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最強天使、花より団子
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「おはようございまーす! 一泊旅行なんて、すっごく嬉しいです!」
甘いシャンプーの匂いを漂わせ、ポニーテールの久美ちゃんが遊の隣に腰を下ろした。肩がふんわりとした白のブラウスに、ピュアな笑顔。頭にティアラでも乗せれば、国民から愛されるプリンセスの完成だ。
遊は口を半開きにし、体を縮めて車窓と向かい合った。両手でバンバンッ!と窓ガラスを叩いて悶絶している。恐らく緊張しながら「久美様!」と叫び、笑われる展開が待っているだろう。
「く、久美姫! 本日は、よろしくお願いします!」
姫だった。どちらにしろ、体がガチガチの遊である。
「私、ゆばはぐるぐるしてるのが好きなんだ!」
「しのぶさん、私もです!」
「久美ちゃんも!?」
出発してすぐに、久美ちゃんとしのぶちゃんの話し声が車内で弾ける。
はて。ゆばがぐるぐるとは……?ワンダーランド栃木の生産とて、ゆばが自ら回転するとは思えんぞ。レディの会話は不可思議だが、あとから腑に落ちる部分がある。ぐるぐるゆばの謎は、いずれ解決するだろう。
穏やかに車道を進む車だが、力也くんは両手でシートベルトを握りしめ、やや緊張気味である。酔わぬか心配なのだろうか。
「力也くん、寝ててよいぞ?」
「あ、はい。ありがとうございます」
車窓に流れる栃木の景色。日光に向かって走る道沿いには、青々とした田んぼが広がっている。水面が光を反射し、その向こうには平家の屋根がぽつぽつと顔を出している。
赤信号で停車するたび、力也くんが細く開けた窓の隙間から、セミの鳴き声が流れ込んでくる。真夏だ。そうだろう?春を口笛で吹き続ける遊よ……。
「力也くん、よかったらこれ食べて?」
久美ちゃんがリュックを開き、細長い箱を取り出してシャカシャカと振った。
おや?バレットが毎回購入後に息をのみながら開封している、チョコボールでは。キョロキョロの目玉を持つ鳥のキャラクターが人気らしく、幸運な者はおもちゃの缶を手に入れられるのだとか。
やたらと詳しいことにお気づきだろうか。とある日、その幻の缶詰めが当たる確率を、バレットが必死に計算していたのを見かけたのだ——。
「バレットよ、なんの方程式だ?」
「金、銀、どちらの……」
斧でも湖に落としのだろうかと疑ったが、どうやら違ったようだ。
日本に舞い降りるたび、バレットは二箱購入している様子。いまだに彼のガッツポーズを見たことはないが、欲しいからといって買い占めるのはロマンがない。偶然によって起こる奇跡こそ、喜びなのだ。
「久美ちゃん、どうもありがとう」
力也くんが体を起こし、手のひらを出した。小さな手で、久美ちゃんが出したチョコボールの粒を受け取っている。
「いろは坂、私もたまに気持ち悪くなっちゃうの。酔っても気にしないでね?」
久美ちゃんの優しい言葉に、穏やかに頷く力也くん。なんと面倒見のいい少女だ。これは、遊が惚れるのも納得……。
む?いろは坂?
「サミュエルさんも食べますか?」
「おお、ありがとう」
俺は数粒のチョコボールを口に放り込んだ。ナッツとチョコのこの風味。赤ワインが欲しくなるところだが、腕を組んで記憶をたどろう。
いろは坂。確かに聞いた覚えがあるのだが……?
「あとね、パイもあるの! 私、お菓子いっぱい持ってきちゃった。遊くんもいる?」
「ありがとう!」
久美ちゃんは力也くんへ、緊張がほぐれた遊へ、しのぶちゃんへと、次々とチョコレートのパイを渡した。甘党の俺はもちろん受け取ったが、個包装のそのパイには『エンゼル』の文字が。ほう。天使のパイか。ははは。
チョコレートのパイをかじった遊が、体をねじらせて振り返った。片方でパイを持ち、もう片方の手は翼を羽ばたかせるような動きをしている。
純粋無垢なその笑顔。なぜだ、デジャヴのようだが……お、おい!まさか!
「サミュエルさんがこのパイ食べたらさ、エンゼルがエンゼ——ぶっふぉおッ!!」
遊、自分の顔を自分の手のひらで押さえた。どうやら、言い終える前に気付いたようだ。
「キャハハッ! 遊くんったら、どうしたの!?」
意味がわからぬ久美ちゃんは腹を抱えて笑い、力也くんもつられて笑っている。俺は微笑むしかないという。
遊よ。お前と一緒にいると、毎日が光の速さで過ぎて行き、そして急カーブのように——。
!!!
思い出したぞ!以前、バレットがいろは坂について、資料を読み上げていたではないか!
「東照宮から、中禅寺湖や華厳の滝を一度に訪れるには、いろは坂を通る必要がございます。いろは坂は急勾配で知られておりますが、特に有名なのは、四十八か所もの急カーブがある点でございます」
「ははは。まるで、遊園地のジェットコースターではないか」
まるで、遊園地のジェットコースターではないか……
遊園地のジェットコースターではないか……
ジェットコースターではないか……
エコーで遊んでいる場合ではない。し、しまった!力也くんが落ち着かない様子なのはそのためだったか!
「力也くん、すまない!」
「え?」
力也くんが驚いたように、黒い瞳で俺を覗く。
「いろは坂を失念していた! 東照宮だけでなく、中禅寺湖や華厳の滝も観たいとリクエストしたのは俺なんだ!」
両手を合わせて頭をしっかりと下げたが、唇にチョコレートをくっつけた力也くんは、口に両手をあてて楽しそうに笑った。
「僕、どこに行っても多少は乗り物酔いするので。お気になさらないでください」
「しかし……。以前『移動教室のバスで酔った』と聞いたが、あれはどこの話だったんだ?」
「あ、えっと。いろは坂でした……」
ぶっふぉおッ!
と、自分の顔を手のひらで掴みたいところだが、自粛。何をしているのだ、サミュエル!
これは予定変更だ。バレットがあれだけいろは坂周辺を調べていたということは、興味を持ってのことだろう。俺の次の休暇はいつになるかわからんが、後日、彼と共に訪れればよいではないか。
「蒼くん、せっかく計画を立ててくれたのにすまないが、日光駅周辺は食べ歩きも楽しめるのか?」
「はい。スイーツとかもありますよ」
「では、東照宮のあとはランチをし、そのまま食べ歩きツアーに徹するのはどうだろうか? みながよければの話だが……」
遊が素早く手を上げ、バックミラー越しに蒼くんも頷いた。
「さんせーい!」
「俺もいいですよ。グルメツアーのほうが喜びそうな二人もいますし……」
久美ちゃんとしのぶちゃんは、スマホであれこれ検索し、キャッキャと盛り上がっている。
「あの、サミュエルさん。本当にいいんですか……?」
「力也くん、気にするでない。どこに行くかでなく、誰といるかが重要なのだ」
口説いているようになったが、友達とて同様のことが言えよう。申し訳なさそうな顔をした力也くんが、ホッとしたように笑顔になった。
「私と久美ちゃん、揚げゆばまんじゅう食べたいんですけど、サミュエルさんはどうですか?」
「な、なにっ!? ゆばは、デザートとしても楽しめるのか!?」
花より団子を、身をもって示した俺である。
——続く——
読んでくださりありがとうございます!一月も後半になりましたが、完結はもう少し先になります。引き続き、応援をよろしくお願いいたします!^^
甘いシャンプーの匂いを漂わせ、ポニーテールの久美ちゃんが遊の隣に腰を下ろした。肩がふんわりとした白のブラウスに、ピュアな笑顔。頭にティアラでも乗せれば、国民から愛されるプリンセスの完成だ。
遊は口を半開きにし、体を縮めて車窓と向かい合った。両手でバンバンッ!と窓ガラスを叩いて悶絶している。恐らく緊張しながら「久美様!」と叫び、笑われる展開が待っているだろう。
「く、久美姫! 本日は、よろしくお願いします!」
姫だった。どちらにしろ、体がガチガチの遊である。
「私、ゆばはぐるぐるしてるのが好きなんだ!」
「しのぶさん、私もです!」
「久美ちゃんも!?」
出発してすぐに、久美ちゃんとしのぶちゃんの話し声が車内で弾ける。
はて。ゆばがぐるぐるとは……?ワンダーランド栃木の生産とて、ゆばが自ら回転するとは思えんぞ。レディの会話は不可思議だが、あとから腑に落ちる部分がある。ぐるぐるゆばの謎は、いずれ解決するだろう。
穏やかに車道を進む車だが、力也くんは両手でシートベルトを握りしめ、やや緊張気味である。酔わぬか心配なのだろうか。
「力也くん、寝ててよいぞ?」
「あ、はい。ありがとうございます」
車窓に流れる栃木の景色。日光に向かって走る道沿いには、青々とした田んぼが広がっている。水面が光を反射し、その向こうには平家の屋根がぽつぽつと顔を出している。
赤信号で停車するたび、力也くんが細く開けた窓の隙間から、セミの鳴き声が流れ込んでくる。真夏だ。そうだろう?春を口笛で吹き続ける遊よ……。
「力也くん、よかったらこれ食べて?」
久美ちゃんがリュックを開き、細長い箱を取り出してシャカシャカと振った。
おや?バレットが毎回購入後に息をのみながら開封している、チョコボールでは。キョロキョロの目玉を持つ鳥のキャラクターが人気らしく、幸運な者はおもちゃの缶を手に入れられるのだとか。
やたらと詳しいことにお気づきだろうか。とある日、その幻の缶詰めが当たる確率を、バレットが必死に計算していたのを見かけたのだ——。
「バレットよ、なんの方程式だ?」
「金、銀、どちらの……」
斧でも湖に落としのだろうかと疑ったが、どうやら違ったようだ。
日本に舞い降りるたび、バレットは二箱購入している様子。いまだに彼のガッツポーズを見たことはないが、欲しいからといって買い占めるのはロマンがない。偶然によって起こる奇跡こそ、喜びなのだ。
「久美ちゃん、どうもありがとう」
力也くんが体を起こし、手のひらを出した。小さな手で、久美ちゃんが出したチョコボールの粒を受け取っている。
「いろは坂、私もたまに気持ち悪くなっちゃうの。酔っても気にしないでね?」
久美ちゃんの優しい言葉に、穏やかに頷く力也くん。なんと面倒見のいい少女だ。これは、遊が惚れるのも納得……。
む?いろは坂?
「サミュエルさんも食べますか?」
「おお、ありがとう」
俺は数粒のチョコボールを口に放り込んだ。ナッツとチョコのこの風味。赤ワインが欲しくなるところだが、腕を組んで記憶をたどろう。
いろは坂。確かに聞いた覚えがあるのだが……?
「あとね、パイもあるの! 私、お菓子いっぱい持ってきちゃった。遊くんもいる?」
「ありがとう!」
久美ちゃんは力也くんへ、緊張がほぐれた遊へ、しのぶちゃんへと、次々とチョコレートのパイを渡した。甘党の俺はもちろん受け取ったが、個包装のそのパイには『エンゼル』の文字が。ほう。天使のパイか。ははは。
チョコレートのパイをかじった遊が、体をねじらせて振り返った。片方でパイを持ち、もう片方の手は翼を羽ばたかせるような動きをしている。
純粋無垢なその笑顔。なぜだ、デジャヴのようだが……お、おい!まさか!
「サミュエルさんがこのパイ食べたらさ、エンゼルがエンゼ——ぶっふぉおッ!!」
遊、自分の顔を自分の手のひらで押さえた。どうやら、言い終える前に気付いたようだ。
「キャハハッ! 遊くんったら、どうしたの!?」
意味がわからぬ久美ちゃんは腹を抱えて笑い、力也くんもつられて笑っている。俺は微笑むしかないという。
遊よ。お前と一緒にいると、毎日が光の速さで過ぎて行き、そして急カーブのように——。
!!!
思い出したぞ!以前、バレットがいろは坂について、資料を読み上げていたではないか!
「東照宮から、中禅寺湖や華厳の滝を一度に訪れるには、いろは坂を通る必要がございます。いろは坂は急勾配で知られておりますが、特に有名なのは、四十八か所もの急カーブがある点でございます」
「ははは。まるで、遊園地のジェットコースターではないか」
まるで、遊園地のジェットコースターではないか……
遊園地のジェットコースターではないか……
ジェットコースターではないか……
エコーで遊んでいる場合ではない。し、しまった!力也くんが落ち着かない様子なのはそのためだったか!
「力也くん、すまない!」
「え?」
力也くんが驚いたように、黒い瞳で俺を覗く。
「いろは坂を失念していた! 東照宮だけでなく、中禅寺湖や華厳の滝も観たいとリクエストしたのは俺なんだ!」
両手を合わせて頭をしっかりと下げたが、唇にチョコレートをくっつけた力也くんは、口に両手をあてて楽しそうに笑った。
「僕、どこに行っても多少は乗り物酔いするので。お気になさらないでください」
「しかし……。以前『移動教室のバスで酔った』と聞いたが、あれはどこの話だったんだ?」
「あ、えっと。いろは坂でした……」
ぶっふぉおッ!
と、自分の顔を手のひらで掴みたいところだが、自粛。何をしているのだ、サミュエル!
これは予定変更だ。バレットがあれだけいろは坂周辺を調べていたということは、興味を持ってのことだろう。俺の次の休暇はいつになるかわからんが、後日、彼と共に訪れればよいではないか。
「蒼くん、せっかく計画を立ててくれたのにすまないが、日光駅周辺は食べ歩きも楽しめるのか?」
「はい。スイーツとかもありますよ」
「では、東照宮のあとはランチをし、そのまま食べ歩きツアーに徹するのはどうだろうか? みながよければの話だが……」
遊が素早く手を上げ、バックミラー越しに蒼くんも頷いた。
「さんせーい!」
「俺もいいですよ。グルメツアーのほうが喜びそうな二人もいますし……」
久美ちゃんとしのぶちゃんは、スマホであれこれ検索し、キャッキャと盛り上がっている。
「あの、サミュエルさん。本当にいいんですか……?」
「力也くん、気にするでない。どこに行くかでなく、誰といるかが重要なのだ」
口説いているようになったが、友達とて同様のことが言えよう。申し訳なさそうな顔をした力也くんが、ホッとしたように笑顔になった。
「私と久美ちゃん、揚げゆばまんじゅう食べたいんですけど、サミュエルさんはどうですか?」
「な、なにっ!? ゆばは、デザートとしても楽しめるのか!?」
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