巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。

13-60 暴走した双頭邪竜とその周囲?

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 ただ、幸いな事に街とは反対側の・・・俺が凍らせてしまった森の方へと暴れながら向かっていたのであった。



 しかし、その方角は俺が初めてアリス達天使族にあった場所で、しかも悪魔族に捕まっていた場所だ。確か悪魔族が何らかの理由で急増した集落がある方角なうえに、・・・どうも俺がこの世界へ最初に訪れた場所の方角でもあったのだ。
 まあ訪れたは正確な例えでは無く、理由は解らないが気付いたらその場所にいた場所の方角だ。

 何故その方角が解ったかと言うと、ちょうどその場所には一本だけ他の樹とはあきらかに違う大樹がそびえ立っていたからだ。
 事実その場にいた時は、巨大な樹がある事には気付いたが、それが1本だけとは気付かなかったのだ。だがアリス達を助け、丘の上に移動して高所に登った時に・・・その樹が1本しか無い事に気付いたので、覚えていたのだった。

 ただ双頭邪竜が何故その方向に向かっているのかが、よく解らなかった。
 何故なら普通に考えたら意図的でない限りなら、人が密集する街の方に向かう筈・・・何故なら広範囲の土地で感じる気配や生命力等で言えば間違いなく街の方が多いのだが・・・それを無視するような感じで、双頭邪竜が反対方向に移動しだした事についても、実際・・・良く解らん?まあ、恐らくは、ホントに偶然だろうと思う。
 何せ暴走しているうえに、実際何をしているかが双頭邪竜自身にも解っていないだろう思うからだ。

「しかし、このままじゃ・・・不味いよな?今のところは俺が凍らせた森だけが被害にあってるけど・・・ん?あれ?」
 暴走した双頭邪竜を、そのままにはしておけないと思いながら・・・この後、どうしようかと考え話を進めていると、どうも俺が凍らせた森をある程度進んだ場所から動きが鈍くなっていたのだ。実際にはおる程度進んだところで気付いたのだ。

「なんか、あいつの動きが・・・かなり遅くなってないか?」
 双頭邪竜はあきらかに全ての動きが遅くなり、移動する速度は最初頃に比べるとかなり遅くなっている気がするのだ。それで俺の見間違いかもしれないので、リナ達にも確認する事にしたのだ。

「ホントね!でも、なんでだろうね。あの森に入ってからだよね?たぶん・・・」
 やはりリナにも、そう見えるようだが・・・。

 しかし、俺とリナでは気付かなかった事を、アリスが気付き語った。
「ねえ、あの森・・・氷付けの森の中が、おかしいんじゃないかな?だって、ほら!あそこの空間だけ動きが・・・」
 いやいや、アリスさん!そんな事ある訳ないじゃない、だって同じ空間内で時間が違うなん・・・んん?えっ!?

 アリスが通常なら考えられない、おかしな事を言いながら・・・俺が凍らせた氷の森がある方角を指差した。俺としてはそんな事はある訳が無いと思いつつ、アリスの指す指の方角に視線を向けて驚いたのだ。

 何せ俺の目に映ったのは、双頭邪竜が上空に放った炎と氷のブレスの速度と、偶然その空間から逃げ出してきたであろう鳥類の魔物の姿だった。
 何せその氷付けの森がある空間、というよりその氷に閉ざされた森の境界線を越えた途端・・・その中での動きの3倍以上の速度で動き出したのだ。ここで何故氷付けの森の方角から飛んでいった鳥類の魔物に関しては、この際考えない様にした。だが、行動速度が遅くなった双頭邪竜に関しては、そうも言ってはいられない。
 大体あの場所で何が起きているのかが、さっぱり解らないので実際その場所に向かう事にしたのだ。

 まあどの道、暴走中の双頭邪竜に関しては、早く討伐しないといけない感じがするからである。実際に暴走開始時から潜在能力と魔力が・・・異常な程に強力な上に身体を覆う炎や氷、それに光と闇の翼が二回り程大きく発展していたからだった。

 その状態を感じ取ったリナも、不安に思い俺の腕を掴みこちらに視線を向けた。
「ユウマ!あれは・・・」

 流石の俺も暴走している双頭邪竜の現状は異常だという事は、解っているのでリナの言葉を遮り。俺の考えを話したのだ。
「みなまで言うな、リナ!俺にもさっぱり解らん。だからあの場所に行くよ。どの道あの双頭邪竜を倒さないといけないからな。なんかこれ以上ほっといたらやばそうだし・・・・」
 今回は流石に2人を連れて行くわけには行かないので、この場の事を2人に任せ双頭邪竜の元に向かったのである。



 俺がその場所に向かう時に2人が何かを叫んでいたようだが、そこは気にせず向かったのだった。


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