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第一章
マジカル☆リンちゃん:『今日はたのしいピクニック・・のはずなのに!?』
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空から、太ようの光がまぶしくリンちゃんをてらしていました。
しかしリンちゃんの目も負けずと、らんらんとかがいています。なぜなら今日は待ちに待ったピクニックの日だからです。
おべんとうとピクニックシートをリュックサックにつめこんで、水とうを首にさげて、るんるん気分でお家を出ました。
今日のピクニックは山のぼりです。
みんなで山をのぼって、ちょうじょうでお昼ごはんをたべるのです。リンちゃんはおべんとうがなにより楽しみでした。
おべんとうには、たくさんのおかずと、そしておにぎりが二つ入っていました。
リンちゃんは思わず「わあ」と声を上げました。リンちゃんはお母さんの作ったおにぎりが大好きだったからです。お母さんの作るおにぎりはなによりもおいしいのです。
リンちゃんのお家は魔女の家系、リンちゃんのお母さんも魔女なのです。お母さんの手は魔法の手で、お母さんがにぎったおにぎりは魔法の力でとびっきりおいしくなるのでした。
お昼ごはんの時間がおわって、帰り道です。
楽しいピクニックももう半分。少しさびしいきもちになってしまいます。
それは、川ぞいの道に出たときでした。とつぜん、地面が大きくゆれたのです。
そして川の水がぐるぐるとうずまきます。そのうずの中で、大きなかげがこちらをじいっとうかがっているのがみえました。地しんと、大きなかげにおどろいて、いっせいにさわぎ出す子どもたち。
(かいぶつだっ。たいへん、はやく変身しなきゃ!)
そう思ったリンちゃんは、いそいで道から外れた林の方へとかくれました。変身するところをみんなに見られるわけにはいきません。リンちゃんが魔法少女だということはぜったいヒミツだからです。
「マジカル☆リンちゃん参上! さあ、そこにいるかいぶつさん、さっさとすがたをあらわしなさい!」
『ふん、小娘が俺様に指図するんじゃねえよ』
川ぞこからひくい声がひびきます。そして川の水がざばん、と大きなしぶきをあげ、そこから大きなカエルがあらわれたのです!
「俺様は悪魔のヒキガエル、ベルゼブブフォー!」
「え、ちょ、まって、カエルーっ?」
とっても大きなカエルがリンちゃんをギロリとにらみます。リンちゃんは顔をすっかり青くしてしまっています。
(ど、どど、どうしよううう。私カエル大っきらいなのにいい……)
そうです、リンちゃんはカエルが大の苦手なのです。
「ふん、丁度腹すかしてたんだ。ガキどもまとめて昼飯にしてやるぜ」
そう言ってベルゼブがずんずんとクラスメイトたちに近づきました。
「だ、だめぇー」
リンちゃんはベルゼブの前に立ちはだかります。とってもコワイけど、ここでにげるわけにはいかないのです!
「ンだ小娘ェ、……ならいい、お前から先に喰ってやるぜ!」
(う、うう……、きもちわるいよお)
「ハハハハ、俺様の気迫に怖気づいてるのか!」
リンちゃんはすっかり、へっぴりごしです。しかしベルゼブはそんなことおかまいなしです、その大きな口を開いてリンちゃんを食べようとせまります。
「い、今だっ」
リンちゃんは魔法で川辺にある石を、ふわりとうかばせて、ベルゼブの口に放りこんだのです! 思わずそのまま石を、ごくり、とのみこんでしまったベルゼブ。
「う、うええっ。小娘がッ、何を喰わせたァ」
ベルゼブは苦しみます。そしてそのまま口から何かを吐き出しました。
てらてらと光る赤いものが口からふくれ上がっています。……胃ぶくろです。カエルはへんなものをのみこんでしまうと、胃ぶくろごとはき出してしまうのです。豆知識です。
(うひぇぇぇぇ)と、心の中でひめいを上げますが、おじけづいているヒマはありません。
「い、今のうちだよ! みんな、にげてっ!」
リンちゃんはさけびます。どうしてもカエルがコワイので、正面からたたかうのはあきらめて、ベルゼブが動けないうちにみんなをにがそうというのです。それがリンちゃんのせいいっぱいでした。
リンちゃんのおかげで、大きなカエルのかいぶつから、にげきれた子どもたち。
「……もう、おたまじゃくしはまだかわいげがあるのに、なんでカエルはあんなに気持ち悪くなっちゃうかなあ。もうずっとおたまじゃくしのままでいなさいよね!」
そう言わずにはいられないリンちゃんなのでした。
「うう……きぶんがわるい。早く変身を解いて落ち着かないと、もう、ゲロゲロしちゃいそうだよ」
こうして今日も、リンちゃんは悪いかいぶつから、みんなをなんとか守ったのでした。
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空から、太ようの光がまぶしくリンちゃんをてらしていました。
しかしリンちゃんの目も負けずと、らんらんとかがいています。なぜなら今日は待ちに待ったピクニックの日だからです。
おべんとうとピクニックシートをリュックサックにつめこんで、水とうを首にさげて、るんるん気分でお家を出ました。
今日のピクニックは山のぼりです。
みんなで山をのぼって、ちょうじょうでお昼ごはんをたべるのです。リンちゃんはおべんとうがなにより楽しみでした。
おべんとうには、たくさんのおかずと、そしておにぎりが二つ入っていました。
リンちゃんは思わず「わあ」と声を上げました。リンちゃんはお母さんの作ったおにぎりが大好きだったからです。お母さんの作るおにぎりはなによりもおいしいのです。
リンちゃんのお家は魔女の家系、リンちゃんのお母さんも魔女なのです。お母さんの手は魔法の手で、お母さんがにぎったおにぎりは魔法の力でとびっきりおいしくなるのでした。
お昼ごはんの時間がおわって、帰り道です。
楽しいピクニックももう半分。少しさびしいきもちになってしまいます。
それは、川ぞいの道に出たときでした。とつぜん、地面が大きくゆれたのです。
そして川の水がぐるぐるとうずまきます。そのうずの中で、大きなかげがこちらをじいっとうかがっているのがみえました。地しんと、大きなかげにおどろいて、いっせいにさわぎ出す子どもたち。
(かいぶつだっ。たいへん、はやく変身しなきゃ!)
そう思ったリンちゃんは、いそいで道から外れた林の方へとかくれました。変身するところをみんなに見られるわけにはいきません。リンちゃんが魔法少女だということはぜったいヒミツだからです。
「マジカル☆リンちゃん参上! さあ、そこにいるかいぶつさん、さっさとすがたをあらわしなさい!」
『ふん、小娘が俺様に指図するんじゃねえよ』
川ぞこからひくい声がひびきます。そして川の水がざばん、と大きなしぶきをあげ、そこから大きなカエルがあらわれたのです!
「俺様は悪魔のヒキガエル、ベルゼブブフォー!」
「え、ちょ、まって、カエルーっ?」
とっても大きなカエルがリンちゃんをギロリとにらみます。リンちゃんは顔をすっかり青くしてしまっています。
(ど、どど、どうしよううう。私カエル大っきらいなのにいい……)
そうです、リンちゃんはカエルが大の苦手なのです。
「ふん、丁度腹すかしてたんだ。ガキどもまとめて昼飯にしてやるぜ」
そう言ってベルゼブがずんずんとクラスメイトたちに近づきました。
「だ、だめぇー」
リンちゃんはベルゼブの前に立ちはだかります。とってもコワイけど、ここでにげるわけにはいかないのです!
「ンだ小娘ェ、……ならいい、お前から先に喰ってやるぜ!」
(う、うう……、きもちわるいよお)
「ハハハハ、俺様の気迫に怖気づいてるのか!」
リンちゃんはすっかり、へっぴりごしです。しかしベルゼブはそんなことおかまいなしです、その大きな口を開いてリンちゃんを食べようとせまります。
「い、今だっ」
リンちゃんは魔法で川辺にある石を、ふわりとうかばせて、ベルゼブの口に放りこんだのです! 思わずそのまま石を、ごくり、とのみこんでしまったベルゼブ。
「う、うええっ。小娘がッ、何を喰わせたァ」
ベルゼブは苦しみます。そしてそのまま口から何かを吐き出しました。
てらてらと光る赤いものが口からふくれ上がっています。……胃ぶくろです。カエルはへんなものをのみこんでしまうと、胃ぶくろごとはき出してしまうのです。豆知識です。
(うひぇぇぇぇ)と、心の中でひめいを上げますが、おじけづいているヒマはありません。
「い、今のうちだよ! みんな、にげてっ!」
リンちゃんはさけびます。どうしてもカエルがコワイので、正面からたたかうのはあきらめて、ベルゼブが動けないうちにみんなをにがそうというのです。それがリンちゃんのせいいっぱいでした。
リンちゃんのおかげで、大きなカエルのかいぶつから、にげきれた子どもたち。
「……もう、おたまじゃくしはまだかわいげがあるのに、なんでカエルはあんなに気持ち悪くなっちゃうかなあ。もうずっとおたまじゃくしのままでいなさいよね!」
そう言わずにはいられないリンちゃんなのでした。
「うう……きぶんがわるい。早く変身を解いて落ち着かないと、もう、ゲロゲロしちゃいそうだよ」
こうして今日も、リンちゃんは悪いかいぶつから、みんなをなんとか守ったのでした。
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