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第3章 街まで移動、転移しないで護衛延長かもしれない
3-19 少年達の戦闘終了からの次はユウマの番?
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ユウマとグラントがお互い構えた状態で相手の初手を窺って動かないで、いや動けないでいると、1人の少女が目を覚ました。
「ううん、私達どうなったの?」
最初に目を覚ましたのは、アリアで状況が把握できずに周りを見てから、格闘技場の方に目をやった。
「あっ!ユウ兄が戦ってる?あれ!でも動いてない?」
アリアが、格闘技場にいるユウマと、先ほどみんなと一緒に戦っていたグラントを確認したので、今度はユウマが戦っていると思ったが、動いてないので何故と思って声をだしたら。
「ええ、かれこれ15メリテ(15分)動いていないわ!」
アリアの独り言に近い声に答えるように、後ろにいた狐人の少女がそう答えた。
アリアの知らない声が後ろから聞こえたので驚いて振り向いて見ると、そこに先程ギルドマスターの部屋にグラントと一緒にいた少女、狐人の少女がいるのに気が付いた。
そして自分の周りに気絶したユータ達が観客席に、寝かされているのにも気が付いた。
アリアがみんなを見てから何故ここに自分たちがと思って頭をかかげて考えていると、狐人の少女がアリアに向けてこう言った。
「全員が目を覚ましたら色々と説明してあげるわ、それまで彼たちの戦いを見ていなさい」
そして、その動かないユウマとグラントはお互いに話をしていた。
「おいおい、あんちゃん何故かかって来ない?そろそろかかって来たらどうだ!」
「攻撃したいなら、そちらからどうぞ」
2人は何気ない話をしているが、お互い何もしていないのに汗をかいて相手の動きを窺っている。
で、この均衡が崩れる瞬間が訪れた、何故かと言うとお互い動かず汗を掻いていたがユウマの方は運悪く汗が目に入り一瞬目を閉じてしまい、その瞬間グラントが懐に入って来た。
ユウマはとっさに後方に飛び退き、グラントの肩からの突進を寸前にかわしたが、風圧いや衝撃でかなり遠くまで飛ばされた。
このユウマが飛ばされる前にユータとロンが目を覚まし格闘技場の方を見た時に、ちょうどユウマにグラントの攻撃が当たったように見え、実際はユウマが自分から後方に跳んだのだが、勢い良く飛ばされたので攻撃を喰らったように見えていた。
その光景を見ていた3人は、ユウマがやられたーと思いそれぞれ声を出していた。
「「ああ!兄貴っ!兄貴が」」
「ユウ兄!?」
ユータとロンがユウマが攻撃を食らって吹き飛ばされたと思い声をそろえて叫び、アリアも何でと思い声をだし目を反らしていた。
ちょうどその時に、メイリーが目を覚ましてアリアたちをみてから、どうしたの?と首をかかげて格闘技場の方に目をやったら、メイリーたちのいる観客席のすぐ近くまで飛ばされていた、ユウマに気が付き声をかけた。
「ユウ兄様!」
ユウマは、メイリーの声に気が付きそちらの方を見てから語りかけた。
「よっ!みんな目が覚めたか?」
「はい、ユウ兄様はなにを?」
「うん!只今戦闘中、まあ、おとなしく観戦してろ!」
メイリーはユウマが格闘技場の端まで飛ばされたとは、知らずユウマに声をかけ、そのユウマは何も無かったようにメイリーと会話していた。
またグラントとの戦闘のため、そちらの方を向きメイリーに手を挙げてから
「じゃ行ってくるよ!」
ユウマは、メイリーにそう言って全力でそちらに向かった。
常人には、一瞬消えた様なスピードで、今までそこにいたユウマが、突風とともにグラントの方へ向かって行く光景を見たメイリーは、何が起こったか解らず目を《パチクリ》とさせて、みんなの方に向いてから。
「ねーねー!アリアちゃんユウ兄様、すっごく速いですね!」
メイリーがアリアに声を出して聞いたら。
「へっ!えっユウ兄やられたんじゃ?」
「あうー!兄貴!あれ?吹き飛ばされてやられたんじゃねえのか?」
「へっ!ユウ兄貴?どうゆうこと?」
そう、このときアリアに続いてユータとロンは、ユウマがグラントの攻撃を受けて吹き飛ばされ、そしてやられたと勘違いしていた。
しかしメイリーは、ユウマがグラントに攻撃をされた時の事は、全く見ておらず目が覚めて格闘技場を見た時には、平然と立っているユウマを見たので、何でみんなが《おろおろ》していたのかがまったく解らなかった。
グラントは、自分の前までやって向かって来たユウマを見てから。
「ほう!あの攻撃を一瞬の判断で、後方に飛び退くとはたいしたもんだ」
「いやいや、てかっ!何ですか?あの衝撃波は、ちょっと後ろに避けるはずが格闘技場の端まで飛ばすなんて?」
「ふん!俺としては、あんちゃんを壁に叩き付けたかったんだがな!」
《ニヤッ》と、いやらしい笑みを浮かべ、グラントがユウマに言いはなち、ユウマもグラントにあんたの攻撃どんだけの威力なんだとお互い話していた。
「なら!あんちゃん今からは、お互い探り合い無しの戦いをしようじゃないか、どうだい?」
「いやー!痛いのは嫌なんですけど、しょうがないですね」
「よっし!なら第二ラウンド開始といこうや」
グラントが第二ラウンドを始めようと声にだしてから気を練り上げるように気合を入れだした。
ユウマは、グラントのこの行為を見て、何もといえない気配を《ピリピリ》と肌に感じてから鳥肌がたった。
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ユウマとグラントがお互い構えた状態で相手の初手を窺って動かないで、いや動けないでいると、1人の少女が目を覚ました。
「ううん、私達どうなったの?」
最初に目を覚ましたのは、アリアで状況が把握できずに周りを見てから、格闘技場の方に目をやった。
「あっ!ユウ兄が戦ってる?あれ!でも動いてない?」
アリアが、格闘技場にいるユウマと、先ほどみんなと一緒に戦っていたグラントを確認したので、今度はユウマが戦っていると思ったが、動いてないので何故と思って声をだしたら。
「ええ、かれこれ15メリテ(15分)動いていないわ!」
アリアの独り言に近い声に答えるように、後ろにいた狐人の少女がそう答えた。
アリアの知らない声が後ろから聞こえたので驚いて振り向いて見ると、そこに先程ギルドマスターの部屋にグラントと一緒にいた少女、狐人の少女がいるのに気が付いた。
そして自分の周りに気絶したユータ達が観客席に、寝かされているのにも気が付いた。
アリアがみんなを見てから何故ここに自分たちがと思って頭をかかげて考えていると、狐人の少女がアリアに向けてこう言った。
「全員が目を覚ましたら色々と説明してあげるわ、それまで彼たちの戦いを見ていなさい」
そして、その動かないユウマとグラントはお互いに話をしていた。
「おいおい、あんちゃん何故かかって来ない?そろそろかかって来たらどうだ!」
「攻撃したいなら、そちらからどうぞ」
2人は何気ない話をしているが、お互い何もしていないのに汗をかいて相手の動きを窺っている。
で、この均衡が崩れる瞬間が訪れた、何故かと言うとお互い動かず汗を掻いていたがユウマの方は運悪く汗が目に入り一瞬目を閉じてしまい、その瞬間グラントが懐に入って来た。
ユウマはとっさに後方に飛び退き、グラントの肩からの突進を寸前にかわしたが、風圧いや衝撃でかなり遠くまで飛ばされた。
このユウマが飛ばされる前にユータとロンが目を覚まし格闘技場の方を見た時に、ちょうどユウマにグラントの攻撃が当たったように見え、実際はユウマが自分から後方に跳んだのだが、勢い良く飛ばされたので攻撃を喰らったように見えていた。
その光景を見ていた3人は、ユウマがやられたーと思いそれぞれ声を出していた。
「「ああ!兄貴っ!兄貴が」」
「ユウ兄!?」
ユータとロンがユウマが攻撃を食らって吹き飛ばされたと思い声をそろえて叫び、アリアも何でと思い声をだし目を反らしていた。
ちょうどその時に、メイリーが目を覚ましてアリアたちをみてから、どうしたの?と首をかかげて格闘技場の方に目をやったら、メイリーたちのいる観客席のすぐ近くまで飛ばされていた、ユウマに気が付き声をかけた。
「ユウ兄様!」
ユウマは、メイリーの声に気が付きそちらの方を見てから語りかけた。
「よっ!みんな目が覚めたか?」
「はい、ユウ兄様はなにを?」
「うん!只今戦闘中、まあ、おとなしく観戦してろ!」
メイリーはユウマが格闘技場の端まで飛ばされたとは、知らずユウマに声をかけ、そのユウマは何も無かったようにメイリーと会話していた。
またグラントとの戦闘のため、そちらの方を向きメイリーに手を挙げてから
「じゃ行ってくるよ!」
ユウマは、メイリーにそう言って全力でそちらに向かった。
常人には、一瞬消えた様なスピードで、今までそこにいたユウマが、突風とともにグラントの方へ向かって行く光景を見たメイリーは、何が起こったか解らず目を《パチクリ》とさせて、みんなの方に向いてから。
「ねーねー!アリアちゃんユウ兄様、すっごく速いですね!」
メイリーがアリアに声を出して聞いたら。
「へっ!えっユウ兄やられたんじゃ?」
「あうー!兄貴!あれ?吹き飛ばされてやられたんじゃねえのか?」
「へっ!ユウ兄貴?どうゆうこと?」
そう、このときアリアに続いてユータとロンは、ユウマがグラントの攻撃を受けて吹き飛ばされ、そしてやられたと勘違いしていた。
しかしメイリーは、ユウマがグラントに攻撃をされた時の事は、全く見ておらず目が覚めて格闘技場を見た時には、平然と立っているユウマを見たので、何でみんなが《おろおろ》していたのかがまったく解らなかった。
グラントは、自分の前までやって向かって来たユウマを見てから。
「ほう!あの攻撃を一瞬の判断で、後方に飛び退くとはたいしたもんだ」
「いやいや、てかっ!何ですか?あの衝撃波は、ちょっと後ろに避けるはずが格闘技場の端まで飛ばすなんて?」
「ふん!俺としては、あんちゃんを壁に叩き付けたかったんだがな!」
《ニヤッ》と、いやらしい笑みを浮かべ、グラントがユウマに言いはなち、ユウマもグラントにあんたの攻撃どんだけの威力なんだとお互い話していた。
「なら!あんちゃん今からは、お互い探り合い無しの戦いをしようじゃないか、どうだい?」
「いやー!痛いのは嫌なんですけど、しょうがないですね」
「よっし!なら第二ラウンド開始といこうや」
グラントが第二ラウンドを始めようと声にだしてから気を練り上げるように気合を入れだした。
ユウマは、グラントのこの行為を見て、何もといえない気配を《ピリピリ》と肌に感じてから鳥肌がたった。
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