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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。
13-27 普通なら考えられない場所に・・・?
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そんな事を考えながら、通常の道を外れ森の中を道無き道をリナの指示どおり進んでいた俺達は、何事も無く目的の街の近くまでたどり着いていたのだった。
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ただしここに来るまでの間に、レパードは完全に意識を失ってしまい・・・現状アリエルと同じ様に俺が運んでる状態だ。しかし、アリエルと扱いは違い俺が背負っている背負子に荷物みたいにくくり付けぶら下げている感じなのだ。
「なあ、リナ?レパードが可哀想だと思うのは・・・俺だけか?」
実際その様な扱いにする事を指示したのはリナであり、俺が背負ってる背負子は少し大き目で造ってるので、小柄なアリエルを少し位置を変えればレパードをのせる事は出来た。それなのにその様な扱いをする様に指示してきたのだ。
「いいのよこんな奴は、ホント役立たずなんだから、ホントだったら捨てて行っても文句は言えない状況だわ。大体何の為の護衛なのよ・・・」
何故かリナはレパードに対して役立たずや護衛の癖にと悪態をついていた。それで今現在その場所にはリナがいる。大体今迄その場所にはアリスが陣取っていたのだが、いつの間にかリナが陣取ってレパードに対しては、ひどい扱いを行なわれてる状態なのだ。
それで現状アリスに関しては、今迄いた場所をリナに奪われてしまったので、いつの間にか俺の肩に跨り肩車状態になっていたのだ。結局今では俺が4人とも運んでる状態になってる。
「結局みんなを運ぶ事になるのね・・・」
俺としては片腕にリナがへばり付かれずに済んだ事と、結局天使族である4人を運ぶ事に対して複雑な表情になってしまった。
「ん?ユウマっ!どうしたの?重たいの?降りようか私?」
アリスが俺の頭の上から覗き込み心配そうに聞いてきた。はっきり言って重たい訳ではない、なにせ以前アリス達が捕らえられていた檻ごと4人を、助け出した時でも重いと感じなかったからだ。
それに現状はその檻がない分・・・かなり軽い状態なのだが、アリスが俺の表情を見て勘違いしたようだ。
「いや、重くは無いけど・・・なんか複雑だなっと思ってな。何せ最初リナに関しては俺の事を汚物を見る様な視線を向けていたのに・・・今じゃこんな感じになってるのがな」
しかし、人間・・・いや天使なんだが、態度が変われば変わるモノだなと思う瞬間だった。まあ、アリスに関しては最初から変わり無いが、リナに関してはあきらかに俺に対する警戒が解けて信頼に近い状態へとなっていた。
それで結果的に俺は・・・天使族である4人を運ぶ状態になり、移動速度を速め街へと急いで向かう事にした。その状態のまま深い森の中を通常の倍の速度で進んで行き、ついに街がある場所へとやって来た。
そして、最初に俺が目にしたのは・・・街の外周を護る為の外壁と監視塔のある場所であった。
「なあ、ここって街の入口じゃないよな?まあ、普通なら当たり前なんだけど・・・」
何故そのような言葉が出たかと言うと、実は俺達が通って来た森の中は・・・通常の道からかなり外れた場所なのだ。だが普通ならこの俺達が向かって来た森は誰も通る事もないし、この場所に実際やって来る人もいないので、普通ならその場所には必要のないモノなのだ。
それなのに、その場所には普通に考えたら有ること自体がおかしなモノが存在しているのであった。
「・・・なんで普通の通用門がこんなとこにあるんだ?監視塔は百歩譲って納得できるが?ここって人が通る・・・というより、誰も来る事が出来ないだろ?なんでこんな場所に門が?なあ、リナここっ・・・」
実際俺達にとっては好都合なのだが、事実何の為に造られたモノなのかが不思議で仕方が無かった。大体この場所に来る様に道順と方向を指図したのはリナなのだから、その本人に聞くのが一番だと思ったのだ。
ただそのリナに聞くにしても、目の前にある門はかなり立派な門ではあるし、実際ここから出入りするとしても、俺達がやって来た森の中には凶暴な魔物も沢山いた。事実普通なら好んで通るような場所でもなかったのだからなお更不思議な感じだった。
しかし、俺が聞こうとした言葉を遮って、リナは自身の言葉を語り出した。
「良かった!ここにはまだ悪魔族は来てないみたいね。早く中に入りましょ。ユウマ!門に近付いて・・・」
・・・ん?いや、そんな事を聞きたかった訳じゃなくて、ここになんで門があるか知りたかったんだけど・・・。
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俺のそんな考えをよそに、リナが安心したようで門に近付くように急かしてきたのであった。
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そんな事を考えながら、通常の道を外れ森の中を道無き道をリナの指示どおり進んでいた俺達は、何事も無く目的の街の近くまでたどり着いていたのだった。
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ただしここに来るまでの間に、レパードは完全に意識を失ってしまい・・・現状アリエルと同じ様に俺が運んでる状態だ。しかし、アリエルと扱いは違い俺が背負っている背負子に荷物みたいにくくり付けぶら下げている感じなのだ。
「なあ、リナ?レパードが可哀想だと思うのは・・・俺だけか?」
実際その様な扱いにする事を指示したのはリナであり、俺が背負ってる背負子は少し大き目で造ってるので、小柄なアリエルを少し位置を変えればレパードをのせる事は出来た。それなのにその様な扱いをする様に指示してきたのだ。
「いいのよこんな奴は、ホント役立たずなんだから、ホントだったら捨てて行っても文句は言えない状況だわ。大体何の為の護衛なのよ・・・」
何故かリナはレパードに対して役立たずや護衛の癖にと悪態をついていた。それで今現在その場所にはリナがいる。大体今迄その場所にはアリスが陣取っていたのだが、いつの間にかリナが陣取ってレパードに対しては、ひどい扱いを行なわれてる状態なのだ。
それで現状アリスに関しては、今迄いた場所をリナに奪われてしまったので、いつの間にか俺の肩に跨り肩車状態になっていたのだ。結局今では俺が4人とも運んでる状態になってる。
「結局みんなを運ぶ事になるのね・・・」
俺としては片腕にリナがへばり付かれずに済んだ事と、結局天使族である4人を運ぶ事に対して複雑な表情になってしまった。
「ん?ユウマっ!どうしたの?重たいの?降りようか私?」
アリスが俺の頭の上から覗き込み心配そうに聞いてきた。はっきり言って重たい訳ではない、なにせ以前アリス達が捕らえられていた檻ごと4人を、助け出した時でも重いと感じなかったからだ。
それに現状はその檻がない分・・・かなり軽い状態なのだが、アリスが俺の表情を見て勘違いしたようだ。
「いや、重くは無いけど・・・なんか複雑だなっと思ってな。何せ最初リナに関しては俺の事を汚物を見る様な視線を向けていたのに・・・今じゃこんな感じになってるのがな」
しかし、人間・・・いや天使なんだが、態度が変われば変わるモノだなと思う瞬間だった。まあ、アリスに関しては最初から変わり無いが、リナに関してはあきらかに俺に対する警戒が解けて信頼に近い状態へとなっていた。
それで結果的に俺は・・・天使族である4人を運ぶ状態になり、移動速度を速め街へと急いで向かう事にした。その状態のまま深い森の中を通常の倍の速度で進んで行き、ついに街がある場所へとやって来た。
そして、最初に俺が目にしたのは・・・街の外周を護る為の外壁と監視塔のある場所であった。
「なあ、ここって街の入口じゃないよな?まあ、普通なら当たり前なんだけど・・・」
何故そのような言葉が出たかと言うと、実は俺達が通って来た森の中は・・・通常の道からかなり外れた場所なのだ。だが普通ならこの俺達が向かって来た森は誰も通る事もないし、この場所に実際やって来る人もいないので、普通ならその場所には必要のないモノなのだ。
それなのに、その場所には普通に考えたら有ること自体がおかしなモノが存在しているのであった。
「・・・なんで普通の通用門がこんなとこにあるんだ?監視塔は百歩譲って納得できるが?ここって人が通る・・・というより、誰も来る事が出来ないだろ?なんでこんな場所に門が?なあ、リナここっ・・・」
実際俺達にとっては好都合なのだが、事実何の為に造られたモノなのかが不思議で仕方が無かった。大体この場所に来る様に道順と方向を指図したのはリナなのだから、その本人に聞くのが一番だと思ったのだ。
ただそのリナに聞くにしても、目の前にある門はかなり立派な門ではあるし、実際ここから出入りするとしても、俺達がやって来た森の中には凶暴な魔物も沢山いた。事実普通なら好んで通るような場所でもなかったのだからなお更不思議な感じだった。
しかし、俺が聞こうとした言葉を遮って、リナは自身の言葉を語り出した。
「良かった!ここにはまだ悪魔族は来てないみたいね。早く中に入りましょ。ユウマ!門に近付いて・・・」
・・・ん?いや、そんな事を聞きたかった訳じゃなくて、ここになんで門があるか知りたかったんだけど・・・。
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俺のそんな考えをよそに、リナが安心したようで門に近付くように急かしてきたのであった。
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