黒き英雄の再来

Amasylia

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機動兵器軍学校

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お父さんからだった。

「機動兵器軍学校に通わないか?」

私も通っていたところだ懐かしい。
地球外生命体の襲来もあってカリキュラムが大きく変更されたんだそうだ



学生服に身を包む。これが私か悪くないな。

「あらイリーナ可愛くなって」
「やめてよお母さん」

彼女は司令官の妻でソニア、私のことを理解し受け入れてくれた1人だ。

「あなたは私たちの希望なのだからね」



「戸籍はイリーナが生きていたということにして変更しておいた抜かりはない」
「ただ入学試験だけはどうにもならなかった。それは自力でどうにかして欲しい」

とのことだった。
入学には実技と学科があるそうだが今回の一件で実技が大幅変更されたらしい。
学科はお父さんの書斎の本を見せてもらったから大丈夫だろう。
問題は実技だ。
病弱ということになってるので程々にしなければならない。




ここが機動兵器軍学校、あの頃が懐かしい

「あらあなたも試験を受けるの?」

声をかけて来たのは水色の髪の少女

「私、エミリア・アークス、あなたは?」
「イリーナ・レガリアです」
「オズマ司令官の娘さんなのね」
「お互い頑張りましょう」




試合会場が炎が燃え盛る
赤髪の少年がいた

「これくらいやらなきゃダメなんだろう」

フィールドは灼熱地獄、試験官の体力をどんどん削っていく。
大剣で斬りつけ・・・決まった。

「勝者グレイ・ロッド」

「流石グレイ隊長弟さんだ」
「ルミネヴァールと初めて戦った操縦者の弟か」



珍しい属性の持ち主を見た。
彼女は氷属性だ。
フィールドを氷のステージに変え対象を追い詰める。戦う姿は舞っているようだった

「勝者ラクス・フリージア」



次の試合
さっき話したエミリアって子だ
手には双剣、俊敏型か

「試合開始」

試験官に向けて斬撃の嵐が襲いかかる
高圧水弾を織り混ぜながら場外まで追い詰め降参させた。

「やりましたよイリーナと手を振ってくる」



試合は変わって遠距離戦の的当てだ。1人だけ全弾命中させている者がいた

「イルマ・ステファノール、試験クリア」

今年はいろんな人がいるな


私の番だ
模擬機体を使っての試験だ
武器はカスタマイズ可能らしい。

「武器かネメシス、カスタムお願い」
『かしこまりました』

いよいよ模擬戦だ。

「試験官のオリヴァだ、負けたと言っても適正に評価するからな」
「では試合開始」

相手は大剣、対して私は細剣

「来ないならこちらからいくぞ」
そっちから来てくれるならありがたい

「いけスヴァノビット」

2対の浮遊魔法兵器
魔法射撃が試験官を襲う。

「何っ?!」

間一髪で避ける。
光線が通った後は地面が抉られていた
私はすかさず相手の懐に潜り込み細剣で連撃を繰り出す。
だが流石の硬さだ。とどめとまではいかなかった。
試験官は引き下がって体制を立て直す。

「お前さん戦闘慣れしているだろう?」
「いえ初めてです」

試験官は何かのデータを読み込む

「イリーナ・レガリア。なるほど司令官の娘さんか強いわけだ」
「あんまり時間を掛けられないので次で終わらせます」
スヴァノビット展開
細剣に取り付き赤く光を放つ大剣となる。

「なんだそりゃあ?!」
「せやっ」

接触時、試験官の大剣を溶断する。
改めて剣を向け直す

「勝者イリーナ・レガリア」

しまったやり過ぎた。



次は学力試験だ。内容は・・・以前と変わらないようだ
スラスラと書いていく。
見直しはしたし大丈夫だろう
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