巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第9章 戦いの中で真実を?

9-58 問題解決の相談?

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 それに確か同じ人物が、同じ時間帯に存在するのは、確かおかしい事だとも言っていたので、もしかするとティナが気を利かせて、その状態を回避させる未来を作る可能性もある。なのでその事もふまえて余り過去に飛ぶ事を避けたかったのであった。



 それで大体の確認は出来たので俺の考えている事を、ティナに説明する事にした。
「ああ、それな実は考えがあるんだ。ちょっと待ってくれなティナ。フィーナ様、すみませんけどちょっと眠って・・・てぇ、あれ?」
「あれ、フィーナちゃん寝ちゃってるね?お兄ちゃん」
 俺とティナが話をしている間に、泣き疲れたのか・・・いつの間にかスウスウと俺の胸に顔を埋め抱きついた状態で寝息をたてていたのである。
 余程張り詰めていたのか、それとも既に限界を超えていたのかは、解らないが今は何故か気持ち良さそうに寝ていたのである。

 ホントは余り聞かれたら不味い話の案件だったので、起きていたら魔法を使い眠ってもらおうとしたのだが、余程疲れていたのかユウマの顔と姿を見て安心していたのか、それともホントに泣き疲れて寝てしまったのか解らないが、ここはこのまま寝かせ状態でティナと話をする事にした。

 もちろん他の守護天使にも、今だ壊れてゾンビみたいにフラフラと、歩き回ってるマリエル様にも聞かれたくないので、フィーナ様をベッドで寝かせる項目で、神界にあるフィーナ様の元の部屋にやって来て話をしたのである。もちろんフィーナ様をベッドで寝かせてからである。

「それでなティナ!さっき言っていた話しで、俺達を過去に飛ばすのは可能なんだよな」
 ティナが驚いた顔になっていたが、よくよく考えたら以前ユウマを過去に飛ばしているので細かい説明は要らないかと考え答えてくれた。

「そっか、お兄ちゃんは知ってたっけ。私が以前お兄ちゃんを飛ばしたから、率直に言うと出来るよ。でも、確か以前も説明したとおり、同じ時間帯に同じ人物が2人以上存在したら時空破壊が次元崩壊を起しかねないよ。それに今回のようなパターンは、失敗したら恐らく未来がそのモノが無くなると思うよ。だって、私が絡む可能性があるから」
 ティナも恐らく俺と同じ考えを持っているようだ。何処どこかの時点で矛盾が発生する事が解っているようだが・・・ただしこれには、抜け道がある事をティナは気が付いてないようだ。

「ああ、解ってる。それでさっき相談した時間だよ。そうだな事実上、向こうでの移動時間も欲しいから・・・う~ん、そうだな30分、最低でも15分過去に行ければいいかな?どうだ、出来るか」

「う~ん、出来るか出来ないかで言われたらそりゃ・・・出来るよ。ただ、そんなんで上手く行くのかな?だって確定してない未来予見でも変更された記録が残ってないんだよ。だから今からそんな短時間過去に戻っても・・・」
 ティナとしては、まだ未来予見が変わってない事から、それは無駄な事になるのではと思っているようだ。ただ、俺としては確信もあるのだった。
 何故ならこの時点では、間違いなく俺というより俺達は現在戦闘を行なわれている場所には、居ない事になっている。
 しかしここでティナに了承をもらえ、過去に送る決心が付けば・・・間違いなく状況が変わると確信していたのである。

「よし、ならこうしよう。もし、俺が言う事が正しかったら、嫌でもうんと言え。そしたら間違いなく状況は変わるはずだ。どうだ、どうする。ティナちゃん」
「ん?うん、解ったよ。で、どういう事なの。詳しく教えてよお兄ちゃん!」
「ああ、なら、まず・・・今は俺達の気というか存在は、ここ神界以外ないだろ」
「うん、無いね。当たり前だけど、当然の事だよね」
 そう確かにこの時点では、俺達の気というか気配はもちろん存在自体すらないはずだ。もちろん別にピンチでも何でも無いからな。

「なら、この時点で俺達を15分から30分前の過去に、ティナが力を使って絶対に送り届けろ。いいな!」
「えっ、あっ、うっ、うん、解ったよ。・・・で、これでどうなるの?まさかこれで言質を取ったとか言わないでしょうねお兄ちゃん!」
 まあ、その事は少し考えていたが、実際はその事じゃない。・・・よし、上手くいった。まだ、気を抑えてるけど突然のごとく俺達の気が現れた。

「なあ、ティナ!今現在俺達の気はどこにある?」
「えっ、何言ってるの?お兄ちゃん。そんなのさっきと同じで・・・・はっ!?・・・えっ、どうなってるの。お兄ちゃん達の気が2つ存在してる。でも、まだ向こうのは、抑え気味だけど・・・なんで?確かにお兄ちゃん達の気だよ?」
 うん、そこは企業秘密だ。実を言うと前回ティナが俺を過去に送った時も、俺の気は2つ存在していた。ただ、その時は辺り前だと思っていた。
 だって過去に飛ばされてるから当たり前じゃん、俺でも解るよ。まあ、あの時はそれを行なったのがフィーナ様と思ってたけどな。

 しかし今回は違う、この気と気配をさっきまでの時間帯まで出してはいけない。というより誰にも気が付かせてはいけないのである。ただ昔の俺達ではスキルに頼っていたので、恐らくスキルの能力で見かけ上は消せても、存在というか自身がだす気は殆ど消せない。
 というより女神様であるティナやフィーナ様達なら気が付く筈だ。フィーナ様も以前は、俺の存在をすぐ見つけられたからである。まあ、あくまで俺限定ではあるらしいのが?それは詳しく教えて貰えなかった。

 それを抜きにしても、今回はあの変な森の中、魔界の辺境の森で身につけた気配を消す方法と、気を抑える事が完全に出来るのようになっているので、気を無くすようなことも不可能ではない。どちらかと言うと好都合なのであった。

「よし、ならお膳たては出来た。今からみんな連れてくるから準備を頼むなぞ。ティナ」
 俺は立ち上がり、すぐに寝ているアリア達の元に向かった。

「あははっ、すごいよ、お兄ちゃん。まさか、そんな事が出来るなんて、でも、まだ未来予見が変わった訳じゃないからね。どうなるんだろう?」
 既にここにはいないユウマに向けて。ティナは1人ごとを言いながら、転移魔法陣のある部屋に移動して行ったのある。

 もちろんユウマは、アリア達を起してファル達をその転移魔法陣のある部屋に連れて戻ってくるのではあるが、その前にユウマは殆ど廃人と化していたマリエル様を眠らせて、マリエル様とシルク様の異常な状態を回復もさせていたのである。

 このとき何故か周囲の守護天使達が物凄く驚いていたが、気にせずその行為を行ない、まだ寝ぼけているアリア達と共に転移魔法陣の部屋に向かったのである。



 それで、ほんの数分でユウマを含む、今回時の迷宮ダンジョンに行っていたメンバーで例の場所に転移する事になった。


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