予約がとれない男娼

枝浬菰文庫

文字の大きさ
26 / 40

媚薬の効果

しおりを挟む
小野寺の計らいで近くのホテルに入るとすでに薬の効果で暴れていた柚月を抑えていた。

「柚月しっかりしろ」
「あっあんっ奥にこれ欲しい」

ぎゅっと性器をズボンの上から掴まれた。
「ダメだってこら……」

弱い抵抗だったので簡単に組み敷くことはできたがこれはこれで私の身がもたない。
薄いワイシャツからはピンク色の乳首が見え突起してるからよけいに下半身が反応してしまう。

見て見ぬ振りをしていると
「はぁはぁ……あんっお願い僕を嫌いにならないで……」と言ってきた。

きっと意識はあるようだ、私ということが分かっていた。
この場合どうしたらよいのか?

ベッドで考えているとホテルのブザーがなった。

ビクっと驚きベッドに柚月を残したままドアをあけた。

「まだ平常心保ててるのですね」
「あっ……まぁ」
ドアの前にいたのは小野寺拓巳だった。

「これ解毒剤です、体に浸透しているのが早いみたいなので口から飲ませてあげるのとお尻からも入れてあげてください」
「分かりました」

「では、私はこれで」
とすぐに帰ろうとした小野寺を止めた。

「あの、すみません、あなたはどうしてここまでしてくれるのですか?」
「そうですね、私が一番好きだった人を助けられなかった、だから目の前にいて助けられる人を助けたいと思えるようになったのが一番の理由です」

「本当にもう助けられないのですか?」

「はい、彼はもう帰らないってはっきり言われてしまったので……私にはどうにもできないのです、何年後か分かりませんがもし彼に違う選択しができれば私はすぐに手をとり一緒の人生を歩いて行きたいと思ってます」
最後に悲しい表情もしていたがにこっと笑顔を向けられ部屋を後にした。
小野寺さんにも辛い過去があったなんて。

でも今は……

ベッドでは身をよじらせ体の中にいる悪いものを取り出さなければならない。
「柚月」
声をかけると腕を首にまわしてキスをしてきた。

こんなのいつもの柚月じゃない。
きっとあの液体のせいだ。

キスの合間を見て解毒剤を口移しで流し入れる。

「ゲホゲホっ」
「ゆっくりね」

「はぁはぁ……奥にも欲しい」
ぎゅっと身を寄せてくる柚月が可愛い。
いや、そんなことを考えてはいけない。

「これ……この大きいの奥に欲しい」
「うん、分かったから待って」

大きいのって言ってくれるの可愛い、絶対に普段の柚月は言わない台詞に私の身ももたない。


薬を性器につけていると
自ら蕾を拡げている姿に興奮が抑えられない。

ぐじゅぐじゅと音を立てながら私のを待っていた。

「柚月挿れるよ?」
「うん」

四つん這いの体勢で腰を掴むと膨張して大きくなった私の性器を蕾にあてゆっくりと押し込む。
「あひっ///」
突き出したお尻だったが大きすぎたのか少し逃げていた。
「柚月、ごめん、痛い?」

らいよううぶだいじょうぶ
ともう呂律まわってないのもズル可愛い。

「はぁはぁ……来て奥に」
「うん」

私は素直に頷くと
ぐっと押し込んだ。

「ひゃぁああああああ//」
ビュックといつもより多いトコロテンを飛ばした。

「ねちっこいな」

薬の効果なのか粘度があった。


奥を突きながら体を反転させ騎乗位で柚月の顔を見ながら奥に入れ込む。
「あっあっ///」
もう少し押し込めば結腸に入る、でも柚月の体に負担をかけてしまうのではないか。

「ああ///」
そう思っていたのに柚月は自ら腰を下まで落としガクガクと体を揺らしながら潮を吹いていた。

あー可愛い。
いやいやいや、ぶんぶんと首を振り今は柚月を楽にさせてあげることが最優先……。
でも少しならいいかな?


「おくっしゅごい// しゅごいあたってひゃぁあああ///」

体を密着して結腸に精液を流し込む。

「ひっ/// はぁはぁ……奥にいる、暖かいよ……奥……かはっゲホッ」

それでも柚月は腰を上下や左右に振り気持ちよいところに当てていた。

それに咳き込むときにきゅうきゅうと締め付けてくるのなんだかすごく気持ちが良い。
もちろん、気持ちよくてきゅうきゅうしてくれるのも気持ちいいけど、私が行為的にやるのもできるんだよな?

こうやって
「ぐっ……んん」

きゅっと絞まった。

腰に手を置き、絶対に逃げれないようにしっかりと掴み
首に手をかけ少し力を入れると蕾も同じくしてきゅっと絞まった。

そのまま仰向けに倒して腰を動かすとふるふると泣きそうな顔でこちらを見ていた。
もしかして解毒剤が入って薬の効果切れた?

でも

奥を抉るように腰を振り上げ首を解放してあげるとすごいしめつけにあった。
もはや千切れそうになる。

「ぐっ」
またもドプンと精液を流し入れ柚月はゆっくりと目を閉じた。

私は慌てて声をかけるがすやすやと眠る呼吸だけが聞こえてきた。
「はぁーよかった」

無理はさせてる、まだお互い仲直りもしていないのに。
私が前に進んでしまって柚月の考えも聞いてない。


目が覚めたらちゃんと聞かないと……。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)

優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。 本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。

今日もBL営業カフェで働いています!?

卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ ※ 不定期更新です。

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

ヤンデレ執着系イケメンのターゲットな訳ですが

街の頑張り屋さん
BL
執着系イケメンのターゲットな僕がなんとか逃げようとするも逃げられない そんなお話です

どうしょういむ

田原摩耶
BL
苦手な性格正反対の難あり双子の幼馴染と一週間ひとつ屋根の下で過ごす羽目になる受けの話。 穏やか優男風過保護双子の兄+粗暴口悪サディスト遊び人双子の弟×内弁慶いじめられっ子体質の卑屈平凡受け←親友攻め 学生/執着攻め/三角関係/幼馴染/親友攻め/受けが可哀想な目に遭いがち 美甘遠(みかもとおい) 受け。幼い頃から双子たちに玩具にされてきたため、双子が嫌い。でも逆らえないので渋々言うこと聞いてる。内弁慶。 慈光宋都(じこうさんと) 双子の弟。いい加減で大雑把で自己中で乱暴者。美甘のことは可愛がってるつもりだが雑。 慈光燕斗(じこうえんと) 双子の兄。優しくて穏やかだが性格が捩れてる。美甘に甘いようで甘くない。 君完(きみさだ) 通称サダ。同じ中学校。高校にあがってから美甘と仲良くなった親友。美甘に同情してる。

若頭と小鳥

真木
BL
極悪人といわれる若頭、けれど義弟にだけは優しい。小さくて弱い義弟を構いたくて仕方ない義兄と、自信がなくて病弱な義弟の甘々な日々。

【創作BL】溺愛攻め短編集

めめもっち
BL
基本名無し。多くがクール受け。各章独立した世界観です。単発投稿まとめ。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...