巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第5章 王都シルフォードに向けて出発かもしれない。

5-3 夜の見張りをする前に仮眠を取ろう・・!

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 中番の見張り番については、ユウマと少年達の4人、隊長のレオン、そして女性騎士セリカと冒険者2人の9人で行なう事になった。



 夕食を皆で食べた後、ユウマは、早めに仮眠を取り見張りに備えようとした。

 そのため少年達にも、仮眠をとって自分達の見張り番に備えようと声をかけた。
 するとユータとロンは、何故か起きて話をしているなどと答えてきたので、ここで仮眠を取っておかないと、後で辛くなると騎士のレオンに言われ、仕方なく言う事を聞いてくれた。
 2人はぶつぶつ言いながら、自分達の乗っていた馬車まで行き。先程準備した簡易天幕の下の寝床に行き、仮眠を取るようにしていた。

 アリアとメイリーは、ユウマの言葉に従い直ぐにその場所に向かっていたが、途中で女性騎士のセリカが2人を捕まえて自分達の天幕で仮眠を取るように誘っていた。すると色々話をした後に、その天幕へと連れて行かれた。 そして、中に入る前に2人はお礼を言って女性騎士達の天幕に入って行った。その中で一緒に仮眠を取るようだ。

 ユウマ自身も天幕などは無いので、シルフィー達の荷馬車の後ろの開いているスペースを借りて、寝床を作ってそこで仮眠を取る様にしていた。何故ここで仮眠する事になったかは・・・・。

 最初は、騎士達の天幕に来るように言われていたが、騎士達の人数が増え天幕の中が狭くなっているのと、夜中に出入りする時に迷惑をかけたくないので外で仮眠を取ると伝えた。

 すると、シルフィーが自分の馬車で仮眠を取るように進めてきた。
 だが流石にシルフィー達の寝るところで仮眠を取る訳にはと思って、丁重にお断りした。

 そしたら何故かシルフィーに残念そうな顔をされた。レーネも流石にそれはと言いかけて、そう言えば荷馬車の後ろの方に、開きスペースがあるのでそこに仮眠スペースを作ってはどうかと提案してくれた。
 それでそのスペースを確認してみたら、それなりのスペースがあるので、ここを借りて仮眠を取るようにしたのだった。

 仮眠を取るため、トライアで購入していた、毛布と敷物を出して準備をしてから。

 さあ、仮眠を取ろうと目を閉じて眠りについたら、何故か紅の妖精フレイムフェアリーのフレイがユウマの元に来て、お腹の辺りに丸くなって眠りだした。

 このとき、ユウマも何時の間にか来ていたフレイに気が付いていなかった。
 それに、フレイも何故かユウマの放つ不思議な気の波動に安堵を覚え、毎回就寝時に姿を表している時は、寝ているユウマのお腹の上で寝ている状態だった。

 そして、ユウマ達の見張りの番になり、例の砂時計のアラームが頭の中でやさしく鳴りだして、目覚めさせてくれた。

 ユウマは、仮眠でぐっすり眠っていたのだろう、目を開けてゆっくりと起き様として、お腹の上に丸まっているフレイを見つけ少しビックリしたが、フレイを起こさない様に、そっと毛布から抜け出し中央部分の焚き火の場所へ向かった。

 焚き火の周りには、最初の見張りをしていた人達が、交代の人達がそろうのを待って。
 全員そろったのを確認して、自分の寝床に帰って行った。

 交代をして見張りを開始してから直ぐに、ユータとメイリーが眠たいのか、時たまうっつらうっつらと船を漕ぎ出した。
 それを見ていたアリアがユータの頭を叩いて起こし、メイリーにはやさしく声をかけ起こしていた。

 ロンは、何かの魔導書なのだろうか、それをずっと読んでいる。

 ユウマはその光景を見た後、自分の持っているスキルで役に立つのが無いか、確認していると【地図閲覧】と【気配察知】があるのに気が付き、これを如何どうにか利用できないかと考え。

 皆に解らない様に地図を出したり気配を探ったりしていると。
『ピロリン♪【地図閲覧】と【気配察知】統合されて【エリア探知】のスキルを獲得しました。この能力は一定範囲のエリア内にある気配又は物などを地図上に表示します。表示は任意で変更可能。初期状態は危険物は赤色、中立は黄色、安全又は危険の無い場合は青色で表示します』
 頭の中にそのスキルを取得した事と説明が響き渡った。

『おっと!便利なスキルが取得できた。どうも俺のスキルは何かの行動をしたら、かなり高い確立で取得できるみたいだ。さっそく【エリア探知】を使ってみますかぁ!』



 そう思って【エリア探知】のスキルを使って周辺を確認してみた。



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