巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第3章 街まで移動、転移しないで護衛延長かもしれない

3-9 街に入れた!からのこれからどうする?

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 シルフィーがユウマに、この街のお偉いさんに会いに行くがどうするか聞いてきたので
「いえ!俺は少し観光と言うか転移門跡に行って、その後冒険者ギルドに行ってみようかと考えていますが?」

「なら、名残惜しいですが一旦お別れということで、あっ!でも宿はこちらで準備しますから・・・」

 ユウマがシルフィーたちに今から行くところを断り観光をすると言ったら、少し残念そうに、そうですかと言ってから宿はシルフィーたち一行と同じ宿を準備するのでそこで落ち合うことにしたが、ユウマは宿の場所を知らないので聞こうとしたらレオンが。

「ええ、なら私どもがユウマ殿と冒険者ギルドで落ち合い、宿まで連れて行きます。丁度今まで討伐した魔獣モンスターの素材や魔核を収めに行きますからその後でも」
 レオンたちは、一旦宿に着いたら片付け等用事を済ませたら、冒険者ギルドに素材などを収めに行くので、その時ユウマとおちあい宿までつれて帰ると約束した。

「それでは、レオン隊長どの我々は一旦この男共を守衛所に連れて行き引渡してきます。そのあと騎士の寄宿舎へ引き上げますので、これで失礼します」
「ああ、此度の救援ありがとう。後でそちらへ挨拶に行くので団長殿によろしくと伝えておいてくれ」
 途中で合流した騎士レンドとグローリは、ここに来るまでに捕まえた男共を連行するため、ここで引き上げるとレオンに言ってきた。
 連行する男共には、既に犯罪者に付けられる隷属の首輪を、防衛門の入門審査時に取り付けられていた。

-☆-

 この隷属の首輪は、犯罪者等を街に入れる際に取り付けられ絶対に逃れなれないようにする物で、何か悪い事をした時などは動きを拘束したり、もし逃亡されたとしても首輪に取り付けられた水晶が追跡装置の役目を、果たしているので発見が簡単である。

 また、犯罪を犯していない者に取り付けるのは、不可能な品物になっている、間違って着けられてもその場で首から外れ、無実を証明する構造となっていてる。

 そして、隷属の首輪は犯罪者用だけとは限られず、他にも何かしらの奴隷が存在している。
 この世界では、奴隷を作り奴隷を持つことの出来る奴隷制度があり、また商品として扱っている奴隷商のギルドも存在している。 
だが奴隷と言っても最低限の人間の保証がされている。

 保障の内容は衣・食・住を最低限あたえ、なお病などの身体に影響がある状態になったりしたら治療院や寺院で治療を無料で行う等の義務も発生するのだ、ただしその分の奉仕又は仕事をしていかないといけない、また犯罪者等は特にきつい仕事をしなくてはならない。

 それで仕事先は奴隷専門の職業ギルドで請負い、そして絶対世話を行う等の保障もされている。

 もしこの保障が破られることなどがあれば、首輪が即座に反応してその行為を行った相手は少なからず罰をあたえられると言うシステムも存在している。

 なので自分から奴隷になる人も存在しているという事を、入門審査室で審査官の秘書であるリラ嬢に教えて貰ったユウマであるが、他にも色々詳しい事を聞いたがそれはおいおい説明していくとしよう。

-☆-

 騎士レンドとグローリが、途中で捕らえた襲撃者の男達を守衛所へ連行して罪状と過去の犯罪暦を調べて、その首に賞金がかかっていれば、その賞金はもらえるので後で渡すようにしますと言って離れていった。

 そして、残った一同は、一旦解散してそれぞれの目的の場所へ向かった。



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