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子育て編
定期検診
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今日は翠と蒼の定期診断で小鳥遊病院を訪れていた。
「はーい、大きな口を開けてください」
と看護師に言われ翠の口をすぼめた。
「んんんっ」
光と共に棒が入ってきて少し苦しそうだが唾液をとる作業みたいだ。
「いい子、そしたら蒼くんも口を開けてください」
要は蒼の口をすぼめた。
相変わらずの蒼は無表情だ。
「よくできました」
「まーぁ?」
「うん、翠よくできたね、いい子だよ」
「きゃははっ」
「あの、看護師さん」
「はい、どうされましたか?」
「双子の兄のほうは表情が読みやすいんですけど、弟のこの子はあまり感情がないようなのですが大丈夫ですか?」
「ええ、まだ5ヶ月ですし、むしろ翠くんのほうが元気いっぱいでいいと思いますよ」
「そうですか、それなら良かったです」
「心配ですよね、日暮さん子育て経験はおありなんですか?」
「はい、いちを……でも一人目は手のかからない子でしたので」
「そうですか、気になるようであれば今日は先生と面会があるので相談してみてはいかがでしょうか」
と検査は終わり待合室に移動した。
「先生ってゴンさんのことですよね」
「あーだよな、違う感じかな? まぁでも順調に育っていてよかった」
「そうだね」
ふと要が僕の顔を見てきた。
「琉架、少し熱あるか? 顔赤いけど」
「え? そう、僕はなんともないけど」
「発情期にしては早いよな、後2週間後くらいだし」
「うん、要に把握されてるの嬉しい」
「お前っ……その顔が俺は嬉しいよ」
「ふふっ」
「ぶーまぁー」
「あー翠が怒っているぞ、俺の琉架をとるなって」
「えーまた冗談を」
「でももし翠がαだったら琉架危ないかもな、確実に狙いをつけている気がするし」
「んーだね、気をつけなきゃ」
「俺も傍にいるようにするな」
「うん」
頭を撫でられたのが嬉しかった。
「日暮さん5番のお部屋にどうぞ」
と呼ばれたのでドアのプレートを見た小鳥遊先生?
「やぁ琉架久しぶり」
ドックン……。
「うっ……」
「琉架??」
翠を抱えているから座り込むように蹲る。
「どうして璃亜武くんがここに?」
要が背中をさすってくれるが気持ち悪さが勝つ……。
どうしよう、翠もいるから……でも立てない……。
「やはり拒絶されてしまうか……」
「そんな冷静なっなにか目的があるのか?」
「いえ、琉架と要さんの子どもの担当になったので」
「……俺は拒否する琉架だって尋常じゃないだろ」
「そうみたいですね、悲しいですが……琉璃は元気ですよ」
そう言って5番の部屋から出た。
ゴンさんが慌てて来て他の部屋へと移動する。
その間、翠は大泣きしていた。
「はーい、大きな口を開けてください」
と看護師に言われ翠の口をすぼめた。
「んんんっ」
光と共に棒が入ってきて少し苦しそうだが唾液をとる作業みたいだ。
「いい子、そしたら蒼くんも口を開けてください」
要は蒼の口をすぼめた。
相変わらずの蒼は無表情だ。
「よくできました」
「まーぁ?」
「うん、翠よくできたね、いい子だよ」
「きゃははっ」
「あの、看護師さん」
「はい、どうされましたか?」
「双子の兄のほうは表情が読みやすいんですけど、弟のこの子はあまり感情がないようなのですが大丈夫ですか?」
「ええ、まだ5ヶ月ですし、むしろ翠くんのほうが元気いっぱいでいいと思いますよ」
「そうですか、それなら良かったです」
「心配ですよね、日暮さん子育て経験はおありなんですか?」
「はい、いちを……でも一人目は手のかからない子でしたので」
「そうですか、気になるようであれば今日は先生と面会があるので相談してみてはいかがでしょうか」
と検査は終わり待合室に移動した。
「先生ってゴンさんのことですよね」
「あーだよな、違う感じかな? まぁでも順調に育っていてよかった」
「そうだね」
ふと要が僕の顔を見てきた。
「琉架、少し熱あるか? 顔赤いけど」
「え? そう、僕はなんともないけど」
「発情期にしては早いよな、後2週間後くらいだし」
「うん、要に把握されてるの嬉しい」
「お前っ……その顔が俺は嬉しいよ」
「ふふっ」
「ぶーまぁー」
「あー翠が怒っているぞ、俺の琉架をとるなって」
「えーまた冗談を」
「でももし翠がαだったら琉架危ないかもな、確実に狙いをつけている気がするし」
「んーだね、気をつけなきゃ」
「俺も傍にいるようにするな」
「うん」
頭を撫でられたのが嬉しかった。
「日暮さん5番のお部屋にどうぞ」
と呼ばれたのでドアのプレートを見た小鳥遊先生?
「やぁ琉架久しぶり」
ドックン……。
「うっ……」
「琉架??」
翠を抱えているから座り込むように蹲る。
「どうして璃亜武くんがここに?」
要が背中をさすってくれるが気持ち悪さが勝つ……。
どうしよう、翠もいるから……でも立てない……。
「やはり拒絶されてしまうか……」
「そんな冷静なっなにか目的があるのか?」
「いえ、琉架と要さんの子どもの担当になったので」
「……俺は拒否する琉架だって尋常じゃないだろ」
「そうみたいですね、悲しいですが……琉璃は元気ですよ」
そう言って5番の部屋から出た。
ゴンさんが慌てて来て他の部屋へと移動する。
その間、翠は大泣きしていた。
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