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№21:この部屋の調査の前に・・・。
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そして、桜花がこの部屋の扉の方に向かい、ある事を確認してこちらに戻ってきた。
「うん、扉は開いた状態でも機能はちゃんと働いているみたいだよ。それにあれ以上扉は閉まらないし、電光掲示板にもちゃんとロックの表示が出てる」
桜花の言うように、扉の上にある回転灯と電光掲示板に明かりが灯り。電光掲示板には【扉のロック完了】の文字が出ていた。
「しかし、ちゃんと閉まって無いのに?・・・まあ、ただ俺達にはありがたいけど・・・・あれだけでの事で誤動作するなんて結構いい加減な作りみたいだな」
「良いんじゃない。私達に取ったら好都合だし、それにいざとなったらこの部屋を脱出できるしね」
まあ、確かに桜花の言う通り、このミッションが成功できないで時間切れになった場合と、なんらかのトラップが発動して危ない状況になったら、有無を言わずに脱出できるし、床の下の子を助け出して一旦外に連れ出す事も出来る。
ただ、ミッションにあるその【あるもの】だけは何なのかは、今のところ判別できてない。まあひとつだけ言える事は、先程おっさんが持って行ったカバンの中には、その【あるもの】がない事は解った。
まあ先程の話しに戻るが両方の扉にしている仕掛けとは、簡単に説明すると最初に入って来たほうの扉にはロックをかけるラッチ受け部分を、少しずらしラッチが入らないように細工している。
念のためそのラッチ受けの中に以前拾ったチェーンが入っていた箱を、破いて押し込んでいる。そして、先程入って来た扉にも、閉まらない様にコンクリートの瓦礫を置き、物理的に閉まらなくしてこちらのラッチ受けにも箱を破いたのを入れている。
ただ、これだけなのにこの扉の機能は、誤動作して閉まっていると勘違いしている。
だから思った、色々なハイテク機器があるが結構ずさんな造りであるのかなと。
なら、白衣の男の消えて行った場所も意外と適当な作りかも知れない。でも、以前水でこの部屋が水没した時は、意外に水がたまるのが早かったから、そう言う場所は気密性が高いのかもしれない。
なら最初に行なうことは・・・・まずはロッカーは、ずらしたからここの瓦礫をすべてどかしてっと・・・・。
なるほど、あの娘が落ちた後に床の色が変わっていると言う事は、最初にあった床とともに落下したことになるのかな?その後にこれが閉まったのか?・・・・しかし、これの上に瓦礫が落ちて床が抜けないなら、これがどういう風に閉まっているかだよな・・・。
確かにこの部分は自動で閉まっていた。ただ、スイングゲートの様に閉まっていたので、どうにかして開かないかを確認使用と思う。そのためこの上にあった瓦礫を退かした。
これで準備は出来た、早速床下に落ちた少女を助けますか・・・・。
以前はかなり慌てていたのもあって、なかなか開けるのに苦労したが・・・今回は簡単にあけれた。何故かと言うと以前の吸盤よりも吸着力も強いのと、ガムテープも持ってきてそれで何の為固定していた。なので簡単に床の穴の蓋を外す事が出来た。
この部分を開けて中の少女を助け出した時に、以前と違う事はこの中にいた少女は物凄く怖かったのか抱き付いてきて、かなり本気で泣いていた。
ちなみに抱き付いていたのは・・・俺の方でなく桜花の方である。
「ありがとね、ありがとね。すごく怖かったの。グスッ、もう、助からないのかと思ったの、すごく、すごく心細かったの。ありがとね。グスッ」
「えっ、えっと、もう、大丈夫だよ。あっ、私は姫柊 桜花で、こっちの彼は御鏡 連夜さんなの。あの、あなたは」
「えっ・・・・ぐすっ、グジュグジュ、えっと私は平井 茉莉香よ。よろしく。そっ、それよりここどこなの?それにさっきからなってるアラーム音は何?」
おっと、この娘はどうやら腕輪の事を知らないようだ。しかも警報が鳴っているみたいだが俺達には聞こえない。と言う事はやはり頭の中に直接鳴り響いているようだ。
ならば、まずはその少女に説明と、この状況を教える事から行なわないといけないが、俺はこの中の状態を確認したいので、それは桜花に任せようと思う。
「うん、扉は開いた状態でも機能はちゃんと働いているみたいだよ。それにあれ以上扉は閉まらないし、電光掲示板にもちゃんとロックの表示が出てる」
桜花の言うように、扉の上にある回転灯と電光掲示板に明かりが灯り。電光掲示板には【扉のロック完了】の文字が出ていた。
「しかし、ちゃんと閉まって無いのに?・・・まあ、ただ俺達にはありがたいけど・・・・あれだけでの事で誤動作するなんて結構いい加減な作りみたいだな」
「良いんじゃない。私達に取ったら好都合だし、それにいざとなったらこの部屋を脱出できるしね」
まあ、確かに桜花の言う通り、このミッションが成功できないで時間切れになった場合と、なんらかのトラップが発動して危ない状況になったら、有無を言わずに脱出できるし、床の下の子を助け出して一旦外に連れ出す事も出来る。
ただ、ミッションにあるその【あるもの】だけは何なのかは、今のところ判別できてない。まあひとつだけ言える事は、先程おっさんが持って行ったカバンの中には、その【あるもの】がない事は解った。
まあ先程の話しに戻るが両方の扉にしている仕掛けとは、簡単に説明すると最初に入って来たほうの扉にはロックをかけるラッチ受け部分を、少しずらしラッチが入らないように細工している。
念のためそのラッチ受けの中に以前拾ったチェーンが入っていた箱を、破いて押し込んでいる。そして、先程入って来た扉にも、閉まらない様にコンクリートの瓦礫を置き、物理的に閉まらなくしてこちらのラッチ受けにも箱を破いたのを入れている。
ただ、これだけなのにこの扉の機能は、誤動作して閉まっていると勘違いしている。
だから思った、色々なハイテク機器があるが結構ずさんな造りであるのかなと。
なら、白衣の男の消えて行った場所も意外と適当な作りかも知れない。でも、以前水でこの部屋が水没した時は、意外に水がたまるのが早かったから、そう言う場所は気密性が高いのかもしれない。
なら最初に行なうことは・・・・まずはロッカーは、ずらしたからここの瓦礫をすべてどかしてっと・・・・。
なるほど、あの娘が落ちた後に床の色が変わっていると言う事は、最初にあった床とともに落下したことになるのかな?その後にこれが閉まったのか?・・・・しかし、これの上に瓦礫が落ちて床が抜けないなら、これがどういう風に閉まっているかだよな・・・。
確かにこの部分は自動で閉まっていた。ただ、スイングゲートの様に閉まっていたので、どうにかして開かないかを確認使用と思う。そのためこの上にあった瓦礫を退かした。
これで準備は出来た、早速床下に落ちた少女を助けますか・・・・。
以前はかなり慌てていたのもあって、なかなか開けるのに苦労したが・・・今回は簡単にあけれた。何故かと言うと以前の吸盤よりも吸着力も強いのと、ガムテープも持ってきてそれで何の為固定していた。なので簡単に床の穴の蓋を外す事が出来た。
この部分を開けて中の少女を助け出した時に、以前と違う事はこの中にいた少女は物凄く怖かったのか抱き付いてきて、かなり本気で泣いていた。
ちなみに抱き付いていたのは・・・俺の方でなく桜花の方である。
「ありがとね、ありがとね。すごく怖かったの。グスッ、もう、助からないのかと思ったの、すごく、すごく心細かったの。ありがとね。グスッ」
「えっ、えっと、もう、大丈夫だよ。あっ、私は姫柊 桜花で、こっちの彼は御鏡 連夜さんなの。あの、あなたは」
「えっ・・・・ぐすっ、グジュグジュ、えっと私は平井 茉莉香よ。よろしく。そっ、それよりここどこなの?それにさっきからなってるアラーム音は何?」
おっと、この娘はどうやら腕輪の事を知らないようだ。しかも警報が鳴っているみたいだが俺達には聞こえない。と言う事はやはり頭の中に直接鳴り響いているようだ。
ならば、まずはその少女に説明と、この状況を教える事から行なわないといけないが、俺はこの中の状態を確認したいので、それは桜花に任せようと思う。
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