冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰文庫

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炎と氷を司る弟子

紅蓮と氷樺 修業①

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紅蓮は的当てがすごいレベルで下手くそだった。

たしかに魔力のコントロールができていない、大まかに当てればいっかみたいなところがあるからいけないんだと思う。

そして師匠がなぜ紅蓮に渡した修業が2つなのかも分かった。
魔力のコントロールができないから体力の減りも早いということ。

基礎魔法力は俺よりは多い、でも雑な使い方をしてるから消費が早いみたいだ。

午前中崖登りを余裕でこなし休憩して
午後100発的当てをするのだが今のところ半分も当たっていない。

師匠には1ヶ月の猶予期間しかもらっていないのでこれできなかった時って俺もせいにされちゃうのかな…………。
それはそれで困るな。


「あーくっそ、まじ当たらない!!!」
「なぁ紅蓮少しはやり方を変えようとは思わないのか?」


「はぁはぁ……やり方?」

「そう、例えば的の近くでまずは一発あててみる」
「そんな、近くでやっていいのかよ?」

「でも遠距離だったら当たらないからどの程度で当てられて当たらないのか確認はしないと」
「なるほど!! さっすが先輩」

俺は距離を測ることにした。

10mあたりから外れることに気がついた。
「師匠はきっと紅蓮を近距離戦っていうだろうね」
「じゃぁ別に遠距離の修業はしなくてもいいじゃないっすか!!」

「んーでもこれも地道な努力だし、頑張るしかないんじゃない?」
「ふーちなみに氷樺先輩はどのくらいの距離当たるっすか?」


「え? 俺どうだろ?」

といいやってみると余裕で20mはできた。

「まじっすか、てかめちゃくちゃ綺麗な魔法だし、それってやっぱ師匠の修業したからですか?」

「そうだよ、俺も元々こんな綺麗じゃなかったからね」
「ふーん」
といいそこから紅蓮はなにかに目覚め地道な努力をした。

そして20mにも簡単に当たるようになった。

「す……すごいな紅蓮」
「俺だってやればできる子なんだからな!!」
とドヤッていた。

「いちを20mで100発当てられたら師匠に報告してって言われてるから報告に行こうか」
「おう!!」

マーベラス様のお屋敷に入り師匠はぐーすか寝ていた。

空中に浮いたベッドの上に横になっていた。
師匠がまさかの年下、一つだけど。
たしかに少し幼い顔をしている。

「なんだ? 俺の顔をじっと見て」
と急に声が聞こえたので俺と紅蓮は驚いた。

「ふわぁぁああー」とのびをしていた。

「トップクラスって暇なんすか?」
「んー今日はそんなに忙しくないかも……」
と素直に答えていた。
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