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05. 計略結婚 5
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読んでくださってありがとうございます。
説明ばっかりでなかなか話が進みませんが、
このお話の次から話が進みます?(´-`).。oO
* ** * ** * ** * ** * ** * ** * ** *
厄介な仕事を終え、侯爵夫人のオクタビアはメイドに煎れさせていたお茶を娘のアレクサンドラと飲んでいた。
しかし、その表情はまるで正反対だった。浮き浮きとしている娘と眉間に眉を寄せたままの母。
「お母様、もう、あの嫌な娘はいなくなるのよ。嫌なことがなくなるのよ。もっと喜びましょうよ」
我が娘ながら、なんと気楽なんだろうか、と侯爵夫人は一瞬戸惑った。
この半年間お父様、叔父様方がどれだけあちこちに話をして回ったと思っているのか。
「ああ、いい気味だわ。80過ぎの老人の後宮ですって」
アレクサンドラはただ目障りなソフィが酷い目に合うことと、自分の前にあるはずの輝かしい未来を想像して楽しんでいた。
侯爵夫人オクタビアは先々代の英雄王を支えた王弟グーゼンバウワ公爵家の第一王女として、幼い頃から思い通りにならないことは何もなかった。
欲しいものを直接欲しいと言わなくても、どうすれば周りが喜んで与えるのかが手に取るように分かった。
そしてそれ故、相手が欲しているものも、言葉にされずとも理解できる才も持ち合わせていた。
公爵家のオクタビア王女は年頃になり、自分に相応しい夫たる人物は誰だろうと考えたとき、社交界で女性の目を引く美丈夫のアーデンブルグ伯爵を見つけた。
無口で控えめでありながら、長身でハンサムな彼はすでに伯爵という爵位も持っており、歳頃の令嬢やその母親から注目されていた。
しかし彼は高潔であり、数多の美しい令嬢の誰にも靡かないところも自尊心をくすぐった。
慕っている女性がいると噂で聞いたが、それが一体何だというのだろう。
高貴な血筋の、王女の、この私がボルストラップ侯爵という爵位を持って嫁ぐのに喜ばない者などいないはず。
実際、アーデンブルグ伯爵家一族からは一も二もなく、受け入れられてもいる。
しかし、アーデンブルグ伯爵自身は私の手を受け取ろうとはしなかった。
ありえない、ありえない。
古い血脈と噂されるだけの子爵家の女など比べようもないはずが、ありえない。
お父様や叔父様方に少しばかりお話をすると、その子爵家に新たな領地が与えられた。
そこは国境北端であり、諍いの絶えない場所なのだそうだ。
それだけではまだ宮廷に出仕する機会があるのではないかと思い、それとなく聞いて見れば、そこは我が国の領土になって日も浅く、領主が砦の建設や街道などの整備をしなくてはならないのだそうだ。
土地は痩せており作物も碌に育たず、特産品も鉱山などの資源もないと聞いて
「まぁ、大変ですこと」
と叔父様方に心配そうに言えば
「優しい娘だね。確かに大変だろうが、オクタビアの気にするようなことではないよ」
と慰めて下さり、安心したものだった。
その後、王宮の書庫で子爵家に関する報告書を見たが、国境を守りきることができず、当主や一族の主たる者は戦死し、その領地を失う失態を犯したのだ。
それは国家に対する大罪ではないか、と私を可愛がってくださる大叔父様にお話すると
「賢いね。お前は統治者に向いているのかもしれないな。男であれば一族を率いたであろうに」
とお褒めいただいた。
その後、子爵家は褫爵され平民となり、一族郎等は散り散りとなったらしい。
これで伯爵も情に縛られることなく、私に夢中になると思ったのに、まさか子を成していようとは。
ありえない。全くもってありえない。
その下品な発想に考えるだけでも吐き気がしたものだった。
アーデンブルグ伯爵家一族、グーゼンバウワ公爵家そして王家の祝福を受け婚姻の成され、アーデンブルグ伯爵はボルストラップ侯爵となった。
しかし、結婚生活が1年を越えても彼は夫の務めを果たさなかった。
ありえない。あってはいけないことが起きている。
余りの理不尽さに耐えかねて、少しばかり責めてしまったら、更に一歩下がり私との距離を更にとろうとした。
反省した私は王家直属の暗部隊をちょっとばかり使って、夫の悩みを目の届かないところへ追いやった。
それでも、彼は私を見ない。ありえない。
もう一歩進めて、その女の口に入るように長屋の井戸に高価な薬を入れさせたりもした。
この私にここまでさせるとは、とうてい許されることではない。
犯した罪は命でもって贖うべきである。
墓石に刻まれたその女の名前を見たときには本当に嬉しかった。
それからは夫の弱みである泥棒猫の娘を使い、やんわり彼の中の罪悪感を刺激し続ければ、後継ぎとなるアレクサンドラを授かり、ついに夫は私のものになったのだ。
忌々しい娘も随分と身の程をわきまえるようにもなった。
やはり、筋道を立てた計画というものは大切なのだわ。
此度も国難解決に併せて我が館の唯一の汚点をそれに相応しく取り除けることになった。
まさに神の導きとしか思えない。
卑しい獣人国の傍若無人な振る舞いは世界の均衡を崩し続けており、その矛先はいずれ我が王国に向くだろうとお父様や叔父様方は憂いておられる。
我が王国と獣人国を結ぶ政略結婚の案もでるものの、獣人国へ娘を送ろうという貴族は出てこないのだという。
何と不忠な貴族たちであろうかと憂いていれば、ふと我が館に住まう忌々しい娘を思い出したのだった。
侯爵家縁の娘というならば、使えるかもしれない。
この話に興味を示したのは、皇帝を退いたもののまだ充分に力のある上皇帝レオナルド大公であった。
戦狂い女狂いと悪名を持つ老獅子に若い娘を当てがい、獣人国の好戦派の牽制をかける。
私の名を汚されるようで非常に不愉快ではあるが、私が耐え忍べば良いことだと、我が王家のためになるのだからと、何とか心を慰め、ことを進めたのだ。
それにしても泥棒猫の娘はどうやってセオドア王太子に取り入ったというのだろう。
王妃様主催のお茶会から日を置かず泥棒猫の娘宛の手紙が届き、不審に思ったダイエが私にその手紙を持ってきた。
男からというだけでも汚らわしいのに、差出人がテッド・アリステアですって。
ありえない!ありえない!ありえない!
テッドはセオドア王子の親しいものしか呼ぶことの許されない愛称。
アリステアは前王妃の出身王家が使う姓。この私の目を誤魔化すことなどできはしないのだから。
泥棒猫の娘はやはり泥棒猫なのだ。血が汚いというのは、どうしようもないのね。
野蛮な獣人に泥棒猫の娘は相応しいというもの。
国家のためという大義名分に夫も否定はできないだろう。
良い嫁ぎ先ができたと思えば、少し気分が晴れてきた。
アレクサンドラの言う通り、あの雌猫がいなくなった後のことを考えましょう。
説明ばっかりでなかなか話が進みませんが、
このお話の次から話が進みます?(´-`).。oO
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厄介な仕事を終え、侯爵夫人のオクタビアはメイドに煎れさせていたお茶を娘のアレクサンドラと飲んでいた。
しかし、その表情はまるで正反対だった。浮き浮きとしている娘と眉間に眉を寄せたままの母。
「お母様、もう、あの嫌な娘はいなくなるのよ。嫌なことがなくなるのよ。もっと喜びましょうよ」
我が娘ながら、なんと気楽なんだろうか、と侯爵夫人は一瞬戸惑った。
この半年間お父様、叔父様方がどれだけあちこちに話をして回ったと思っているのか。
「ああ、いい気味だわ。80過ぎの老人の後宮ですって」
アレクサンドラはただ目障りなソフィが酷い目に合うことと、自分の前にあるはずの輝かしい未来を想像して楽しんでいた。
侯爵夫人オクタビアは先々代の英雄王を支えた王弟グーゼンバウワ公爵家の第一王女として、幼い頃から思い通りにならないことは何もなかった。
欲しいものを直接欲しいと言わなくても、どうすれば周りが喜んで与えるのかが手に取るように分かった。
そしてそれ故、相手が欲しているものも、言葉にされずとも理解できる才も持ち合わせていた。
公爵家のオクタビア王女は年頃になり、自分に相応しい夫たる人物は誰だろうと考えたとき、社交界で女性の目を引く美丈夫のアーデンブルグ伯爵を見つけた。
無口で控えめでありながら、長身でハンサムな彼はすでに伯爵という爵位も持っており、歳頃の令嬢やその母親から注目されていた。
しかし彼は高潔であり、数多の美しい令嬢の誰にも靡かないところも自尊心をくすぐった。
慕っている女性がいると噂で聞いたが、それが一体何だというのだろう。
高貴な血筋の、王女の、この私がボルストラップ侯爵という爵位を持って嫁ぐのに喜ばない者などいないはず。
実際、アーデンブルグ伯爵家一族からは一も二もなく、受け入れられてもいる。
しかし、アーデンブルグ伯爵自身は私の手を受け取ろうとはしなかった。
ありえない、ありえない。
古い血脈と噂されるだけの子爵家の女など比べようもないはずが、ありえない。
お父様や叔父様方に少しばかりお話をすると、その子爵家に新たな領地が与えられた。
そこは国境北端であり、諍いの絶えない場所なのだそうだ。
それだけではまだ宮廷に出仕する機会があるのではないかと思い、それとなく聞いて見れば、そこは我が国の領土になって日も浅く、領主が砦の建設や街道などの整備をしなくてはならないのだそうだ。
土地は痩せており作物も碌に育たず、特産品も鉱山などの資源もないと聞いて
「まぁ、大変ですこと」
と叔父様方に心配そうに言えば
「優しい娘だね。確かに大変だろうが、オクタビアの気にするようなことではないよ」
と慰めて下さり、安心したものだった。
その後、王宮の書庫で子爵家に関する報告書を見たが、国境を守りきることができず、当主や一族の主たる者は戦死し、その領地を失う失態を犯したのだ。
それは国家に対する大罪ではないか、と私を可愛がってくださる大叔父様にお話すると
「賢いね。お前は統治者に向いているのかもしれないな。男であれば一族を率いたであろうに」
とお褒めいただいた。
その後、子爵家は褫爵され平民となり、一族郎等は散り散りとなったらしい。
これで伯爵も情に縛られることなく、私に夢中になると思ったのに、まさか子を成していようとは。
ありえない。全くもってありえない。
その下品な発想に考えるだけでも吐き気がしたものだった。
アーデンブルグ伯爵家一族、グーゼンバウワ公爵家そして王家の祝福を受け婚姻の成され、アーデンブルグ伯爵はボルストラップ侯爵となった。
しかし、結婚生活が1年を越えても彼は夫の務めを果たさなかった。
ありえない。あってはいけないことが起きている。
余りの理不尽さに耐えかねて、少しばかり責めてしまったら、更に一歩下がり私との距離を更にとろうとした。
反省した私は王家直属の暗部隊をちょっとばかり使って、夫の悩みを目の届かないところへ追いやった。
それでも、彼は私を見ない。ありえない。
もう一歩進めて、その女の口に入るように長屋の井戸に高価な薬を入れさせたりもした。
この私にここまでさせるとは、とうてい許されることではない。
犯した罪は命でもって贖うべきである。
墓石に刻まれたその女の名前を見たときには本当に嬉しかった。
それからは夫の弱みである泥棒猫の娘を使い、やんわり彼の中の罪悪感を刺激し続ければ、後継ぎとなるアレクサンドラを授かり、ついに夫は私のものになったのだ。
忌々しい娘も随分と身の程をわきまえるようにもなった。
やはり、筋道を立てた計画というものは大切なのだわ。
此度も国難解決に併せて我が館の唯一の汚点をそれに相応しく取り除けることになった。
まさに神の導きとしか思えない。
卑しい獣人国の傍若無人な振る舞いは世界の均衡を崩し続けており、その矛先はいずれ我が王国に向くだろうとお父様や叔父様方は憂いておられる。
我が王国と獣人国を結ぶ政略結婚の案もでるものの、獣人国へ娘を送ろうという貴族は出てこないのだという。
何と不忠な貴族たちであろうかと憂いていれば、ふと我が館に住まう忌々しい娘を思い出したのだった。
侯爵家縁の娘というならば、使えるかもしれない。
この話に興味を示したのは、皇帝を退いたもののまだ充分に力のある上皇帝レオナルド大公であった。
戦狂い女狂いと悪名を持つ老獅子に若い娘を当てがい、獣人国の好戦派の牽制をかける。
私の名を汚されるようで非常に不愉快ではあるが、私が耐え忍べば良いことだと、我が王家のためになるのだからと、何とか心を慰め、ことを進めたのだ。
それにしても泥棒猫の娘はどうやってセオドア王太子に取り入ったというのだろう。
王妃様主催のお茶会から日を置かず泥棒猫の娘宛の手紙が届き、不審に思ったダイエが私にその手紙を持ってきた。
男からというだけでも汚らわしいのに、差出人がテッド・アリステアですって。
ありえない!ありえない!ありえない!
テッドはセオドア王子の親しいものしか呼ぶことの許されない愛称。
アリステアは前王妃の出身王家が使う姓。この私の目を誤魔化すことなどできはしないのだから。
泥棒猫の娘はやはり泥棒猫なのだ。血が汚いというのは、どうしようもないのね。
野蛮な獣人に泥棒猫の娘は相応しいというもの。
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