24 / 47
ルア編
VS邪神 三
しおりを挟む吸っても吸ってもなくならない。精嚢は邪神に奪われた分を補充しようと、懸命に精液を造り出していた。まるで生命の泉。なれば遠慮は不要、とどこまでも吸い続ける。
「──ッ、~~ッ!」
急激な精液の消失から逃れようというのか、ルアの体が抵抗を始めた。手足を突っぱね、邪神を押し除けようとする。しかし弛緩した四肢を封じこめるのはたやすい。解かれたばかりと比べ、今の邪神の力は漲っている。
ルアの片足を肩に引っかけた。尿道に差しこんだ舌はそのまま、股を大きく開かされた裸体を股間に近づけさせる。そこには力を取り戻すにつれて膨れ、熱した鉄のように熱い芯を備えた肉棒が天を仰いでいた。
ぴたりと押し当てる先は、慎ましやかな小さな孔である。だが鈴口同様、大きさには何の意味がない。
先端から極細の煙と化し、やすやすとルアの体内へ入っていく。指では届かない奥へ。普通の人間ですら届かない奥へ。
その先は孔以上に入ってはならない場所だ。入口以上に硬く閉ざされ、いかなるモノの侵入も拒む。
開くには、相応の快感、解錠のための努力が必要なはずだった。しかし煙と化した肉棒にはなんの障壁にもならない。
わずかな隙間を通り抜けてしまった。そして、そこでようやく肉棒の侵入は止まった。
それで終わりなはずがなかった。煙が少しずつ嵩を増やしていく。徐々に本来の姿を取り戻し、狭い肉襞を、粘膜を、閉ざされたままの入口までをも強引に押し広げていく。
「ぃ、ぎ、ぃあっ!!!」
苦痛の声。本来の用途のためにではない、無理矢理こじ開けられていく痛みがルアを襲っていた。
さすがに身に余る激痛だったのだろう。ルアの両目が勢いをもって開かれた。ようやく意識を取り戻したのだ。しかし、目覚めるには遅すぎた。
「あが、ぁ、な、っ」
肉棒はすでに本来の形を取り戻していた。狭い内部など隙間を残さず己でみっちりと埋め尽くし、それでも足りないとばかりに襞に喰いこんでいる。
太さも、硬さも、長さも。すべてが桁違いだ。そして。
最奥に埋めこまれた先端から、ビュル、と。人間とは異なり、それそのものが精巣の役割を果たす肉棒から邪神の精液が迸る。
ルアは目を剥いた。邪悪な子種に満ちた体液は、氷のように冷たかった。しかし粘膜に降りかかった瞬間、カッと高熱を発しながらルアの体内に染みこんでいく。
「ぅあ、あ……、ああ、あ」
ドクン。下腹部のあたりが脈動した。邪神がせせら嗤う。
『一度で『淫呪』が定着するとはな。我と汝の相性が最高にいいことを誇るがいい、人の子よ』
ルアの下腹部には、禍々しい刻印が赤く浮かび上がっていた。
「な……、何を、した……!」
中に得体の知れない液体を注がれた。その瞬間から、体を蝕んでいた身を裂くような痛みが、甘く疼く熱に変わりだす。
奥歯を噛みしめたルアは、己をいやらしい目で見下ろす異形の男を睨みつけた。
『ククク。我の封印を解いた褒美を与えたまでのことよ』
「ぃあっ、……封印、だと……っ!?」
異形が言葉を発すると、連動して舌が動く。ペニスの奥、決して触れることができないはずの場所に鋭い快楽を感じて、そこで初めて己の性器に邪神の舌が入っていることに気がついた。
どういう原理なのかは知らないが、肉厚な舌が尿道に入りこんでいる。太いままで丸ごと押しこめられているわけではないようだが、ルアに怖気と恐怖をもたらすには十分だった。
「ぐ、くそっ、抜け……っ!」
煙と化している邪神の腕から逃れようともがくが、相当な力で掴まれているようでピクリとも動かない。
しかも体を捻ったことで気づいたが、尻の中まで邪神に占領されている。よりにもよって性器で、だ。急激な覚醒を促したのは、これだったのだ。
魔の手の内であがくルアの無様を、邪神は愉快げに嗤っている。本来の力がないルアの抵抗など無駄なあがきで、痛くも痒くもないと馬鹿にしているのだ。
『そう急くな。我は久方ぶりの自由で機嫌がいいのだ。汝をよがり狂わせてやるくらいの気概はある』
「ふ、ざける、な!」
冗談じゃない! ルアは怒鳴った。
気を失っている間に勝手に服を剥かれ、思うがままに体を貪られている現状にすら腹立たしいというのに。
くそっ、くそっ。悪態が口をついて出る。せめて体に力が入れば。その汚らしい舌や逸物など、とうに斬り捨てているというのに。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる