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ドゥーラ王国
線香花火
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「そうだね、確かに君は魔法国の出身だからドゥーラ王国に正式に登録しないと難しいよね」
と引き下がってくれた。
安堵も束の間
「じゃぁあの魔法を、水球を壊した魔法を使ってみてはくれないか?」
「は……い」
杖を取り出し唱える
「赤い炎と黄緑色の水」
「これはすごい、とてもきれいな魔法だね」
シフォンがのぞき込み感想を述べる。
「これを合わせると蒸発魔法ができます」
「むっしかし水はたくさんあるのになぜまた水が必要なのかな?」
「実はこの黄緑色の水には酸素を多く含ませています、ですのでより炎の力を増幅する効果があります」
「ほぉ! よく考え抜かれた魔法式だね」
学生の席側から拍手が聞こえた。
「という感じにそれぞれみんなに考えてもらいたいんだ、もし成功すれば魔法研究会に魔法式が乗るかもしれないぞ」
「わー」
と声があがり、ひとまずこの場を後にしアルゴの元に向かった。
「シルヴィー俺も魔法組み合わせしたい」
「うん、アルゴが得意な魔法は縮小魔法?」
「縮小魔法だけど他のがいい」
「他のか……なにが得意?」
「えっと……か……雷」
「雷か……」
シルヴィーの杖から電気がパチパチと光りだす
「そういえばルイス様の得意技雷と炎の組み合わせなんだよね」
「あ……黒炎のことか?」
「そうそう、あれって俺でもできるの?」
「いや、あれはかなりの魔力が必要になるから……なるらしいからダメかな」
危うく自分で墓穴を掘るところだった。
「ダメか……」
「持続性を考えると難しいけど雷と炎の組み合わせ、アルゴやってみたら?」
「うん……あっ俺炎出せないや」
「あっじゃ俺が手伝うよ」
俺が炎を
アルゴが雷を唱えた。
それはまるで線香花火のように教室を明るくした。
「うわぁーきれいな魔法」
「アルゴ様が……」
「素晴らしい!!」
「すっっっすごいよシルヴィー!!!!」
「やったな」
「あの転校生やばいな」
「でも魔法国出身だろ」
「できて当たり前か」
と声が聞こえた。
魔法国の学院生活の時もすごい言われようだったからな俺はどこに言ってもああいう連中に絡まれるんだな。
魔法組み合わせ講義は終わり
寮に戻るが先に戻ったはずのアルゴが部屋にいなかった。
「まさかな……」
荷物を置き街に出た。
「追跡魔法」と唱えると
アルゴの幻影が見えた、だがアルゴの姿はなく複数の人間により運ばれているシーンだった。
「まずい」
幻影を追い、後をつけると大きな花火が通りを抜けた。
まさかと思っていたがアルゴの手には火と雷の魔法が発動していた。
自然の火は制御ができていないためあのような大きな花火に変わったみたいだ。
だが結界魔法で花火は近場にいる人にしかわからないでいた。
大きな花火を上げてしまったため魔力が底をつきアルゴは男たちに捕まってしまった。
と引き下がってくれた。
安堵も束の間
「じゃぁあの魔法を、水球を壊した魔法を使ってみてはくれないか?」
「は……い」
杖を取り出し唱える
「赤い炎と黄緑色の水」
「これはすごい、とてもきれいな魔法だね」
シフォンがのぞき込み感想を述べる。
「これを合わせると蒸発魔法ができます」
「むっしかし水はたくさんあるのになぜまた水が必要なのかな?」
「実はこの黄緑色の水には酸素を多く含ませています、ですのでより炎の力を増幅する効果があります」
「ほぉ! よく考え抜かれた魔法式だね」
学生の席側から拍手が聞こえた。
「という感じにそれぞれみんなに考えてもらいたいんだ、もし成功すれば魔法研究会に魔法式が乗るかもしれないぞ」
「わー」
と声があがり、ひとまずこの場を後にしアルゴの元に向かった。
「シルヴィー俺も魔法組み合わせしたい」
「うん、アルゴが得意な魔法は縮小魔法?」
「縮小魔法だけど他のがいい」
「他のか……なにが得意?」
「えっと……か……雷」
「雷か……」
シルヴィーの杖から電気がパチパチと光りだす
「そういえばルイス様の得意技雷と炎の組み合わせなんだよね」
「あ……黒炎のことか?」
「そうそう、あれって俺でもできるの?」
「いや、あれはかなりの魔力が必要になるから……なるらしいからダメかな」
危うく自分で墓穴を掘るところだった。
「ダメか……」
「持続性を考えると難しいけど雷と炎の組み合わせ、アルゴやってみたら?」
「うん……あっ俺炎出せないや」
「あっじゃ俺が手伝うよ」
俺が炎を
アルゴが雷を唱えた。
それはまるで線香花火のように教室を明るくした。
「うわぁーきれいな魔法」
「アルゴ様が……」
「素晴らしい!!」
「すっっっすごいよシルヴィー!!!!」
「やったな」
「あの転校生やばいな」
「でも魔法国出身だろ」
「できて当たり前か」
と声が聞こえた。
魔法国の学院生活の時もすごい言われようだったからな俺はどこに言ってもああいう連中に絡まれるんだな。
魔法組み合わせ講義は終わり
寮に戻るが先に戻ったはずのアルゴが部屋にいなかった。
「まさかな……」
荷物を置き街に出た。
「追跡魔法」と唱えると
アルゴの幻影が見えた、だがアルゴの姿はなく複数の人間により運ばれているシーンだった。
「まずい」
幻影を追い、後をつけると大きな花火が通りを抜けた。
まさかと思っていたがアルゴの手には火と雷の魔法が発動していた。
自然の火は制御ができていないためあのような大きな花火に変わったみたいだ。
だが結界魔法で花火は近場にいる人にしかわからないでいた。
大きな花火を上げてしまったため魔力が底をつきアルゴは男たちに捕まってしまった。
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