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2人の気持ち
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立ち上がろうとすると体の中からなにか落ちるような感覚があってそこに手をあてると
ドロッと白いものが指についた。
「ああ、すまない、昨日は気持ちよく寝ていたので後処理をしていなくてね、風呂場に行こうか」と誘われた。
「はい」
風呂場というと普通にアパートサイズの湯船を想像していたのだけど
「檜風呂?」
「うん、ゆっくりつかれるようにね」
そういうことじゃないここは学校なのにまるで旅館仕様なことに驚きを隠せないでいた。
「もしかしてここで女性の人と?」
と呟くと
「ごめん、嫌な思いさせた? それとも柚月なりのヤキモチ?」
ばっと見て恥ずかしくなりシャワーのレバーを傾けた。
「ごめん、素直なところ可愛い」
体が密着してきてシャワーを取り上げられた。
「体洗ってあげる」
先輩に流されされるがまま。
「お尻もっと突き出せる?」
浴槽に手を着き、尻を突き出すとそこに2本の指が入ってきた。
「うん//」
「柚月感じないで……勃っちゃう」
「うん」
でも、その指の手つきはずるい、奥まで掻き乱すように指は動く。
「ふっ//」
ゴリっと前立腺を擦りあげられるとビクビクとイってしまった。
「はぁはぁ……せんぱ……いいああぁああ////」
もう準備万端ですって言っている性器が挿入された。
「これで掻き出そう、やっぱ奥は届かないよ」
「ああん、大きいん///」
ゴチュンと奥の壁にあたりゆっくりと結腸に入ってきた。
「ああぁ」
気持ちがよすぎて涎がポタポタと落ちる。
「こうして、こうする」など先輩は頑張っているようだがそれが返って擦られているようで気持ちが良い。
「はぁはぁ……んんっ//ふぁ」
「よし、こんなもんだね、柚月はゆっくり入っててね」
と風呂場から退散して1人残った。
たしかに精液は掻き出されているようだ。
「先輩……大丈夫かな、もしかして僕のために一人で抜いてるんじゃないのかなぁ……」
湯船の縁に顔を置きながら
帰りたくないな……ずっとここにいたい。
帰ったらきっと待ち受けているのは仕置きと罰といろいろだ。
分からないけどあの人はきっと僕のことを閉じ込めそうだ。
はぁ……。
先輩にこんなにもたくさんの愛をもらってしまったらもう他の男が気持ち悪くてしょうがない。
今までだって気持ち悪くて逃げ出したくてそれだけ考えてたのに……今は先輩の一つ一つの行動が僕をそっと支えてくれるようで安心する。
お風呂から上がると先輩はすでに身支度を終えていた。
「柚月出たか、具合は大丈夫かな?」
「はい、えっと服は……」
「いちを昨日の夜洗濯機をまわしておいて干しておいたから乾いてるよ」
有能すぎる。
「あ、ありがとうございます」
ゆっくりと受け取ると急に手を引かれ
「帰りたくなさそうだな」
と心を見透かされたように言われた。
「な、なに言ってるんですか。別にそんなこと思ってないですよ」
赤面しながらいうと
「ふふっ私はずっとここにいてほしいけどね」
車のキーを取り出し
「送るよ」と声をかけてきた。
先輩車運転できるんだ。
-----------------------------------------
学校 教室 声 夕焼け 1人
……1人? 廊下を淡々と歩いていると教室には膝を抱えた知ってる面影を見つけた。
え……なんで? 怪我してるの?
昨日は私が柚を抱いたのに……その後になにかあった?
あの男は柚にここまでさせるのか。
人間と思っていない。
絶対にそうだ。
私が帰ったのは24時だったけど、でももうその後に誰かに抱かれた……というよりも殴られた?
どうして?
泣いてる。 痛々そうな体。
私のものなのに……。
いつからだろうかこんなにも柚……柚月をほしくなったのは、誰にも渡したくない。
誰にも触られたくない。 むしろ閉じ込めて私だけをみてほしい。
こんなことを言ったら柚月はどんな顔をするだろうか。
あの世界に閉じ込められている限り彼はきっと自由にはなれない。
金か? それともなにか弱みを握られているとか?
金なら用意すればいい。
これでも実業家なんでね……ってよくよく考えたらこれ人○販売にあたるんじゃないか?
そんな罪を犯してなお彼をほしいのか。
家のことを考えるとそれは避けたい。
私が家を出るのには問題ない……出来損ないの兄に協力をしてもらうか。
叔父に頼めば……ぞくっと寒気がした。
ダメだ。 2人に柚を買ったなんて言ったら未来永劫、柚月は柚として生きることになってしまう。
それだけは絶対にダメ。
………………
私の腕の中で鳴く柚月はとても美しい。
こんなにも美しく鳴いている人間は見たことがない。
どうしても媚びを売ろうとする子が多い。
柚月はどちらかというと傍に寄らせない。
最悪な時を常に考えてるから一線を引かれている気にさせられる。
どうしたら私に傾くのか。
この瞳に希望を与えられるのか、どうしたら…………。
柚として抱いた時よりも柚月のほうが表現をしてくれる。
これはきっと私しか知らないはずだ。
一番最初に柚を見た時はまるで魂が籠もっていない人形だった。
……それもそうか、知らない男に毎晩毎晩抱かれればああもなってしまう。
私が彼を柚月を救ってあげたい。
ドロッと白いものが指についた。
「ああ、すまない、昨日は気持ちよく寝ていたので後処理をしていなくてね、風呂場に行こうか」と誘われた。
「はい」
風呂場というと普通にアパートサイズの湯船を想像していたのだけど
「檜風呂?」
「うん、ゆっくりつかれるようにね」
そういうことじゃないここは学校なのにまるで旅館仕様なことに驚きを隠せないでいた。
「もしかしてここで女性の人と?」
と呟くと
「ごめん、嫌な思いさせた? それとも柚月なりのヤキモチ?」
ばっと見て恥ずかしくなりシャワーのレバーを傾けた。
「ごめん、素直なところ可愛い」
体が密着してきてシャワーを取り上げられた。
「体洗ってあげる」
先輩に流されされるがまま。
「お尻もっと突き出せる?」
浴槽に手を着き、尻を突き出すとそこに2本の指が入ってきた。
「うん//」
「柚月感じないで……勃っちゃう」
「うん」
でも、その指の手つきはずるい、奥まで掻き乱すように指は動く。
「ふっ//」
ゴリっと前立腺を擦りあげられるとビクビクとイってしまった。
「はぁはぁ……せんぱ……いいああぁああ////」
もう準備万端ですって言っている性器が挿入された。
「これで掻き出そう、やっぱ奥は届かないよ」
「ああん、大きいん///」
ゴチュンと奥の壁にあたりゆっくりと結腸に入ってきた。
「ああぁ」
気持ちがよすぎて涎がポタポタと落ちる。
「こうして、こうする」など先輩は頑張っているようだがそれが返って擦られているようで気持ちが良い。
「はぁはぁ……んんっ//ふぁ」
「よし、こんなもんだね、柚月はゆっくり入っててね」
と風呂場から退散して1人残った。
たしかに精液は掻き出されているようだ。
「先輩……大丈夫かな、もしかして僕のために一人で抜いてるんじゃないのかなぁ……」
湯船の縁に顔を置きながら
帰りたくないな……ずっとここにいたい。
帰ったらきっと待ち受けているのは仕置きと罰といろいろだ。
分からないけどあの人はきっと僕のことを閉じ込めそうだ。
はぁ……。
先輩にこんなにもたくさんの愛をもらってしまったらもう他の男が気持ち悪くてしょうがない。
今までだって気持ち悪くて逃げ出したくてそれだけ考えてたのに……今は先輩の一つ一つの行動が僕をそっと支えてくれるようで安心する。
お風呂から上がると先輩はすでに身支度を終えていた。
「柚月出たか、具合は大丈夫かな?」
「はい、えっと服は……」
「いちを昨日の夜洗濯機をまわしておいて干しておいたから乾いてるよ」
有能すぎる。
「あ、ありがとうございます」
ゆっくりと受け取ると急に手を引かれ
「帰りたくなさそうだな」
と心を見透かされたように言われた。
「な、なに言ってるんですか。別にそんなこと思ってないですよ」
赤面しながらいうと
「ふふっ私はずっとここにいてほしいけどね」
車のキーを取り出し
「送るよ」と声をかけてきた。
先輩車運転できるんだ。
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学校 教室 声 夕焼け 1人
……1人? 廊下を淡々と歩いていると教室には膝を抱えた知ってる面影を見つけた。
え……なんで? 怪我してるの?
昨日は私が柚を抱いたのに……その後になにかあった?
あの男は柚にここまでさせるのか。
人間と思っていない。
絶対にそうだ。
私が帰ったのは24時だったけど、でももうその後に誰かに抱かれた……というよりも殴られた?
どうして?
泣いてる。 痛々そうな体。
私のものなのに……。
いつからだろうかこんなにも柚……柚月をほしくなったのは、誰にも渡したくない。
誰にも触られたくない。 むしろ閉じ込めて私だけをみてほしい。
こんなことを言ったら柚月はどんな顔をするだろうか。
あの世界に閉じ込められている限り彼はきっと自由にはなれない。
金か? それともなにか弱みを握られているとか?
金なら用意すればいい。
これでも実業家なんでね……ってよくよく考えたらこれ人○販売にあたるんじゃないか?
そんな罪を犯してなお彼をほしいのか。
家のことを考えるとそれは避けたい。
私が家を出るのには問題ない……出来損ないの兄に協力をしてもらうか。
叔父に頼めば……ぞくっと寒気がした。
ダメだ。 2人に柚を買ったなんて言ったら未来永劫、柚月は柚として生きることになってしまう。
それだけは絶対にダメ。
………………
私の腕の中で鳴く柚月はとても美しい。
こんなにも美しく鳴いている人間は見たことがない。
どうしても媚びを売ろうとする子が多い。
柚月はどちらかというと傍に寄らせない。
最悪な時を常に考えてるから一線を引かれている気にさせられる。
どうしたら私に傾くのか。
この瞳に希望を与えられるのか、どうしたら…………。
柚として抱いた時よりも柚月のほうが表現をしてくれる。
これはきっと私しか知らないはずだ。
一番最初に柚を見た時はまるで魂が籠もっていない人形だった。
……それもそうか、知らない男に毎晩毎晩抱かれればああもなってしまう。
私が彼を柚月を救ってあげたい。
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