冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰文庫

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ドゥーラ王国

競技会~お宝争奪戦③~

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「シルヴィーがいなくなったそうよ、みんな気を付けて」
「はい、キララ様」

キララチームは総勢50生徒をグループに入れている一番人数が多い。

魔法学院最高学年としてキララは多くの学生のトップに立っていた。
成績も優秀で魔法国の学院に1年間の留学が決まっている。

「さてと、魔法国の学院生と戦えるなんて嬉しいわねっっつ」

「全員杖をおろせ」

突如として現れたシルヴィーに待機していた生徒が命令を聞き、息を飲んだ。
キララの首元にはシルヴィーの杖が掲げられていた。


「ふん、私を誰だと思っているの?」
そうよ、捕まったとしても透過魔法で簡単に!?

「え、どうして??」

「透過魔法、それは体を透明にして姿を目くらませる、じゃぁ問題だ透過魔法はどうしてできる?」

「そんなの、知るわけないじゃない、魔法の仕組みなんて頭で理解していればいいのよ」
「ほぉ、今理解していると言ったな」

「なによ、私より年下なくせに偉そうにしないでよ!!」


「そうだぞ、キララ様は1年のお前より年上なんだぞ」
とキララチームが叫ぶ。


「なら早く得意な透過魔法でこの場を打開したらどうだ?」
「そんなの、やってる!!」

ゾク!!?

なんだ? 背後から迫りくる気配は……。
「やぁキララ手を貸そうか?」

「アオ」

「生徒会長殿」


……。
俺に気が付かれない気配の消し方……。
俺もまだ未熟なのか。

〈おおっと!! ここで生徒会長のお出ましだ!! シルヴィー対アオ一戦交えるのか!!〉

「君は1年生のシルヴィーくん、キララを放してくれないかな?」
「宝を3つほど譲渡してくれませんか?」

『シルヴィー待って、生徒会長に手をだしたらダメだよ』
『なぜ?』

『生徒会長は騎士の貴族だから、俺たちじゃ足元にも及ばないよ』
アルゴの考えがあるのか今は従おう。

『わかった』

「すみません、状況が変わりましたので宝は求めません、かわりに逃がしてもらえませんか?」

「君も騎士の貴族なのかい?」
「いえ、貴族ではありません」

「なのにここまで鍛えられているのはどうしてだい?」
「それは基礎ができているからですよ、では」
とキララの背後から消えた。

「え!? シルヴィーも透過魔法使えるの!!?」
「恐るべし」

「キララ先輩あぶない!!」
「きゃっ!!」

目の前が暗くなり一瞬にして宝をすべてアオに取られてしまった。

「「先輩」」

仲間の声援も届かず~お宝争奪戦~は
1年 アルゴチーム
2年 敗退
3年 敗退
4年 アオチームとなった。
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