8 / 26
第六章 神子の旅の真相
しおりを挟む
新しく仲間になった紅葉の言葉の意味を知るために彼が会ってもらいたいという人物がいる山へと向かう。
そこはかつて瑠璃王国の都があった場所の近くであり、旧時代の遺跡群が今もいたるところに残っている場所である。
「この光王山の天辺にあいつがいるはずだ。何しろ俺がそこで待っててくれって頼んだからな」
「それで、紅葉様が会って欲しいという方は一体どんな方なのですか?」
紅葉が山の麓へと着た時にそう声をかけた。その言葉に神子はずっと疑問に思っていたことを尋ねる。
「俺のことは紅葉でいいぜ。紅葉様なんてよそよそしくて親しみを感じない。俺達は今旅をする仲間なんだからさ。敬ったり崇められたりする存在とは違うんだからよ」
「は、はい。分かりました」
彼女の言葉を聞いた途端溜息交じりにそう話してきた彼へと神子は慌てて謝った。
「ま、これからは気を付けてくれよな。さーてと。そんじゃ張り切って山登りしようか。あ、この山は結構登るのがきついからな、俺の加護の力を付与すっからちょっと待ってろ」
「加護の力を付与されると何かが変わるのですか?」
彼女への話はこれで終わりだとばかりに笑顔になりそう宣言する紅葉へと文彦が尋ねる。
「山神の加護を受けた者は山にいる間は身を守ってもらえる。だから歩き疲れたりとか怪我をしたりする心配はない。信乃や神子さんそれに文彦じゃこの峻厳な山を登るのはつらいだろうし、途中で怪我でもされるとあいつが機嫌悪くなるからよ」
「はぁ……成る程」
彼は説明を受けたがいまいちよく理解できていない様子の顔をして頷く。
そうして加護の力のおかげなのか道中一度も荒魂などと出くわすこともなく、足が疲れることもなく、怪我をする者もおらず順調に山を登り気が付いたら頂上までたどり着いていた。
「おーい。蒼待たせたな」
「……お前がいない間。こっちはとても大変だったんだぞ」
山頂にある大きな大木の上へと向けて大声をあげる紅葉に答えるように、不機嫌そうな少年の姿をした人物が上から降りてくる。よく見るとその背中には黒い羽が生えていた。
「まあ、そういうなよ。信乃を無事に育て上げることが俺の役目だったんだからよ」
「……まあいい。信乃、大きくなったんだな」
彼の言葉に少年が信乃の名前を出されて仕方ないといった感じになると笑顔で彼女へと声をかける。
「え、あの……どこかでお会いしたことありましたか?」
「覚えていないのも無理はない。お前が赤ん坊の時に会ったきりだからな」
自分へと声をかけられるとは思っていなかった信乃が慌てて尋ねると少年が微笑み答えた。
「そ、そうなのですか。あの……す、すみません」
「謝ることはない。それより、紅葉達がいない間この国に起ったことを説明しよう。お前達がいなくなった後もあいつが放った破魔矢の信託を受けた神子達が旅立って行ったが結局今まで通り誰一人として無事に帰ってきた者はいなかった」
「やっぱりか」
その言葉に申し訳なさそうに謝る彼女へと答えてから紅葉へと視線を戻した彼がそう話す。それに彼がやはりといった感じで頷く。
「ちょっと待て。今まで信託を受けた神子が無事に帰ってこなかったってどういうことだ?」
「それを説明する前にお前達が知らなくてはならない事がある。お前達の旅の目的である悪しき存在と言うのは聖女伝説を生みだした瑠璃王国の姫が破魔矢に封印した邪神の事だ」
亜人が怪訝に思い尋ねる。それに答えるように少年が淡々とした口調で語り出した。
「だが、邪神は二度と復活しないようにと厳重に封印されたんじゃなかったのか」
「100年前に起こった震災により祠が破壊され奴は目を覚ましてしまった。それから目覚めた邪神はかつて自分を封印した瑠璃王国の姫の血をひく者へと復讐のため次々と殺していったのだ」
「そんな……」
伸介の言葉に彼がそう説明するとその事実を知った神子が悲しそうな顔で呟く。
「瑠璃王国の王はこのままでは皆殺しになると思い、重臣の一人に国を譲った。そして江渡の時代が始まったのだ。王や王妃は命を落としたが当時赤ん坊だった王子を江渡の殿様がかくまい信頼する貴族の者の養子にしたのだ。また生き残った者達も邪神の目をかいくぐり日ノ本中へと散り散りにしてかくまった。そうすることで一点に集中させられないようにしたのだ」
「それが本当だとしたら、この信託が行われるようになったのは邪神を封印するためってこと」
少年の話を聞いていた弥三郎が首をかしげて尋ねる。
「それは違う。この破魔矢はかつて瑠璃王国の姫が邪神を射貫いた時の物。つまりこの破魔矢の信託は邪神がいけにえとなる娘を選ぶため放ったものだ」
「なんだって?!」
それに首を振って違うと答えると事実を説明した。その言葉に伸介が驚いて目を見開く。
「邪神はかつて瑠璃王国の姫に射貫かれた時に力を失ってしまった。だから依り代となる仮の体が必要だった。邪神が元の力を取り戻すまでの仮の器。それが神子なんだ。今まで信託を受けた神子や同行した者が誰一人として無事に戻ってこなかったのは神子が邪神のいけにえであり、同行した者は皆奴に殺されてしまったからだ」
「成る程……真実を知れば民は動揺する。それじゃあ都合が悪いから当時の国の連中は神子は神に選ばれ女神となってこの地を見守っているのだって後付けして綺麗な話だけを広めたってわけか。……どうりで父上がこの話を濁したがるわけだ」
話しを聞いて納得した様子で喜一が独り言を呟き考え深げな顔で黙る。
「待て、その話が本当なら。こいつも次のいけにえに選ばれたって事か」
「信託を受けたのだからそういうことになるだろうな。このまま何も知らずに邪神の下へ行けば今までの神子同様いけにえにされかれなかったな」
伸介が険しい目でそう尋ねると少年は肯定して頷いた。
「……今ならまだまにあうんだろ。ならこんな旅もう止めちまえ。そうすればお前がいけにえにされることも死ぬこともない」
「え?」
彼の話を聞いて伸介が神子へとそう言い聞かせるかのように話す。なぜいきなりそうなるのかといった感じで彼女は驚いた。
「何処にいたとしても邪神からは逃れられない。神子が生き続けている限り奴は神子を探して世界中へとその触手を伸ばすだろう。つまり旅を止めたところで邪神が生きている限り狙われ続けるという事だ」
「それならどうすればよろしいのですか」
彼の気持ちはわかるがそれでは意味がないといった感じに少年が説明すると文彦が困った顔で答えを求める。
「何のためにこの話を私達にしたのかよく考えてごらんなさいよ。つまり私達が邪神を封印するのではなくて本当にこの世から消し去ってしまえばいいって言いたいんでしょ」
「その通り。邪神がいる限りこのまま世界は邪神の影におびえながらあり続けなくてはならない。だからこそ今回の旅で邪神を本当に消し去ってしまえば世界は本当の意味での平和となる」
そこに今まで黙って話を聞いていたレインが口を開くと紅葉がそうだといった感じで頷き話す。
「だが、今までも失敗してきたと言うのに私達だけで本当に成功するのか?」
「ああ。今までは失敗したかもしれないが、今回はもしかしたら成功するかもしれないだろ。なんせ信託を受けし神子の側には白銀の聖女と光の女神がいるしな。後は腕輪を受け継ぎし者さえ現れてくれれば鬼に金棒みたいに怖いものはなくなるぜ」
隼人が成功するとは限らないだろうといった顔で彼に尋ねると紅葉がそれに答えるように語りにやりと笑った。
「腕輪を受け継ぎし者とはあの伝説の聖女の血をひくものが本当に存在しているのですか」
「ああ、いるぜ。そいつからこっちに来てくれれば手っ取り早いんだが、今はどこで何をしてるのかなんか分かんねえからな。ま、運命が引き合わせてくれるのを待つしかないだろう」
文彦が伝説上の人物が実在していたことにも驚いたがその血をひくものが存在していることに更に驚愕して尋ねる。
紅葉が何を当たり前な事をといった感じで答えるとそう続けて出会えることを願った。
「それで、おれもこれからは共に行く。紅葉だけ信乃の側にいるなんてずるいからな。おれも信乃のことを守りたい」
「えっと、それはつまりあなたも仲間になってくださるということですか?」
話しに区切りがついたところで少年が口を開くと神子がまさかといった感じで聞く。
「ああ、そうだ。……自己紹介が遅れたな。おれは蒼。この山を守るカラス天狗だ。神子、これからよろしく」
「は、はい。こちらこそよろしくお願い致します」
蒼と名乗ったカラス天狗がふわりと笑うと彼女はそれに慌てて答え頭を下げた。
「邪神は迷いの森の奥地にいる。だが、まずはそこを目指す前に王都にいる「星読み」の一族に会いに行こう。やつは今お城に仕える陰陽師として都にいるらしい」
「あ、多分それ俺の知り合いだ。神子さん達に会ってもらいたいっていったやつ覚えてるか? そいつも星読みの一族なんだよ。だから蒼が言っている奴と同一人物かなって思って」
蒼の言葉に喜一が声をあげた事で全員の視線を受けることになる。それを受けながら彼が笑って説明した。
こうして新たな仲間を加えた神子一行の旅は続く。邪神の居場所を教えてもらえたことにより彼女等の目的地は明らかとなったが、その前に王都にいるという「星読み」の一族に会いに行くこととなった。
そこはかつて瑠璃王国の都があった場所の近くであり、旧時代の遺跡群が今もいたるところに残っている場所である。
「この光王山の天辺にあいつがいるはずだ。何しろ俺がそこで待っててくれって頼んだからな」
「それで、紅葉様が会って欲しいという方は一体どんな方なのですか?」
紅葉が山の麓へと着た時にそう声をかけた。その言葉に神子はずっと疑問に思っていたことを尋ねる。
「俺のことは紅葉でいいぜ。紅葉様なんてよそよそしくて親しみを感じない。俺達は今旅をする仲間なんだからさ。敬ったり崇められたりする存在とは違うんだからよ」
「は、はい。分かりました」
彼女の言葉を聞いた途端溜息交じりにそう話してきた彼へと神子は慌てて謝った。
「ま、これからは気を付けてくれよな。さーてと。そんじゃ張り切って山登りしようか。あ、この山は結構登るのがきついからな、俺の加護の力を付与すっからちょっと待ってろ」
「加護の力を付与されると何かが変わるのですか?」
彼女への話はこれで終わりだとばかりに笑顔になりそう宣言する紅葉へと文彦が尋ねる。
「山神の加護を受けた者は山にいる間は身を守ってもらえる。だから歩き疲れたりとか怪我をしたりする心配はない。信乃や神子さんそれに文彦じゃこの峻厳な山を登るのはつらいだろうし、途中で怪我でもされるとあいつが機嫌悪くなるからよ」
「はぁ……成る程」
彼は説明を受けたがいまいちよく理解できていない様子の顔をして頷く。
そうして加護の力のおかげなのか道中一度も荒魂などと出くわすこともなく、足が疲れることもなく、怪我をする者もおらず順調に山を登り気が付いたら頂上までたどり着いていた。
「おーい。蒼待たせたな」
「……お前がいない間。こっちはとても大変だったんだぞ」
山頂にある大きな大木の上へと向けて大声をあげる紅葉に答えるように、不機嫌そうな少年の姿をした人物が上から降りてくる。よく見るとその背中には黒い羽が生えていた。
「まあ、そういうなよ。信乃を無事に育て上げることが俺の役目だったんだからよ」
「……まあいい。信乃、大きくなったんだな」
彼の言葉に少年が信乃の名前を出されて仕方ないといった感じになると笑顔で彼女へと声をかける。
「え、あの……どこかでお会いしたことありましたか?」
「覚えていないのも無理はない。お前が赤ん坊の時に会ったきりだからな」
自分へと声をかけられるとは思っていなかった信乃が慌てて尋ねると少年が微笑み答えた。
「そ、そうなのですか。あの……す、すみません」
「謝ることはない。それより、紅葉達がいない間この国に起ったことを説明しよう。お前達がいなくなった後もあいつが放った破魔矢の信託を受けた神子達が旅立って行ったが結局今まで通り誰一人として無事に帰ってきた者はいなかった」
「やっぱりか」
その言葉に申し訳なさそうに謝る彼女へと答えてから紅葉へと視線を戻した彼がそう話す。それに彼がやはりといった感じで頷く。
「ちょっと待て。今まで信託を受けた神子が無事に帰ってこなかったってどういうことだ?」
「それを説明する前にお前達が知らなくてはならない事がある。お前達の旅の目的である悪しき存在と言うのは聖女伝説を生みだした瑠璃王国の姫が破魔矢に封印した邪神の事だ」
亜人が怪訝に思い尋ねる。それに答えるように少年が淡々とした口調で語り出した。
「だが、邪神は二度と復活しないようにと厳重に封印されたんじゃなかったのか」
「100年前に起こった震災により祠が破壊され奴は目を覚ましてしまった。それから目覚めた邪神はかつて自分を封印した瑠璃王国の姫の血をひく者へと復讐のため次々と殺していったのだ」
「そんな……」
伸介の言葉に彼がそう説明するとその事実を知った神子が悲しそうな顔で呟く。
「瑠璃王国の王はこのままでは皆殺しになると思い、重臣の一人に国を譲った。そして江渡の時代が始まったのだ。王や王妃は命を落としたが当時赤ん坊だった王子を江渡の殿様がかくまい信頼する貴族の者の養子にしたのだ。また生き残った者達も邪神の目をかいくぐり日ノ本中へと散り散りにしてかくまった。そうすることで一点に集中させられないようにしたのだ」
「それが本当だとしたら、この信託が行われるようになったのは邪神を封印するためってこと」
少年の話を聞いていた弥三郎が首をかしげて尋ねる。
「それは違う。この破魔矢はかつて瑠璃王国の姫が邪神を射貫いた時の物。つまりこの破魔矢の信託は邪神がいけにえとなる娘を選ぶため放ったものだ」
「なんだって?!」
それに首を振って違うと答えると事実を説明した。その言葉に伸介が驚いて目を見開く。
「邪神はかつて瑠璃王国の姫に射貫かれた時に力を失ってしまった。だから依り代となる仮の体が必要だった。邪神が元の力を取り戻すまでの仮の器。それが神子なんだ。今まで信託を受けた神子や同行した者が誰一人として無事に戻ってこなかったのは神子が邪神のいけにえであり、同行した者は皆奴に殺されてしまったからだ」
「成る程……真実を知れば民は動揺する。それじゃあ都合が悪いから当時の国の連中は神子は神に選ばれ女神となってこの地を見守っているのだって後付けして綺麗な話だけを広めたってわけか。……どうりで父上がこの話を濁したがるわけだ」
話しを聞いて納得した様子で喜一が独り言を呟き考え深げな顔で黙る。
「待て、その話が本当なら。こいつも次のいけにえに選ばれたって事か」
「信託を受けたのだからそういうことになるだろうな。このまま何も知らずに邪神の下へ行けば今までの神子同様いけにえにされかれなかったな」
伸介が険しい目でそう尋ねると少年は肯定して頷いた。
「……今ならまだまにあうんだろ。ならこんな旅もう止めちまえ。そうすればお前がいけにえにされることも死ぬこともない」
「え?」
彼の話を聞いて伸介が神子へとそう言い聞かせるかのように話す。なぜいきなりそうなるのかといった感じで彼女は驚いた。
「何処にいたとしても邪神からは逃れられない。神子が生き続けている限り奴は神子を探して世界中へとその触手を伸ばすだろう。つまり旅を止めたところで邪神が生きている限り狙われ続けるという事だ」
「それならどうすればよろしいのですか」
彼の気持ちはわかるがそれでは意味がないといった感じに少年が説明すると文彦が困った顔で答えを求める。
「何のためにこの話を私達にしたのかよく考えてごらんなさいよ。つまり私達が邪神を封印するのではなくて本当にこの世から消し去ってしまえばいいって言いたいんでしょ」
「その通り。邪神がいる限りこのまま世界は邪神の影におびえながらあり続けなくてはならない。だからこそ今回の旅で邪神を本当に消し去ってしまえば世界は本当の意味での平和となる」
そこに今まで黙って話を聞いていたレインが口を開くと紅葉がそうだといった感じで頷き話す。
「だが、今までも失敗してきたと言うのに私達だけで本当に成功するのか?」
「ああ。今までは失敗したかもしれないが、今回はもしかしたら成功するかもしれないだろ。なんせ信託を受けし神子の側には白銀の聖女と光の女神がいるしな。後は腕輪を受け継ぎし者さえ現れてくれれば鬼に金棒みたいに怖いものはなくなるぜ」
隼人が成功するとは限らないだろうといった顔で彼に尋ねると紅葉がそれに答えるように語りにやりと笑った。
「腕輪を受け継ぎし者とはあの伝説の聖女の血をひくものが本当に存在しているのですか」
「ああ、いるぜ。そいつからこっちに来てくれれば手っ取り早いんだが、今はどこで何をしてるのかなんか分かんねえからな。ま、運命が引き合わせてくれるのを待つしかないだろう」
文彦が伝説上の人物が実在していたことにも驚いたがその血をひくものが存在していることに更に驚愕して尋ねる。
紅葉が何を当たり前な事をといった感じで答えるとそう続けて出会えることを願った。
「それで、おれもこれからは共に行く。紅葉だけ信乃の側にいるなんてずるいからな。おれも信乃のことを守りたい」
「えっと、それはつまりあなたも仲間になってくださるということですか?」
話しに区切りがついたところで少年が口を開くと神子がまさかといった感じで聞く。
「ああ、そうだ。……自己紹介が遅れたな。おれは蒼。この山を守るカラス天狗だ。神子、これからよろしく」
「は、はい。こちらこそよろしくお願い致します」
蒼と名乗ったカラス天狗がふわりと笑うと彼女はそれに慌てて答え頭を下げた。
「邪神は迷いの森の奥地にいる。だが、まずはそこを目指す前に王都にいる「星読み」の一族に会いに行こう。やつは今お城に仕える陰陽師として都にいるらしい」
「あ、多分それ俺の知り合いだ。神子さん達に会ってもらいたいっていったやつ覚えてるか? そいつも星読みの一族なんだよ。だから蒼が言っている奴と同一人物かなって思って」
蒼の言葉に喜一が声をあげた事で全員の視線を受けることになる。それを受けながら彼が笑って説明した。
こうして新たな仲間を加えた神子一行の旅は続く。邪神の居場所を教えてもらえたことにより彼女等の目的地は明らかとなったが、その前に王都にいるという「星読み」の一族に会いに行くこととなった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
無能烙印押された貧乏準男爵家三男は、『握手スキル』で成り上がる!~外れスキル?握手スキルこそ、最強のスキルなんです!
飼猫タマ
ファンタジー
貧乏準男爵家の三男トト・カスタネット(妾の子)は、13歳の誕生日に貴族では有り得ない『握手』スキルという、握手すると人の名前が解るだけの、全く使えないスキルを女神様から授かる。
貴族は、攻撃的なスキルを授かるものという頭が固い厳格な父親からは、それ以来、実の息子とは扱われず、自分の本当の母親ではない本妻からは、嫌がらせの井戸掘りばかりさせられる毎日。
だが、しかし、『握手』スキルには、有り得ない秘密があったのだ。
なんと、ただ、人と握手するだけで、付随スキルが無限にゲットできちゃう。
その付随スキルにより、今までトト・カスタネットの事を、無能と見下してた奴らを無意識下にザマーしまくる痛快物語。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる