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ライゼン通りの雑貨屋さん2 ~雑貨屋の娘と街の人達~
五章 バーの店主とカフェの青年のご来店
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夏本番の暑さも幾分か和らいできたころ、お店の扉を開けて誰かお客が入って来た。
「いらっしゃいませ」
「こんにちは、お話したい事があるのですが、今お忙しいですかね?」
入ってきたのは身なりの整った一人の男性で、彼がベティーへと向けて問いかける。
「大丈夫ですよ。えっと、話しって私よりおばあちゃんが聞いた方がいいかしら」
「そうですね、店主さんにお話が出来ればと思います」
彼女の言葉に男性もそう言ってお願いした。
「分かりました。ちょっと待っててください。おばあちゃん! お客様よ」
「おや、誰か来たのかい? あぁ、ヴェンさんこんにちは」
「こんにちは、お久しぶりです」
大きな声で祖母を呼ぶと奥から出て来たジュディーが男性の顔を見て微笑む。それに彼も答えた。
「ヴェンさんって言うと、朝日ヶ丘テラスのバーの店主さん」
「はい、そうです。ジュディーさんに折り入ってお願いがあり参りました」
「はい、はい。何でしょうか?」
ベティーも男性の正体がわかり納得する。ヴェンが答えると続けてそう言った。
それにジュディーが首を傾げながら尋ねる。
「実は、新しいグラスと食器を探しておりまして。こちらの雑貨屋には職人の手掛けた食器などが置いてあったと思ったのですが、今でも販売されているでしょうか」
「えぇ、ありますよ。こちらになります」
彼の言葉に祖母が答えると案内する。その後にベティーもついて行った。
「成る程、当時と比べたら大分数が増えておりますね」
「今では世界中の取引先とお付き合いがありますからね。当時と比べたら種類も増えていますよ」
「ヴェンさんは昔家のお店に買い物に来ていたの?」
悩む様子のヴェンへとジュディーが説明する。その姿にベティーは彼へと疑問を投げかけた。
「えぇ、といっても子どもの頃の話ですが。あの当時は両親のお手伝いをしていて、よくこのお店に買い物に来ていたんですよ」
「そうだったんだ」
小さく頷き答えてくれた彼の言葉に彼女は納得する。
「今まで使っていた食器やグラスが古くなってきましたので、新しいのを買い足そうと思いましてね。その時に、この雑貨屋には職人が作った逸品がおいてあったのを思い出しまして、そちらを家のお店で使いたいと考えたんです」
「それで、どれか気に入ったものはありましたかね?」
説明してくれた彼へとジュディーが尋ねた。
「そうですね、こちらのグラスを十箱とこちらの食器セットをニ十箱お願い致します」
「へ、グラスを十箱と食器セットをニ十箱ですって!?」
棚に置かれている青色のガラスのワイングラスと、シンプルな真っ白の食器やつる草が描かれた大皿のセットを見ながら話すヴェンの言葉に、ベティーは驚いて口を半開きにして固まる。
「えぇ、何しろ私一人でバーを営んでおりますので、洗い片付けが間に合いませんのでね。多ければ多い方がいいのです」
「な、成る程」
彼が説明した言葉で彼女は納得して大きく頷く。
「それでは箱にお詰めしますね」
「あ、私がやるからおばあちゃんはヴェンさんと話して待ってて」
動こうとする祖母を止めるとベティーは奥から箱を持ってきて、手慣れた様子でグラスやお皿を仕舞っていく。
「お待たせしました」
「有難う。では、また何か必要な物が出来ましたらこちらで購入させて頂きますね」
「えぇ、ご贔屓にして頂けると助かります」
ベティーが声をかけると話し込んでいた二人がこちらへとふり返り、ヴェンがお礼を言って受け取る。ジュディーも微笑み見送った。
それから数日たったある日の事。
「うん、うん。ここがミラの友人のお店か」
「いらっしゃいませ」
店内へと入って来た青年が興味深げに辺りを見回す。その姿にベティーは気が付き声をかけた。
「あぁ、君がミラの友人だな」
「え、えぇ。そうだけど……貴方は?」
眩しい笑顔で見て来る彼の様子に若干引きながら尋ねる。
「あ、オレはシュトルク。えっとルッツって呼んでくれ」
「シュトルク……ルッツ。あ、カフェの店長のルッツさん!?」
自己紹介してくれた青年の名前に、聞き覚えのあったベティーは、驚いて尋ねるように言う。
「おう。そうだ! ミラの友人ならオレにとっても友人だ。って事で今日は買い物に来てやったぞ」
「ちょっと訳がわからないんだけど。ミラとはどういう関係なの?」
シュトルクの言葉に半眼になりながら彼女は問いかける。
「え、えっと。あれだ、まだ友人だな、うん!」
「はぁ?」
宙へと視線を彷徨わせながら答える彼の言葉に、ベティーは怪訝そうにシュトルクの顔を見詰めた。
「と、兎に角! 今日はカフェで使う用の食器やカップを買いに来たんだよ」
「まぁ、買って行ってくれるなら誰であろうと良いんだけど。こっちがカフェとかでもよくつかわれている食器やカップが置いてある棚よ」
彼の言葉に普通の顔に戻った彼女は棚へと案内しようと踵を返す。
「あっと、そうじゃなくて! そう、このお店で高級な品。それを見せてくれよ」
「分かったわよ。こっちよ」
それを止めるようにシュトルクが言うと、ベティーは怪訝に思いながらも案内する。
「えっと、う~ん。っと……えっと」
「さっきから困った顔して何考えてるのよ」
あきらかに挙動不審になる彼の様子に彼女は尋ねた。
「い、いや。思っていた以上に値段が高いなって思って」
「当たり前でしょ。職人の作ったものなんだから。それからこっちは海の向こうの更に遥かな大陸から取り寄せている品だもの。輸送費分は値段に含まれているわよ」
汗を流しながら話すシュトルクへと溜息を吐き出しながらベティーは説明する。
「ミラの友人のお店で高価な食器やカップを大量に買って、好感度を上げようと思っていたけど……これじゃ店をたたむしかなくなっちゃうし……」
「なにブツブツ言ってるのよ」
小声で何事か言っているようだが、全く聞こえていない彼女は訝し気に彼の顔を見詰めた。
「な、何でもない。やっぱりカフェとかで使われているっていう食器とかがある棚を見せてくれ」
「分かったわよ。こっちよ」
慌てて答えるシュトルクへとベティーは答え案内する。
「う~ん。これでも値が張るのか……」
「さっきからお金の事を気にしているみたいだけれど、あんなに人気のカフェなのにそんなに収入がないの?」
悩む彼の様子に彼女は疑問に思い問いかけた。
「え、いや。収入はあるぞ。うん。ただ、ちょっと思っていたのと違うっていうか、なんていうか」
「?」
焦りながら答えてくれるシュトルクの言葉の意味を理解しかねて、不思議そうに首をかしげる。
「や、やっぱり格安の商品を見せてくれよ」
「もう、さっきからあっちとかこっちとかいい加減はっきりしなさいよ」
彼の言葉にとうとう呆れてしまいベティーは怒鳴るように言う。
「そ、そうだよな。オレも男だ。勝負する時は勝負する! よし、ここからここまで全部ええっと、五十箱分購入だ」
「!?」
シュトルクの発言に心底驚いて目を見開き固まる。
「は、あんた本気で言ってるの?」
「お、おう。正気だぜ。お金は謝金してでも支払うから安心しろ」
「いや、全然安心できないわよ。しょうがないわね。こっち来て」
素っ頓狂な声を出して尋ねるベティーへと彼が胸を張り答えた。それに鋭い突っ込みを入れるととある棚へと連れていく。
「これは……」
「ここなら大量生産品だから格安で売っているわよ。ここの物なら五十箱でも百箱でも買えるでしょ」
そこに並ぶ商品を見ながら呟く彼へと彼女は腕を組みながら話す。
「っ、確かに。これなら生活費を削らなくてすみそうだ。ミラの友人有難う!」
「友人、友人って私にはベティーって名前があるのよ」
「そうか、ベティーか。兎に角有難う!」
シュトルクの言葉にベティーは溜息を零しながら呟く。それに大きく頷き彼が再度お礼を述べる。
「そんじゃ、ここの商品全部、ええっと……千箱購入する」
「さすがにそれは買いすぎよ。最初に言っていた五十箱にしておきなさいな」
彼の言葉に驚いてベティーはそう言い放つ。
「そ、そうか。じゃあそうする」
「はぁ……変なお客ね」
それに頷き答えるシュトルクの姿に疲れを覚えながら彼女は呟いた。
「いらっしゃいませ」
「こんにちは、お話したい事があるのですが、今お忙しいですかね?」
入ってきたのは身なりの整った一人の男性で、彼がベティーへと向けて問いかける。
「大丈夫ですよ。えっと、話しって私よりおばあちゃんが聞いた方がいいかしら」
「そうですね、店主さんにお話が出来ればと思います」
彼女の言葉に男性もそう言ってお願いした。
「分かりました。ちょっと待っててください。おばあちゃん! お客様よ」
「おや、誰か来たのかい? あぁ、ヴェンさんこんにちは」
「こんにちは、お久しぶりです」
大きな声で祖母を呼ぶと奥から出て来たジュディーが男性の顔を見て微笑む。それに彼も答えた。
「ヴェンさんって言うと、朝日ヶ丘テラスのバーの店主さん」
「はい、そうです。ジュディーさんに折り入ってお願いがあり参りました」
「はい、はい。何でしょうか?」
ベティーも男性の正体がわかり納得する。ヴェンが答えると続けてそう言った。
それにジュディーが首を傾げながら尋ねる。
「実は、新しいグラスと食器を探しておりまして。こちらの雑貨屋には職人の手掛けた食器などが置いてあったと思ったのですが、今でも販売されているでしょうか」
「えぇ、ありますよ。こちらになります」
彼の言葉に祖母が答えると案内する。その後にベティーもついて行った。
「成る程、当時と比べたら大分数が増えておりますね」
「今では世界中の取引先とお付き合いがありますからね。当時と比べたら種類も増えていますよ」
「ヴェンさんは昔家のお店に買い物に来ていたの?」
悩む様子のヴェンへとジュディーが説明する。その姿にベティーは彼へと疑問を投げかけた。
「えぇ、といっても子どもの頃の話ですが。あの当時は両親のお手伝いをしていて、よくこのお店に買い物に来ていたんですよ」
「そうだったんだ」
小さく頷き答えてくれた彼の言葉に彼女は納得する。
「今まで使っていた食器やグラスが古くなってきましたので、新しいのを買い足そうと思いましてね。その時に、この雑貨屋には職人が作った逸品がおいてあったのを思い出しまして、そちらを家のお店で使いたいと考えたんです」
「それで、どれか気に入ったものはありましたかね?」
説明してくれた彼へとジュディーが尋ねた。
「そうですね、こちらのグラスを十箱とこちらの食器セットをニ十箱お願い致します」
「へ、グラスを十箱と食器セットをニ十箱ですって!?」
棚に置かれている青色のガラスのワイングラスと、シンプルな真っ白の食器やつる草が描かれた大皿のセットを見ながら話すヴェンの言葉に、ベティーは驚いて口を半開きにして固まる。
「えぇ、何しろ私一人でバーを営んでおりますので、洗い片付けが間に合いませんのでね。多ければ多い方がいいのです」
「な、成る程」
彼が説明した言葉で彼女は納得して大きく頷く。
「それでは箱にお詰めしますね」
「あ、私がやるからおばあちゃんはヴェンさんと話して待ってて」
動こうとする祖母を止めるとベティーは奥から箱を持ってきて、手慣れた様子でグラスやお皿を仕舞っていく。
「お待たせしました」
「有難う。では、また何か必要な物が出来ましたらこちらで購入させて頂きますね」
「えぇ、ご贔屓にして頂けると助かります」
ベティーが声をかけると話し込んでいた二人がこちらへとふり返り、ヴェンがお礼を言って受け取る。ジュディーも微笑み見送った。
それから数日たったある日の事。
「うん、うん。ここがミラの友人のお店か」
「いらっしゃいませ」
店内へと入って来た青年が興味深げに辺りを見回す。その姿にベティーは気が付き声をかけた。
「あぁ、君がミラの友人だな」
「え、えぇ。そうだけど……貴方は?」
眩しい笑顔で見て来る彼の様子に若干引きながら尋ねる。
「あ、オレはシュトルク。えっとルッツって呼んでくれ」
「シュトルク……ルッツ。あ、カフェの店長のルッツさん!?」
自己紹介してくれた青年の名前に、聞き覚えのあったベティーは、驚いて尋ねるように言う。
「おう。そうだ! ミラの友人ならオレにとっても友人だ。って事で今日は買い物に来てやったぞ」
「ちょっと訳がわからないんだけど。ミラとはどういう関係なの?」
シュトルクの言葉に半眼になりながら彼女は問いかける。
「え、えっと。あれだ、まだ友人だな、うん!」
「はぁ?」
宙へと視線を彷徨わせながら答える彼の言葉に、ベティーは怪訝そうにシュトルクの顔を見詰めた。
「と、兎に角! 今日はカフェで使う用の食器やカップを買いに来たんだよ」
「まぁ、買って行ってくれるなら誰であろうと良いんだけど。こっちがカフェとかでもよくつかわれている食器やカップが置いてある棚よ」
彼の言葉に普通の顔に戻った彼女は棚へと案内しようと踵を返す。
「あっと、そうじゃなくて! そう、このお店で高級な品。それを見せてくれよ」
「分かったわよ。こっちよ」
それを止めるようにシュトルクが言うと、ベティーは怪訝に思いながらも案内する。
「えっと、う~ん。っと……えっと」
「さっきから困った顔して何考えてるのよ」
あきらかに挙動不審になる彼の様子に彼女は尋ねた。
「い、いや。思っていた以上に値段が高いなって思って」
「当たり前でしょ。職人の作ったものなんだから。それからこっちは海の向こうの更に遥かな大陸から取り寄せている品だもの。輸送費分は値段に含まれているわよ」
汗を流しながら話すシュトルクへと溜息を吐き出しながらベティーは説明する。
「ミラの友人のお店で高価な食器やカップを大量に買って、好感度を上げようと思っていたけど……これじゃ店をたたむしかなくなっちゃうし……」
「なにブツブツ言ってるのよ」
小声で何事か言っているようだが、全く聞こえていない彼女は訝し気に彼の顔を見詰めた。
「な、何でもない。やっぱりカフェとかで使われているっていう食器とかがある棚を見せてくれ」
「分かったわよ。こっちよ」
慌てて答えるシュトルクへとベティーは答え案内する。
「う~ん。これでも値が張るのか……」
「さっきからお金の事を気にしているみたいだけれど、あんなに人気のカフェなのにそんなに収入がないの?」
悩む彼の様子に彼女は疑問に思い問いかけた。
「え、いや。収入はあるぞ。うん。ただ、ちょっと思っていたのと違うっていうか、なんていうか」
「?」
焦りながら答えてくれるシュトルクの言葉の意味を理解しかねて、不思議そうに首をかしげる。
「や、やっぱり格安の商品を見せてくれよ」
「もう、さっきからあっちとかこっちとかいい加減はっきりしなさいよ」
彼の言葉にとうとう呆れてしまいベティーは怒鳴るように言う。
「そ、そうだよな。オレも男だ。勝負する時は勝負する! よし、ここからここまで全部ええっと、五十箱分購入だ」
「!?」
シュトルクの発言に心底驚いて目を見開き固まる。
「は、あんた本気で言ってるの?」
「お、おう。正気だぜ。お金は謝金してでも支払うから安心しろ」
「いや、全然安心できないわよ。しょうがないわね。こっち来て」
素っ頓狂な声を出して尋ねるベティーへと彼が胸を張り答えた。それに鋭い突っ込みを入れるととある棚へと連れていく。
「これは……」
「ここなら大量生産品だから格安で売っているわよ。ここの物なら五十箱でも百箱でも買えるでしょ」
そこに並ぶ商品を見ながら呟く彼へと彼女は腕を組みながら話す。
「っ、確かに。これなら生活費を削らなくてすみそうだ。ミラの友人有難う!」
「友人、友人って私にはベティーって名前があるのよ」
「そうか、ベティーか。兎に角有難う!」
シュトルクの言葉にベティーは溜息を零しながら呟く。それに大きく頷き彼が再度お礼を述べる。
「そんじゃ、ここの商品全部、ええっと……千箱購入する」
「さすがにそれは買いすぎよ。最初に言っていた五十箱にしておきなさいな」
彼の言葉に驚いてベティーはそう言い放つ。
「そ、そうか。じゃあそうする」
「はぁ……変なお客ね」
それに頷き答えるシュトルクの姿に疲れを覚えながら彼女は呟いた。
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