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第0話 プロローグ
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草の匂いが、雨の匂いに変わった。
相原正人は、使い古した軍手の指先で額の汗を拭う。休日のボランティアで通っている小さな牧場――子どもたちの体験学習で人気の、あののどかな場所だ。牛舎の壁板は去年張り替えたばかりで、彼は釘の頭を一本一本、撫でるように確かめるのが癖になっている。
「相原さん、水、もう一本どうぞー!」
高校生のボランティアがペットボトルを差し出した。受け取って笑い、正人はお礼を言う。
雨雲が近いのか、風が湿っている。ふと、鶏小屋の屋根に外れかけた板が見え、正人は脚立を引きずっていった。
――次の瞬間、世界は傾いた。
天井のきしみとともに脚立がぬかるみに沈み、足を取られた正人は宙を泳ぐ。彼は本能的に頭を庇い、強く目を閉じ――そして、落ちなかった。
ふわり、と体が軽くなる。
風の音が、知らない音に変わる。澄んだ鈴のような、しかし胸骨の奥まで届くような低い響き。
目を開けると、青が広がっていた。
どこまでも高い空。見渡す限りの牧草地。遠く、木造の柵と、小さな納屋。
見覚えは、ない。
「……え?」
足元の草は、膝まである。風が撫でるたび、穂先が一斉にそよぐ。
現実味が追いつかないまま首を巡らせると、納屋の陰から誰かがこちらを見ていた。フード付きの粗末な外套、白い長い髭。皺だらけの顔に、穏やかな笑み。
「おや。落っこちてきたのは、ひさしぶりじゃのう」
日本語だった。いや――微妙に違う。耳に入る言葉は別の音なのに、意味が頭に直接、するりと滑り込んでくる。
正人は胸を押さえた。
「あ、あの、ここは……」
「わしの牧場じゃ。名を――まあ、爺でええ。そなたは?」
「相原、正人……です」
「マサトか。よう来たのう」
老人――爺は、草地を踏んで近づくと、正人の肩に手を置いた。温かい。幻ではない。
そして、彼の背後から、丸い影がころんと転がり出た。
透明に近い水色の塊。ぷるぷると震え、こちらを見上げている――ように見える。
スライムだ、と正人は思った。ゲームの中にいた、あの。
「モチョ。客人じゃ。ぴたりとくっつくでない」
老人が言うと、スライムは「ぴとっ」と正人の靴先に張り付き、すぐに嬉しそうに色をピンクへと変えた。
足元がくすぐったい。思わず笑うと、スライム――モチョはさらにぷるぷる震えて喜んだ。
「……ここは、本当に、牧場なんですか」
「本当に牧場じゃよ。人に捨てられた魔の子らを保護し、育み、戻れるならば森へ戻す。戻れぬなら、ここで家族になる。そういう牧場じゃ」
老人の目は笑っていたが、声の奥には静かな疲労があった。
「よければ、手伝ってくれんか。――雨の前に、やることが山ほどある」
正人は頷いた。意味も理由も追いついていないが、手伝いが必要ならば、体が先に動く。
納屋の中は藁の匂い。粗末だが清潔に保たれている。奥の柵の向こうから、小さな鳴き声がした。
正人は息を呑む。
掌に乗るほどの緑の蜥蜴――いや、翼がある。金色の角が二本。大きな瞳。
ドラゴンの赤ん坊が、藁のベッドの上で丸くなり、かすかに身を震わせていた。
「リューじゃ。……朝からミルクを吐いての。腹の具合が悪い」
老人は小さく溜め息をついた。
「わしの手では、もう震えが止められん。年じゃな」
震える小さな胸。呼気が浅い。
正人は膝をつき、そっと手を伸ばす。指先が鱗に触れると、リューの瞼が薄く開き、弱々しい声が漏れた。
「……ぁ」
胸の奥で、何かが弾けた。
いままで犬や猫、仔牛の世話をしてきた時間、命の重みと温かさを知った日々が、一気に血を巡る。
――助けたい。
「爺さん、体温が落ちてます。まず温めたい。藁をもう少し足して、湯を……」
言いかけて、気づく。ここに湯があるのか? 器具は? 薬は?
不安が胸をかすめたとき、左の掌が熱を帯びた。
淡い光が、指の間から漏れている。
【癒やしの手】――そう理解するより先に、光はリューの小さな体へ流れ込んだ。
温かい。湧き水のように澄んだ温度が、正人の掌から、細い背骨へ、冷えた腹へ、届いていく。
リューの震えが、少しずつ、収まっていく。
浅かった呼吸が深みを取り戻し、胸が柔らかく上下する。瞼の隙間から、黄金色の瞳がこちらを映した。
「……よし」
正人は、ようやく息を吐いた。掌の光が消える。代わりに、強い倦怠感が肩にのしかかった。
老人が感心したように頷く。
「真なる癒やし手か。魔の子に、よく効く」
「人間には……?」
「人には、疲れ取り程度じゃ。だが魔の子には命綱となる。稀な手じゃよ」
正人は頷く。リューが小さく鳴き、彼の人差し指を舐めた。ぺた、と温かい舌が触れる。
その瞬間、納屋の入口で白い影が跳ねた。
「わふ!」
雪のような毛並みの仔狼が、尻尾をぶんぶん振って駆け寄る。フェンリルの子だ。
正人の膝に前足をかけ、顔を舐めようとして、モチョに遠慮したのか、ちょっとだけ首を傾げて座り込む。目が丸い。鼻先が冷たい。
「こやつはギン。元気玉じゃが、悪さはせん」
続いて、納屋の外から控えめな蹄の音。入口の影に、小さな白い仔馬が立っていた。額にはまだ柔らかな角の芽。
ユニコーンの仔――フィーネ。
正人の視線が合うと、彼女はびくりと肩を震わせ、一歩だけ後ずさる。それでも、完全には逃げない。
正人はゆっくり手を上げ、掌を見せるだけにとどめた。フィーネの鼻先が、ほんの少し近づく。
「大丈夫。怖くないよ」
囁くと、フィーネの耳がぴくりと動き、やがて入口の影に戻った。
老人は満足げに目を細める。
「……やはり、マサトに任せるがよいのかもしれん」
「任せる?」
「この牧場を、じゃ。わしは年を取りすぎた。世は『危険を遠ざける』事に慣れすぎて、『守る理由』を忘れる。ここも、いつまで持つか分からん。だが――」
老人は納屋の奥、藁の寝床で眠り始めたリューに視線を落とし、穏やかに続けた。
「そなたなら、家族にできる。わしがかつて、やりたかったように」
正人は言葉を失う。責任の重さが、両肩に降り積もる。
彼は会社で特別な人間ではない。出世もしていない。けれど、動物の前では、ただの「手」が「意味」を持つ。
そして、その手が、いまこの場所を求められている。
「……僕でよければ。やらせてください。まずは、できることから」
老人の口元が緩んだ。
「まずは夕立じゃ。屋根の穴を塞がねば、皆びしょ濡れになる」
「はい」
二人で納屋を出ると、空はすでに鉛色に変わり始めていた。
ギンが口に釘をくわえて走ってくる。モチョが木屑を飲み込んで道を掃除する。フィーネは遠巻きに様子を見、リューの寝床の上には古い毛布。
正人は脚立を立て、外れかけた板を押さえながら、ふと笑った。
――ここは、確かに牧場だ。
命たちがいて、手が要る。
やがて雨が落ち始め、すぐに本降りになった。
作業が終わるころ、東の空がわずかに明るい。雲間からこぼれた光が、牧草を斑に照らす。
その光の中で、リューが目を覚まし、納屋の入口までとことこ歩いてきた。舌をちょろりと出して、正人を見上げる。
「……ただいま、でいいかな」
正人がそう言うと、リューは小さく鳴き、胸の前で翼をぱたぱたさせた。
ギンが吠える。モチョがピンクに染まる。遠くでフィーネが鼻を鳴らす。
雨の匂いが、草と混ざって甘くなる。
老人が細い声で言った。
「まもの牧場へようこそ――」
雨脚が強くなる音が、拍手のように聞こえた。
――――
夜、薪の火がぱちぱちと弾け、簡素な食卓が温かさで満たされた。
乾いたパンと根菜のスープ。モチョは食卓の下で丸くなり、ギンは正人の足元に顎をのせる。
老人は湯気の向こうでゆっくりと語った。
「明朝、役人が来る。『危険種保護違反』で、ここを閉める口実を探しに、じゃ。これまではわしの人脈でいなし続けたが……もう限界じゃ」
「どうすれば」
「安全を示す。そして価値を示す。危険を減らす策、世に益する働き――両方が要る」
正人は頷いた。
動物の世界でも、人の世界でも、信じてもらうには「結果」と「手順」がいる。
火の粉を小さくする――リューの呼気コントロール。
柵の補強。避難経路の標識。来訪者のルール化。
そして、癒やす。傷を、偏見を。
「やってみます」
「うむ。――そなたの手は、あたたかい」
老人はスープをすすり、眠そうに目を細めた。
正人は、火の橙に揺れるリューの横顔を見つめた。
小さな肩、柔らかな鱗。彼は思う。
守りたいと、こんなにも素直に思える存在が、世界にいくつあるだろう。
やがて夜は更け、雨は静かに遠のいた。
寝床に横たわると、疲れが一気に押し寄せる。まぶたが落ちる直前、正人は心の中で小さく呟いた。
(家族になろう。ここで、生きよう)
返事の代わりに、足元でモチョがぴと、と寄り添った。
相原正人は、使い古した軍手の指先で額の汗を拭う。休日のボランティアで通っている小さな牧場――子どもたちの体験学習で人気の、あののどかな場所だ。牛舎の壁板は去年張り替えたばかりで、彼は釘の頭を一本一本、撫でるように確かめるのが癖になっている。
「相原さん、水、もう一本どうぞー!」
高校生のボランティアがペットボトルを差し出した。受け取って笑い、正人はお礼を言う。
雨雲が近いのか、風が湿っている。ふと、鶏小屋の屋根に外れかけた板が見え、正人は脚立を引きずっていった。
――次の瞬間、世界は傾いた。
天井のきしみとともに脚立がぬかるみに沈み、足を取られた正人は宙を泳ぐ。彼は本能的に頭を庇い、強く目を閉じ――そして、落ちなかった。
ふわり、と体が軽くなる。
風の音が、知らない音に変わる。澄んだ鈴のような、しかし胸骨の奥まで届くような低い響き。
目を開けると、青が広がっていた。
どこまでも高い空。見渡す限りの牧草地。遠く、木造の柵と、小さな納屋。
見覚えは、ない。
「……え?」
足元の草は、膝まである。風が撫でるたび、穂先が一斉にそよぐ。
現実味が追いつかないまま首を巡らせると、納屋の陰から誰かがこちらを見ていた。フード付きの粗末な外套、白い長い髭。皺だらけの顔に、穏やかな笑み。
「おや。落っこちてきたのは、ひさしぶりじゃのう」
日本語だった。いや――微妙に違う。耳に入る言葉は別の音なのに、意味が頭に直接、するりと滑り込んでくる。
正人は胸を押さえた。
「あ、あの、ここは……」
「わしの牧場じゃ。名を――まあ、爺でええ。そなたは?」
「相原、正人……です」
「マサトか。よう来たのう」
老人――爺は、草地を踏んで近づくと、正人の肩に手を置いた。温かい。幻ではない。
そして、彼の背後から、丸い影がころんと転がり出た。
透明に近い水色の塊。ぷるぷると震え、こちらを見上げている――ように見える。
スライムだ、と正人は思った。ゲームの中にいた、あの。
「モチョ。客人じゃ。ぴたりとくっつくでない」
老人が言うと、スライムは「ぴとっ」と正人の靴先に張り付き、すぐに嬉しそうに色をピンクへと変えた。
足元がくすぐったい。思わず笑うと、スライム――モチョはさらにぷるぷる震えて喜んだ。
「……ここは、本当に、牧場なんですか」
「本当に牧場じゃよ。人に捨てられた魔の子らを保護し、育み、戻れるならば森へ戻す。戻れぬなら、ここで家族になる。そういう牧場じゃ」
老人の目は笑っていたが、声の奥には静かな疲労があった。
「よければ、手伝ってくれんか。――雨の前に、やることが山ほどある」
正人は頷いた。意味も理由も追いついていないが、手伝いが必要ならば、体が先に動く。
納屋の中は藁の匂い。粗末だが清潔に保たれている。奥の柵の向こうから、小さな鳴き声がした。
正人は息を呑む。
掌に乗るほどの緑の蜥蜴――いや、翼がある。金色の角が二本。大きな瞳。
ドラゴンの赤ん坊が、藁のベッドの上で丸くなり、かすかに身を震わせていた。
「リューじゃ。……朝からミルクを吐いての。腹の具合が悪い」
老人は小さく溜め息をついた。
「わしの手では、もう震えが止められん。年じゃな」
震える小さな胸。呼気が浅い。
正人は膝をつき、そっと手を伸ばす。指先が鱗に触れると、リューの瞼が薄く開き、弱々しい声が漏れた。
「……ぁ」
胸の奥で、何かが弾けた。
いままで犬や猫、仔牛の世話をしてきた時間、命の重みと温かさを知った日々が、一気に血を巡る。
――助けたい。
「爺さん、体温が落ちてます。まず温めたい。藁をもう少し足して、湯を……」
言いかけて、気づく。ここに湯があるのか? 器具は? 薬は?
不安が胸をかすめたとき、左の掌が熱を帯びた。
淡い光が、指の間から漏れている。
【癒やしの手】――そう理解するより先に、光はリューの小さな体へ流れ込んだ。
温かい。湧き水のように澄んだ温度が、正人の掌から、細い背骨へ、冷えた腹へ、届いていく。
リューの震えが、少しずつ、収まっていく。
浅かった呼吸が深みを取り戻し、胸が柔らかく上下する。瞼の隙間から、黄金色の瞳がこちらを映した。
「……よし」
正人は、ようやく息を吐いた。掌の光が消える。代わりに、強い倦怠感が肩にのしかかった。
老人が感心したように頷く。
「真なる癒やし手か。魔の子に、よく効く」
「人間には……?」
「人には、疲れ取り程度じゃ。だが魔の子には命綱となる。稀な手じゃよ」
正人は頷く。リューが小さく鳴き、彼の人差し指を舐めた。ぺた、と温かい舌が触れる。
その瞬間、納屋の入口で白い影が跳ねた。
「わふ!」
雪のような毛並みの仔狼が、尻尾をぶんぶん振って駆け寄る。フェンリルの子だ。
正人の膝に前足をかけ、顔を舐めようとして、モチョに遠慮したのか、ちょっとだけ首を傾げて座り込む。目が丸い。鼻先が冷たい。
「こやつはギン。元気玉じゃが、悪さはせん」
続いて、納屋の外から控えめな蹄の音。入口の影に、小さな白い仔馬が立っていた。額にはまだ柔らかな角の芽。
ユニコーンの仔――フィーネ。
正人の視線が合うと、彼女はびくりと肩を震わせ、一歩だけ後ずさる。それでも、完全には逃げない。
正人はゆっくり手を上げ、掌を見せるだけにとどめた。フィーネの鼻先が、ほんの少し近づく。
「大丈夫。怖くないよ」
囁くと、フィーネの耳がぴくりと動き、やがて入口の影に戻った。
老人は満足げに目を細める。
「……やはり、マサトに任せるがよいのかもしれん」
「任せる?」
「この牧場を、じゃ。わしは年を取りすぎた。世は『危険を遠ざける』事に慣れすぎて、『守る理由』を忘れる。ここも、いつまで持つか分からん。だが――」
老人は納屋の奥、藁の寝床で眠り始めたリューに視線を落とし、穏やかに続けた。
「そなたなら、家族にできる。わしがかつて、やりたかったように」
正人は言葉を失う。責任の重さが、両肩に降り積もる。
彼は会社で特別な人間ではない。出世もしていない。けれど、動物の前では、ただの「手」が「意味」を持つ。
そして、その手が、いまこの場所を求められている。
「……僕でよければ。やらせてください。まずは、できることから」
老人の口元が緩んだ。
「まずは夕立じゃ。屋根の穴を塞がねば、皆びしょ濡れになる」
「はい」
二人で納屋を出ると、空はすでに鉛色に変わり始めていた。
ギンが口に釘をくわえて走ってくる。モチョが木屑を飲み込んで道を掃除する。フィーネは遠巻きに様子を見、リューの寝床の上には古い毛布。
正人は脚立を立て、外れかけた板を押さえながら、ふと笑った。
――ここは、確かに牧場だ。
命たちがいて、手が要る。
やがて雨が落ち始め、すぐに本降りになった。
作業が終わるころ、東の空がわずかに明るい。雲間からこぼれた光が、牧草を斑に照らす。
その光の中で、リューが目を覚まし、納屋の入口までとことこ歩いてきた。舌をちょろりと出して、正人を見上げる。
「……ただいま、でいいかな」
正人がそう言うと、リューは小さく鳴き、胸の前で翼をぱたぱたさせた。
ギンが吠える。モチョがピンクに染まる。遠くでフィーネが鼻を鳴らす。
雨の匂いが、草と混ざって甘くなる。
老人が細い声で言った。
「まもの牧場へようこそ――」
雨脚が強くなる音が、拍手のように聞こえた。
――――
夜、薪の火がぱちぱちと弾け、簡素な食卓が温かさで満たされた。
乾いたパンと根菜のスープ。モチョは食卓の下で丸くなり、ギンは正人の足元に顎をのせる。
老人は湯気の向こうでゆっくりと語った。
「明朝、役人が来る。『危険種保護違反』で、ここを閉める口実を探しに、じゃ。これまではわしの人脈でいなし続けたが……もう限界じゃ」
「どうすれば」
「安全を示す。そして価値を示す。危険を減らす策、世に益する働き――両方が要る」
正人は頷いた。
動物の世界でも、人の世界でも、信じてもらうには「結果」と「手順」がいる。
火の粉を小さくする――リューの呼気コントロール。
柵の補強。避難経路の標識。来訪者のルール化。
そして、癒やす。傷を、偏見を。
「やってみます」
「うむ。――そなたの手は、あたたかい」
老人はスープをすすり、眠そうに目を細めた。
正人は、火の橙に揺れるリューの横顔を見つめた。
小さな肩、柔らかな鱗。彼は思う。
守りたいと、こんなにも素直に思える存在が、世界にいくつあるだろう。
やがて夜は更け、雨は静かに遠のいた。
寝床に横たわると、疲れが一気に押し寄せる。まぶたが落ちる直前、正人は心の中で小さく呟いた。
(家族になろう。ここで、生きよう)
返事の代わりに、足元でモチョがぴと、と寄り添った。
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伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
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