冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰文庫

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ドゥーラ王国

競技会 ~飛行魔法競争①~

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〈2日目~飛行魔法競争~を開始します、エントリーしている生徒は配置についてください〉

ほうきを持って配置につく
「なぁシルヴィー作戦は俺が最初に浮いて、限界が来たら交代でいいんだよな?」

「ああ、というかアルゴ少し落ち着け、緊張しているのか?」

「当たり前じゃん!! シルヴィーみたいにキモが座ってないの!」


「そっか、まぁあまり無理するなよ、限界来たら交代でいいから」
「うん、わかった、ありがと」

「おう、この試合勝とうな!」
「シルヴィーも無理しないでね」

「うん」

〈それでは位置についてください、よーいドン〉
全員がほうきに乗りその場に浮く。

〈ルールを説明します、飛行魔法競争は競争とついていますがただその場で3時間浮く競技になります、3時間一度も地面につかなければ選手の交代はありです、人数が多いとこほどこの競技は有利になります!! 人数が少ないチームは3時間耐久は難しいでしょ!〉

アルゴはふらふらだがなんとか浮くことができた。
その様子を隣で見守っている俺。

〈10分が経過したあたりから交代選手を見るようになりました。1年生の浮遊魔法は長くて1時間、短くて5-10分ほどで魔力バランスを考えながら操作をしないといけないため脱落するチームも出てくるころでしょう〉

なるほどな。

「うう、シルヴィー……緊張して魔力あまりうまく使えないっわ!!?」
アルゴが15分くらいで魔力の限界に到達してしまった。

すかさずシルヴィーが浮遊して失格を免れた。

「ごめん」
「問題ない、よくここまで頑張ったな」

「うん、ありがと、シルヴィーも無理しないでね」
「おう」

浮遊範囲は特にない。
足がつかなければ地上10cmからでも問題ないし、高ければ高いほど魔力を使う量も増えてくるので3-4年生は高い場所を維持していた。

己の力量を確かめているのだろう。
あのキララ先輩はチームメンバーに任せているのかいなかった。

だがあのアオという男はこちらを見ていた。

1時間がたち残ってるメンバーも少なくなってきた。
「ねぇ、シルヴィー話しかけても平気?」
「どうした?」

「無理してない大丈夫??」
「全然余裕」
「そっか」

「アルゴちょっと上のほうに行って様子を見てくる」
「ええ! まだ魔力残ってるの?」

「うん、まぁ俺のことは気にしないでくれ」
スーと上のほうに飛んでいくと結構なチームが脱落していた。

みなへとへとになっている様子だ。

「あれ? まだ残ってたんだ」
「どうも」
アオ先輩に話しかけられた。


「やっぱ君何者? すごいね」

〈お二人さん余裕なのですか?〉と審判が声をかけてきた。
アオ先輩は余裕ですよと涼しげな表情をしていた。

ここは
「俺は下におります」
スーと降りた。

〈すごいですね、お二人さんあと少しで3時間になります〉
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