巻き込まれて異世界へ ～なぜだか関わった人の運命変えてます～

第3章 街まで移動、転移しないで護衛延長かもしれない

3-22 ユウマとグラントの戦闘からの戦闘決着？

・
・
・
　まず最初に動いたのは、グラントの方で先程の同じ様にトンファーを回転させながら近づいてきてから、攻撃の乱舞を開始した。
　先程と違うのは、トンファーの攻撃だけでなく、蹴りと魔法を併用してきている。
　右側のトンファーで叩きつける攻撃をユウマが避けたら、左側のトンファーが来ると読んでいたユウマが、避ける事をせず木刀で防ごうとしたのを見て、グラントはすぐさま膝での蹴りに変え攻撃。

　するとユウマが瞬時に反応して後方へ飛んで避けようとした所に、爆裂魔法の破砕爆裂バーストインパクトをしようして、ユウマに一撃を当て吹き飛ばそうとして放ったが、ここでまたグラントたちを、驚かせて信じれない事を起こした。

　それは、ユウマに放たれた爆裂魔法破砕爆裂バーストインパクトを木刀一本を振るい剣気のみでかき消してしまったのだ、これには振るった本人も驚いていた。
　ユウマは、ただたんに魔法が放たれ爆発寸前、ユウマの目の前に光が見えたので、気合を込めて木刀でその光を切ったのだがまさか切れるとは思っても見なかったからである。

「おいおい！嘘だろ？魔法をかき消すなんて・・・・」
　グラントは、自分の放った不意をつき最高の一発の魔法をかき消された事に驚き言葉を出していた。

「なっ、なんだよ！今の？」
「ええ、ユウ兄たちの動きは、解らなかったけど、さっきのは解ったよ！でも、魔法が発動すると同時に？」
「ええ！魔法そのものがかき消えましたよね」
「うん、どうも兄貴は、あの武器で魔法が起動する前に魔法陣をきったみたいですね」
　ユータとアリア、そしてメイリーの三人が、《はっ》と言って一斉にロンの方を見た。

「はっ、はい？どうして、みんな驚いているのですか？」
　ロンは、いったい何に驚いてこちらを見ているのか解らず、みんなに問いただした。

「ロン！お前兄貴が何したか解るのか？」
「そうよ、ロン今魔法陣がどうのこうのって？」
「うん、うん、起動するときの魔法陣を切ったって」
　ロンの問いただしの後に、3人より逆に質問されたので、ロンは正直に答えた。
「えっ！だって今まで解らなかったのですが？魔法を使うときと発動または起動時に、魔法陣が出るんじゃないですか？」
ロンの言葉にみんなが《はあ？》と首を掲げてから。

「「「いやいや、そんなの見えないし、ましてや解んないし」」」
　3人が声をそろえてロンに、向けて言い放った、しかしロンの方は、みんな見えないのか？と思っていると。

「ヘー！ロンあなた、魔法陣の構築が見えているのね！」
「あっ！はい？先ほどから魔法陣の構築かどうか解りませんが、魔法を使った時、魔法陣が見えますけど？僕がおかしいのでしょうか？」
「いえ、別におかしくないわ、たまにいるのよ！すべての魔法を読み取り使用できる人。その者は全知全能の究極の大魔導師の素質を持った人材がたまにいるのよね。しかもそのいただきまで到達すればMPマジックポットを気にせず魔法を使えるわよ」
　フィリアのその言葉を聴いて、ロンは自分のそんな力いや大魔導師になれる素質があるのかと驚いていた、そしてそれを聞いた残りの3人もロンすごいなど言って絶賛していた。

《なに！この子達、ユータは勇者の素質があり、ロンは槍使いかと思ったら大魔導師の素質があるなんて、それにアリアは、魔法剣士としての力が覚醒している。近くに魔眼の持ち主がいればもしかしたら、いえそんな近くにいないわよねこの国でも5人しかいないし。そしてメイリーは、もともと回復や補助系統の魔法が得意みたいだし、まさかね！いいえでも、もしかしたら聖女か賢者の素質があったりして？まさかね》等をフィリア考えていた。

　そんな事を話してる最中もグラントとユウマの戦闘は続いていた。

　そして、ユウマはついにグラントより強烈な一撃を受けていた。
　そのグラント攻撃は先程と同じ用に魔法を使って攻撃をしてきたが、その魔法をユウマがまた切り裂いたと同時に、瞬時でユウマに近づきトンファーで木刀を押さえ込むと、前転宙返りの要領で一回転する途中でユウマに向けて踵落としをしてきてユウマを地面に這いつくばらせた。

　このとき、グラントはユウマを見下ろてからやっと終わったかと思っていた。
・
・
・