信長座☆座付作家 太田又助  《火起請の巻》

亜月文具

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第二話 天正三年蹴鞠ノ会の巻 その九

安倍清白   濡れた素襖

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   安倍清白
   
 衣笠山にある善正寺は相国寺からおおむね二里余り、と牛一は推し測った。馬を駆っておよそ四半刻だろう。幸い膨らむ上弦の月が辺りを照らしている。
 町並みを過ぎ、疎らな百姓家も見えなくなると、月を映すばかりの小さな溜池がぽつりぽつりと牛一を迎えた。その先に目をやれば、衣笠山の鬱蒼とした山裾が勾配をもって天空に誘っている。提灯に灯を入れ、山道をゆっくり進んだ。なだらかな一本道だから迷うことはなさそうだ。
 針葉樹のてっぺんが作る天蓋てんがいの裂け目にぶち撒かれた金砂と黄色い月が、さやかに牛一を導いた。牛一も清蔵も口を開くことはなかった。戛々かつかつと鳴る蹄の音だけが闇に中に吸い込まれていく。墨を重ねた森の深奥から漏れる赤いを認めると、牛一は手綱を引き、目を凝らした。破れ寺に巣くう人の営みに違いなかった。すぐに清蔵も馬を止め、灯りの方向を睨みつけた。
 離れた木に馬を繋げ、清蔵はさっさと槍をしごき先へ進んだ。
 逸る清蔵を見た牛一は、細かい段取りを諦めて清蔵に任せる覚悟で後に続いた。
「頼もう~」
 森の静寂を引き裂く大音声が響いた。さすが戦場で鍛えた清蔵の胴間声だ。内側から床壁を叩く慌てぶりが轟いた。
 怪しげな五人の僧兵に囲まれたのは想定のうちだ。敵を認めた牛一は欠伸をするばかりに高みの見物を決め込み、形のいい庭石に腰を下ろした。
 左右から飛びかかる薙刀なぎなたの刃を巻きあげ、清蔵は返す槍柄で僧兵の腹を強かに撃った。
「だから、子堕しの秘薬を買いに来ただけじゃ」
 清蔵は楽しそうに笑みを浮かべて僧兵の薙刀を蹴散らしている。飛び出す僧兵の面先つらさきに、すっと片鎌の穂先を合わせる。清蔵もその槍を突き立てようとはしなかった。力の差は歴然だ。致命傷は与えていない。むしろ遊んでいるに違いなかった。
 諦めの悪い僧兵に戒めの言葉を叩きつけた。
「お前ら! 天下を治めようとする織田軍団を敵に回して、勝てるとでも思っているのかよ?」
「お、織田だと!」
 劣勢の上に、その名を聞いて皆の動きが鈍った。
「お、俺は降りるぞ~」
立ち竦んだままの僧兵が声を上げた。
「話が違うぞ」
「な、なにが禁裏の青侍じゃ」
 口々に叫んだ。何やら我らに言うより、奥の僧房に訴えているように見えた。しまいには薙刀をその場に投げ捨てて逃げ出す輩もいた。
 ――バタン。
 腰高障子を左右に引き開けて、何者かの影が現れた。良く見れば狩衣姿だ。陰陽師の『安倍のなにがし』に違いない。
「待った~。売るぞ、売る。飛びきり強力な子堕しの丸薬を! お公家も飛びついた秘薬中の秘薬じゃぞ。そのうえ加持祈祷の土産付きじゃ。これで銀六十匁!」
 予想に反した甲高い声で男はが鳴り立てた。用意周到に、男は丸薬の紙包みを掲げている。命が惜しい小心者と見て牛一は北叟笑んだ。
「お主が安倍晴明あべのせいめいの直系を名乗る陰陽師か?」
 牛一がようやく腰を上げて陰陽師の前に出た。
「そうだ。十八代安倍清白じゃ」
 いかつい清蔵に変わって前に出た牛一の風貌を見て、安倍清白を名乗る男は声を落ち着かせた。そのうえ護符を自慢げに見せてくる。
 やむなく視線を送ると、これ見よがしに、名が書き入れてある。
 牛一は護符の名前を睨んだ。
「さんずいで良いのだな? 日偏ではないのだな! ならばこれは『すずしろ』と読む。そうだ、知っての通り大根のことだ」
 春の七草に謳われるすずしろは庶民が好む大根のことだ。
「そ、そ、そうとも読む」
 牛一の勢いに押されたのか、或いはその程度の学識さえあるのか心許ない目をしている。清白の笑い声は引き攣るように喉の奥にへばりついていた。
 清蔵が目を光らせて怒鳴りつけた。
「この喰わせもんが! 『すずしろ』に謝れってぇんだ」
 喰っても不味いことこの上ない。清蔵が吐いた上手い口上に、牛一は頬を綻ばした。
 続けざまに清蔵の槍の柄で殴りつけられた清白は昏倒した。のんびり寝るな、とばかりに清蔵の平手がすぐさま喝を入れた。
 口をパクパクさせる清白は、濁り水で息苦しそうに水面に集まる鯉を思わせた。
「もう一度聞くが、お主が申した、飛びついた公家とは誰じゃ?」
 牛一は、次に出る言葉に強い眼差しを向けた。
「な、な、中院……通勝」
 再び聞く名前を牛一は胸の内で繰り返した。やはり言経に関わりなどないのではないか。
「おい、金が欲しくば相国寺へ来い。織田弾正忠さま宛てに来るのだぞ。たいそうなもてなしがあろうぞ」
 清蔵は気持ち良さげに笑って言った。
 足元の清白は白目を剥いて唸るばかりだった。
 二十間ほど先のお堂から飛び出る人の気配が草叢くさむらを伝った。
 鈍く響く鈴の音。微かだが牛一の耳には確かに届いた。
「まだいたか」清蔵は吐き捨てる。「そうこなくては面白くない!」
「いや、どうも違うようだ」牛一は掌を翳して清蔵を制した。
 一抹の不安を胸に牛一は駆けだした。
 案に違わずその先に縛られ、猿轡を噛まされた言経が倒れている。くぐもった唸り声が草叢に絡みついていた。
「ありゃりゃ、長松殿~、そこで何をしておる~」
 後ろから駆けつける清蔵は、顔を突きだすと頓狂な声を上げた。言葉尻に笑いが滲み出ている。
 牛一は何だかほっとした。
  
   

   濡れた素襖すおう
   
 山科邸へ戻ったのはおよそ一刻後のことだ。
 牛一と清蔵に連れ立って、鼻の頭を擦りむいた言経が真ん中に座り、その前に言継が腕組みのまま目を吊り上げていた。
「この阿呆垂れがー! 足手纏いになどなりおって」
言継の叱責に、言経は萎れて下を向いていた。
「まあまあ、無事でなによりじゃ」
 清蔵は屈託なげに取りなしていた。散々、言経を咎人扱いにした事実はすっかり忘れている。
 言経は、逸る気持ちが抑えられずに衣笠の善正寺にすぐ向かったらしい。牛一と別れた後、いったんは山科邸へ向かう道を歩いて一筋先を西に取って返した。今から行けば、暮れる前には寺に着くだろうし、帰りは寺から提灯を借りれば何も問題ないと言経は考えた。
 陰陽師に対する霊的な面妖さを感じても、身の危険の懸念はなかったようだ。たしかに陰陽師、安倍晴明、土御門家の祖とくれば身内の一つと考えたのは、わからぬでもない。
 不合理を嫌う信長麾下にいる牛一とは明らかに捉え方が違っていた。
「だから、いい歳をして考えが浅いというのだ」
 言継は呆れて小言を続けた。息子を思う親の気持ちが溢れて、激しい言葉が口先を吐いて出るのがよくわかる。が、萎れて縮む言経が少し可哀そうになった。
 清蔵は二人の様子を見て美味そうに酒を呷る。清蔵の前だけ茶の代わりに喉の渇きを潤す茶碗酒が置かれていた。どんな形であれ、美味い肴にありつけたと喜ぶ野良猫の顔だ。
「こうして裏付けの品も手に入った。ほぼ通勝の仕業と断定できる。さて仕上げをどうするかだ」
 牛一は、言継のお目玉を切りあげるつもりで話の口火を切った。
 ちらっと言継が牛一に一瞥を寄こした。顔つきが父親から権大納言の顔に戻った。
「反省を促し、お灸を据える。それには自らの非を認めて話してくれねばならぬが……」
「甘いですよ」
 言経は不満顔に頬を膨らます。
「おい、それ以上膨らますなよ、長松。最近お前が河豚ふぐに見えてしょうがない」
 言継が零す言い草に、清蔵が声をあげて喜んだ。
 だが言経は二人の揶揄いに動じなかった。牛一は「おやっ」と眉間に力が入った。
「あいつが、自ら非を認めて洗いざらい話すとは思えませんよ。此度だって三条西のおおごっさんの庇護を受け、左府さまを始め兵部大輔さままで使って誤魔化そうとしたのですよ」
 言経は毅然と考えを述べた。
「う~ん」言継は一節ひとふし唸った。「まあそう言うな。なにも誤魔化そうなど悪意があった訳ではあるまい」
 言継は苦しそうな言い訳を口にした。誰もが純粋に、良かれと思って動いたのかもしれない。牛一も兵部大輔や実枝の人物を思い浮かべると言継の考えに同調したくなる。
「お主もそう向きになるな。女子にもてぬ男の僻みに見えるぞ」
「父上、何を仰いますか。そのお陰でわたしが疑われたらどうするおつもりですか」
 すでに疑われていたことを、言経だけが知らなかった。
 言継は黙って下を向くと、清蔵も同様の仕草を見せた。
 それにしても、通勝のことになると向きになっているように見える。今も顔を赤らめて言経は必死に抗議していた。
「そうなると……事実を通勝どのの鼻先に突きつけねばなりませぬ」
 牛一は真面目に応えながら、懐から丸薬入りの袋を抜きだした。
 言経はそれを指差し頷いた。
「それです! ざまを見るが宜し、もう逃げられまい」
 言経は真剣な眼差しで牛一に訴えた。
「苛烈な詮議は何かと禍根を残すことになる……」
 それでも言継は言いづらそうに口を挟んだ。
「帝の御意向はどうなりまするか」
 言経が錦の御旗を担ぎ出す。
「いやはや、困りましたぞ」
 言継は言葉に反して笑顔で牛一を見た。いつもの顔だった。事を荒立てたくないという公家顔だ。その声で言経も言葉を呑みこんだ。
「まずは一盞。ゆるりと飲みながら考えましょう」
「いよっ、待ってござった」
 清蔵が口にする。お主の手にしている茶碗の中身は何だ、と聞きたくなった。
 言継が奥に声を掛けると、雑掌が酒と簡素な肴を並べた膳を運んだ。
 宴も進んで瓶子が脇に何本も並んだ。どんな無理難題があろうとも、宴になれば言継と清蔵は陽気な酒だ。二人で馬鹿笑いの声を上げている。言経は二人を気にする風もなく静かに盃を口に運んだ。
「蜩の声は聞こえど、姿はなかなか見えませんでした……」
 言経の小さく呟く言葉を再び聞いて、牛一は記憶を手繰った。
 実枝の屋敷を出て蜩の声に足を止めた時のことだ。牛一は言経の不気味な笑い声を思い出す。
「何か面白いものが見えましたか? あのとき」
「なんの、面白いことなど何も……蜩の声を聞いていたのですよ。何年も地中に過ごし、たった数日を地上に出て鳴き続ける。堂々と姿を見せよと念じても、見ることは叶いませんでした。なにか命の儚さを感じて鼻が鳴ってしまいました」
 言いながら、言経はあの時と同じように鼻を鳴らした。笑った訳ではなかった。
 儚い命と聞いて、まだ見ぬすずを思い浮かべた。
「でも、すずどのは命に別条もなく幸いでございましたな」
 言経は上の空のように宙を見ている。向かいに座る清蔵が無作法にも皿を落としたが、意に介する様子もない。
「そうでしょうか? 綴じ帳に書かれた芝居語りのように、決まって命に別条はないと周りが口にするのです。木々に脱ぎ捨てられた空蝉を見せられているような気が致しました」
(たしかに。すずの影を追うたまま見ることも叶わなかった……)
 言経は、自ら盃に酒を注ぎ飲み干した。
「酔ってしまったようですね、わたくしは。……又助どの」
 言うほど言経が酔っているようには見えなかった。むしろ向かいに座る言継の目の周りが赤い。
 すると言継が空の瓶子を倒した。
 ガチャンと乾いた音が座敷に響いた。
「父上~、もう結構、召されましたぞ」
 言経は心配そうに言継を顧みた。親を思う素直な息子の顔だと牛一は思った。
「なにを~、空の瓶子など倒してござれだ」くっと、言経を睨んで新たな瓶子を取った。
「さ、又助どの、ささーあっ!」
 言うそばから言継の手元が狂った。なみなみと入った瓶子をひっくり返し、牛一の素襖すおうの袴を濡らした。
「父上~、すっかりお酒が過ぎましたか」
「大事はござらぬ。長松どの、酒席にては日常の事。気になさらずに」
 牛一は手を振って応える。
「しかし、万が一禁裏よりお呼びが掛かっても、そのような姿では、参内などできませぬぞ。それに、父上もお歳なのですから、お身体も考えませぬと……」
 威厳が消えて、言継の目はしょぼついている。すっかり酔った顔だった。
「なにを~」
 だが、売り言葉に買い言葉である。呂律の回らぬ言継は息子に言い返した。 
「馬鹿な物言いを。だいたいだな、お主は酔った儂にしか意見を言えぬくせに……」
 親子喧嘩に牛一微笑み。清蔵は呆れた。牛一は親子を宥めようと両手を伸ばした。
 ――その瞬間。
 牛一は、袴が思いのほか濡れている事実に気づいた。酔いが感触を鈍感にしていたのだ。
「う~気持ち悪ぅ!」勝手に言葉が零れ出る。
 戦場で返り血を頭から浴びる牛一が、自分が瞼の裏に映った。ぶるると頭を振ると、雑掌が言継のために用意した水を奪って一気に飲み干した。
 牛一は濡れた布が足に張り付く不快を、両手で引っ張り剥がす。
「これは血だ。……血の感触だ……」
 揉み合う言継と言経、それを見ていた清蔵は、呟きを聞くと同時に牛一へ振り向いた。
「どう、されました? 又助どの」
 心配顔の言経が声を掛けた。
「――あっ! なるほど、そうでござったか」
 三人の目が牛一を睨んだ。
「なるほど濡れたままで、清涼殿には参内できませぬな」
「はあ?」言継は唸ると、目が泳ぎ、慌てた。
「長松の戯言ざれごとでござるよ、又助どの。なあに、すぐ乾きますから」
「それが、もし血であれば?」牛一は静かに反問した。
「えー!」牛一を除く皆が声を合わせた。
「通勝どのが、装束を替えて二度も登場した理由が見え申した」
 牛一はきっぱり宣言した。
「二粒は危険、三粒は致死量と安倍のスズシロも申しておったな」
 清蔵は危うい話を口にした。血にまつわる勘働きは悪くない。
「あの騒ぎの時か」言継まで目を見開いて牛一を睨んだ。
「某はあの時、血の匂いを嗅いだ覚えがある」
 牛一は己が鼻先を指で弾いた。
「そこまでわかれば、もう鼻先に事実を突き付ければよいではないか」
 と言いながら清蔵は鼻の穴を穿っている。
「いや駄目だ。権大納言さまは苛烈な詮議をお望みではない。さすればこれこそ、まさに天佑だ」
 牛一は濡れた袴を摘まむ。
「通勝を真実の真綿で締め付ける、格好の舞台ができそうでございます」
 牛一は北叟笑ほくそえみ、言継を覗き見た。
「さて、いかが致すのじゃ」
「失礼ながら、今の公家に家計費の余裕などない。とは権大納言さまのお言葉」
「うむ。そうじゃ、よう覚えておるな」
「さまざまな儀礼に合わせる装束を整えるのにさえ、四苦八苦だそうでございましたな」
「思い出さずとも良い。つまらぬ話を」
 言継は呆れた顔で牛一を覗き込み、すぐに赤鰯のあぶりにかぶりついた。改めて他人から貧乏公家の話を聞かされるのは気恥しそうだ。
「そこで、確認のためお聞きしますが、余裕があったとしても、同じ柄、同じ色の水干を、二揃え用意できるほどの者は、ございますかな」
 言継は声を立てて馬のように笑った。
「おりませぬよ、そんな分限者ぶげんしゃなど。が、仮に、余裕があったとして、そのような無駄な費えには使いますまい。なんせ、儀礼の装束でさえ、貸し借りが罷り通る昨今でございます」
 言経が牛一の問いに応えた。
「同じ装束は無駄。違う色柄を作って、装束の豊富さをこれ見よがしに誇示するのが、公家の性分でござる」
「然様であれば、咎人とがにんを間違いなく焙り出せましょう」
 牛一は自信を持って左右を睥睨した。
「ああ、そこであの名簿が役に立つ」
 言経は立ち上がって、隣室から書付を急いで持ってきた。
「本当に寸分も違わぬ記憶があるのですね」歩きながら牛一に念を押した。
「――なるほど、血に塗れた装束など、着て来れぬ訳じゃな」
 遅れて言継が納得している。
「これで一件落着ですね」
 笑顔を見せる言経が、牛一に頷いた。
「……しかしまたなんで、今日駆けつけて来たのです。明日まで待てと仰ったじゃありませぬか」
 牛一困って、口籠りながら清蔵に助けを求めた。
「いやそれは、清蔵の勘が、なあ清蔵……」
 清蔵は気がつかぬ振りで酒を呷っていた。
 
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