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17話・なぜ我慢するの?
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「ばっ……!!」
エルナンはパクパクと口を開け閉めし言葉を失う。
「今すごく気持ちよくなってきたところだったの……」
「ダメだって……!! なんでそんなにいきなり馴染んでるんだよ……!!」
「でもエルナンもまた興奮してるよ」
アシュリーが嬉しそうに送っている目線を追うと、エルナンの股間がまたむくりと立ち上がってきていた。
「これは……! 生理現象なの……!!」
慌ててシーツで隠す。
「生理現象……って?」
「ああ~~。とにかく……今日はもう戻って……!!戻って!!お願い!!」
「むぅ……また来てもいい?」
「ちょ……ちょっと考えさせて!!今、頭まっしろだから……」
あああ、と混乱しはじめエルナンは頭をかきむしる。
困惑しているエルナンの姿は面白かったが、アシュリーは渋々と部屋に戻ることにした。しかし身体の奥に灯る炎は大きくなるばかりだった。
エルナンに擦られた身体の中が疼く。もっと入れたままでいて欲しかった。今までにない快感が上ってきそうだった。あの時、アーネスト先生が言ってた、中でイカせてやるってもしかして……。
「はぁ……」
アシュリーは自分の部屋のベッドに横たわり、悶々としていた。
__生理現象……よくわからないけど、立ち上がっていた竿……? 抜き取られたあとは縮んだけど、また伸びてたのに……。
入った時のエルナンの顔、すごく気持ちよさそうだった……
アシュリーは思い出してうっとりする。
「なのにどうしてやめるの? わかんない」
__ディーンも、ジャンもよ。気持ちいいことをどうして嫌がったりやめさせたりするの。心から嫌がってるように思えないのに……。
フェアリーは楽しいこと好きなことをいつも純粋に享受する。人間の倫理観や社会生活のあり方についてはまったく考えも及ばなかった。
「エルナン、明日もしてくれるかな……でも夜まで待てないよ」
人目を気にしないといけないということだけはアシュリーがやっと身につけた社会性だった。
◆◆◆
結局、夜明けになってやっと少し眠った後、朝食を取りに行くことにした。一階のホールの廊下まで来ると、目の下にクマを作ったエルナンと鉢合わせた。今度はアシュリーを避けはせず、若干張りついたような笑顔だが、おはよ、と声をかけてくれた。
「あの……か、体は大丈夫?」
エルナンが声を落として訊いてくる。
「ううん……もっとしたくて寝れなかった……」
「はっ……!!」
アシュリーが予想外の答えを返してくるので、エルナンは慌てふためいて口をパクパクさせる。
「そうじゃなくて……あ、もういい、わかった。それ以上言わないで」
顔を真っ赤にしているエルナンをアシュリーが潤んだ瞳で見つめると、彼はどうやら撤退を選んだらしい。
「エルナン、今日は何をする予定……?」
「ん……アーネスト先生からの課題をやらないといけないから……お昼過ぎまでは忙しい、かな」
「……そう」
「でも、終わったら書庫で一緒に調べ物しないか」
エルナンは、今度こそアシュリーの力になってあげなくてはと考えていた。昨夜はあんなことになってしまったけれど、フェアリーたちのもとに帰れるように……。
「わかった」
書庫はあれから行っていなかった。グレンお兄さんの顔をふと思い出し、アシュリーは少しドキドキしてきた。
また王都に戻っていたらしいが、今日あたり帰ってくるだろうか?
エルナンはパクパクと口を開け閉めし言葉を失う。
「今すごく気持ちよくなってきたところだったの……」
「ダメだって……!! なんでそんなにいきなり馴染んでるんだよ……!!」
「でもエルナンもまた興奮してるよ」
アシュリーが嬉しそうに送っている目線を追うと、エルナンの股間がまたむくりと立ち上がってきていた。
「これは……! 生理現象なの……!!」
慌ててシーツで隠す。
「生理現象……って?」
「ああ~~。とにかく……今日はもう戻って……!!戻って!!お願い!!」
「むぅ……また来てもいい?」
「ちょ……ちょっと考えさせて!!今、頭まっしろだから……」
あああ、と混乱しはじめエルナンは頭をかきむしる。
困惑しているエルナンの姿は面白かったが、アシュリーは渋々と部屋に戻ることにした。しかし身体の奥に灯る炎は大きくなるばかりだった。
エルナンに擦られた身体の中が疼く。もっと入れたままでいて欲しかった。今までにない快感が上ってきそうだった。あの時、アーネスト先生が言ってた、中でイカせてやるってもしかして……。
「はぁ……」
アシュリーは自分の部屋のベッドに横たわり、悶々としていた。
__生理現象……よくわからないけど、立ち上がっていた竿……? 抜き取られたあとは縮んだけど、また伸びてたのに……。
入った時のエルナンの顔、すごく気持ちよさそうだった……
アシュリーは思い出してうっとりする。
「なのにどうしてやめるの? わかんない」
__ディーンも、ジャンもよ。気持ちいいことをどうして嫌がったりやめさせたりするの。心から嫌がってるように思えないのに……。
フェアリーは楽しいこと好きなことをいつも純粋に享受する。人間の倫理観や社会生活のあり方についてはまったく考えも及ばなかった。
「エルナン、明日もしてくれるかな……でも夜まで待てないよ」
人目を気にしないといけないということだけはアシュリーがやっと身につけた社会性だった。
◆◆◆
結局、夜明けになってやっと少し眠った後、朝食を取りに行くことにした。一階のホールの廊下まで来ると、目の下にクマを作ったエルナンと鉢合わせた。今度はアシュリーを避けはせず、若干張りついたような笑顔だが、おはよ、と声をかけてくれた。
「あの……か、体は大丈夫?」
エルナンが声を落として訊いてくる。
「ううん……もっとしたくて寝れなかった……」
「はっ……!!」
アシュリーが予想外の答えを返してくるので、エルナンは慌てふためいて口をパクパクさせる。
「そうじゃなくて……あ、もういい、わかった。それ以上言わないで」
顔を真っ赤にしているエルナンをアシュリーが潤んだ瞳で見つめると、彼はどうやら撤退を選んだらしい。
「エルナン、今日は何をする予定……?」
「ん……アーネスト先生からの課題をやらないといけないから……お昼過ぎまでは忙しい、かな」
「……そう」
「でも、終わったら書庫で一緒に調べ物しないか」
エルナンは、今度こそアシュリーの力になってあげなくてはと考えていた。昨夜はあんなことになってしまったけれど、フェアリーたちのもとに帰れるように……。
「わかった」
書庫はあれから行っていなかった。グレンお兄さんの顔をふと思い出し、アシュリーは少しドキドキしてきた。
また王都に戻っていたらしいが、今日あたり帰ってくるだろうか?
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