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ルア編
VS聖職者 二
しおりを挟む「おお、やはり」
男は下衣を剥き捨てた果てに現れたルアの下腹部を見て、感極まったように呟いた。
「君は邪なる神の加護を受けてしまったのですね。嘆かわしい」
言葉とは真逆に、まるで獲物を見つけた空腹の獣のように男は唇の端から涎を垂らす。
その目が捉えるのは肌にくっきりと浮かんだ『淫呪』だ。ぽた、とその上に唾液が滴り落ちると、刻印が無気味な赤色に輝き出す。
「ぅあっ!」
挿れて! 挿入されたい欲求が強く襲いかかった。つられたようにグンと天を仰いだルアの性器に、男は興奮しきった顔でキスを落とす。
「なんといやらしい。ここも」
「ひっ!」
「男を求めて濡れそぼっているとは」
ちゅ、ちゅ、と先走りがあふれる先端に唇をつける男の指が、孔に差しこまれた。ぐっしょりと濡れ湿っていて、甘ったるく退廃的な匂いがただよう。『淫呪』に蝕まれてから、ルアの孔は女の膣のように男を受け入れやすい体に変化していた。
具合を確かめるように根元まで入れた指をぐるりと動かし、すぐに引き抜かれた男の指には透明な体液が滴るほどに付着していた。舐め取った男の股間がさらに膨らむ。
「や……、やめろ……」
ルアの手が、勝手に動いて男のローブをめくり上げていた。長い裾の中で窮屈していた肉棒が、ブルンと勢いをつけて姿を見せる。
「この……っ、近づけるなッ!」
「体の方が正直なようですね。さすがは、邪神に魅入られし悪しき者だ……」
いつの間にか、ルアの体は意識の支配下から切り離されていた。手が肉棒を掴み、もう片手がくぱ、と指を駆使して濡れてはいるがまったく慣らしていない孔を開く。
男が腰を落としたのに備えて、自ら腰を上げた。入口とペニスをぴとりと密着させて、早く早く、と急かすようにくぱくぱと吸いつく。
男の喉がゴク、と上下した。どぱ、とあふれて孔に降りかかる先走り。
「悪しき者には性なるお仕置きが必要、ですね!」
「──────ッッッ!!!」
バチュッ! 一息に押しこまれた熱い楔に、ルアは目を見開いて声なき絶叫を上げた。ガン、と殴る勢いで下腹部から全身へと駆け巡る絶頂感。一瞬、呼吸と鼓動が止まった錯覚。
ズルッと引き抜かれる感覚に意識が引き戻される。ぶわりと熱が押し寄せて、汗が噴き出した。
「ああ、締まる……っ」
またペニスが力強く奥を穿つ。先端から先走りを垂れ流し、きゅうきゅうと収縮を繰り返す粘膜にぬるぬると塗りつけながら、深みを求めて何度も、何度も。
「あっやめっ、ぃい、やだ、そこっ、やだ、ィイッ」
ブチュッ、ブチュッと股間を押しつけられるたびに、ルアの正常な意思が削り取られていく。辛うじて残った理性が欲を剥き出しにした男を気持ち悪がっているのに、体の方が欲を一身に浴びる現状を悦んでいる。
テクニックも愛もない己の肉欲に忠実な動きが気持ちいい。肉をかきわけて最奥を目指す熱を持った弾力が気持ちいい。弱いしこりをゴリュゴリュと押し潰す硬い感触が気持ちいい。犬がマーキングをするように垂れ流す先走りであちらこちらを汚されるのが気持ちいい。
もっと気持ちいいのは、奥の奥。長くて太い選ばれしペニスのみが到達を許される、秘境への種づけ。
でも。双つの球が尻たぶにぶつかった時のペニスの位置に、がっかり感が押し寄せる。このペニスでは届かない。短すぎる。
馬鹿な事を言うな! なけなしの理性が叫んだ。女のように男を受け入れさせられただけでは飽き足らず、当たり前のように中出しを望むな!
「ぅああ、ぬけ、もっと、おく、やめろっ、ちがうっ、きもちぃっ」
ルアの頭の中で、相反する二つの意思がせめぎ合う。それらが言葉となってちぐはぐに口からこぼれ落ちる。
「はぁー、出る、出る、出る……イく~~……っ!」
熱くねっとりと湿った狭い肉襞に包みこまれ、腰を振るたびに高められていく性感に夢中になっている男は気づかない。飲みこむことを忘れた唾液をだらだらと垂らしながら、へこへこ腰を前後させるだけ。
「あ、ぁ、ア、……ッ」
掴まれた腰を引き寄せられ、同時に食いこむ勢いで股間を密着させられる。ルアの体内に埋まるペニスがビク、ビクンと不自然に跳ねた。
クる。射精の予兆に、ルアの意識を掌握したのは淫らな意思だった。男の背にすがり、両足を腰に絡めて、孔を強く引き締める。
「………………キ、て」
期待に蕩ける笑みを浮かべた瞬間、男のペニスが脈動した。
ビュッ、ビュルルルルルッ! たっぷりの精子がつまっているだろう白濁とした体液が、ペニスでは届かない奥へ向けて撒き散らされていく。
「ァあ……~~ぁっ!」
一度も触れられていないルアのペニスからも潮のように精液が吹き荒れた。嬉しい、嬉しい! 空洞を満たしていく子作りへの一歩に、腹の奥が狂った歓喜をあげる。
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