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私が吸血鬼にときめくはずがない。
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「ん?」
横を見ると、また響斗くんが眠っていた。
「ま、また!! にんにく置いて寝るべきだった、私」
だけど、響斗くんの目尻には涙が。
「温もりが欲しいのかな……」
私はティッシュで彼の涙を拭う。
「静流……ごめん….…」
消え入りそうな声で彼が呟く。彼も辛い夢を見ているのだろうか。
私は恐る恐る彼の髪を撫でる。なんだかふわふわしてる。
「雫……?」
響斗くんが目を覚ます。
「ご、ごめんなさい。魘されていたようだったから」
「雫の隣で寝ているのにな」
「そ、そうだよ! 添い寝ダメって言ったでしょう?」
「だめと言われたらやりたくなる」
「が、我慢してください」
「そう言われてもな」
「やっぱり追い出そ……」
「ひど!」
友達になるのは構わないけど、添い寝は許し難いよ!
「魘されていたけど、大丈夫……?」
「大丈夫ではないな」
「えっ! 拷問される夢とか?」
昨日、警察に捕まった時に酷い目にあったって言ってたし。
「雫がキスしてくれたら悪い夢から醒めるんだけど」
「にんにく、冷蔵庫にあったかな」
「すみませんでした、それだけはやめてください」
「息を吸うようにセクハラするね?」
「仕方ないだろ。好きな子には常に触れたい! 欲求不満なのさ」
「け、警察もう一度行く?」
「い、嫌だ! それは」
響斗くんはやっぱり変態だ。まだ完全に警戒は解けない。
「ふむ。今日も絶景かな、絶景かな。今の学生はスカートが短くて素晴らしいな」
「離れて歩くね……」
「引くな、雫! けど、雫はスカートが長いのだな?」
「そういうキャラじゃないし、長い方が落ち着くもん」
「雫の生脚を見せて欲しいんだがな」
「そういう事言われたら余計短くしたくなくなるよ?」
「雫は難しい子だな」
スカート短くしたり、化粧したりする子はクラスにたくさんいるけど、私にはきっとそういうノリが合わないから。
「黒月くん、おはよう!」
「おはよう、響斗くん!」
電車に乗り込むと、響斗くんが学校の女子達に挨拶をされる。
違うクラスの人まで!
「響斗くーん!」
「きゃっ」
いきなり女子に突き飛ばされた私。
「雫っ」
「今日こそはカラオケ行こうよ! 響斗くん! うちら響斗くんと仲良くなりたいんだよねー」
良かった、膝は擦りむいてない。血が出たら響斗くん、吸血衝動が出ちゃうもんね。
「は? 誰が行くかよ、ブス」
「ひ、響斗くん!?」
響斗くんは女子達を押しのけ、私の元へ。
「大丈夫か? 雫」
「だ、大丈夫……けど、女子にあんな言い方……」
「だって腹立つんだよ。雫もいるのに皆、俺にしか挨拶しない。しかも突き飛ばすとか」
「わ、私は学校では空気だから仕方ないよ」
「仕方なくない。雫はちゃんといる。どこにいても俺は雫を見つけるし。空気なんて次言ったら怒る」
「えっ……」
響斗くんは私を立たせると、女子達を睨む。
「い、行こ!」
女子達は怯えた表情で走り去っていった。
どこにいても私を見つける……なんて初めて言われた。
急に顔が熱くなり、私は戸惑う。
「雫?」
「違う、おかしい、おかしい。私が好きなのは朝倉くん」
「何ぶつぶつ言ってるんだ?」
朝倉くん以外の人に優しくされたの初めてだからびっくりしてドキドキしたんだ、きっと。
「おはよう、月宮さん」
「お、おはよう。朝倉くん……」
学校に着くと、朝倉くんは今日も挨拶してくれた。
やっぱりときめくのは朝倉くん。私が好きなのは朝倉くんだ!
「黒月と来たんだ?」
「う、うん」
「そうだ、月宮さん、携帯聞いても良いかな? 校外学習で何かあったら連絡取れるし」
「へ?」
朝倉くんの連絡先ゲットのチャンス!
「あっ、迷惑かな」
「う、ううん。良いよ」
「良かった。待って、QR出すから」
おまじないダメだったのに連絡先聞かれるなんて!
「追加完了だね。あ、月宮さんのアイコン猫だ」
「き、近所の猫」
「へぇ、可愛いね。なんか、月宮さんっぽいよね。警戒心強くて可愛いとことか」
「か、可愛い!?」
「うん。猫みたいに癒されるなって」
「あ、ありがとう……」
さらっと可愛いとか言うよね、朝倉くん。けど、全然軽い感じしないな。
「そろそろ俺に懐いて欲しいかな」
「な、懐く!?」
「うん。月宮さん、黒月とは話すのにずっとクラスメイトである俺にはよそよそしいから」
だって、それは朝倉くんみたいな人にお近づきになって良いのかなって思うわけで。
「わ、私は朝倉くんの友人になるにはレベルが足りないというか……」
「レベル? そんな概念無いよ。俺が仲良くしたいと思ってるんだから細かい事気にしないの」
「は、はい」
「俺、妬いたんだよ? 普段クラスで誰とも関わらない月宮さんが黒月とは親しげだから」
「あ、あ、朝倉くん!?」
「俺とも仲良くしてよ? いい加減」
朝倉くんは唇を尖らせながら言う。
「わ、私なんかで良ければ」
「良かった。もう、黒月には奪わせないから」
「へ?」
「まさか、お前……」
響斗くんは朝倉くんを睨む。
「やだなぁ、怖い顔してどうしたの? 黒月」
「まさかこの世界にもいるとはな」
「何の話かな?」
一瞬だけ、朝倉くんが冷たい瞳を響斗くんに向けた気がした。
なんだろう、まるで……。
「雫は俺のだ。渡さないぞ?」
「ちょ、ちょっと! 響斗くん!? 私は誰のものでもないよ?」
響斗くんはいきなり私の肩を抱く。
「月宮さん、困ってるみたいだけど?」
「は?」
「駄目だよ、強引なのは。月宮さん、嫌なら嫌って強く言わなきゃ」
「えっ? あっ、うん……」
何だろう、朝倉くん、いつも皆に優しいのに響斗くんには敵意を感じる……。
「そうだ、月宮さん。お願いがあるんだけど」
「へ?」
「俺も雫って呼んで良いかな?」
「な、な、名前呼びですか!?」
「うん、だって……ずっと呼んでみたかったし。黒月くんにしか許してないの?」
「そ、そういうわけでは……」
ずっと呼んでみたかったの!?
「じゃあ、雫」
好きな人に名前を呼んで貰える日が来るなんて….…。
「あ、ありがとう……」
「ん? 何でありがとうなの?」
「な、名前で呼んでくれたから」
「俺はお礼言われてないのに」
響斗くんは拗ねている。
「やっぱり名前で呼ぶのって特別感出て良いな」
「えっ」
「やっと近付けた気がする」
朝倉くんは笑顔で言った。
やっと!?
「雫のバカ」
響斗くんはまだ拗ねた表情。
やっぱり、頑張ってみたいな、朝倉くんに。頑張って仲良く……。
響斗くんと話すみたいに話せたら良いんだけど。
「どうしてついてくるんですか?」
「雫のカレピッピだからな!」
「私は認めてないよ!? てか、カレピッピって……」
「今時の若者言葉を勉強してるんだわ。良いワードだな、雫」
「一気に頭悪そうになるね」
「辛辣だ!」
私は昼休みになると、図書室に行く。
「なーなー、お昼は?」
「食べたきゃ食べに行って来て良いよ? 学食ここから近いし」
「雫と食べたいんだよ」
「あ、あった。図書室ってこういうのも扱ってるんだ」
「何? 恋愛初心者用マニュアル?」
「か、勝手に見ないで!」
「まーたあいつか。俺ならさくっと交際から結婚まで至れるのに」
「わ、私の好きな人は朝倉くんだから」
こういうの読んで勉強してみよう。校外学習で同じ班になれたわけだし。
「しーずーくー」
「他にも色々ある。読み応えありそう」
「雫、あいつが本当に好きなのか?」
「うん。朝倉くんはクラスで唯一、私に優しくしてくれたから。出会った時からずっと好きなの」
「あいつの優しさは本物じゃない」
「響斗くんは人間不信が強いから……」
「分かるんだ! だって、あいつは……」
「響斗くんは私を静流さんの代わりにしたいから、だから私を朝倉くんにあげたくないんでしょ?」
「それは……」
「響斗くんの好きみたいにニセモノじゃないの、私の好きは!」
私が声を荒げると、響斗くんの表情が暗くなる。
「ニセモノ……」
「私の好きとは違うの」
「雫……」
「これ借りたら一人でお昼食べるから」
「あっ……」
静流さんがあんなにも響斗くんを想っていたのに、思い詰めて川に身を投げてまで響斗くんを愛していたのに。
どうして簡単に私を代わりにしようとするんだろう。
私は静流さんと同じ顔だから? 助けてあげたから?
そういうの困るよ……。
横を見ると、また響斗くんが眠っていた。
「ま、また!! にんにく置いて寝るべきだった、私」
だけど、響斗くんの目尻には涙が。
「温もりが欲しいのかな……」
私はティッシュで彼の涙を拭う。
「静流……ごめん….…」
消え入りそうな声で彼が呟く。彼も辛い夢を見ているのだろうか。
私は恐る恐る彼の髪を撫でる。なんだかふわふわしてる。
「雫……?」
響斗くんが目を覚ます。
「ご、ごめんなさい。魘されていたようだったから」
「雫の隣で寝ているのにな」
「そ、そうだよ! 添い寝ダメって言ったでしょう?」
「だめと言われたらやりたくなる」
「が、我慢してください」
「そう言われてもな」
「やっぱり追い出そ……」
「ひど!」
友達になるのは構わないけど、添い寝は許し難いよ!
「魘されていたけど、大丈夫……?」
「大丈夫ではないな」
「えっ! 拷問される夢とか?」
昨日、警察に捕まった時に酷い目にあったって言ってたし。
「雫がキスしてくれたら悪い夢から醒めるんだけど」
「にんにく、冷蔵庫にあったかな」
「すみませんでした、それだけはやめてください」
「息を吸うようにセクハラするね?」
「仕方ないだろ。好きな子には常に触れたい! 欲求不満なのさ」
「け、警察もう一度行く?」
「い、嫌だ! それは」
響斗くんはやっぱり変態だ。まだ完全に警戒は解けない。
「ふむ。今日も絶景かな、絶景かな。今の学生はスカートが短くて素晴らしいな」
「離れて歩くね……」
「引くな、雫! けど、雫はスカートが長いのだな?」
「そういうキャラじゃないし、長い方が落ち着くもん」
「雫の生脚を見せて欲しいんだがな」
「そういう事言われたら余計短くしたくなくなるよ?」
「雫は難しい子だな」
スカート短くしたり、化粧したりする子はクラスにたくさんいるけど、私にはきっとそういうノリが合わないから。
「黒月くん、おはよう!」
「おはよう、響斗くん!」
電車に乗り込むと、響斗くんが学校の女子達に挨拶をされる。
違うクラスの人まで!
「響斗くーん!」
「きゃっ」
いきなり女子に突き飛ばされた私。
「雫っ」
「今日こそはカラオケ行こうよ! 響斗くん! うちら響斗くんと仲良くなりたいんだよねー」
良かった、膝は擦りむいてない。血が出たら響斗くん、吸血衝動が出ちゃうもんね。
「は? 誰が行くかよ、ブス」
「ひ、響斗くん!?」
響斗くんは女子達を押しのけ、私の元へ。
「大丈夫か? 雫」
「だ、大丈夫……けど、女子にあんな言い方……」
「だって腹立つんだよ。雫もいるのに皆、俺にしか挨拶しない。しかも突き飛ばすとか」
「わ、私は学校では空気だから仕方ないよ」
「仕方なくない。雫はちゃんといる。どこにいても俺は雫を見つけるし。空気なんて次言ったら怒る」
「えっ……」
響斗くんは私を立たせると、女子達を睨む。
「い、行こ!」
女子達は怯えた表情で走り去っていった。
どこにいても私を見つける……なんて初めて言われた。
急に顔が熱くなり、私は戸惑う。
「雫?」
「違う、おかしい、おかしい。私が好きなのは朝倉くん」
「何ぶつぶつ言ってるんだ?」
朝倉くん以外の人に優しくされたの初めてだからびっくりしてドキドキしたんだ、きっと。
「おはよう、月宮さん」
「お、おはよう。朝倉くん……」
学校に着くと、朝倉くんは今日も挨拶してくれた。
やっぱりときめくのは朝倉くん。私が好きなのは朝倉くんだ!
「黒月と来たんだ?」
「う、うん」
「そうだ、月宮さん、携帯聞いても良いかな? 校外学習で何かあったら連絡取れるし」
「へ?」
朝倉くんの連絡先ゲットのチャンス!
「あっ、迷惑かな」
「う、ううん。良いよ」
「良かった。待って、QR出すから」
おまじないダメだったのに連絡先聞かれるなんて!
「追加完了だね。あ、月宮さんのアイコン猫だ」
「き、近所の猫」
「へぇ、可愛いね。なんか、月宮さんっぽいよね。警戒心強くて可愛いとことか」
「か、可愛い!?」
「うん。猫みたいに癒されるなって」
「あ、ありがとう……」
さらっと可愛いとか言うよね、朝倉くん。けど、全然軽い感じしないな。
「そろそろ俺に懐いて欲しいかな」
「な、懐く!?」
「うん。月宮さん、黒月とは話すのにずっとクラスメイトである俺にはよそよそしいから」
だって、それは朝倉くんみたいな人にお近づきになって良いのかなって思うわけで。
「わ、私は朝倉くんの友人になるにはレベルが足りないというか……」
「レベル? そんな概念無いよ。俺が仲良くしたいと思ってるんだから細かい事気にしないの」
「は、はい」
「俺、妬いたんだよ? 普段クラスで誰とも関わらない月宮さんが黒月とは親しげだから」
「あ、あ、朝倉くん!?」
「俺とも仲良くしてよ? いい加減」
朝倉くんは唇を尖らせながら言う。
「わ、私なんかで良ければ」
「良かった。もう、黒月には奪わせないから」
「へ?」
「まさか、お前……」
響斗くんは朝倉くんを睨む。
「やだなぁ、怖い顔してどうしたの? 黒月」
「まさかこの世界にもいるとはな」
「何の話かな?」
一瞬だけ、朝倉くんが冷たい瞳を響斗くんに向けた気がした。
なんだろう、まるで……。
「雫は俺のだ。渡さないぞ?」
「ちょ、ちょっと! 響斗くん!? 私は誰のものでもないよ?」
響斗くんはいきなり私の肩を抱く。
「月宮さん、困ってるみたいだけど?」
「は?」
「駄目だよ、強引なのは。月宮さん、嫌なら嫌って強く言わなきゃ」
「えっ? あっ、うん……」
何だろう、朝倉くん、いつも皆に優しいのに響斗くんには敵意を感じる……。
「そうだ、月宮さん。お願いがあるんだけど」
「へ?」
「俺も雫って呼んで良いかな?」
「な、な、名前呼びですか!?」
「うん、だって……ずっと呼んでみたかったし。黒月くんにしか許してないの?」
「そ、そういうわけでは……」
ずっと呼んでみたかったの!?
「じゃあ、雫」
好きな人に名前を呼んで貰える日が来るなんて….…。
「あ、ありがとう……」
「ん? 何でありがとうなの?」
「な、名前で呼んでくれたから」
「俺はお礼言われてないのに」
響斗くんは拗ねている。
「やっぱり名前で呼ぶのって特別感出て良いな」
「えっ」
「やっと近付けた気がする」
朝倉くんは笑顔で言った。
やっと!?
「雫のバカ」
響斗くんはまだ拗ねた表情。
やっぱり、頑張ってみたいな、朝倉くんに。頑張って仲良く……。
響斗くんと話すみたいに話せたら良いんだけど。
「どうしてついてくるんですか?」
「雫のカレピッピだからな!」
「私は認めてないよ!? てか、カレピッピって……」
「今時の若者言葉を勉強してるんだわ。良いワードだな、雫」
「一気に頭悪そうになるね」
「辛辣だ!」
私は昼休みになると、図書室に行く。
「なーなー、お昼は?」
「食べたきゃ食べに行って来て良いよ? 学食ここから近いし」
「雫と食べたいんだよ」
「あ、あった。図書室ってこういうのも扱ってるんだ」
「何? 恋愛初心者用マニュアル?」
「か、勝手に見ないで!」
「まーたあいつか。俺ならさくっと交際から結婚まで至れるのに」
「わ、私の好きな人は朝倉くんだから」
こういうの読んで勉強してみよう。校外学習で同じ班になれたわけだし。
「しーずーくー」
「他にも色々ある。読み応えありそう」
「雫、あいつが本当に好きなのか?」
「うん。朝倉くんはクラスで唯一、私に優しくしてくれたから。出会った時からずっと好きなの」
「あいつの優しさは本物じゃない」
「響斗くんは人間不信が強いから……」
「分かるんだ! だって、あいつは……」
「響斗くんは私を静流さんの代わりにしたいから、だから私を朝倉くんにあげたくないんでしょ?」
「それは……」
「響斗くんの好きみたいにニセモノじゃないの、私の好きは!」
私が声を荒げると、響斗くんの表情が暗くなる。
「ニセモノ……」
「私の好きとは違うの」
「雫……」
「これ借りたら一人でお昼食べるから」
「あっ……」
静流さんがあんなにも響斗くんを想っていたのに、思い詰めて川に身を投げてまで響斗くんを愛していたのに。
どうして簡単に私を代わりにしようとするんだろう。
私は静流さんと同じ顔だから? 助けてあげたから?
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