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第四章
4月29日(月):かつての想い
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【凛】
「あれ? 乗り換えって次の駅だったっけ?」
ふと、京一が聞いてきた。
いくら乗り慣れていない路線だからといって、乗り換えのタイミングくらいしっかり頭に入れておくべきだ。相変わらずこいつは、いつもどこか適当だ。
私は少し呆れつつ、次の次だと答えた。
県内の国立大学のオープンキャンパス。
私はその大学に進学を希望している。まだ二年生とはいえ、確実に受験する大学ならば今の内からでも見学に行っておくべきだと思った。
始めは有紗を誘ったけど、その日はどうしても用事があるからと断られてしまった。
別に一人で行くのでも構わなかったけど、有紗が「せっかくだから小智くんを誘ったら?」と、ずい、と顔を寄せてきて言うものだから、ならばと誘ってみたのだ。
私の誘いを彼が即決で受けたのには驚いた。きっと面倒くさがって断るに違いないと思っていたのに。
でも、理由を聞いて納得した。
彼は元々、兄・和哉にオープンキャンパスへ来ないかと誘われていたらしい。京一が国立大学を目指しているわけではなくて、ただ兄に誘われたから興味が湧いただけ。
京一は、今でも兄をいたく慕っているみたいだ。
「和哉さん、この大学でもかなり余裕で受かったんでしょ? すごいですね」
講堂での説明会を終えて、和哉が所属する学科研究棟へ向かった。彼に会うのはかなり久しぶりだ。
和哉は、かなり余裕を持ってこの大学に入学したと聞いている。素直に尊敬する。長身の彼を見上げながら、私はそう言った。
「おいおい、なんだよ凛ちゃん。久しぶりに会ったら『和哉さん』って。昔は『かずくん』って呼んでくれてたのに」
飄々とした様子で、和哉はそう返してきた。
……確かに、和哉のことは『かずくん』、京一のことは『きょーくん』と呼んでいたけど、そんなのはすごく小さい頃の話である。
学科研究棟を出て、食堂で京一とご飯を食べた後、帰路に就いた。
大学の雰囲気を、身を以って知れたし、入試の過去問題集ももらえたし、有益なオープンキャンパスになった。……でも、終わってみて改めて思うのは、やはり別に一人でもよかったな、ということ。
始めの講堂での説明会のときでも居眠りなんかしていたし、まったく、何のために来たのか。大学を見学するにあたって、京一が一緒にいる意味はまったくなかった。
でもまあ、家が隣同士で、物心つく前から見知った仲である彼は、私にとっては別に意識するまでもない存在。一緒に居る意味はなかったけど、かといって、いて困るわけでもない。幼馴染なんて、そんなものだと思う。
京一と、帰りの電車に乗る。
空いている席が一つだけ。……京一は、たぶん、私に譲るつもりのようだ。でもそんなのなんだか癪だ。
二人とも牽制し合うようにしていると、近くにいた青年がこれ幸いといった様子でその座席に座ってしまう。別に、良いのだけど。
帰宅後。家には、誰もいない。私は夕飯の支度を始めた。
手を動かしつつ、――久しぶりに和哉に会ったせいだろうか、私はふと昔のことを思い返していた。
……
…………
小智和哉は、私にとっても等しく兄のような存在だ。
幼い頃、彼は弟である京一と共に私のことも面倒を見てくれていた。
彼は成績も良ければ運動もできる、おまけに人当たりも良くて周囲からの人望も厚い。
そんな男に少女が恋をしなかったとすれば不自然だと思う。――そう、和哉は私の初恋の相手なのだ。
和哉に惹かれた決定的なきっかけがあった。
――ある日、和哉と京一と散歩をしていたとき、野良犬に遭遇したのだ。
その獣は私たちに敵意をむき出していた。そんな状況の中、怯える私を、和哉はいち早く壁際まで連れてその身で覆い隠した。
犬に対して背中を向ける形で、身を挺して私のことを庇ってくれたのである。
自らの犠牲を厭わぬその勇敢さに、幼い私は自然と惹かれた。彼の背中越しに見える背景が、キラキラと輝いて見えていた。
ただ、それは恋心というよりは本質的には憧れに近かったと思う。
異性であることは必ずしも関係はなくて、とにかく自分も和哉のように他人を助けられる人間になりたいと思ったのだ。
小学校のうち、学級委員長や児童会の会長などに率先して立候補をした。そうした役割を務めあげることで同級生や先生からよく頼られるようになった。
勉強も頑張り、成績表には常に堂々と二重丸が並ぶようになる。
そんな姿を見て、母がとても喜んでくれた。
母は私のことを、すごい、すごいと目一杯褒めてくれたのだ。
それがたまらなく嬉しかった。
和哉のようになりたくて、頑張った。頑張ればおのずと好ましい結果が出る。そうすると、母が褒めてくれるのだ。
――この経験から、私の心には優等生たるべしという精神が根として張った。
ただし、当時の私と言えば、優等生であろうとする姿勢は確かにあったものの、真面目で勤勉と言うに尽きるような子供だったわけでなく、明るく無邪気に笑う――そんな子供らしい面も持っていたと思う。
京一やイブやクララ、あと晃などのいつもの五人以外にも、友達は多くいた。
今は――どうだろうか。
あまり自分で言うようなことではないかもしれないけど……はっきり言って、私はあまり愛想の良い方ではないと思う。
かつてのような、多くの友達に囲まれて、その自他ともに、笑顔が絶えないような明るい人間――という雰囲気は、今の私にはない。
もちろん、他人を邪険に扱ってしまえなんて考えたことはない。ないが、積極的に愛嬌を振り撒こうと意識することも、ない。
そんな自分の性分を、自覚している。
何がその転機となったのかも、はっきりと自覚しているのだ。
小学校6年生のときだ。
母が入院した。
――当時の私には察せられていなかったが、もともと病弱だったらしく、その頃に急に体調が悪化して入院することになったのだ。
ただ、その病の詳しい話は私には伝えられなかった。軽い病ではなかったはずだけど、そう説明はされなかったのだ。
娘に心配をかけさせたくないという母の『硬い意思』だった。むしろ、じきに退院できるので大丈夫だと、言い聞かされていた。
『大丈夫。母さんは強いからね』
父に連れられて見舞いに行くと、決まって母はそう言った。笑顔でそう言う母を見て、私は安心したのだ。しかし病状は明らかに悪化していく。
言葉では「大丈夫」と言うも、しかし見る度に少しずつ衰弱していく母の体……。
『凛は、強い人になってね』
母は最期にはそう言っていた。
母が死んだのは、私が小学校を卒業して中学に上がる直前、春休みの最中だった。
それが明確な、転機。
それ以来私は、以前にも増して何事も努力を惜しまぬようになったのだ。
勉学も家事も、委員長としての働きも、自分のできることをひたむきに努力した。
それから三年が経って高校へ進学してもその思いは衰えはせず、むしろ一層熱を帯びている。
そうして一進せんとする意識から、自然と他人に対して壁を作りがちになっていってしまったのだと、思う。その自覚がある。
でも、それは私の理念に反しない。
誰かに助けられていてはいけない。助ける側でなければならない。何事も一人でできるように。――そう、考えているから。
母が言った、強くなれという言葉通りに。
もしかしたら私は、自分がより強い人間になることで天国の母が喜んでくれると、どこかで思っているのかもしれない。
おそらくそれが、私を優等生たるべしとする原動力となっているのだ。
…………
……
夕飯を作り終えて、父の帰りを待っていた。
私の父はシステムエンジニアの仕事をしている。
その仕事はとても忙しいらしく、いつも帰りは遅いし、あまり休みもない。
今日だって、世間は祝日だというのに父は出勤だ。
どうやら、この春になってから父の仕事はより一層多忙になったようだった。帰宅すると疲れ切った様子だし、朝早く出たり夜遅くに帰ったりが続いている。父が、ゆっくりと体を休めている姿を、あまり見ない。
しばらく待っていると、父から連絡があった。
帰りが遅くなるから、夕飯は先に食べていてくれと。
一人で食事を済ませ、私は自室に行ってすぐに勉強机に向かった。本日もらった、入試の過去問題集。今習っている範囲だけ、解いてみようと思った。
問題集に区切りをつけたところで、ちょうど父が帰宅した。
父は、随分疲れた様子だった。
まだ、夜更けというほどの時間ではないけど、……仕事を終えて帰宅する時間としては非常に遅い。
私は心配になって父に聞いた。
「最近忙しそうだけど、大丈夫?」
それに対して、父は笑顔で言うのだ。
「大丈夫、このくらいじゃあ父さんへこたれないよ」
さらに父は、家事を任せっきりで手伝いもできなくてすまんな、とまで言ってきた。
自分の方が大変な状況なのに、私のことを気遣ってくる。
父がそう言うのだから、私はそれ以上何も言えなかった。――でも、心配だ。
ただし、もうゴールデンウィークが目前に迫っている。父も、さすがにそこでゆっくり休めるだろう。それを考えると、いくらか安心はできる。
明日からまた学校だ。
それに備えて、私は早めに就寝した。
「あれ? 乗り換えって次の駅だったっけ?」
ふと、京一が聞いてきた。
いくら乗り慣れていない路線だからといって、乗り換えのタイミングくらいしっかり頭に入れておくべきだ。相変わらずこいつは、いつもどこか適当だ。
私は少し呆れつつ、次の次だと答えた。
県内の国立大学のオープンキャンパス。
私はその大学に進学を希望している。まだ二年生とはいえ、確実に受験する大学ならば今の内からでも見学に行っておくべきだと思った。
始めは有紗を誘ったけど、その日はどうしても用事があるからと断られてしまった。
別に一人で行くのでも構わなかったけど、有紗が「せっかくだから小智くんを誘ったら?」と、ずい、と顔を寄せてきて言うものだから、ならばと誘ってみたのだ。
私の誘いを彼が即決で受けたのには驚いた。きっと面倒くさがって断るに違いないと思っていたのに。
でも、理由を聞いて納得した。
彼は元々、兄・和哉にオープンキャンパスへ来ないかと誘われていたらしい。京一が国立大学を目指しているわけではなくて、ただ兄に誘われたから興味が湧いただけ。
京一は、今でも兄をいたく慕っているみたいだ。
「和哉さん、この大学でもかなり余裕で受かったんでしょ? すごいですね」
講堂での説明会を終えて、和哉が所属する学科研究棟へ向かった。彼に会うのはかなり久しぶりだ。
和哉は、かなり余裕を持ってこの大学に入学したと聞いている。素直に尊敬する。長身の彼を見上げながら、私はそう言った。
「おいおい、なんだよ凛ちゃん。久しぶりに会ったら『和哉さん』って。昔は『かずくん』って呼んでくれてたのに」
飄々とした様子で、和哉はそう返してきた。
……確かに、和哉のことは『かずくん』、京一のことは『きょーくん』と呼んでいたけど、そんなのはすごく小さい頃の話である。
学科研究棟を出て、食堂で京一とご飯を食べた後、帰路に就いた。
大学の雰囲気を、身を以って知れたし、入試の過去問題集ももらえたし、有益なオープンキャンパスになった。……でも、終わってみて改めて思うのは、やはり別に一人でもよかったな、ということ。
始めの講堂での説明会のときでも居眠りなんかしていたし、まったく、何のために来たのか。大学を見学するにあたって、京一が一緒にいる意味はまったくなかった。
でもまあ、家が隣同士で、物心つく前から見知った仲である彼は、私にとっては別に意識するまでもない存在。一緒に居る意味はなかったけど、かといって、いて困るわけでもない。幼馴染なんて、そんなものだと思う。
京一と、帰りの電車に乗る。
空いている席が一つだけ。……京一は、たぶん、私に譲るつもりのようだ。でもそんなのなんだか癪だ。
二人とも牽制し合うようにしていると、近くにいた青年がこれ幸いといった様子でその座席に座ってしまう。別に、良いのだけど。
帰宅後。家には、誰もいない。私は夕飯の支度を始めた。
手を動かしつつ、――久しぶりに和哉に会ったせいだろうか、私はふと昔のことを思い返していた。
……
…………
小智和哉は、私にとっても等しく兄のような存在だ。
幼い頃、彼は弟である京一と共に私のことも面倒を見てくれていた。
彼は成績も良ければ運動もできる、おまけに人当たりも良くて周囲からの人望も厚い。
そんな男に少女が恋をしなかったとすれば不自然だと思う。――そう、和哉は私の初恋の相手なのだ。
和哉に惹かれた決定的なきっかけがあった。
――ある日、和哉と京一と散歩をしていたとき、野良犬に遭遇したのだ。
その獣は私たちに敵意をむき出していた。そんな状況の中、怯える私を、和哉はいち早く壁際まで連れてその身で覆い隠した。
犬に対して背中を向ける形で、身を挺して私のことを庇ってくれたのである。
自らの犠牲を厭わぬその勇敢さに、幼い私は自然と惹かれた。彼の背中越しに見える背景が、キラキラと輝いて見えていた。
ただ、それは恋心というよりは本質的には憧れに近かったと思う。
異性であることは必ずしも関係はなくて、とにかく自分も和哉のように他人を助けられる人間になりたいと思ったのだ。
小学校のうち、学級委員長や児童会の会長などに率先して立候補をした。そうした役割を務めあげることで同級生や先生からよく頼られるようになった。
勉強も頑張り、成績表には常に堂々と二重丸が並ぶようになる。
そんな姿を見て、母がとても喜んでくれた。
母は私のことを、すごい、すごいと目一杯褒めてくれたのだ。
それがたまらなく嬉しかった。
和哉のようになりたくて、頑張った。頑張ればおのずと好ましい結果が出る。そうすると、母が褒めてくれるのだ。
――この経験から、私の心には優等生たるべしという精神が根として張った。
ただし、当時の私と言えば、優等生であろうとする姿勢は確かにあったものの、真面目で勤勉と言うに尽きるような子供だったわけでなく、明るく無邪気に笑う――そんな子供らしい面も持っていたと思う。
京一やイブやクララ、あと晃などのいつもの五人以外にも、友達は多くいた。
今は――どうだろうか。
あまり自分で言うようなことではないかもしれないけど……はっきり言って、私はあまり愛想の良い方ではないと思う。
かつてのような、多くの友達に囲まれて、その自他ともに、笑顔が絶えないような明るい人間――という雰囲気は、今の私にはない。
もちろん、他人を邪険に扱ってしまえなんて考えたことはない。ないが、積極的に愛嬌を振り撒こうと意識することも、ない。
そんな自分の性分を、自覚している。
何がその転機となったのかも、はっきりと自覚しているのだ。
小学校6年生のときだ。
母が入院した。
――当時の私には察せられていなかったが、もともと病弱だったらしく、その頃に急に体調が悪化して入院することになったのだ。
ただ、その病の詳しい話は私には伝えられなかった。軽い病ではなかったはずだけど、そう説明はされなかったのだ。
娘に心配をかけさせたくないという母の『硬い意思』だった。むしろ、じきに退院できるので大丈夫だと、言い聞かされていた。
『大丈夫。母さんは強いからね』
父に連れられて見舞いに行くと、決まって母はそう言った。笑顔でそう言う母を見て、私は安心したのだ。しかし病状は明らかに悪化していく。
言葉では「大丈夫」と言うも、しかし見る度に少しずつ衰弱していく母の体……。
『凛は、強い人になってね』
母は最期にはそう言っていた。
母が死んだのは、私が小学校を卒業して中学に上がる直前、春休みの最中だった。
それが明確な、転機。
それ以来私は、以前にも増して何事も努力を惜しまぬようになったのだ。
勉学も家事も、委員長としての働きも、自分のできることをひたむきに努力した。
それから三年が経って高校へ進学してもその思いは衰えはせず、むしろ一層熱を帯びている。
そうして一進せんとする意識から、自然と他人に対して壁を作りがちになっていってしまったのだと、思う。その自覚がある。
でも、それは私の理念に反しない。
誰かに助けられていてはいけない。助ける側でなければならない。何事も一人でできるように。――そう、考えているから。
母が言った、強くなれという言葉通りに。
もしかしたら私は、自分がより強い人間になることで天国の母が喜んでくれると、どこかで思っているのかもしれない。
おそらくそれが、私を優等生たるべしとする原動力となっているのだ。
…………
……
夕飯を作り終えて、父の帰りを待っていた。
私の父はシステムエンジニアの仕事をしている。
その仕事はとても忙しいらしく、いつも帰りは遅いし、あまり休みもない。
今日だって、世間は祝日だというのに父は出勤だ。
どうやら、この春になってから父の仕事はより一層多忙になったようだった。帰宅すると疲れ切った様子だし、朝早く出たり夜遅くに帰ったりが続いている。父が、ゆっくりと体を休めている姿を、あまり見ない。
しばらく待っていると、父から連絡があった。
帰りが遅くなるから、夕飯は先に食べていてくれと。
一人で食事を済ませ、私は自室に行ってすぐに勉強机に向かった。本日もらった、入試の過去問題集。今習っている範囲だけ、解いてみようと思った。
問題集に区切りをつけたところで、ちょうど父が帰宅した。
父は、随分疲れた様子だった。
まだ、夜更けというほどの時間ではないけど、……仕事を終えて帰宅する時間としては非常に遅い。
私は心配になって父に聞いた。
「最近忙しそうだけど、大丈夫?」
それに対して、父は笑顔で言うのだ。
「大丈夫、このくらいじゃあ父さんへこたれないよ」
さらに父は、家事を任せっきりで手伝いもできなくてすまんな、とまで言ってきた。
自分の方が大変な状況なのに、私のことを気遣ってくる。
父がそう言うのだから、私はそれ以上何も言えなかった。――でも、心配だ。
ただし、もうゴールデンウィークが目前に迫っている。父も、さすがにそこでゆっくり休めるだろう。それを考えると、いくらか安心はできる。
明日からまた学校だ。
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