捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰文庫

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同棲編

瑠那さんのお世話

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「瑠那さん背中流してあげる」
「ありがとう」


背中を洗いながらふと気づく、番がいるΩだった。

この話しってしないほうがいいよね。

昔はαがいたのかな?
それとも事故で番になってしまったのかな、、、。

そう想像するだけでΩの生き方は辛いものだと感じてしまう。


どこにいてもΩを蔑む目、人として見ないαやβ、そして親の可能性もある、捨てられてでも誰かに嬲られて発情期は常にきて幸せな日は来るのだろうかと悲しい気持ちになってしまう。


それがもし自分だったらと考えるとβで良かったと思う。
でも大好きな璃亜武と要さんとは一生番なんてできないバース性、子供も産めないしβの存在は本当に幸せなのかと思ってしまう。

「琉架くん?」
ゆっくりと背中を往復していたので声をかけられた。
「あ、ごめんなさい」

「琉架くん悩み事ならお兄さんが聞くよ?」

「うん、ありがとうございます……実は好きな人がいて、でもその人とはずっと会えてなくてもしいつか会えたら僕のこと覚えててくれてるかなって思っちゃったりして不安になる時があります」

「あれ? 要さんのことを好きなんだと思ってました」
「か、要さんのことも大好きなんですけど昔の親友で好きな人だったのでもし会えたらって思うと……」
「その人はα?」
「はい、もしかしたらもう番がいて僕のことなんて忘れてしまってる可能性もあるんですけど」
「その決めつけはよくないよ、琉架くんの中で思いを大切にしておかないと」

「……はい」
瑠那さん僕よりしっかりしてる僕もちゃんとしないと

その後はたくさんお喋りして大橋くんに電話をかけた。


ポカポカで部屋に戻り瑠那さんと一緒にノートを広げ楽しく会話しながら今日を終えた。


要さんの部屋に戻ってきて
この記憶が一瞬で無くなるなんて僕は辛い。
胸がぎゅっと痛くなった。


「琉架? 電気もつけずにどうした」
「要さん」
僕はいつの間にか泣いていた。


「琉架」とそっと抱きしめてくれた。

「ぐすん……要さん仕事は?」
「終わったよ」

「大丈夫、今日琉架が声をかけてくれた言葉は瑠那を前向きにさせる一歩かもしれない、そう考えないか?」
「うん」
必死にしがみついて要さんの言葉を聞いた。


「琉架が泣いてどうするんだ、元気で明るい琉架はどこいった?」
「ここ」

「そうだろ」
「うん」
腕の中でゴロゴロするだけでも幸せだ。

僕の頑張りで瑠那さんの記憶が少しでも新しいことを覚えたらそれだけで嬉しい。


僕は眠ってしまった。

---
少し大変だったかな?
でも琉架ならきっと大丈夫だ。
というよりも俺は大浴場で聞いた俺の他に好きな人がいることのほうが聞き捨てならにんだけど!!!

でも頑張った琉架に
「おやすみ」のキスを落とした。
---
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