予約がとれない男娼

枝浬菰文庫

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激しい性交

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「はぁはぁ……おくぅぅ///」
「入っちゃたか、あはっ可愛いね、もうここきゅんきゅんして僕のを離さないって言ってるみたいだよ」

さすさすと腹を触り自分のを感じたのか手の動きと合わせながら性器が動いた。


「気持ちいいかい??」
「はふっはふっ」
まるで池で餌を待つ鯉になったかのようになってしまう。

そこに指を入れてきた。

「んっ///」

「可愛いね、本当に僕だけのものしたいよ」
奥で感じる男の性器を頭で考えてしまうだけで冷や汗が流れた。
もし、このままになってしまったらどうしよう。


口の中をぐじゅぐじゅと掻き回され嗚咽をこみ上げると
「すごい、きゅうきゅうってこれ気持ちが良いのかな? ねぇ抜けなくなっちゃったらどうなるんだろうね? 僕が君の飼い主になれるのかな?」
と耳元で伝えるかのように話してきた。

ゾク。

ガタガタと震えが止まらなくなった。
意識が遠のく。

なにを感じたのか男は奥で射精した。

「ふはぁー最高っ まぁでも全然抜けないね」
僕が脱力してしまい、男に支えられながら性器は出入れしている。


「はぁはぁ……こんなになっちゃって君は愛おしいな」
すんすんとマーキングするかのように首元を舐め回していた。

「あんっ///」

「よっこいせ」
この状況を楽しむかのように男は体勢をいくつも変えた。
騎乗位で向き合いながらキスをし乳首を触られる。

「はぁはぁんっ///」
性器は奥に入ったまま抜けることはなくこの状況がずっと続いていた。

「はぁはぁ……」
トロンとした表情でさらに男を煽っていると

『最終1時間になりました』と放送がかかった。


「ちっなかなかに早いな、後から追加は受付ないからな、まぁでも抜けないってなるとどうするのかな?」

「はぁはぁ……ん///」

「この状況で僕がもし2人いたらな、君をもっといい気分にさせてあげられるのに」
「うひっ……」

「くそっもっとだ!!」
と急に男が動き出し壁に手をつきながら激しく腰を振ってきた。
亀頭から少し先が抜けない状態でうまくそれを利用して腰を振ってきている。

ガクガクしている足腰はもう限界はとおに超えていて男はそれを知っているから壁に胸をつけ壁と挟むかのようにして出し入れを繰り返していた。

「はぁはぁ……もうダメ///」
きゅんきゅんして全身で男を受け入れてしまいたい。

「はぁはぁ……」
「なぁ言えよ、早く!!」

!? 急になにを言い出すんだ??

「どうなんだよ、気持ちいいって言葉にしろよ!! 僕のがもっと欲しいって」

それを言ったら僕はここから一生抜け出せなくなる。
絶対に言わない。

ベッドに戻され仰向けで犯されていた。
ぎゅっと目をつぶると大きな音がした。

バンっ

「え?」

目を大きく開いた男はこちらを凝視して血を流していた。

その血は頬に伝わりそして蒼真さんがきた。
「時間だ」と一言いうが

もう一人はとちらっと向くと蒼真さんが目隠しをしてきた。

この合図はきっと近くにボスがいるからだ。
ボスの顔は見てはいけない。


それがここのルールだから。

誰かが体を押さえ、冷たいぬるっとしたものが体にかけられた。
「ひゃっ!?」
「黙れ」

圧がすごい。

蕾にその冷たいものが入り込み、指も入ってきて客の性器を抜いた。
「あひっうっ……」
黙れと言われていたのに声を出してしまった。


慌てて口元に手を置いた。

「蒼真、治療を」
「御意」

ズキズキと痛みをあげていた下半身。

自分の部屋に連れていき蒼真さんと2人きりなる、目隠しはとれていて傷口をコットンに薬品をつけて挿入した。

「痛さはまぁあるよな?」
「はい」
涙があふれてきた。
正直ここ数年で一番怖くて痛くてどうしようもなかったから。

もしこのような性行為が続くとなると本当にもうどうしたらいいのかわからない。

誰かに助けてなんて言えないし、そんな資格もない。
だって僕の大好きだった人に捨てられてここにいるのだから。

それに目をつぶれば僕を凝視していたさっきまで客だった男の顔がうつる。
ぞくっとカタカタと震えていると。

「さっきの男はボスの機嫌をそこねた罰だ」
「……」

「だから死んだ」
簡単にそういう蒼真さんの顔は青かった。
ボスの命令といえどこんなことを本当にしてもよいのか、簡単に人を殺してもいいのかと僕は傍にきていた蒼真さんの手を掴んだ。

「俺はお前の世話担当だ、それだけだ」
といいすくっと立ち上がりどこかへ行ってしまった。

1人になるとさらに怖くなった。

そして僕は次の日の夜まで気絶していた。
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