1 / 1
お花の女王様
しおりを挟む
ここはたくさんのお花がさいているお花畑。
いろんなお花がお日様のひかりにてらされて、きもちよくさいています。
ことりやむしや小さなどうぶつたちはこのお花畑がだいすきです。
そこに小さなたんぽぽがさいていました。
たんぽぽは大きくてきれいなお花になることをゆめみていました。
「ばらさん、あなたはすてきな赤い花をさかせていてすごいわね。」
ある日たんぽぽは近くにさいていたばらにいいました。
ばらはとくいになって言いました。
「あたりまえよ。わたしたちはきれいにさいて、ここをつくった王様をよろこばせるのよ。」
たんぽぽはどうどうとさくばらをすてきだとおもいました。
でも、たんぽぽはかなしいきもちにもなりました。
ばらやゆりやひまわりは、大きくてきれいなのに自分は小さくてだれにも気づいてもらえないとおもっていたからです。
たんぽぽもばらのようにここをつくってくれた王様をよろこばせたいとおもっていました。
でも、きっとじぶんなんかじゃ王様によろこんでもらえないとおもいました。
たんぽぽはないてしまいました。
「たんぽぽさん、どうしてないているの?」
お花畑にきていたことりが心配して話しかけてくれました。
たんぽぽはどうしてないているのか話しました。
「たんぽぽさんは、ここをつくった王様にあったことはある?」
とつぜんことりに聞かれてたんぽぽはすこしかんがえて言いました。
「そういえばないわ。」
ことりはにっこりして言いました。
「ここをつくった王様はとてもやさしい人よ。わたしのこともほかのどうぶつたちのこともたいせつにしてくれてるわ。だから、たんぽぽさんもきっとたいせつにしてくれてるわ。」
たんぽぽはことりのいうことがしんじられませんでした。
ある日のあたたかいお昼のことでした。
王様がお花畑に小さな女の子をつれてやってきました。
王様はたんぽぽを見て言いました。
「マリー、見てごらん。かわいいお花だろ?」
女の子はたんぽぽを見て言いました。
「でも、ほかのお花のほうが大きくてすてきよ。」
王様はたんぽぽに水をやりながらこたえました。
「パパはそうはおもわないよ。たしかにばらもゆりも大きくてきれいだけど、たんぽぽもおなじぐらいきれいだよ。小さい花だけどみんなに春がきたことをおしえてくれて、ありのままのすがたでもここにさいてくれているんだ。お花の女王様だよ。」
王様のことばを聞いて、たんぽぽは嬉しくてなきました。
「うん。たんぽぽってすてき。」
たんぽぽはしあわせな気分になりました。
それからたんぽぽは、もうほかのお花とくらべることをやめました。今のじぶんが1ばんすてきだと気づいたからです。たんぽぽは、じぶんのすがたが小さいということは、もうありませんでした。
いろんなお花がお日様のひかりにてらされて、きもちよくさいています。
ことりやむしや小さなどうぶつたちはこのお花畑がだいすきです。
そこに小さなたんぽぽがさいていました。
たんぽぽは大きくてきれいなお花になることをゆめみていました。
「ばらさん、あなたはすてきな赤い花をさかせていてすごいわね。」
ある日たんぽぽは近くにさいていたばらにいいました。
ばらはとくいになって言いました。
「あたりまえよ。わたしたちはきれいにさいて、ここをつくった王様をよろこばせるのよ。」
たんぽぽはどうどうとさくばらをすてきだとおもいました。
でも、たんぽぽはかなしいきもちにもなりました。
ばらやゆりやひまわりは、大きくてきれいなのに自分は小さくてだれにも気づいてもらえないとおもっていたからです。
たんぽぽもばらのようにここをつくってくれた王様をよろこばせたいとおもっていました。
でも、きっとじぶんなんかじゃ王様によろこんでもらえないとおもいました。
たんぽぽはないてしまいました。
「たんぽぽさん、どうしてないているの?」
お花畑にきていたことりが心配して話しかけてくれました。
たんぽぽはどうしてないているのか話しました。
「たんぽぽさんは、ここをつくった王様にあったことはある?」
とつぜんことりに聞かれてたんぽぽはすこしかんがえて言いました。
「そういえばないわ。」
ことりはにっこりして言いました。
「ここをつくった王様はとてもやさしい人よ。わたしのこともほかのどうぶつたちのこともたいせつにしてくれてるわ。だから、たんぽぽさんもきっとたいせつにしてくれてるわ。」
たんぽぽはことりのいうことがしんじられませんでした。
ある日のあたたかいお昼のことでした。
王様がお花畑に小さな女の子をつれてやってきました。
王様はたんぽぽを見て言いました。
「マリー、見てごらん。かわいいお花だろ?」
女の子はたんぽぽを見て言いました。
「でも、ほかのお花のほうが大きくてすてきよ。」
王様はたんぽぽに水をやりながらこたえました。
「パパはそうはおもわないよ。たしかにばらもゆりも大きくてきれいだけど、たんぽぽもおなじぐらいきれいだよ。小さい花だけどみんなに春がきたことをおしえてくれて、ありのままのすがたでもここにさいてくれているんだ。お花の女王様だよ。」
王様のことばを聞いて、たんぽぽは嬉しくてなきました。
「うん。たんぽぽってすてき。」
たんぽぽはしあわせな気分になりました。
それからたんぽぽは、もうほかのお花とくらべることをやめました。今のじぶんが1ばんすてきだと気づいたからです。たんぽぽは、じぶんのすがたが小さいということは、もうありませんでした。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~
黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
─── からの~数年後 ────
俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。
ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。
「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」
そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か?
まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。
この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。
多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。
普通は……。
異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話。ここに開幕!
● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。
● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
みんな違って、みんないいですよね。たんぽぽも可愛らしくて素敵です。ほっこりしました!