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好きな子には声をかけたい
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木島柚月はきっと男の子だ。
例の予約のとれない男娼の柚もきっと同じ子だ。
どうしてあんなことをしているのか、あの従業員たちに弱みでも握られているのか助けたい、でもどうしたら助けられる?
もっと探る必要がある。
私は彼に声をかけるようにした。
「どうも、おはよう柚月くん」
にこっと挨拶したのはカフェテリアだった。
「え!?」
!!??
1限目ということは9時前ということもあり、カフェテリアに足を運んでいる人は少ないはずなのに全員がこちらを見ていた。
ちなみにこのテーブルにいるのは
鈴山と瀬尾と柚月、他授業を受ける子たち
遠くからもこちらの様子を伺っていた。
「ちょっ柚月お前いつから王様と親しくなったんだよ!!」
「柚月ダメだ、よくない噂ばかりきくから」
「噂??」
「え、でも先輩優しく教えてくれるしいい人だよ」
「まったく、柚月って子は」
鈴山が立ち上がり
「なんのご用でしょうか?」
「あ、君じゃなくて私は柚月くんに話があるんだけど」
というと瀬尾も立ち上がり
「あの、どういったご用件ですか?」
へぇー守り堅いな。
2人の圧に負けて今は退散しようっかな。
「えっとまた声かけるね」
手を振って後ろを向いたときに着ていたカーディガンを引っ張られた。
「あの!」
「わぁ!? びっくりした」
てか待ってそれ後ろからとかもう……どうしよ……勃つ……。
「あ、すみません」
「どうした?」
「連絡先とかって教えてもらえますか?」
私は思わずきょとんとしてしまった。
「もちろん構わないよ」
といい交換した。
後ろのナイトが鬼の形相をしていたのは見なかったことにしよう。
「えっと先輩の名前って……」
!?
多分ここにいたみんな思ったこと
今さら……。
「ごめん、伝えてなかったかな、福田蒼士と申します」
「あ、どうやって漢字書くんですか?」
「そうだ、連絡先これにしてもいいかな? フルトーク」
「えっとインストールしたらいいですか?」
? 分からないのか可愛いな。
だがそんな幸せな時間をチャイムが奪った。
「やべ!! 柚月そんなことをしてる暇ないぞ!!」
「王様、ごめんね、俺たち今から授業なの!!」
といい柚月を連れ去ってしまった。
私は一人立ち尽くしてしまった。
まぁそこによかれと女子たちが集まってきた。
「福田くん最近あの子のこと気に入ってるの?」
「別に君たちには関係ないことだよ」
冷たくあしらった。
あんなに女の子すきだったのに……。
【虜】……。
怖いくらいに虜になってる。
------------------------------------------
女子トイレ
「はぁーまじむかつく、男だからって王子と王様とるなっての」
ドレッサーの前でマスカラをつけながら吐いた。
「本当、どっちもとるとかまじズルすぎでしょ」
「でも相手は男だよ? 友達としか見えないって」
「ね、大丈夫っしょ」
「女の魅力で王様を回収!!」
「おー!!」
謎の団結力を決めた女子生徒たち
--------------------------------------------
3年の授業は少ない、単位が足りてない人が通ってるくらいで特別授業がなければいないのが普通。
私は単位は足りてるから借りている応接間で仕事をした。
実業家……。
家の権力を借りて会社を立ち上げた。
今は軌道にものり特に真新しいことをするのではなく経過を見ているだけで問題ない。
コンコンとノックが聞こえた。
「どうぞ」と一声発すると扉は開いた。
「蒼士くん今日は私食べてくれないの?」
下品だ。
でも思い返せば私が教えたことだ。
「そうだな、少し休憩しようかな」
入ってきた女はこちらにきて私の首に腕を回した。
そしてキスをする。
「ねぇ最近可愛い男の子と一緒にいるって噂になってるわよ」
「ああ、ちょっと気になってる子がいてね」
「そうなの、もう女には興味ないの?」
「んーそんなこともないとは思いたいんだけど、どうだろう?」
「どうだろうってあなたのことでしょ?」
「じゃぁ確かめてくれる?」
服を脱ぎ捨て応接間のソファで身を重ねた。
「あっ/// 久々に大きいの味わっちゃうの気持ちいい」
「うん」
メリハリのある胸は鷲づかみにしてちょっと強みに掴むときゅっと絞まるのは気持ちよかった。
でもなんか違う、この人は私のことを好きとしか見ていない、いやそうなんだけど、それでいいんだけど、でもあの時柚を抱いた時の感覚と違った。
「もうなに考えてるの?」
「なんでも」
性器を早く出し入れすると女は喘いだ。
喘ぐ??
もしかしてこれなのか?
気持ちよさが伝わるか否かの判断要素ではあるが柚にはそれがない。
我慢しているようで、でも体は正直で……。
柚の気持ちが知りたい。
「ねぇちょっと喋らないで」
「うん///」
ぱちゅんぱちゅんと音を立ててセック○を続けているがやはりなにかが違う、もっと彼には魅力があった。
絶対に離したくない、魅力が……。
ガチャ……。
例の予約のとれない男娼の柚もきっと同じ子だ。
どうしてあんなことをしているのか、あの従業員たちに弱みでも握られているのか助けたい、でもどうしたら助けられる?
もっと探る必要がある。
私は彼に声をかけるようにした。
「どうも、おはよう柚月くん」
にこっと挨拶したのはカフェテリアだった。
「え!?」
!!??
1限目ということは9時前ということもあり、カフェテリアに足を運んでいる人は少ないはずなのに全員がこちらを見ていた。
ちなみにこのテーブルにいるのは
鈴山と瀬尾と柚月、他授業を受ける子たち
遠くからもこちらの様子を伺っていた。
「ちょっ柚月お前いつから王様と親しくなったんだよ!!」
「柚月ダメだ、よくない噂ばかりきくから」
「噂??」
「え、でも先輩優しく教えてくれるしいい人だよ」
「まったく、柚月って子は」
鈴山が立ち上がり
「なんのご用でしょうか?」
「あ、君じゃなくて私は柚月くんに話があるんだけど」
というと瀬尾も立ち上がり
「あの、どういったご用件ですか?」
へぇー守り堅いな。
2人の圧に負けて今は退散しようっかな。
「えっとまた声かけるね」
手を振って後ろを向いたときに着ていたカーディガンを引っ張られた。
「あの!」
「わぁ!? びっくりした」
てか待ってそれ後ろからとかもう……どうしよ……勃つ……。
「あ、すみません」
「どうした?」
「連絡先とかって教えてもらえますか?」
私は思わずきょとんとしてしまった。
「もちろん構わないよ」
といい交換した。
後ろのナイトが鬼の形相をしていたのは見なかったことにしよう。
「えっと先輩の名前って……」
!?
多分ここにいたみんな思ったこと
今さら……。
「ごめん、伝えてなかったかな、福田蒼士と申します」
「あ、どうやって漢字書くんですか?」
「そうだ、連絡先これにしてもいいかな? フルトーク」
「えっとインストールしたらいいですか?」
? 分からないのか可愛いな。
だがそんな幸せな時間をチャイムが奪った。
「やべ!! 柚月そんなことをしてる暇ないぞ!!」
「王様、ごめんね、俺たち今から授業なの!!」
といい柚月を連れ去ってしまった。
私は一人立ち尽くしてしまった。
まぁそこによかれと女子たちが集まってきた。
「福田くん最近あの子のこと気に入ってるの?」
「別に君たちには関係ないことだよ」
冷たくあしらった。
あんなに女の子すきだったのに……。
【虜】……。
怖いくらいに虜になってる。
------------------------------------------
女子トイレ
「はぁーまじむかつく、男だからって王子と王様とるなっての」
ドレッサーの前でマスカラをつけながら吐いた。
「本当、どっちもとるとかまじズルすぎでしょ」
「でも相手は男だよ? 友達としか見えないって」
「ね、大丈夫っしょ」
「女の魅力で王様を回収!!」
「おー!!」
謎の団結力を決めた女子生徒たち
--------------------------------------------
3年の授業は少ない、単位が足りてない人が通ってるくらいで特別授業がなければいないのが普通。
私は単位は足りてるから借りている応接間で仕事をした。
実業家……。
家の権力を借りて会社を立ち上げた。
今は軌道にものり特に真新しいことをするのではなく経過を見ているだけで問題ない。
コンコンとノックが聞こえた。
「どうぞ」と一声発すると扉は開いた。
「蒼士くん今日は私食べてくれないの?」
下品だ。
でも思い返せば私が教えたことだ。
「そうだな、少し休憩しようかな」
入ってきた女はこちらにきて私の首に腕を回した。
そしてキスをする。
「ねぇ最近可愛い男の子と一緒にいるって噂になってるわよ」
「ああ、ちょっと気になってる子がいてね」
「そうなの、もう女には興味ないの?」
「んーそんなこともないとは思いたいんだけど、どうだろう?」
「どうだろうってあなたのことでしょ?」
「じゃぁ確かめてくれる?」
服を脱ぎ捨て応接間のソファで身を重ねた。
「あっ/// 久々に大きいの味わっちゃうの気持ちいい」
「うん」
メリハリのある胸は鷲づかみにしてちょっと強みに掴むときゅっと絞まるのは気持ちよかった。
でもなんか違う、この人は私のことを好きとしか見ていない、いやそうなんだけど、それでいいんだけど、でもあの時柚を抱いた時の感覚と違った。
「もうなに考えてるの?」
「なんでも」
性器を早く出し入れすると女は喘いだ。
喘ぐ??
もしかしてこれなのか?
気持ちよさが伝わるか否かの判断要素ではあるが柚にはそれがない。
我慢しているようで、でも体は正直で……。
柚の気持ちが知りたい。
「ねぇちょっと喋らないで」
「うん///」
ぱちゅんぱちゅんと音を立ててセック○を続けているがやはりなにかが違う、もっと彼には魅力があった。
絶対に離したくない、魅力が……。
ガチャ……。
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