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第9章 戦いの中で真実を?
9-57 後悔をするフィーナ?
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その様な話を守護天使である双子ちゃんに教えて貰った。ちなみに女神様専属の守護天使であるルア、エミ、ミアの3人もシルク様と同じ様に寝込んでいる状態である。
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あれ?さっきの説明で、なんか聞いた事のある名前があった様な?無かった様な・・・。
ただ、その未来予見に開示された内容の戦闘では、時の迷宮に行っていた俺達の姿は現れていなかったそうで、戦闘に参加していたなどのそう言う記載はなかったそうだ。
しかし、今回は全開みたいに遅くなく、早めに未来予見が開示され、そのうえ状況が全て解っているので、シルク様はその開示をみて寝込み、マリエル様は・・・うん、もう駄目だね、完全に人格が破壊されて廃人のようにフラフラしている。まあ、治せない事は無いけど、綺麗な顔が台無しだ・・・。
それにフィーナ様は・・・あっ!?俺に気が付いた。
「ゆっ、ユウマさん、うえぇぇぇん、どうしよう。このままじゃ私達の、うっ、ううっ、マリエルに意地悪しないで、最初からユウマさんに頼めばよかったよう。今からじゃどうにもなんないよ。うっぇぇぇん・・・・」
ありま、こりゃ・・・どうにもならないじゃないですか?可哀想でしょうがないな。
現状フィーナ様は、俺の胸に顔を埋めて、後悔してずっと泣き続けている。どうやら例の力を使ったとしても無駄みたいなのである。
それでも、何故かユウマ的には、3柱の女神様のどうしようもない姿をみてビックリはしていたが、余り慌てるような事は無かった。まだ、どうにでも出来るような気がしていたからである。
そんな事を確認していると魔神が倒されて、次の工程に進もうとしている新たな未来予見が決まり、その資料を守護天使の子が持ってきた時に、ティナに話しを持ち掛けた。
「なあ、ティナ!この状態になる前って何時ぐらいだ?これじゃあ、あんまりだよな。女神様達が可哀そすぎる」
俺がそう声を掛けるとティナが、資料を見ながら答えてくれた。
「えっ、うんとね。ああ、私がここに戻って来たくらいだから、お兄ちゃんが戻ってくる10メリテ前かな?確かその時に、マリエルちゃんとこの中央都市リフィーラに、新たな2人の魔人族が現れてたけど、何故か状況を確認してどっか消えたからね。でも、なんかまた現れるらしいよこの未来予見に書いてる。それでその2人が一旦消えて、その後に魔神の召喚儀式が始まって、あっ、そうだった!その時に魔神竜の復活が確定したんだった」
ああ、なるほどね。なら、その時間に戻ってそいつらを倒せば、どうにかなりそうだな。うん、ならアリア達を連れてそこに行こうかな。
ユウマはこの時ある事を考えていたのだ。それは以前、時の女神メルティナであるティナが使った手である。
そうただカレーが食べたいが為に、ユウマを神界にある転移用の魔法陣から一旦過去に戻した事と、同じ力を使ってもらおうと考えていたのだ。
まあ、はっきり言ってこれは最終手段として、元々ユウマが考えていた方法なのである。
それが事実、今回使うはめになるとは、思いもよらなかったが、それでもこの方法があったのでユウマは別に慌てる事もなかったのである。
それで今だ泣きじゃくるフィーナ様の頭を、撫でながらティナに確認する事にした。
「ティナ、それで確認なんだが、この状況は10分・・・いや10メリテぐらいなんだよなっ」
「えっ、うん、そうだよ。でも、お兄ちゃん?なんでそんなに落ち着いてんの。この状況を確認して、何でなの・・・?私なら解るんだけど?」
フィーナを泣き止ませる、ように頭を撫でながら、もう一度ユウマがこの状況になった時間を、確認してきたのは解るのだが、それでも現状誰が聞いても慌てるような内容なのに、落ち着いているユウマを見てティナが不思議に思っているのである。
しかも時間操作や過去や未来を、断りに触れない限り如何にかできる自分が、落ち着いているのならまだしも、神でもないユウマが落ちついているのが不思議でしょうが無かった。しかもティナがそれを行なってもただたんにこの世界は助かる事は無いのであった。
そう事実2つの未来が存在する事象が生まれるのであった。自然に解決したのなら未来自体は変わるが、そうでない場合は、いわゆるパラレルワールドが発生するのであった。
それをユウマは落ち着き如何にか簡単に、解決しようとティナに話しかけ確認していたのである。だが、ティナとしてはそれがなんであれ余りにも落ち着いているのでその行動が不思議であり、なんでなのかが気になったのである。
まあユウマとしては、この状況になる前には戻したいのであったが・・・ただ自分が思っている事が出来て、今の時間が崩壊しない様にする必要があったので、もう一度時間を確認したのである。
それは先程考えていたとおり、ティナの使う能力で一旦過去に戻って、変な矛盾が発生するのと余計なタイムラグが発生するのを防ぐ為でもある。
ホントだったら1週間前にでも数週間前にでも、戻せば全てが変わるはずなのだが、そんな事をすると恐らく俺達が、あの時の迷宮から戻って来れない可能性もある。そうすると今ここにいる俺達が存在しない可能性が出てくるのである。
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それに確か同じ人物が、同じ時間帯に存在するのは、確かおかしい事だとも言っていたので、もしかするとティナが気を利かせて、その状態を回避させる未来を作る可能性もある。なのでその事もふまえて余り過去に飛ぶ事を避けたかったのであった。
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その様な話を守護天使である双子ちゃんに教えて貰った。ちなみに女神様専属の守護天使であるルア、エミ、ミアの3人もシルク様と同じ様に寝込んでいる状態である。
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あれ?さっきの説明で、なんか聞いた事のある名前があった様な?無かった様な・・・。
ただ、その未来予見に開示された内容の戦闘では、時の迷宮に行っていた俺達の姿は現れていなかったそうで、戦闘に参加していたなどのそう言う記載はなかったそうだ。
しかし、今回は全開みたいに遅くなく、早めに未来予見が開示され、そのうえ状況が全て解っているので、シルク様はその開示をみて寝込み、マリエル様は・・・うん、もう駄目だね、完全に人格が破壊されて廃人のようにフラフラしている。まあ、治せない事は無いけど、綺麗な顔が台無しだ・・・。
それにフィーナ様は・・・あっ!?俺に気が付いた。
「ゆっ、ユウマさん、うえぇぇぇん、どうしよう。このままじゃ私達の、うっ、ううっ、マリエルに意地悪しないで、最初からユウマさんに頼めばよかったよう。今からじゃどうにもなんないよ。うっぇぇぇん・・・・」
ありま、こりゃ・・・どうにもならないじゃないですか?可哀想でしょうがないな。
現状フィーナ様は、俺の胸に顔を埋めて、後悔してずっと泣き続けている。どうやら例の力を使ったとしても無駄みたいなのである。
それでも、何故かユウマ的には、3柱の女神様のどうしようもない姿をみてビックリはしていたが、余り慌てるような事は無かった。まだ、どうにでも出来るような気がしていたからである。
そんな事を確認していると魔神が倒されて、次の工程に進もうとしている新たな未来予見が決まり、その資料を守護天使の子が持ってきた時に、ティナに話しを持ち掛けた。
「なあ、ティナ!この状態になる前って何時ぐらいだ?これじゃあ、あんまりだよな。女神様達が可哀そすぎる」
俺がそう声を掛けるとティナが、資料を見ながら答えてくれた。
「えっ、うんとね。ああ、私がここに戻って来たくらいだから、お兄ちゃんが戻ってくる10メリテ前かな?確かその時に、マリエルちゃんとこの中央都市リフィーラに、新たな2人の魔人族が現れてたけど、何故か状況を確認してどっか消えたからね。でも、なんかまた現れるらしいよこの未来予見に書いてる。それでその2人が一旦消えて、その後に魔神の召喚儀式が始まって、あっ、そうだった!その時に魔神竜の復活が確定したんだった」
ああ、なるほどね。なら、その時間に戻ってそいつらを倒せば、どうにかなりそうだな。うん、ならアリア達を連れてそこに行こうかな。
ユウマはこの時ある事を考えていたのだ。それは以前、時の女神メルティナであるティナが使った手である。
そうただカレーが食べたいが為に、ユウマを神界にある転移用の魔法陣から一旦過去に戻した事と、同じ力を使ってもらおうと考えていたのだ。
まあ、はっきり言ってこれは最終手段として、元々ユウマが考えていた方法なのである。
それが事実、今回使うはめになるとは、思いもよらなかったが、それでもこの方法があったのでユウマは別に慌てる事もなかったのである。
それで今だ泣きじゃくるフィーナ様の頭を、撫でながらティナに確認する事にした。
「ティナ、それで確認なんだが、この状況は10分・・・いや10メリテぐらいなんだよなっ」
「えっ、うん、そうだよ。でも、お兄ちゃん?なんでそんなに落ち着いてんの。この状況を確認して、何でなの・・・?私なら解るんだけど?」
フィーナを泣き止ませる、ように頭を撫でながら、もう一度ユウマがこの状況になった時間を、確認してきたのは解るのだが、それでも現状誰が聞いても慌てるような内容なのに、落ち着いているユウマを見てティナが不思議に思っているのである。
しかも時間操作や過去や未来を、断りに触れない限り如何にかできる自分が、落ち着いているのならまだしも、神でもないユウマが落ちついているのが不思議でしょうが無かった。しかもティナがそれを行なってもただたんにこの世界は助かる事は無いのであった。
そう事実2つの未来が存在する事象が生まれるのであった。自然に解決したのなら未来自体は変わるが、そうでない場合は、いわゆるパラレルワールドが発生するのであった。
それをユウマは落ち着き如何にか簡単に、解決しようとティナに話しかけ確認していたのである。だが、ティナとしてはそれがなんであれ余りにも落ち着いているのでその行動が不思議であり、なんでなのかが気になったのである。
まあユウマとしては、この状況になる前には戻したいのであったが・・・ただ自分が思っている事が出来て、今の時間が崩壊しない様にする必要があったので、もう一度時間を確認したのである。
それは先程考えていたとおり、ティナの使う能力で一旦過去に戻って、変な矛盾が発生するのと余計なタイムラグが発生するのを防ぐ為でもある。
ホントだったら1週間前にでも数週間前にでも、戻せば全てが変わるはずなのだが、そんな事をすると恐らく俺達が、あの時の迷宮から戻って来れない可能性もある。そうすると今ここにいる俺達が存在しない可能性が出てくるのである。
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それに確か同じ人物が、同じ時間帯に存在するのは、確かおかしい事だとも言っていたので、もしかするとティナが気を利かせて、その状態を回避させる未来を作る可能性もある。なのでその事もふまえて余り過去に飛ぶ事を避けたかったのであった。
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