捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰文庫

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同棲編

あきらめない

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琉架は俺が言うよりも先に瑠那の元へと向かっていた。

そして日中は手を繋いでお散歩に行ったり新しい発見を見つけたりといろいろ教えていた。
尊い……。 可愛いな。 
「琉架は優しい子に育ってる」
と事務所の窓から琉架と瑠那の姿を見ながら呟いたら

「はいはい、良かったですね」
「りんちゃん冷たい」
事務所のソファーでアイスを頬張っていたりんちゃんからは冷たい言葉を向けられてしまった。

「だって俺の琉架だよ、ああ、健気可愛いすぎる」
「そうですね(本当に要って琉架一筋だよな)で、セックスは毎日してるの?」


「なっ!!!」
「そんな驚くこと?」
「いや……そうじゃないけど、でもりんちゃんから聞かれるとは思ってなかったし」
「なにそれ……」


「まぁ琉架がOKな時はしてるかな、しがみついてくるとことがもう萌えなんだけどね」
「うわぁー引くーーー」


りんちゃんも窓の外を見に来た。
「でも琉架、頑張ってるよね、ここに来て1年はたつけどΩたちの世話だったり瑠那さんのお世話だったり琉架がいないと寂しいって感じる時あるもん」

「うん、はっ!! 琉架をとるなんて考えるなよ?」
「へー俺も恋していいんだ」

「ダメだってば!!」


そう琉架が来てもう1年はたった。
あの辛く苦しい時から1年たつ。

きっとまだ琉架の心にはあの恐怖な思い出が残ってるだろう。
俺が取り除いてあげることができればいいんだけど。


でもきっと琉架は無理しちゃう子だからなぁ……。


「要、琉架の誕生日どうするの?」
「え?」

「だって1年たったてことは琉架の誕生日いつの間にかにすぎてるってことでしょ?」
「あー確かに……、琉架誕生日いつだ??」


「知らない」
「密かに聞いてみてよ」
「……分かった」


---
その夜
俺は琉架を部屋に連れて行った。
「りんちゃんどうしたの?」
「琉架さ、唐突に聞くけど誕生日いつ?」
「誕生日?? えっとあまり詳しくは知らないんだ、多分6月くらい」
「? 待って今まで俺たちにはケーキ予約してくれたりプレゼントも用意してくれてたのに琉架自分の誕生日祝われたくないの?」

「……祝われたくないって言ったら嘘になるけどでも僕はみんなとここに入れるのが今一番の幸せで欲しいものになってるかな」
ちょっ……要、琉架は大人すぎだよ、、、。


でもえへへな顔これ絶対に嘘じゃん。

俺は無理をしている琉架に覆い被さった。

「え? りんちゃん??」


「じゃぁ俺が決める、6月15日が琉架の誕生日」
「うん、分かった、ありがとう」

自分がΩだってこと忘れそう。
琉架を独り占めにしたいっていう要の気持ち少し分かる。
壊れてしまいそうなと無理を当たり前としてる、引き寄せてずっとヨシヨシとしてあげたくなる。
キスして抱きしめて俺のものにしたいって今思った。

「りんちゃん??」
不思議そうな顔で見つめてくる。

俺は力を抜き琉架の体に倒れた。
普通に抱ける。

「だ、大丈夫??」
「うん、ちょっとこのままでいさせて」
「うん」

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