捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰文庫

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同棲編

やっぱり……

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「瑠那さん」
部屋をノックし僕は今日も瑠那さんの元を訪れた。


「だ、誰?」
ズキ……。

笑顔で

「おはようございます! 瑠那さん、初めまして僕は琉架です」
それから毎日朝繰り返した。
きっと要さんもこんな気持ちで世話をしていたのだろう。


瑠那さんが忘れないように僕との写真を部屋にいっぱい飾ったり大きな文字で要さんと僕の名前を置くことにした。


数週間後
「おっはようございます」
「おはよう、琉架くん」

さすがの僕もぱぁあああああっと明るくなり思わず抱きついてしまった。


それからは瑠那さんにいっぱいいろんな人に会ってもらった。


「おはようございます瑠那さん」
「誰?」
首を傾げていた。


ここ数週間は記憶喪失が治ってきたと思っていたのにまさかのここでズキっと心臓が押し潰されたかのように痛い。
でもまた同じことを繰り返せればいいんだ。

大丈夫。大丈夫といろいろと教えてあげたが僕は少し震えていた。


瑠那さんのお世話時間が終わり要さんのベッドで布団を被った。


「琉架?」


そこに要さんがきた。

「モニターで見てたんですか?」
「ああ、うん大丈夫か?」

「ぐすん……僕は役に立たない」
「そんなことないよ」と傍に来てくれた。

要さんの胸元で泣いた。

「琉架はとてもいい子だから、俺たちも安心して任せられてるんだ、気負うこともないし、琉架だけのせいでもないよ」
「うん」
ぎゅっと服を掴んで泣いてしまった。

ゆっくり背中をぽんぽんと優しくしてくれて僕はいつの間にかに夢の世界に。

---
琉架に無理をさせてしまったか。
でも琉架はやる気に満ちあふれていたから俺はそれがいいと思っていた。


それにやはり瑠那さんは回復しないということが改めて分かった。
Ωたちが稼いだお金で瑠那さんを入院させるのはどうかと思ってしまう。
番のαが現われたら一番いいんだけど、でも彼がここに来た時には捨てられたって言ってたし……。
そんなαなんていなくなればいいって思う。

俺の運命の番も喰い殺された。
αのなにがいいんだ、偉いと思ってるのか???

俺もαだけどそうは思いたくないし、全員一緒だろ。


はぁー琉架のあの泣き顔ぐっときてしまった、、、。
彼にはもう悲しい思いさせたくないけどでも、、でもまだ幼い彼にはたくさんいろんなことを知ってもらいたい。
そう思ってる。

少しずつでいいから、琉架には成長してほしい。






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