冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰文庫

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魔法国

大ピンチ

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そして割った石をルイスの方目掛け風で飛ばす

予想だにしなかった展開にルイスも少し反応が遅れるがその隕石を消した。


「あっれ? ルイスって魔法使いじゃなくてマジシャンだったけ?」


「口数が多いぞキリウス」


左手に杖が握られていた。
そしてキリウスの真下に封印の魔法陣が

「おっといつの間に、もしかして本気出せなかったのって封印の魔法陣組み立ててたからか?」

「そうだ、さっさとこんな戦い終わらせたかったからな、ぐふっ」

口元から血が垂れる


「吐血…体に負担かかってたのか」

「お前には関係ない、さらばだキリウス」


ルイスはキリウスに封印の魔法をかけるために杖を構え腹を目掛けて飛んだ

がしかし


ポンと音が聞こえ

キリウスに思いっきりぶつかった。

封印の魔法陣は壊れ反動が体を駆け巡る
「あぐぐぐっがっ」

大量な吐血と突き刺さる痛みに意識が朦朧とする

な…なにが起こった??


状況を理解しようとしていると

「は? ガキがなんでこの戦場に?」


ガキって? よく体を見ると俺はシャーロットになっていた。


頭痛がし起き上がるのも困難だ

シャーロットの体じゃこの反動は耐えきれない

「ぐっう…ん」


「おい、お前ルイスをどこにやった」と先ほどよりもキリウスは怒っている

首元を掴まれ上に持ち上げられ苦しい。

「殺す殺す殺す」と首の骨が折れる…


キリウスの右腕が切れた

俺は地面に尻もちをつく


「あっゴホゴホ」


殺意と冷気を纏い【あまいろ】が来た。


「ドラゴンか」


【あまいろ】は口に炎をため込んでいる
と一気にそれを解放した。

キリウスは避け、
炎は一直線に暗黒世界の街を黒焦げにした。

「おい、てめぇなにしやがる」


赤い目でキリウスのことをみている【あまいろ】は一声鳴いた【キューン】と地鳴りがして地上に魔法陣が浮かび上がる

俺はこんな状態の【あまいろ】をみたことがないためなにが起こるのか想像ができない


そして発動した光は柱となり空に大きな鐘が鳴り響いた。

「ゴーン・ゴーン」

『あら、ドラゴン如きがうるさいわね』

アメリアが天の園から降りてきた。


「あっババア」

「女神様…………約束が違います」
血だらけになりながらどうにか言葉を発した。


シャーロットになった俺に近づこうとしたがドラゴンに塞がれる


『いい度胸ね、そうね約束した…した覚えないわ、オホホホ』

相変わらずの自由


「おい、ババア、俺のルイスに手出したのか?」


『俺の?』そういうと

【あまいろ】の近くにいたはずの俺は
アメリア様の腕の中に囚われていた

瞬時に気づいた【あまいろ】は俺を助けようとアメリア様に攻撃するがはじかれ
地面に投げ飛ばされた。
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