巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。

13-61 双頭邪竜との戦闘開始?

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 俺がその場所に向かう時に2人が何かを叫んでいたようだが、そこは気にせず向かったのだった。



 2人が何を言いたいのかは・・・大体予想はつくのだが、実は俺の予想は違っていたのだった。

 まあ、俺の予想では、2人をおいて行く事に対しての抗議と思っていたのだが、流石の2人も現状の双頭邪竜は、暴走して危険だと判断して付いて行く気はこの時は全く無かったらしい。

 それで何を叫んでいたかと言うと・・・実は、双頭邪竜の暴走を引き起こす前に、2人が行なっていた事を説明する為に、ユウマを呼び止めていたのだ。だが、肝心のユウマはその事を気にしないまま・・・双頭邪竜の元に物凄いスピードで向かっていったのだった。
「ありゃりゃ!ユウマ物凄い速度で駆け出していっちゃたよ・・・リナちゃんどうする?説明してないけど・・・」

「う~ん、そうよね。まあ大丈夫だと思うわよ。私達、絆を結んでるからユウマの魔力でも問題ないと思うわよ。でも、ユウマったら・・・そんなに急いで行かなくても、流石にあの状態の相手のいる場所には・・・私達も付いて行く気は無いのにね」
 結局話を聞かないで、駆け出した俺の背中に視線を送りながら、2人は話していたのである。なにやら重大な事を説明するようだったが、既に氷の森の近くまで移動していたので・・・現状どうしようも無いのであった。

 それは、のちにリナとアリスの2人が行なっていた行為が、ユウマの危機を救う事になるとは・・・流石にこの時は俺も思っていなかった。実際には最初から解っていれば・・・。

 それで結局その事を確かめないまま、双頭邪竜のいる氷の森へと入って行った。自分でこの様な氷の森の状態にした事に後悔しながら足を踏み入れた。
「さっ、流石に森の中は寒すぎる・・・まさかここまで無秩序な空間になってるとは!」
 自分でやっておいてなんだが・・・この状態は想像を絶する、なんともいえない空間へと変貌していた。何せ森の入口に足を踏み入れる前と、後では全然違う場所だと言う不思議な感覚にとらわれた。

 それは、アリスが気づいていた様に、氷の森がある場所は時間の流れが全く違っていたのだ。しかもこの空間の重力もおかしな状態になっているのだ。当然氷の森の気温は生命が活動するのは困難なほど寒く、耐性がなければ恐らく数分と持たず凍り付いてしまう・・・そんな空間へと変貌していた。

「これって、寒いだけじゃなくて・・・体が少し重い?それに氷の世界と通常の世界の狭間が・・・」
 事実!氷の森がある氷の世界?いや空間と言った方がいいのか?そこから見た光景は、全ての雲の動きや色々なモノがかなり早く動いていたのだ。まさしく同じ世界なのに一歩その氷の空間に足を踏み入れば・・・時間の流れ事態が全く違っう感覚をあじわい、体感するのであった。

「よしっ!とりあえず状況は解った。奴が俺に気付いてない今のウチに・・・」
 その事を確認して、有無も言わさず双頭邪竜に殴りかかり・・・強烈な一撃を加えたのである。流石に暴走していても、不意に俺の攻撃を受けた双頭邪竜は、防御等の行為をとる暇も無く、その場所から一回転・二回転・三回転と転がり・・・信じられないほど吹き飛んだ。それは氷の森に出来た氷柱を、殆ど破壊しながら転がりちょうど氷の森の中心部付近に停止したのだ。
 何故、信じられないかと言うと・・・最初に双頭邪竜が現われた時は、頭の部分だけで言うと成人した人がうえに乗れる位の大きさだった。体長で言えば20mは超えている程だったが、現状何故か縮んでいる感じだが、それでも15m前後の大きさがあり、普通ならパンチ一発で吹き飛ばせる大きさでは無かったからだった。

 ただ双頭邪竜は、少し小さくなっているが全てにおいての力と魔力が・・・暴走している事を踏まえても、最初の頃より数倍は強くなっているのだった。普通に考えても異常な程に強大になっていたのだ。

 そして、その吹き飛んだ肝心の双頭邪竜は、一旦は目を回し気絶して行動不能となったみたいだが、何故かその瞬間から俺自身も行動出来なかった。
 正確には俺自身は全く行動出来なかった訳ではないが、どうにも現状近付くとやばい気がして動く気がしなかった。それで双頭邪竜は・・・ホンの少しだけ意識をなくし、俺が一旦攻撃を止めて、この後どうするか悩んでいると、その間に意識を取り戻した。
 ただし暴走状態は、治まっておらず・・・逆に双頭邪竜の怒りをかい、俺に怒りをぶつけて来た。そう、今までも目標が、実際に何かは解らないが、俺がどうやら奴の攻撃対象になったようだ。



 実際には、先程のユウマの行為が戦闘の開始の合図となった。流石に暴走状態だったが、完全に俺を敵と認識したようで、俺がどこに移動しようとしても、追いかけてきて、全ての攻撃を俺へと切替・・・とんでもない戦闘を開始したのだ。


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