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幼稚園編
落ち着きすぎてて怖い
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「今なんて……」
琉架を届けにきた紅羽さんに説明をした。
「琥珀祐二、調べてもらえませんか?」
「ちょっと待って、琥珀組って確か解散したんじゃなかったけ、一連の事件が国の上層部にバレたのといろいろΩを惑わす薬を作っていたからって」
「はい、俺もそう思ってました。だから関係ないと思っていたのですが……」
「今琉架くんってそのこと知ってるの?」
「はい、翠が友達できた、こはくゆうじくんって紹介して今回のことが起きたので」
「……それはまずいかもね、琉架くんって結構内気な性格してるから薬が切れたらグズるかも」
「はい」
「翠と蒼くん引き取るよ、琉架くんが落ち着くまで、幼稚園も通わすし」
「でもいいんですか?」
「うん、二人に協力したい」
「ありがとうございます」
「落ち着いたら連絡して、翠と蒼くんもお母さん派なんでしょ」
「はい」
紅羽さんに二人を預け、寝ている琉架の元へと足を向けると目を覚ましていた。
「あ、琉架、大丈夫か?」
今は地下ではなくリビング横の部屋に寝かせていた。
「もう全部終わったと思ってた」
琉架は静かに話し始めた。
「もう怖い思いも、悲しい思いも全部おいてきたのにぃっ……」
俺の顔を見て琉架は泣きそうな顔をしていたが
「要、僕は大丈夫だから、翠と蒼を守るって決めたから。もちろん要のことも僕が守る……よ」
琉架は強い気持ちで言っていたが……瞳からはポロポロと涙を流していた。
「あれ? おかしいな、僕大丈夫なのに、もう幸せなのに……んっ」
俺が我慢できなかった。覆いかぶさり唇を重ねてキスをする。
指を絡ませて琉架に愛情をいっぱいそそぐ。
「琉架聞いて、まだ分からないから、繋がりがないかもしれないし」
「うん、ごめん要」
俺の背中に腕を回し、抱きついてきた。そしてまた唇を合わせてくれた。
琉架が落ち着きすぎてて逆に怖いくらいだ。フェロモンも収まってるし一時的だったのか。
「要、僕強くなるから」
「うん、でも甘える時は俺に甘えてきてもいいんだからな」
「うん、大好き」
「ありがとう♡ 俺も」
紅羽さんに依頼した内容には最悪なことが書かれていた。
『琥珀鳴琉の兄弟関係ぽくて 琉架くんのことはまだ分かっていないみたいだから、くれぐれも琥珀という名字は出さないようにね』
『分かりました、調べてくださりありがとうございます』
「はぁー」
「どうだったの?」
琉架は翠を抱っこしてきた。
紅羽さんに事情を話し翠と蒼は家に戻ってきていた。
「あーまぁうん、俺と二人の時に話そ」
「うん」
「お母さん、この前の匂いしないの?」
「え!? あー」
琉架と目があったが俺は茶化した。
「翠は確実にαだな、それも琉架の匂いに敏感なタイプだ!」
「もう!!」
琉架を届けにきた紅羽さんに説明をした。
「琥珀祐二、調べてもらえませんか?」
「ちょっと待って、琥珀組って確か解散したんじゃなかったけ、一連の事件が国の上層部にバレたのといろいろΩを惑わす薬を作っていたからって」
「はい、俺もそう思ってました。だから関係ないと思っていたのですが……」
「今琉架くんってそのこと知ってるの?」
「はい、翠が友達できた、こはくゆうじくんって紹介して今回のことが起きたので」
「……それはまずいかもね、琉架くんって結構内気な性格してるから薬が切れたらグズるかも」
「はい」
「翠と蒼くん引き取るよ、琉架くんが落ち着くまで、幼稚園も通わすし」
「でもいいんですか?」
「うん、二人に協力したい」
「ありがとうございます」
「落ち着いたら連絡して、翠と蒼くんもお母さん派なんでしょ」
「はい」
紅羽さんに二人を預け、寝ている琉架の元へと足を向けると目を覚ましていた。
「あ、琉架、大丈夫か?」
今は地下ではなくリビング横の部屋に寝かせていた。
「もう全部終わったと思ってた」
琉架は静かに話し始めた。
「もう怖い思いも、悲しい思いも全部おいてきたのにぃっ……」
俺の顔を見て琉架は泣きそうな顔をしていたが
「要、僕は大丈夫だから、翠と蒼を守るって決めたから。もちろん要のことも僕が守る……よ」
琉架は強い気持ちで言っていたが……瞳からはポロポロと涙を流していた。
「あれ? おかしいな、僕大丈夫なのに、もう幸せなのに……んっ」
俺が我慢できなかった。覆いかぶさり唇を重ねてキスをする。
指を絡ませて琉架に愛情をいっぱいそそぐ。
「琉架聞いて、まだ分からないから、繋がりがないかもしれないし」
「うん、ごめん要」
俺の背中に腕を回し、抱きついてきた。そしてまた唇を合わせてくれた。
琉架が落ち着きすぎてて逆に怖いくらいだ。フェロモンも収まってるし一時的だったのか。
「要、僕強くなるから」
「うん、でも甘える時は俺に甘えてきてもいいんだからな」
「うん、大好き」
「ありがとう♡ 俺も」
紅羽さんに依頼した内容には最悪なことが書かれていた。
『琥珀鳴琉の兄弟関係ぽくて 琉架くんのことはまだ分かっていないみたいだから、くれぐれも琥珀という名字は出さないようにね』
『分かりました、調べてくださりありがとうございます』
「はぁー」
「どうだったの?」
琉架は翠を抱っこしてきた。
紅羽さんに事情を話し翠と蒼は家に戻ってきていた。
「あーまぁうん、俺と二人の時に話そ」
「うん」
「お母さん、この前の匂いしないの?」
「え!? あー」
琉架と目があったが俺は茶化した。
「翠は確実にαだな、それも琉架の匂いに敏感なタイプだ!」
「もう!!」
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