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ライゼン通りの雑貨屋さん4 ~雑貨屋の娘と探検家の青年~
九章 ロバートとベティー
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秋の風吹きぬけるライゼン通り。ベティーは何時ものように雑貨屋のお仕事をしていた。
「いらっしゃいませ……ってあんたは確か」
「ロバートだよ。ベティーにお願いがあって来たんだ」
来店した人物を見て半眼になる彼女へと、にこりと笑いロバートが話す。
「お願い?」
「うん。小鳥のエサを一週間に一度このお店に取りに来るから、置いてもらいたいんだ」
不思議がるベティーへと彼がそう言って大量のエサを置く。
「ちょっと、家は荷物置きじゃないわよ」
「だって、宿屋には出土品とか散らかっていて、これ以上置く場所が無くて……だからこのお店においてもらいたいなって思って」
「というより小鳥のエサって?」
彼女のもっともな言葉に困った顔で説明する。そんなロバートへとベティーは尋ねた。
「探検をしている間調査した結果とかを国に送るんだけれど、その時に連絡用の小鳥の足に資料とか手紙とかをくくり付けて飛ばすんだよね。その小鳥用のエサだよ」
「はぁ、仕方ないわね。おばあちゃんに確認取ってあげる」
「有難う」
彼の話を聞いて彼女は盛大に溜息を吐き出すとそう告げる。それにロバートが嬉しそうに微笑んだ。
「あんたの為じゃないわよ。小鳥の為よ!」
「う、うん。有難う」
きつい口調で言われてたじろぎながら彼が頷く。
「それで、小鳥のエサを家のお店に置いてもらいたいと」
「そうらしいわ。おばあちゃんどう思う?」
祖母を呼び出し話をすると、ジュディーが考えるように黙る。
「そうだねぇ、倉庫なら空いているところもあるし、そこに置いておいたらどうかねぇ」
「有り難う御座います」
祖母の言葉にロバートが嬉しそうにお礼を述べた。
「おばあちゃんが良いっていうんだから仕方ないわ。それ全部運んでおいてね」
「う、うん。分かった」
ベティーにきつい目で見られたじろぎながら、彼が返事をすると倉庫へとエサの袋を運ぶ。
「へ~。ひょろひょろしている割には力持ちなのね」
「出土品とか大量に持って帰って調べたりするからね、自然と力はついていたんだよ」
感心している様子の彼女へと、ロバートが自慢げに説明する。
「自慢げにするんじゃないの!」
「ひゃっ……ごめんなさい」
鋭い言葉を浴びせられて彼が慌てて謝った。その様子にジュディーが溜息を零す。
「ベティー。お客様に対して失礼だよ。ロバート君ごめんなさいねぇ。ベティーはちょっと気の強い娘で言いたい事を話してしまうから」
「もう、おばあちゃんたら」
諫めるように祖母が言うと続けてロバートへと向けて話した。それに彼女は腕を組み不服気に頬を膨らませる。
「いえ、大丈夫です。むしろ、はつらつとしていて勝ち気な女の子って素敵だと思う」
「「!?」」
彼の言葉に二人は驚いて目を見開く。
「おやおや、ふふふっ」
「ちょっと、あんた恥ずかしいこと言わないの!」
「痛い。何で耳を引っぱるの?」
微笑ましげに微笑むジュディーの視線から逃れるように、恥ずかしいやら照れ臭いやらといろんな感情をごまかすように彼の耳を引っぱるベティー。
耳を引っぱられているロバートが涙目で訴えるがお構いなしに続ける。
「もう、良いからこれ全部持って行って」
「は、はい」
彼女に怒鳴られて慌てて返事をした彼が倉庫へと向かって走り去る。
「まったく、とんだ女ったらしね」
「その割には嬉しそうに見えたわよ」
腰に手を当て不機嫌に話すベティーへと祖母が声をかけた。
「そ、そんな事ないわよ。それより、本当に良かったの?」
「えぇ、家の倉庫は大きいからねぇ。それにロバート君も困っていたようだし、人助けだよ」
慌てて誤魔化す彼女へとジュディーが頷き答える。
「それに、ベティーに新しいお友達が出来て嬉しいからねぇ」
「友達なんかじゃないわよ」
にこりと笑い言われた言葉にベティーは噛みつく。
「ふふふっ」
「もう、本当だからね!」
それに含み笑いで返され彼女は不服気に声を荒げた。
ベティーがこの気持ちの正体に気付くのに、そう時間はかからないのかもしれない。
「いらっしゃいませ……ってあんたは確か」
「ロバートだよ。ベティーにお願いがあって来たんだ」
来店した人物を見て半眼になる彼女へと、にこりと笑いロバートが話す。
「お願い?」
「うん。小鳥のエサを一週間に一度このお店に取りに来るから、置いてもらいたいんだ」
不思議がるベティーへと彼がそう言って大量のエサを置く。
「ちょっと、家は荷物置きじゃないわよ」
「だって、宿屋には出土品とか散らかっていて、これ以上置く場所が無くて……だからこのお店においてもらいたいなって思って」
「というより小鳥のエサって?」
彼女のもっともな言葉に困った顔で説明する。そんなロバートへとベティーは尋ねた。
「探検をしている間調査した結果とかを国に送るんだけれど、その時に連絡用の小鳥の足に資料とか手紙とかをくくり付けて飛ばすんだよね。その小鳥用のエサだよ」
「はぁ、仕方ないわね。おばあちゃんに確認取ってあげる」
「有難う」
彼の話を聞いて彼女は盛大に溜息を吐き出すとそう告げる。それにロバートが嬉しそうに微笑んだ。
「あんたの為じゃないわよ。小鳥の為よ!」
「う、うん。有難う」
きつい口調で言われてたじろぎながら彼が頷く。
「それで、小鳥のエサを家のお店に置いてもらいたいと」
「そうらしいわ。おばあちゃんどう思う?」
祖母を呼び出し話をすると、ジュディーが考えるように黙る。
「そうだねぇ、倉庫なら空いているところもあるし、そこに置いておいたらどうかねぇ」
「有り難う御座います」
祖母の言葉にロバートが嬉しそうにお礼を述べた。
「おばあちゃんが良いっていうんだから仕方ないわ。それ全部運んでおいてね」
「う、うん。分かった」
ベティーにきつい目で見られたじろぎながら、彼が返事をすると倉庫へとエサの袋を運ぶ。
「へ~。ひょろひょろしている割には力持ちなのね」
「出土品とか大量に持って帰って調べたりするからね、自然と力はついていたんだよ」
感心している様子の彼女へと、ロバートが自慢げに説明する。
「自慢げにするんじゃないの!」
「ひゃっ……ごめんなさい」
鋭い言葉を浴びせられて彼が慌てて謝った。その様子にジュディーが溜息を零す。
「ベティー。お客様に対して失礼だよ。ロバート君ごめんなさいねぇ。ベティーはちょっと気の強い娘で言いたい事を話してしまうから」
「もう、おばあちゃんたら」
諫めるように祖母が言うと続けてロバートへと向けて話した。それに彼女は腕を組み不服気に頬を膨らませる。
「いえ、大丈夫です。むしろ、はつらつとしていて勝ち気な女の子って素敵だと思う」
「「!?」」
彼の言葉に二人は驚いて目を見開く。
「おやおや、ふふふっ」
「ちょっと、あんた恥ずかしいこと言わないの!」
「痛い。何で耳を引っぱるの?」
微笑ましげに微笑むジュディーの視線から逃れるように、恥ずかしいやら照れ臭いやらといろんな感情をごまかすように彼の耳を引っぱるベティー。
耳を引っぱられているロバートが涙目で訴えるがお構いなしに続ける。
「もう、良いからこれ全部持って行って」
「は、はい」
彼女に怒鳴られて慌てて返事をした彼が倉庫へと向かって走り去る。
「まったく、とんだ女ったらしね」
「その割には嬉しそうに見えたわよ」
腰に手を当て不機嫌に話すベティーへと祖母が声をかけた。
「そ、そんな事ないわよ。それより、本当に良かったの?」
「えぇ、家の倉庫は大きいからねぇ。それにロバート君も困っていたようだし、人助けだよ」
慌てて誤魔化す彼女へとジュディーが頷き答える。
「それに、ベティーに新しいお友達が出来て嬉しいからねぇ」
「友達なんかじゃないわよ」
にこりと笑い言われた言葉にベティーは噛みつく。
「ふふふっ」
「もう、本当だからね!」
それに含み笑いで返され彼女は不服気に声を荒げた。
ベティーがこの気持ちの正体に気付くのに、そう時間はかからないのかもしれない。
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