覚ましてしまった。原因は、遊のイビキである。
まるで、深夜工事でも始まったかのようなブルドーザー級の爆音。しかも、ベッドで寝ていたはずの遊が、俺の隣に転がり、両手を上げてバンザイのポーズで熟睡していた。……落ちたのだろうか?ベッドの中央に枕が置かれていたことを不思議に思ったが、寝ている間に遊が暴れすぎて、位置が定まらないようだ。
「俺さ、東京の大学に行きたいんだよね!」
「おお、そうなのか」
突然飛び出した遊の宣言。聞けば、高校は進学志望の生徒が多く、教師陣のサポートも手厚いと評判らしい。
「栃木も大好きだけどね! 東京は暮らしたらどんな感じだろうなあ」
バスの車窓から外を眺める遊。高い鷲鼻に、透き通るような茶色い瞳。遊は栃木で生まれ育っているが、辿って行くと案外、日本を飛び出し外国にルーツがあるかもしれぬ。上界では、成人していない天使は白い衣を身に纏うのが習わしだが、遊も似合いそうだ。……もっとも、彼が上界か、または天国へ誘われるのは、まだまだ遥か遠い未来の話だろうが。
「東京って冷たいって言われるけどさ、全然そんなことなくて。ちっちゃい頃に家族旅行で夢の国に行ったとき、俺迷子になっちゃったんだけど。知らない人たち、みんな優しくしてくれてさ!」
思いを馳せていた俺だが、遊の言葉に引き戻された。夢の国……ん?
「遊よ」
「うんっ?」
「それは、アメリカ生まれの有名キャラクターが大集合した、巨大な城がそびえるあのテーマパークのことか?」
「そうそう! あ、ここで降りるよ!」
そこは東京じゃなく、千葉だぞ。なぜ、天使の俺のほうが把握してるんだ。とはいえ、俺も方向音痴がゆえ迷子になり、こうして高校を眺めながら遊の隣を歩いている始末だ。指摘する資格などない。
「あっ! 力也先輩だ! せんぱあーい!」
遊が嬉しそうに駆け出し、校門近くで手を振る青年へハイタッチを求めた。陸上部にしては色白の力也くんは、黒髪をさらさらとなびかせ、歩み寄った俺をじっと見上げた。
「はじめまして。遊の……親戚の方でしょうか?」
華奢な身体に、穏やかな声。吸い込まれるような、真っ黒い瞳である。
「この人は、俺の友達のサミュエルさんです! 昨日からうちにお泊まりしてるんです!」
力也くんは微笑み、少し上目遣いで俺に挨拶をした。
「森力也です。よろしくお願いします」
——なんということだろうか。
「力也先輩のこと、俺めっちゃ大好きなんです! 陸上部に入ってよかったあ!」
遊の無邪気な発言に、力也くんは屈託のない笑顔を見せる。思わず目を奪われる魅力的な表情だ。長いまつ毛が、どこか妖艶さを漂わせている。……だが。
力也くんの頭上に浮かぶ数字は、三桁に届きそうな【96】である。6が明滅し、5に減りそうな気配はあるが……どうだろうか。
「あの……?」
不安そうな表情を見せる力也くん。俺としたことが、言葉を失ってしまった。このような数字は、今までのミッションでも多数見てきたはずなのだが。栃木に訪れてからは、初めてかもしれぬ。
「すまない。あまりに美しい黒い瞳だったものでな」
「ありがとうございます。サミュエルさんこそ、すごく綺麗な瞳ですよ?」
遊が俺と力也くんを交互に眺め、おもむろに校舎を指さした。
「サミュエルさん、暑いから校舎の中から見てたら?」
一階、二階、三階の窓から、生徒の家族らしき人々が校庭を覗いている。
「俺も入っていいのか?(不法侵入疑惑×2)」
「うん! 先生にも話しておく!」
「遊ったら、僕には敬語なのに。サミュエルさんには、敬語を使わないの?」
その言葉に遊は笑い、力也くんの腕に絡みついた。遊はべたべたと誰かにくっつくのが好きなようだ。力也くんは慣れっこなのか、そのまま二人は部室へ向かった。俺は案内の通り、一階の教室へ。ほかの家族に紛れ、広々とした校庭を眺める。サッカーゴール、揺れる木々、大中小の鉄棒、あの網の向こうはプールだろうか。
——天使みたいな先輩ならいるんだけどなあ。でも、俺を救わないとダメですよね?——
……あれは、力也くんのことだったか。だが、俺は彼の前に舞い降りたわけではない。どうにもできぬのだ。天使という職務の、最も歯がゆいところである。
「サミュエルさん! 来てたんですね!?」
後ろから少女の声が聞こえ、俺は振り返った。久美ちゃんが廊下から手を振っている。
「おお。久美ちゃんも部活か」
すると周りにいた友人たちが俺を見上げ、キャーキャー騒ぎ始めた。
「えっ!? 久美の叔父さんっ!?」
「名前なんですか!?」
「目、カラコンじゃないですよね!?」
一気に話しかけてくるぞ。女子のマシンガントークにはいつも圧倒される。これはどの国でも同じだ。イタリアではマンマたちがレストランで手を叩いて爆笑し、アメリカではポテト片手に女子高生が早口で喋り続けていた。
「もー、みんな落ち着いてよ! サミュエルさんは、遊くんのお友達だよ」
久美ちゃんが制したが、友人らの勢いはとどまることを知らぬ。
「『遊くん』って美浜くん? 外国人の天使みたいだよね!」
「お兄ちゃんは黒髪で、ちょっとクールっぽいんだよね!?」
「何で知ってんのー!? ギャハハッ!」
喉を壊しそうな笑い方である。声帯が強いんか。
「ちょっと落ち着いてってば! サミュエルさん、私吹奏楽部なんです。屋内だから、陸上部より練習開始が遅くて……」
久美ちゃんが校庭に視線を移した。俺も振り返ると、遊が全力で走り込んでいる。そのスピードは驚異的だ。オリンピックに出られるんじゃなかろうか?さすが、忍者の血を引いているだけある(予想)。
水分補給をしたり、励まし合ったり。陸上部はみんな、仲が良さそうだ。
「遊くん足速いけど、スポーツで将来を目指すつもりはないみたいで」
「うむ。大学進学が目標だと聞いたぞ」
「すごいなあ……。二年の私よりも、未来をちゃんと考えてるや」
久美ちゃんが少し困ったように笑っている。高校二年生の夏か。青春真っ只中だな。
「やりたいことがまだ見つからずとも、焦る必要はないぞ」
騒いでいた周りの友人らも静かになり、久美ちゃんと共に俺の言葉に耳を傾けた。俺はそれぞれの少女に視線を送り、ゆっくりと頷いた。
「ピュアな学生諸君。進学後に目標を見つける者もいれば、社会人になったのち、『これが自分の道だ』と気づく者もいる。人生は長いのだ。案ずるな」
俺の未踏の領域も数知れず。それをこの地、栃木で強く感じている。
「サミュエルさん、尊い!」
全員で拍手をしている。ははは。そんな大げさなものではないぞ?
「もう一回、さっきのキメ台詞言ってください!」
「……え?」
「フッみたいな、キメ顔も一緒に!」
——キメ台詞、キメ顔。
いやあの……だいぶ恥ずかしいんだが。
「……そ、そういうのは不得意だ」
咳払いをして顔を横にそむけると、久美ちゃんと友人らの笑い声がさらに大きくなった。
「えー! サミュエルさん、可愛い!」
「もう一回、いまの照れ笑い見せてください!」
最強天使、墓穴を掘るのもまた得意らしい。
——続く——
まるで、深夜工事でも始まったかのようなブルドーザー級の爆音。しかも、ベッドで寝ていたはずの遊が、俺の隣に転がり、両手を上げてバンザイのポーズで熟睡していた。……落ちたのだろうか?ベッドの中央に枕が置かれていたことを不思議に思ったが、寝ている間に遊が暴れすぎて、位置が定まらないようだ。
「俺さ、東京の大学に行きたいんだよね!」
「おお、そうなのか」
突然飛び出した遊の宣言。聞けば、高校は進学志望の生徒が多く、教師陣のサポートも手厚いと評判らしい。
「栃木も大好きだけどね! 東京は暮らしたらどんな感じだろうなあ」
バスの車窓から外を眺める遊。高い鷲鼻に、透き通るような茶色い瞳。遊は栃木で生まれ育っているが、辿って行くと案外、日本を飛び出し外国にルーツがあるかもしれぬ。上界では、成人していない天使は白い衣を身に纏うのが習わしだが、遊も似合いそうだ。……もっとも、彼が上界か、または天国へ誘われるのは、まだまだ遥か遠い未来の話だろうが。
「東京って冷たいって言われるけどさ、全然そんなことなくて。ちっちゃい頃に家族旅行で夢の国に行ったとき、俺迷子になっちゃったんだけど。知らない人たち、みんな優しくしてくれてさ!」
思いを馳せていた俺だが、遊の言葉に引き戻された。夢の国……ん?
「遊よ」
「うんっ?」
「それは、アメリカ生まれの有名キャラクターが大集合した、巨大な城がそびえるあのテーマパークのことか?」
「そうそう! あ、ここで降りるよ!」
そこは東京じゃなく、千葉だぞ。なぜ、天使の俺のほうが把握してるんだ。とはいえ、俺も方向音痴がゆえ迷子になり、こうして高校を眺めながら遊の隣を歩いている始末だ。指摘する資格などない。
「あっ! 力也先輩だ! せんぱあーい!」
遊が嬉しそうに駆け出し、校門近くで手を振る青年へハイタッチを求めた。陸上部にしては色白の力也くんは、黒髪をさらさらとなびかせ、歩み寄った俺をじっと見上げた。
「はじめまして。遊の……親戚の方でしょうか?」
華奢な身体に、穏やかな声。吸い込まれるような、真っ黒い瞳である。
「この人は、俺の友達のサミュエルさんです! 昨日からうちにお泊まりしてるんです!」
力也くんは微笑み、少し上目遣いで俺に挨拶をした。
「森力也です。よろしくお願いします」
——なんということだろうか。
「力也先輩のこと、俺めっちゃ大好きなんです! 陸上部に入ってよかったあ!」
遊の無邪気な発言に、力也くんは屈託のない笑顔を見せる。思わず目を奪われる魅力的な表情だ。長いまつ毛が、どこか妖艶さを漂わせている。……だが。
力也くんの頭上に浮かぶ数字は、三桁に届きそうな【96】である。6が明滅し、5に減りそうな気配はあるが……どうだろうか。
「あの……?」
不安そうな表情を見せる力也くん。俺としたことが、言葉を失ってしまった。このような数字は、今までのミッションでも多数見てきたはずなのだが。栃木に訪れてからは、初めてかもしれぬ。
「すまない。あまりに美しい黒い瞳だったものでな」
「ありがとうございます。サミュエルさんこそ、すごく綺麗な瞳ですよ?」
遊が俺と力也くんを交互に眺め、おもむろに校舎を指さした。
「サミュエルさん、暑いから校舎の中から見てたら?」
一階、二階、三階の窓から、生徒の家族らしき人々が校庭を覗いている。
「俺も入っていいのか?(不法侵入疑惑×2)」
「うん! 先生にも話しておく!」
「遊ったら、僕には敬語なのに。サミュエルさんには、敬語を使わないの?」
その言葉に遊は笑い、力也くんの腕に絡みついた。遊はべたべたと誰かにくっつくのが好きなようだ。力也くんは慣れっこなのか、そのまま二人は部室へ向かった。俺は案内の通り、一階の教室へ。ほかの家族に紛れ、広々とした校庭を眺める。サッカーゴール、揺れる木々、大中小の鉄棒、あの網の向こうはプールだろうか。
——天使みたいな先輩ならいるんだけどなあ。でも、俺を救わないとダメですよね?——
……あれは、力也くんのことだったか。だが、俺は彼の前に舞い降りたわけではない。どうにもできぬのだ。天使という職務の、最も歯がゆいところである。
「サミュエルさん! 来てたんですね!?」
後ろから少女の声が聞こえ、俺は振り返った。久美ちゃんが廊下から手を振っている。
「おお。久美ちゃんも部活か」
すると周りにいた友人たちが俺を見上げ、キャーキャー騒ぎ始めた。
「えっ!? 久美の叔父さんっ!?」
「名前なんですか!?」
「目、カラコンじゃないですよね!?」
一気に話しかけてくるぞ。女子のマシンガントークにはいつも圧倒される。これはどの国でも同じだ。イタリアではマンマたちがレストランで手を叩いて爆笑し、アメリカではポテト片手に女子高生が早口で喋り続けていた。
「もー、みんな落ち着いてよ! サミュエルさんは、遊くんのお友達だよ」
久美ちゃんが制したが、友人らの勢いはとどまることを知らぬ。
「『遊くん』って美浜くん? 外国人の天使みたいだよね!」
「お兄ちゃんは黒髪で、ちょっとクールっぽいんだよね!?」
「何で知ってんのー!? ギャハハッ!」
喉を壊しそうな笑い方である。声帯が強いんか。
「ちょっと落ち着いてってば! サミュエルさん、私吹奏楽部なんです。屋内だから、陸上部より練習開始が遅くて……」
久美ちゃんが校庭に視線を移した。俺も振り返ると、遊が全力で走り込んでいる。そのスピードは驚異的だ。オリンピックに出られるんじゃなかろうか?さすが、忍者の血を引いているだけある(予想)。
水分補給をしたり、励まし合ったり。陸上部はみんな、仲が良さそうだ。
「遊くん足速いけど、スポーツで将来を目指すつもりはないみたいで」
「うむ。大学進学が目標だと聞いたぞ」
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久美ちゃんが少し困ったように笑っている。高校二年生の夏か。青春真っ只中だな。
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俺の未踏の領域も数知れず。それをこの地、栃木で強く感じている。
「サミュエルさん、尊い!」
全員で拍手をしている。ははは。そんな大げさなものではないぞ?
「もう一回、さっきのキメ台詞言ってください!」
「……え?」
「フッみたいな、キメ顔も一緒に!」
——キメ台詞、キメ顔。
いやあの……だいぶ恥ずかしいんだが。
「……そ、そういうのは不得意だ」
咳払いをして顔を横にそむけると、久美ちゃんと友人らの笑い声がさらに大きくなった。
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