創作単発BL集

月猫いぬば

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かごめかごめの朝暁

敵大将×忍者兼男娼 ※過激注意

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「あ…っ、ん、もうだめっ……!もう、やぁ……」

「だーめ、我慢でしょ?ほら、足閉じないんだよ」

匕首が言い聞かせるように言葉を紡ぎ、閉じかかっていた膝を割られよく股の間が見えるようになった。

遊郭の夜は深い。遊女や男娼が客に仮初の一晩を売り、それを買う客がいる。
けれど、それも床が上手くならないと話になるはずもない。俺は自分の仕事部屋……床で、特訓と称した快楽責めに遭っていた。

匕首の愛撫は好きだ。しつこくないし、みんな同じくらいに全身を弄ばれる。触れられるのは俺の好きなところばかりだし、その後のことが何も考えられなくなるから。

でも今日の彼はひと味違う。
ずっと俺を責め立てて、強い快楽の中に閉じ込めて離さない。前立腺を白い器具のようなもので刺激したままにして、自然な姿勢になるほど快感が生まれる仕組みになっている。
桃色のぶるぶる震える丸い玩具を胸の突起に押し付けられて、それがもうたまらない。
何度も何度も絶頂を迎えそうになるが、細い玉を連ねたような棒を尿道に差し込まれて上り詰めた精液が逆流してしまっていた。

「も、いきた、あ、…出したいですっ……おね、が、あ……」

ふと、気を抜いて体にかかっていた力を抜く。すると、布団に器具が押されて前立腺をぐりっと押し上げてしまった。

「ひぃあぅ!?!?」

後ろの穴がキュッと締まり、腰が跳ねて何度目か分からない空イキをくらう。俺の性器が、射精もしていないのにビクビクと前へ、後ろへと躍動を繰り返していた。

「はは、エネマグラも尿道ブジーも、気に入ってもらえたみたいで嬉しいよ。乳首も…こんなに腫れちゃって……。暁は潮ふいたら大抵その後寝てしまうからたまにはこういうのもありかもね」

「そん、な……もどかしい…お頭、様ぁ…」

道具じゃなくて、玩具じゃなくて、お頭様がいい。俺がただ気持ちよくなるんじゃなくて、お頭様の愛撫でお頭様も興奮して欲しい。

心の声が口から出そうになり、慌てて口を抑える。
匕首は何を勘違いしたのか尻に入っていた器具を抜き取り、代わりに紫色の張形を取り出した。
 
「もっと太いのがいいのかい?本当にえっちな子だね、暁は」

言葉責めにすぐにでも反応してしまう俺は、えっちだ、と罵られた事にさえ感じてしまう。
なにか柔らかい素材で作られた張形は、匕首のモノよりは大きくないものの、それなりに太さがあって思わず喉を鳴らしてしまった。

すでに惚けきった尻の穴の入口に、丸い突起がある方を上にして張形が当てられると、ゆっくりと奥まで貫かれる。道具を使っていても匕首のやり方は優しいままなのだ。
ゆるゆると動かされると吐息が漏れ、刺激に慣れている腰は動きに合わせて揺れる。自らいい所に当てようとしている自分に赤面した。

すると匕首は張形を動かすのをやめて、張形の根元に付いた丸い突起をとんとんと軽く人差し指で弾き、解説を始めた。

「これ…バイブ、って言うんだけど、電源が付いていてね。スイッチを入れると振動したり動いたりするんだ。特にこの部分はおまけに思えるけど重要でね。女性の場合クリトリスを刺激されるんだけど男性の場合睾丸や蟻の門渡りを刺激される……どういうことか分かるね?」

「…気持ちいい……」

「正解。やっぱり暁は優秀だね」

匕首は俺の頭を撫でると、無情にも張形の電源を入れた。

ヴィンヴィンと機械音を上げながらバイブは暴れはじめた。実際にはぐるぐると先端が円を描くように回っているだけなのだろうが、それが色んなところにぶつかり、強烈な甘い刺激をもたらす 。
もちろん突起も例外ではなく。 

「あああああああーーーー!!!!!」

体を仰け反らして、手に触れた布団に必死ですがりついた。強烈な快感と、匕首の意地悪に生理的な涙が滲む。歯を食いしばりながら何度も何度も射精のない絶頂を繰り返しては恥ずかしいほどの悲鳴が口から上がった。

いやだ、いやだと否定の言葉を口にしているうちに視界がだんだん霞むようになる。口も開きっぱなし、唾液も流れっぱなしの状態で体にも力が入らずぐったりしながら止まらぬ絶頂に震えていると、ついに匕首が電源を切った。

「だした……ひ、ぃ…なんれぇ……お頭様の意地悪ぅ……」

なるべく刺激が与えられないように匕首はゆるゆると道具を抜き去った。まずは尻から、次にローターが取られて、最後に尿道の棒が抜かれる。ずるずると抜かれるが、その後ろに精液は着いてこずに苦しいものを感じていた。
 
「暁、お疲れ様。ほら、出してもいいんだよ?」

匕首が俺にそうするよう言うが、簡単には出せるはずもない。自分で己の性器を緩く握るがとても出せてしまいそうな体力はなかった。

射精出来ないもどかしさに行きも絶え絶えで喘いでいると、匕首が俺の顔に唇を寄せる。

「手伝ってあげようか」

耳元で囁かれた声に、俺は迷うことなく「ぁ、い」と答えていた。彼は満足気に微笑み、俺の下半身に手を伸ばす。扱いて貰えるんだ、そう思った瞬間にもっと強い刺激が走って思わず声をあげた。

ばっと弾かれるように匕首を見ると、美味しそうに俺の男根をしゃぶっているではないか。色んな角度から、善いところを舌でなぞり刺激する。鈴口や玉にも舌を伸ばしてくりくりと押すのだ。吸って、舐めて、甘噛みして。こんなの耐えられるわけがない。

「………っ、ひ、ぁ………ぁあぁぁああ……っっ」

漏らすようにせき止められていた濃い精液がどくどくと溢れ、匕首はそれを手で受け止めずに口で受け止めた。ゆるゆると頭を動かして全て口の中に収めると、彼は見せつけるように舌を出し、俺の精液を舌の上でころころ転がしてゆっくりと飲み込んだ。

「ご馳走様」

そう言ってから舌なめずりをする匕首に、腹の中が急にきゅんとして、いつものあの感覚が襲ってきて慌てて性器を抑えたが、既にもう手遅れに至っていた。

ぴゅるぴゅると透明な液体が先から飛び出し、布団を濡らしていく。体から力が抜けていく感覚。頭でチカチカと火花が散って、急に俺は意識を失って行った。

「……あーあ、潮吹きしちゃったね。本当に感じやすい体質。好きだよ、暁のそういう所。でも本当はね、もう少し楽しみたいんだ」

気絶した暁の脚を抱えて、絶頂の余韻に浸る体を犯す匕首は笑っていた。
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