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エピローグ
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グエルとシャナが流刑された後の事である。
「あぁ、我が娘ユリシアよ。愚かな父と母を許してくれ!」
「娘を追放処分にしないと地位を剥奪すると脅されて、あの時はああするしかなかったのよ」
静かな室内に響く夫婦の声にユリシアは冷ややかな眼差しで見詰める。かつての父と母であった二人の話に辟易しながら口を開く。
「今更、そのような事をおっしゃられてももう手遅れですの。お二人は今のままの地位がお似合いですわ。せいぜいお二人仲睦まじく悪女をお捨てになられたお貴族として今の土地に住み、最後の一瞬までお勤めになる事ですわね」
「っ、ユリシア、俺達がこうしてプライドを捨てて頭を下げているというのに、あんまりではないか!」
「ユリシア、考え直して頂戴。貴女の父と母なのよ」
皮肉った笑みを浮かべて語る彼女へと夫婦がヒステリックな声をあげる。
「わたくしにお父様とお母様はいらしゃいませんの。さあ、もう宜しいでしょう」
「「っ」」
ユリシアは言うと踵を返し部屋を出る。夫婦が顔を青ざめ己のした事に後悔している姿など映すことなく、彼女は胸を張り堂々と歩き去った。
「仲直りしなくて良かったんですか?」
「リィーナ」
部屋の外に出るとリィーナがひょっこりと顔を覗かせユリシアを見やる。それに視線を送り呟く。
「いいのよ。だってわたくしは悪女。ユリシア・シャルティー・ヴェイゼル。今更仲直りしようだなんて思わなくてよ」
「でも、今の地位のまま暮らせだなんてユリシアさんは優しいですね」
「わたくしの事より、貴女の方は如何なの?」
にこりと笑う聖女へと話題を変えるように彼女は尋ねる。
「お父様は私を庇ったことで牢獄へと幽閉されておりましたが、無事に救出できました。今頃は国に戻り、グエル殿下によって乱された国を立て直している頃だと思いますよ」
「そう、良かったわね」
リィーナの言葉にユリシアは答えた。
「これから一杯大変ですよ」
「もとより覚悟の上、存じ上げていますわ」
「一緒に頑張りましょう」
二人で話し合っていると足音が二つ近付いてきた。
「ユリシア」
「リィーナ」
双子の王子に優しく名前を呼ばれて二人はそれぞれ愛する人の下へと駆け寄る。そうして抱き締め合いキスを交わす。窓の外から差し込む太陽の日差しが彼等のシュリエットを浮びあがらせた。
「あぁ、我が娘ユリシアよ。愚かな父と母を許してくれ!」
「娘を追放処分にしないと地位を剥奪すると脅されて、あの時はああするしかなかったのよ」
静かな室内に響く夫婦の声にユリシアは冷ややかな眼差しで見詰める。かつての父と母であった二人の話に辟易しながら口を開く。
「今更、そのような事をおっしゃられてももう手遅れですの。お二人は今のままの地位がお似合いですわ。せいぜいお二人仲睦まじく悪女をお捨てになられたお貴族として今の土地に住み、最後の一瞬までお勤めになる事ですわね」
「っ、ユリシア、俺達がこうしてプライドを捨てて頭を下げているというのに、あんまりではないか!」
「ユリシア、考え直して頂戴。貴女の父と母なのよ」
皮肉った笑みを浮かべて語る彼女へと夫婦がヒステリックな声をあげる。
「わたくしにお父様とお母様はいらしゃいませんの。さあ、もう宜しいでしょう」
「「っ」」
ユリシアは言うと踵を返し部屋を出る。夫婦が顔を青ざめ己のした事に後悔している姿など映すことなく、彼女は胸を張り堂々と歩き去った。
「仲直りしなくて良かったんですか?」
「リィーナ」
部屋の外に出るとリィーナがひょっこりと顔を覗かせユリシアを見やる。それに視線を送り呟く。
「いいのよ。だってわたくしは悪女。ユリシア・シャルティー・ヴェイゼル。今更仲直りしようだなんて思わなくてよ」
「でも、今の地位のまま暮らせだなんてユリシアさんは優しいですね」
「わたくしの事より、貴女の方は如何なの?」
にこりと笑う聖女へと話題を変えるように彼女は尋ねる。
「お父様は私を庇ったことで牢獄へと幽閉されておりましたが、無事に救出できました。今頃は国に戻り、グエル殿下によって乱された国を立て直している頃だと思いますよ」
「そう、良かったわね」
リィーナの言葉にユリシアは答えた。
「これから一杯大変ですよ」
「もとより覚悟の上、存じ上げていますわ」
「一緒に頑張りましょう」
二人で話し合っていると足音が二つ近付いてきた。
「ユリシア」
「リィーナ」
双子の王子に優しく名前を呼ばれて二人はそれぞれ愛する人の下へと駆け寄る。そうして抱き締め合いキスを交わす。窓の外から差し込む太陽の日差しが彼等のシュリエットを浮びあがらせた。
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