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余命宣告されたΩ編
スピンオフ作品「守るのはαの役目」
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よく晴れた日に川辺ではひと悶着あったのか学ランを着たものたちが倒れていた。
「あーあまた引き分けか」
顔から垂れた汗を拭き取る男はそう喋る。
「は? まだやれるだろ」
「ばーか、周りを見てみろよ、番長である俺たちしか立ってないだろ?」
「ふん、なら俺たちだけでやればいいんじゃないか?」
一人の男がふらふらと立ち上がり
「俺はまだいけるっす」と告げたが顔面に拳がヒットしノックアウトになってしまった。
「ひでぇー仲間に対して……」
「世羅はもうへとへとなんだよ」
「ふーん、比嘉ちゃんもへとへとだろ?」
「は? ぬかせ」
お互いの踏ん張りが利かなくなった瞬間、拳が交差した。
何度殴っても倒れない頑丈の男、大沢第二高校三年比嘉正樹と美しい顔を持ちさらには根性ある男、樺島高校三年姫咲紅羽はお互いを認め合う番長だ。
「はぁ……はぁ……」
「おいおい、息切れしてんじゃねぇか、もうお家に帰ってもいいんだぜ?」
「ばーか……」
姫咲は丘の上を見た。
俺も向いたほうに向くと自転車から降りた警察官が駆け寄ってくるではないか。
「んじゃぁ俺は逃げるね」といい姫咲は気絶してない数人で分担し倒れている生徒を担いで走り出した。
「俺も逃げなきゃな」
「こぉらーお前達逃げるな!!」
一人の警官だ、捕まらないかぎりは逃げ切れるが学校には報告される。
大沢第二高校は第一高校と違いだいぶ荒れている、これも伝統だから仕方ないのだが全校集会では生徒指導の先生が頭に角を生やしていた。
「だりぃ」
「比嘉番長!! 殴り飛ばしてやりましょうよ!!」とうきうきと話すこいつはいちを俺の右腕の世羅、二年だけど強いし頼りになることもある。αで賢いとこもあるが抜けてるところもあるので俺は頭を叩いた。
「ばーか、制限かかって外で姫咲とやれなくなるだろ」
「うぅ……番長の拳は致命傷です……」
「安心しろ、血なんて出てないから」
「うぅ……」
昨日の殴り合いで姫咲に頬殴られたところ普通に痛いわ、あいつあんな綺麗な顔してるのに拳は重いからな。
屋上たまり場
「なぁなぁ、世羅、お前姫咲のとこに喧嘩売りにいくのってマジ?」
「おうよ!」
「それってちゃんと番長に相談した?」
「んやぁーしてない、絶対に止められるし、おまえらも言うなよ」
「……そりゃ番長同士の立ち位置あるし俺らが勝手に動いちゃ駄目だと思うんだけど」
「大丈夫っしょ、だって俺らの番長くそ強いし!!」
「それは……そうだけど」
「信用してないのか?」
「そうじゃないけど」
歯切れの悪い同級生を一睨みし俺は樺島高校に足を向けた。
樺島高校は俺の高校と違い、名門私立樺島高校で番長である姫咲一族が管理している、だから不良とか暴力とか嫌いそうなのにむしろ無縁な感じがするのに姫咲紅羽は同士を集め学校の頂点にいるそうだ。
「本当にお坊ちゃま学校だな、ここ」
綺麗な制服に綺麗な言葉遣い、そして
「おい、お前大沢高校のやつだな、なんでここにいる」
制服で気づいたのか生徒が話しかけてきた。
「いちゃ悪いのかよ」
「理由を聞いてるんだよ」
「はん、そりゃ姫咲に喧嘩売りにきたに決まってるだろ!!」
「なっ……ってことは比嘉番長も……」
辺りを見回していたがいないことに気がつき
「へぇー一人で来たのか、えらい度胸あるな」
「姫咲に会わせろ」
俺は話しかけてきたそいつに殴りかかった。
簡単にノックアウトし校舎に乗り込んだ。
待ってろよ、姫咲め、今日は俺がこてんぱんにしてやるからな。
学校は俺たちの校舎と違い、清掃が行き届いていた。
落書きしほうだいじゃないか、などと考えつつ俺は不良の集まりっていったら屋上だろと思い足を向けたがまずドアが開かない……。
「ここじゃないのか」
俺は階段を駆け下り姫咲を探し回る。
「はぁ……はぁ……校舎でかすぎて見つからねぇ……てか帰ったとかないよな」
---
生徒会室
「あんあん……そこ気持ちいい……」
「可愛い子猫ちゃんには愛の種付けをプレゼントしてあげる♡」
「んんっ……あああっ♡♡」
ビクビクと痙攣している可愛い子猫ちゃん。
「はぁ……はぁ……紅羽様ありがとうございます」
「どういたしまして」
キスしているとそこにドアがノックされた。
やってる時は邪魔すんなと言ってるんだが……緊急事態か?
しかし俺はこの子猫ちゃんに挿入したままだった。
「んぁっ紅羽様?」
「んっ?」
ドアが開き
「失礼いたします」
「どうした?」
「ひゃぁっ……」
子猫ちゃんが怯えていたから抱き寄せた。
「安心して、大丈夫だよ」
「お相手中大変申し訳ないのですが大沢第二高校のやつが乗り込んできて番長を探しながら校舎をうろうろしています」
「大沢第二高校がうろうろ? 何人?」
「えっと一人です」
「まさか比嘉ちゃんが?」
「いえ、あれは確か右腕の世羅です!」
「はぁー困ったな」
「追い出そうと頑張っているのですがなかなか手強く……」
「ん? 俺の部下たちは弱いのか?」
「いえ……えっとみなその先生の目を気にしていて……」
「そっか、ならここに誘導してきていいよ」
「か、感謝いたします」
ドアを閉めた。
まぁ仕方ないかいちをここ進学校だし大沢第二高校みたいに不良の集まりでもないからね。
まぁでも世羅ちゃんか、勢いあって比嘉ちゃんのこと好きな感じだからちょっと遊んでみようかな。
「紅羽様? あっ大きく……」
「いい子」
激しく腰を打ち付けているとドアは不意に開き、
「ごぉら!! 姫咲てんめぇ不良のくせに屋上にいろよ……って…うわぁっな、なにしてんだ!!?」
世羅ちゃんは入ってきて俺に文句を言いつつ今の状況にも文句を言ってきたのだ、やっぱ最高に面白い。
あーあ顔真っ赤、αのくせにまだ童貞くんなのかなぁ?
「それはこっちのセリフだよ、世羅ちゃん、ここ俺の縄張りなんだけど勝手に入ってきてただで逃げられるとでも思ってるの?」
「へ?」
後ろのドアは閉まった。
「はぁ? ちょっ開けろよ、くそっ……」
ドアと格闘していたところに子猫ちゃんに挿入したまま抱き抱え後ろに立った。
「あんっ……紅羽様? やっ……」
「ごめんね」
「あーあまた引き分けか」
顔から垂れた汗を拭き取る男はそう喋る。
「は? まだやれるだろ」
「ばーか、周りを見てみろよ、番長である俺たちしか立ってないだろ?」
「ふん、なら俺たちだけでやればいいんじゃないか?」
一人の男がふらふらと立ち上がり
「俺はまだいけるっす」と告げたが顔面に拳がヒットしノックアウトになってしまった。
「ひでぇー仲間に対して……」
「世羅はもうへとへとなんだよ」
「ふーん、比嘉ちゃんもへとへとだろ?」
「は? ぬかせ」
お互いの踏ん張りが利かなくなった瞬間、拳が交差した。
何度殴っても倒れない頑丈の男、大沢第二高校三年比嘉正樹と美しい顔を持ちさらには根性ある男、樺島高校三年姫咲紅羽はお互いを認め合う番長だ。
「はぁ……はぁ……」
「おいおい、息切れしてんじゃねぇか、もうお家に帰ってもいいんだぜ?」
「ばーか……」
姫咲は丘の上を見た。
俺も向いたほうに向くと自転車から降りた警察官が駆け寄ってくるではないか。
「んじゃぁ俺は逃げるね」といい姫咲は気絶してない数人で分担し倒れている生徒を担いで走り出した。
「俺も逃げなきゃな」
「こぉらーお前達逃げるな!!」
一人の警官だ、捕まらないかぎりは逃げ切れるが学校には報告される。
大沢第二高校は第一高校と違いだいぶ荒れている、これも伝統だから仕方ないのだが全校集会では生徒指導の先生が頭に角を生やしていた。
「だりぃ」
「比嘉番長!! 殴り飛ばしてやりましょうよ!!」とうきうきと話すこいつはいちを俺の右腕の世羅、二年だけど強いし頼りになることもある。αで賢いとこもあるが抜けてるところもあるので俺は頭を叩いた。
「ばーか、制限かかって外で姫咲とやれなくなるだろ」
「うぅ……番長の拳は致命傷です……」
「安心しろ、血なんて出てないから」
「うぅ……」
昨日の殴り合いで姫咲に頬殴られたところ普通に痛いわ、あいつあんな綺麗な顔してるのに拳は重いからな。
屋上たまり場
「なぁなぁ、世羅、お前姫咲のとこに喧嘩売りにいくのってマジ?」
「おうよ!」
「それってちゃんと番長に相談した?」
「んやぁーしてない、絶対に止められるし、おまえらも言うなよ」
「……そりゃ番長同士の立ち位置あるし俺らが勝手に動いちゃ駄目だと思うんだけど」
「大丈夫っしょ、だって俺らの番長くそ強いし!!」
「それは……そうだけど」
「信用してないのか?」
「そうじゃないけど」
歯切れの悪い同級生を一睨みし俺は樺島高校に足を向けた。
樺島高校は俺の高校と違い、名門私立樺島高校で番長である姫咲一族が管理している、だから不良とか暴力とか嫌いそうなのにむしろ無縁な感じがするのに姫咲紅羽は同士を集め学校の頂点にいるそうだ。
「本当にお坊ちゃま学校だな、ここ」
綺麗な制服に綺麗な言葉遣い、そして
「おい、お前大沢高校のやつだな、なんでここにいる」
制服で気づいたのか生徒が話しかけてきた。
「いちゃ悪いのかよ」
「理由を聞いてるんだよ」
「はん、そりゃ姫咲に喧嘩売りにきたに決まってるだろ!!」
「なっ……ってことは比嘉番長も……」
辺りを見回していたがいないことに気がつき
「へぇー一人で来たのか、えらい度胸あるな」
「姫咲に会わせろ」
俺は話しかけてきたそいつに殴りかかった。
簡単にノックアウトし校舎に乗り込んだ。
待ってろよ、姫咲め、今日は俺がこてんぱんにしてやるからな。
学校は俺たちの校舎と違い、清掃が行き届いていた。
落書きしほうだいじゃないか、などと考えつつ俺は不良の集まりっていったら屋上だろと思い足を向けたがまずドアが開かない……。
「ここじゃないのか」
俺は階段を駆け下り姫咲を探し回る。
「はぁ……はぁ……校舎でかすぎて見つからねぇ……てか帰ったとかないよな」
---
生徒会室
「あんあん……そこ気持ちいい……」
「可愛い子猫ちゃんには愛の種付けをプレゼントしてあげる♡」
「んんっ……あああっ♡♡」
ビクビクと痙攣している可愛い子猫ちゃん。
「はぁ……はぁ……紅羽様ありがとうございます」
「どういたしまして」
キスしているとそこにドアがノックされた。
やってる時は邪魔すんなと言ってるんだが……緊急事態か?
しかし俺はこの子猫ちゃんに挿入したままだった。
「んぁっ紅羽様?」
「んっ?」
ドアが開き
「失礼いたします」
「どうした?」
「ひゃぁっ……」
子猫ちゃんが怯えていたから抱き寄せた。
「安心して、大丈夫だよ」
「お相手中大変申し訳ないのですが大沢第二高校のやつが乗り込んできて番長を探しながら校舎をうろうろしています」
「大沢第二高校がうろうろ? 何人?」
「えっと一人です」
「まさか比嘉ちゃんが?」
「いえ、あれは確か右腕の世羅です!」
「はぁー困ったな」
「追い出そうと頑張っているのですがなかなか手強く……」
「ん? 俺の部下たちは弱いのか?」
「いえ……えっとみなその先生の目を気にしていて……」
「そっか、ならここに誘導してきていいよ」
「か、感謝いたします」
ドアを閉めた。
まぁ仕方ないかいちをここ進学校だし大沢第二高校みたいに不良の集まりでもないからね。
まぁでも世羅ちゃんか、勢いあって比嘉ちゃんのこと好きな感じだからちょっと遊んでみようかな。
「紅羽様? あっ大きく……」
「いい子」
激しく腰を打ち付けているとドアは不意に開き、
「ごぉら!! 姫咲てんめぇ不良のくせに屋上にいろよ……って…うわぁっな、なにしてんだ!!?」
世羅ちゃんは入ってきて俺に文句を言いつつ今の状況にも文句を言ってきたのだ、やっぱ最高に面白い。
あーあ顔真っ赤、αのくせにまだ童貞くんなのかなぁ?
「それはこっちのセリフだよ、世羅ちゃん、ここ俺の縄張りなんだけど勝手に入ってきてただで逃げられるとでも思ってるの?」
「へ?」
後ろのドアは閉まった。
「はぁ? ちょっ開けろよ、くそっ……」
ドアと格闘していたところに子猫ちゃんに挿入したまま抱き抱え後ろに立った。
「あんっ……紅羽様? やっ……」
「ごめんね」
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