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ライゼン通りの雑貨屋さん ~雑貨屋の娘とお客様~
九章 ローズとマルクスの話
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レイヴィンとの出来事があった翌日の事である。
「ベティー。聞いたわよ。レイヴィンと一緒に仲良く歩いて帰ってきたんですってね」
「へ? ローズ様いきなりどうしたのよ」
嬉しそうに笑いながらお店に入ってきたローズが言うと、ベティーは何の事だと不思議そうに尋ねた。
「あなた達仲良く森に行って帰ってきたんでしょう。レイヴィンとベティーがそんなに仲が良かったなんて知らなかったわ」
「えぇ!? ち、違うわよ。私は深刻そうな顔のレイヴィンさんを見て、もしかしたら街から出て行ってしまうのではないかと勘違いして、後を追いかけて行っただけで」
にこりと笑い話す彼女の言葉にベティーは慌てて答える。
「ふふっ。分かっているわよ。昨日のレイヴィン。何だか焦っている様子だったからね。森の中で見た事もない魔物を目撃したって情報を聞いて飛び出していってしまったから」
「見た事もない魔物? そう言えばレイヴィンさんも同じこと言っていたけれど、今から考えると……そ、それって大丈夫なの?」
腰に手を当てて話すローズへと彼女は不安になり尋ねた。
「問題ないわ。ただの噂だったみたいだし。それよりも、わたしは驚いているのよ。わたし達にさえ壁を作って距離を置いているレイヴィンが、貴女と並んで歩いて帰ってきたってことにね」
「それ、どういう事?」
彼女の話にベティーは首をかしげる。
「ほら、レイヴィンって普段人を寄せ付けないようにしているでしょ。だけど貴女を護衛しながら街まで戻ってきた。それって貴女の身に何かあったら心配だったからだと思うのよ」
「それ、私も同じこと思っていたの。一人で先に帰ってしまうかと思っていたのに、あのレイヴィンさんが私の身を案じて、時折休憩をはさみながら私を街まで送ってくれて。レイヴィンさんって本当はとっても優しい人なんじゃないのかな」
ローズが言うと、彼女も同意して話す。
「……レイヴィンはね。コゥディル王国に来る前はオルドラの王室に仕えていたの。だけど、あの性格でしょう。それで、このままではいけないと思ったオルドラの国王がこの国で保護してもらえないかって頼まれて、それで引き取られたの。ここでの暮らしの中でならきっとあの性格も変わってくれると信じてね」
「保護って、レイヴィンさんの過去に何があったの?」
瞳を伏せながら語る彼女の言葉に、ベティーは驚いて尋ねる。
「それはわたしの口からは話せないわ。でも、ベティーのことを心配して護りながら街まで戻った。その事実は変わらない。だから、彼にとって何かいい変化になってくれるといいのだけれど。ふふっ、ベティー。これからもレイヴィンと仲良くしてね」
「そんなこと言われても、でも。私もレイヴィンさんの事もっと知りたいと思う。だからこれからも仲良くしていけれたらいいな」
(レイヴィンさんと仲良くなれば、ローズ様の秘密がわかるかもしれないものね)
ローズのお願いに口ではそう言いながら内心では本音を呟く。
「ふふっ、有難う。それじゃあ、わたしは帰るわね。レイヴィンに見つかる前に」
彼女が言うとお店を出て行く。その後ろ姿を見送っていると再びと扉が開かれ誰かが入ってきた。
「ベティー聞いたよ。レイヴィンさんと一緒に並んで歩いていたんだって」
「マルクス。あんたもその話を聞いて来たの?」
勢いよく話すマルクスへとベティーは尋ねる。
「う、うん。だってあのレイヴィンさんだよ。僕達騎士団の間でも近寄りがたくて有名な人なんだ。そんなレイヴィンさんがベティーと仲良く並んで帰ってきたなんて。一体何をしたらそんなに仲良くなれるの?」
「何もしてないわよ。一人で街の外に出て行ってしまう姿を見かけて追いかけて行っただけ」
興奮した様子で話す彼へと、彼女は淡々とした口調で答えた。
「それで街の外まで行って、レイヴィンさんが連れて帰ってきてくれた。ってことかな?」
「そうよ」
不思議そうに尋ねるマルクスへと、ベティーは淡泊に返す。
「な、なんだ~。てっきりベティーとレイヴィンさんは、凄く仲が良くなっていたのかと思っちゃったよ」
「ていうかそんな噂が立っているの?」
「王宮中この話題で持ちきりだよ。あのレイヴィンさんが女の子と仲良く歩いていたって話だからね」
思っていたのと違ったのか彼が肩を落として残念がる様子に、彼女は冷や汗を流しながら尋ねる。それにマルクスが答えた。
「そ、そんな妙な噂が立っているの? やだわ。わたし達そんな仲じゃないのに」
「でも、ベティー。僕は少しだけ嬉しいんだ」
「?」
戸惑うベティーへと彼が微笑み話す。その言葉の意味が分からず目を丸めた。
「レイヴィンさんって、そりゃ非の打ちどころもないほど騎士としては完璧な人だ。私情を挟まないし、感情的にもならない。それって普通に考えたらなかなか難しい事なんだよ。それができるレイヴィンさんは本当に凄い人。だけど……」
マルクスが言うと瞳を伏せながら小さく苦笑する。
「それゆえに僕達は近寄りがたい雰囲気を感じて、あまり寄りつけなくてね。皆尊敬しているのにあの言動のせいで好意を持たれているのにそれに気づいてもらえないなんて、もったいないなって思う。なんて言うのかな、こう、人間らしさって言うのを感じないんだよ。それが異質で。少し怖いと思う。いつかどこか遠くに行ってしまうんじゃないのかって思ってね」
「そう、そうなのよ! だから私も昨日……」
彼の話にベティーは口走り慌てて言葉を噤む。自分が勘違いしてしまったことを、マルクスに知られたくなくて黙ったのだ。
「?」
「と、兎に角。レイヴィンさんのあの言動は私も気になっていたのよね」
不思議そうな顔の彼へと彼女は一呼吸おいてから話す。
「うん。だから僕は今すぐにとは言わない。いつか、僕達がレイヴィンさんの事をもっと知りたいと思っている事、そして仲良くしたいと思っていることに気づいてもらえたらなって思うんだ。それが、僕じゃなくて他の誰かによって気付く事だったとしてもね」
「そうね。私達でレイヴィンさんの心を開いて行きましょう」
マルクスの言葉ににこりと笑いベティーも同意する。
「うん。それじゃあ、僕は帰るね。王宮中で広まっている妙な噂も鎮めないといけないし」
「それは本当によろしくね」
彼の言葉に心からお願いする。そうしてマルクスが帰って行くと、一人きりになった空間で考える。
「ローズ様やマルクス。それだけじゃない。他にも沢山の人が、レイヴィンさんが本当はとても優しくていい人なんだって気付いている。それなのに、どうして壁を作るんだろう。過去に何があったんだろう。私達で彼の心を開く事ってできないのかなぁ」
腕を組み悩むも答えが出てこなくて溜息を零す。
「って、私何でこんなにレイヴィンさんの事考えてるのかしら。これじゃ噂が本当だったって思われちゃうじゃないの。やめよう」
馬鹿らしいといいたげに呟き頭を振って考えを振り払う。
「だけど、何時かその時が来たら……」
レイヴィンが心を開いてくれる時が来たら、と考えて微笑む。
「ようっし! レイヴィンさんとお友達計画よ。そうしてローズ様の秘密を暴いてやるわ」
意気込み拳を振り上げると熱く燃える心に微笑む。
ベティーがローズの秘密を知るのはそんなに遠い未来ではないのかもしれない。
「ベティー。聞いたわよ。レイヴィンと一緒に仲良く歩いて帰ってきたんですってね」
「へ? ローズ様いきなりどうしたのよ」
嬉しそうに笑いながらお店に入ってきたローズが言うと、ベティーは何の事だと不思議そうに尋ねた。
「あなた達仲良く森に行って帰ってきたんでしょう。レイヴィンとベティーがそんなに仲が良かったなんて知らなかったわ」
「えぇ!? ち、違うわよ。私は深刻そうな顔のレイヴィンさんを見て、もしかしたら街から出て行ってしまうのではないかと勘違いして、後を追いかけて行っただけで」
にこりと笑い話す彼女の言葉にベティーは慌てて答える。
「ふふっ。分かっているわよ。昨日のレイヴィン。何だか焦っている様子だったからね。森の中で見た事もない魔物を目撃したって情報を聞いて飛び出していってしまったから」
「見た事もない魔物? そう言えばレイヴィンさんも同じこと言っていたけれど、今から考えると……そ、それって大丈夫なの?」
腰に手を当てて話すローズへと彼女は不安になり尋ねた。
「問題ないわ。ただの噂だったみたいだし。それよりも、わたしは驚いているのよ。わたし達にさえ壁を作って距離を置いているレイヴィンが、貴女と並んで歩いて帰ってきたってことにね」
「それ、どういう事?」
彼女の話にベティーは首をかしげる。
「ほら、レイヴィンって普段人を寄せ付けないようにしているでしょ。だけど貴女を護衛しながら街まで戻ってきた。それって貴女の身に何かあったら心配だったからだと思うのよ」
「それ、私も同じこと思っていたの。一人で先に帰ってしまうかと思っていたのに、あのレイヴィンさんが私の身を案じて、時折休憩をはさみながら私を街まで送ってくれて。レイヴィンさんって本当はとっても優しい人なんじゃないのかな」
ローズが言うと、彼女も同意して話す。
「……レイヴィンはね。コゥディル王国に来る前はオルドラの王室に仕えていたの。だけど、あの性格でしょう。それで、このままではいけないと思ったオルドラの国王がこの国で保護してもらえないかって頼まれて、それで引き取られたの。ここでの暮らしの中でならきっとあの性格も変わってくれると信じてね」
「保護って、レイヴィンさんの過去に何があったの?」
瞳を伏せながら語る彼女の言葉に、ベティーは驚いて尋ねる。
「それはわたしの口からは話せないわ。でも、ベティーのことを心配して護りながら街まで戻った。その事実は変わらない。だから、彼にとって何かいい変化になってくれるといいのだけれど。ふふっ、ベティー。これからもレイヴィンと仲良くしてね」
「そんなこと言われても、でも。私もレイヴィンさんの事もっと知りたいと思う。だからこれからも仲良くしていけれたらいいな」
(レイヴィンさんと仲良くなれば、ローズ様の秘密がわかるかもしれないものね)
ローズのお願いに口ではそう言いながら内心では本音を呟く。
「ふふっ、有難う。それじゃあ、わたしは帰るわね。レイヴィンに見つかる前に」
彼女が言うとお店を出て行く。その後ろ姿を見送っていると再びと扉が開かれ誰かが入ってきた。
「ベティー聞いたよ。レイヴィンさんと一緒に並んで歩いていたんだって」
「マルクス。あんたもその話を聞いて来たの?」
勢いよく話すマルクスへとベティーは尋ねる。
「う、うん。だってあのレイヴィンさんだよ。僕達騎士団の間でも近寄りがたくて有名な人なんだ。そんなレイヴィンさんがベティーと仲良く並んで帰ってきたなんて。一体何をしたらそんなに仲良くなれるの?」
「何もしてないわよ。一人で街の外に出て行ってしまう姿を見かけて追いかけて行っただけ」
興奮した様子で話す彼へと、彼女は淡々とした口調で答えた。
「それで街の外まで行って、レイヴィンさんが連れて帰ってきてくれた。ってことかな?」
「そうよ」
不思議そうに尋ねるマルクスへと、ベティーは淡泊に返す。
「な、なんだ~。てっきりベティーとレイヴィンさんは、凄く仲が良くなっていたのかと思っちゃったよ」
「ていうかそんな噂が立っているの?」
「王宮中この話題で持ちきりだよ。あのレイヴィンさんが女の子と仲良く歩いていたって話だからね」
思っていたのと違ったのか彼が肩を落として残念がる様子に、彼女は冷や汗を流しながら尋ねる。それにマルクスが答えた。
「そ、そんな妙な噂が立っているの? やだわ。わたし達そんな仲じゃないのに」
「でも、ベティー。僕は少しだけ嬉しいんだ」
「?」
戸惑うベティーへと彼が微笑み話す。その言葉の意味が分からず目を丸めた。
「レイヴィンさんって、そりゃ非の打ちどころもないほど騎士としては完璧な人だ。私情を挟まないし、感情的にもならない。それって普通に考えたらなかなか難しい事なんだよ。それができるレイヴィンさんは本当に凄い人。だけど……」
マルクスが言うと瞳を伏せながら小さく苦笑する。
「それゆえに僕達は近寄りがたい雰囲気を感じて、あまり寄りつけなくてね。皆尊敬しているのにあの言動のせいで好意を持たれているのにそれに気づいてもらえないなんて、もったいないなって思う。なんて言うのかな、こう、人間らしさって言うのを感じないんだよ。それが異質で。少し怖いと思う。いつかどこか遠くに行ってしまうんじゃないのかって思ってね」
「そう、そうなのよ! だから私も昨日……」
彼の話にベティーは口走り慌てて言葉を噤む。自分が勘違いしてしまったことを、マルクスに知られたくなくて黙ったのだ。
「?」
「と、兎に角。レイヴィンさんのあの言動は私も気になっていたのよね」
不思議そうな顔の彼へと彼女は一呼吸おいてから話す。
「うん。だから僕は今すぐにとは言わない。いつか、僕達がレイヴィンさんの事をもっと知りたいと思っている事、そして仲良くしたいと思っていることに気づいてもらえたらなって思うんだ。それが、僕じゃなくて他の誰かによって気付く事だったとしてもね」
「そうね。私達でレイヴィンさんの心を開いて行きましょう」
マルクスの言葉ににこりと笑いベティーも同意する。
「うん。それじゃあ、僕は帰るね。王宮中で広まっている妙な噂も鎮めないといけないし」
「それは本当によろしくね」
彼の言葉に心からお願いする。そうしてマルクスが帰って行くと、一人きりになった空間で考える。
「ローズ様やマルクス。それだけじゃない。他にも沢山の人が、レイヴィンさんが本当はとても優しくていい人なんだって気付いている。それなのに、どうして壁を作るんだろう。過去に何があったんだろう。私達で彼の心を開く事ってできないのかなぁ」
腕を組み悩むも答えが出てこなくて溜息を零す。
「って、私何でこんなにレイヴィンさんの事考えてるのかしら。これじゃ噂が本当だったって思われちゃうじゃないの。やめよう」
馬鹿らしいといいたげに呟き頭を振って考えを振り払う。
「だけど、何時かその時が来たら……」
レイヴィンが心を開いてくれる時が来たら、と考えて微笑む。
「ようっし! レイヴィンさんとお友達計画よ。そうしてローズ様の秘密を暴いてやるわ」
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