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ー光ー 第一章 無能神様
第九話 友
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天光琳はなんだか申し訳ない気持ちになり天俊熙に謝ったが、天俊熙もむしろあの場から立ち去りたいと思っていたようだ。
本神がいる前で、聞かれてもどう答えれば良いのか分からないからだ。
二神は先程のことを忘れ、楽しむことにした。
市場は歩いているだけでも楽しい。
小さい頃、天麗華と二神で来たことがある。あの時は手を繋ぎ離れないようにしていた。
天光琳は好奇心旺盛で、気になったらすぐにどこかへ行ってしまう。そのため目が離せなかったのだ。
今の天光琳は......。
「おーい、前見て歩けよーって、おい!」
「あたっ!」「おわっ!」
屋台を眺めながら歩いていたら、がたいの良い男神とぶつかった。
布がふわりと外れそうになったが、急いで抑え、顔を隠した。
「すいません...!」
天光琳はペコペコと小さくお辞儀をして謝った。
すると男神は微笑んだ。
「大丈夫だよ。おじょうちゃん、怪我はないか?」
「おじょっ?!」
「あはははは」
突然お嬢ちゃんと呼ばれ、天光琳は驚いた。後ろから早歩きで歩いてきた天俊熙は腹を抱えて大笑いした。
「僕は男神ですっ!!」
「あぁそれは失礼!君、可愛らしい顔をしているから、女神ちゃんかと思ったよ!」
普通は肩幅や体つきなどで何となく男神だと分かるのだが、天光琳は今、布で体を隠し、顔が少ししか見えない。
確かに天光琳はかっこいい顔...と言うより可愛らしい顔をしている。
まつ毛が長く母である天万姫よりの顔立ちだ。
女神と間違えられても納得がいく。
男神は少し残念そうな顔をしながら二神とは反対方向へ進んで行った。
天光琳は頬をムスッと膨らませている。
「お嬢ちゃん......だってさ、あははは」
「笑いすぎ......」
天俊熙はツボってしまったそうで、ずっと笑っている。
すれ違う神々は天俊熙が楽しそうに笑っているため、ニコニコと微笑みながら通り過ぎていく。......というか目立ってしまっている!これでは危ない。天光琳の顔をよく知っている神がいたら天光琳だとバレてしまうかもしれない。
すると......
「あれ?俊熙ー?」
後ろから声がした。振り返ってみると、天光琳でも見覚えのある男神が立っていた。
「おぉー、睿じゃん」
「......」
天光琳はドキッとした。睿とは昔よく遊んでいた友達の中の一神だ。まずい。バレてしまうかもしれない。
睿には特にバレたくないのだ。
理由は十一歳の頃、神の力が使えないことで馬鹿にされ、天光琳は泣きながら城に帰った。天俊熙や姉である天麗華が代わりに叱ってくれたが、それからもう一度も会っていないのだ。
「最近どう?」
「元気にしてるぞ」
天俊熙も、天光琳を馬鹿にしていたのを見てから、睿のことは苦手になってしまった。天俊熙には優しく接してくるのだが、裏がある神は苦手だ。
そのため、天俊熙は作り笑いをしながら話している。
「そうか!なぁ、この間さぁ、ウチの妹が......」
天俊熙の作り笑いに気づくことなく、睿は天俊熙の肩に手を置きながらしばらく喋った。天光琳は何も喋らず静かに二神の会話を聞くことにした。
天俊熙は天光琳が睿の事が苦手だと知っているため、何回か天光琳の方をチラチラ見て、様子を伺っていた。
すると、睿は天俊熙が視線を逸らしていることに気づき、天光琳の方を見た。
「ところで...俊熙様、この神はだれ?」
「え?......あー...」
天俊熙は焦った。睿には絶対に天光琳だとバレてはいけないと思った天俊熙は先程の偽名を使おうとした、......が。
「...ん?」
睿と天光琳は目が合ってしまった。
睿は気になり、天光琳に近づいた。そして顔をしっかりと見ようとしていたが、天光琳は一歩下がり、布で顔を隠した。しかし......
「お...お前......天光琳か......?!」
「...!」
やはり小さい頃、沢山遊んでいた相手には隠しきれなかった。目元だけでも気づいたのだろう。
睿はニヤリと悪そうな顔をした。
「やぁ、久しぶりじゃないか。お前、よくこんな所で遊んでいられるよなぁ」
「......っ」
「おい、睿。やめなよ」
天俊熙は止めたが、睿は何も聞かなかったかのように話続ける。
「この布で隠せば、ここの皆にバレないってか?なんで隠す必要がある?...この国の評価を下げたからだよなぁ。だったら真面目に修行と稽古をして神の力を使えるようになってから遊んだらどうだ?」
「......」
こう言われることは分かっていた。分かっていたのだが、どうしても胸が痛くなる。
天光琳は手に力を入れて我慢した。ここで怒ったり泣いたりしてはダメだ。天家の者として恥ずかしいことだ......と。
「おい、聞いてるのか?ははは、恥ずかしくて言葉も出ないか」
「......」
天光琳は首を横に振った。しかし何も言わなかった。
「昔は仲良く話してたじゃないか。なぜ今は話してくれないんだ?...あぁそうか。お前、無能神様だもんな、俺と話す価値なんてないもんな、あはははは」
「僕は......」
「いい加減にしろ、睿!」
我慢の限界だった天俊熙は二神の間に入った。まるで弟を守る兄のように。
「睿は光琳がどれだけ頑張ってるのか知って言っているのか?」
天俊熙は目を細めていつもより低い声で言った。
「俊熙様、天光琳は...」
「知ってるのか?」
「......」
二回目は強くハッキリと言った。それに驚き睿は話すのを辞めた。
天俊熙は小さい頃から天光琳と一緒に頑張ってきたため、天光琳がどれだけ頑張ってきたか知っている。
自分と同じぐらい...いや、自分より多く努力している。
「悪いけど、俺たちは用事がある。また今度話そうな」
さっきまで怖い顔をしていた天俊熙はニコッと笑い睿に言った。しかしその笑顔からは怒りを感じる。
「あ、あぁ。また...今度...な......」
睿は手を振りながら小さな声で言った。しかし少し手が震えている。怖いのだろう。
天光琳と天俊熙は、空の瓶とコップを持ち、早歩きで睿から離れた。
✿❀✿❀✿
「また助けて貰っちゃった...ありがとう」
桜の宴に瓶とコップを返しに行った後、まずは近くにある緑豆糕を売っている屋台に向かい、歩きながら天光琳は申し訳なさそうに言った。桜の宴でも助けてもらったばかりなのに...。
「いや、俺が市場に行こって言わなければこんなことにならなかったんだから...俺こそごめん」
「え、あ、うんん、僕も行きたいっていったから......」
「......でも、これは俺が悪い」
「俊熙悪くないよ!...僕がしっかりしていれば...」
「違う、俺がしっかりしていれば......」
「「.........ふっ」」
二神は顔を合わせて笑った。
「昔もよくこんな言い合いしたよなぁ」
「ね。確かあの時は姉上もいた気がする...」
懐かしい記憶が蘇った。
四歳ぐらいの時。天麗華に頼まれて二神は二冊の大きな書物を部屋に運ぶことになった。この時、二神は食事の時に顔を合わせる程度で話したことがなかった。
一冊はそこまで重くないのだが大きいため、一冊づつ運ぶのではなく、二冊を重ねて二神で端を持って運ぶことにした。
そして、天麗華がいる部屋まで慎重にゆっくりと運んだ。しかし、部屋に入る時、段差に気づかず二神は同時に躓いて転んでしまった。
二神は直ぐにお互い謝りあった。
『俊熙...ごめんね』
『うんん、俺が悪かった。ごめん...怪我はない?』
天俊熙は立ち上がり、転んだままの天光琳に手を差し伸べた。天光琳は手を借り、ゆっくりと立ち上がった。
『ありがとう。怪我はないよ。でも、僕が躓いたからだよね、ごめんなさい』
『違う、俺だって躓いた』
『僕が躓いたから躓いたんだよね』
『うんん、違うよ。俺が躓いたから躓いたんだよ』
そうやって言い合っていると、天麗華が心配そうに駆けつけてきて、二神に怪我がないことを確かめた。
そして怪我がないことを確認すると、笑顔で言った。
『ふふふ、あなた達、本当に仲が良いはね』
そう言うと、二神は顔を合わせ、首を傾げた。
『俺たち...仲良いの?』
『仲良し?』
『えぇ、仲良しよ。兄弟みたい。ありがとう、持ってきてくれて』
『兄弟みたい?』
天光琳はまた、天麗華に聞いた。
すると、天麗華は二神の頭を撫でながら言った
『そうね、俊熙がお兄ちゃんで光琳が弟みたい』
天麗華が笑顔で答えると、納得いかなかったのか天光琳は頬をふくらませた。
『僕には姉上がいるもん』
例え話で言ったつもりなのだが...勘違いする天光琳が可愛くて、天麗華は微笑んだ。
この出来事があってから、天光琳と天俊熙は仲良くなった。実は天麗華が『本を持ってきて欲しい』と二神に頼んだのは、仲良くなって欲しいからだったのだろう。
「懐かしいなぁ...」
「な!...麗華様は昔から良い神だよな、そんな姉ちゃんがいて羨ましいよ」
「えへへ」
天光琳は頬を触りながら微笑んだ。
天光琳も天麗華が姉で良かったと思っている。天李偉のような姉がいたら...それはもう嫌でしかない。
いつも悪口を聞くことになるだろう。
話しているうちに緑豆糕が売っている屋台に到着した。
そして屋台で緑豆糕三個買った。
緑豆糕の入った袋を貰うと、天俊熙は斜め前にある金平糖の店を指さした。
「次は金平糖だな!」
「うん!」
二神はこの後、金平糖を買い、睿とまた出会わないように注意しながら市場を歩き周った。
本神がいる前で、聞かれてもどう答えれば良いのか分からないからだ。
二神は先程のことを忘れ、楽しむことにした。
市場は歩いているだけでも楽しい。
小さい頃、天麗華と二神で来たことがある。あの時は手を繋ぎ離れないようにしていた。
天光琳は好奇心旺盛で、気になったらすぐにどこかへ行ってしまう。そのため目が離せなかったのだ。
今の天光琳は......。
「おーい、前見て歩けよーって、おい!」
「あたっ!」「おわっ!」
屋台を眺めながら歩いていたら、がたいの良い男神とぶつかった。
布がふわりと外れそうになったが、急いで抑え、顔を隠した。
「すいません...!」
天光琳はペコペコと小さくお辞儀をして謝った。
すると男神は微笑んだ。
「大丈夫だよ。おじょうちゃん、怪我はないか?」
「おじょっ?!」
「あはははは」
突然お嬢ちゃんと呼ばれ、天光琳は驚いた。後ろから早歩きで歩いてきた天俊熙は腹を抱えて大笑いした。
「僕は男神ですっ!!」
「あぁそれは失礼!君、可愛らしい顔をしているから、女神ちゃんかと思ったよ!」
普通は肩幅や体つきなどで何となく男神だと分かるのだが、天光琳は今、布で体を隠し、顔が少ししか見えない。
確かに天光琳はかっこいい顔...と言うより可愛らしい顔をしている。
まつ毛が長く母である天万姫よりの顔立ちだ。
女神と間違えられても納得がいく。
男神は少し残念そうな顔をしながら二神とは反対方向へ進んで行った。
天光琳は頬をムスッと膨らませている。
「お嬢ちゃん......だってさ、あははは」
「笑いすぎ......」
天俊熙はツボってしまったそうで、ずっと笑っている。
すれ違う神々は天俊熙が楽しそうに笑っているため、ニコニコと微笑みながら通り過ぎていく。......というか目立ってしまっている!これでは危ない。天光琳の顔をよく知っている神がいたら天光琳だとバレてしまうかもしれない。
すると......
「あれ?俊熙ー?」
後ろから声がした。振り返ってみると、天光琳でも見覚えのある男神が立っていた。
「おぉー、睿じゃん」
「......」
天光琳はドキッとした。睿とは昔よく遊んでいた友達の中の一神だ。まずい。バレてしまうかもしれない。
睿には特にバレたくないのだ。
理由は十一歳の頃、神の力が使えないことで馬鹿にされ、天光琳は泣きながら城に帰った。天俊熙や姉である天麗華が代わりに叱ってくれたが、それからもう一度も会っていないのだ。
「最近どう?」
「元気にしてるぞ」
天俊熙も、天光琳を馬鹿にしていたのを見てから、睿のことは苦手になってしまった。天俊熙には優しく接してくるのだが、裏がある神は苦手だ。
そのため、天俊熙は作り笑いをしながら話している。
「そうか!なぁ、この間さぁ、ウチの妹が......」
天俊熙の作り笑いに気づくことなく、睿は天俊熙の肩に手を置きながらしばらく喋った。天光琳は何も喋らず静かに二神の会話を聞くことにした。
天俊熙は天光琳が睿の事が苦手だと知っているため、何回か天光琳の方をチラチラ見て、様子を伺っていた。
すると、睿は天俊熙が視線を逸らしていることに気づき、天光琳の方を見た。
「ところで...俊熙様、この神はだれ?」
「え?......あー...」
天俊熙は焦った。睿には絶対に天光琳だとバレてはいけないと思った天俊熙は先程の偽名を使おうとした、......が。
「...ん?」
睿と天光琳は目が合ってしまった。
睿は気になり、天光琳に近づいた。そして顔をしっかりと見ようとしていたが、天光琳は一歩下がり、布で顔を隠した。しかし......
「お...お前......天光琳か......?!」
「...!」
やはり小さい頃、沢山遊んでいた相手には隠しきれなかった。目元だけでも気づいたのだろう。
睿はニヤリと悪そうな顔をした。
「やぁ、久しぶりじゃないか。お前、よくこんな所で遊んでいられるよなぁ」
「......っ」
「おい、睿。やめなよ」
天俊熙は止めたが、睿は何も聞かなかったかのように話続ける。
「この布で隠せば、ここの皆にバレないってか?なんで隠す必要がある?...この国の評価を下げたからだよなぁ。だったら真面目に修行と稽古をして神の力を使えるようになってから遊んだらどうだ?」
「......」
こう言われることは分かっていた。分かっていたのだが、どうしても胸が痛くなる。
天光琳は手に力を入れて我慢した。ここで怒ったり泣いたりしてはダメだ。天家の者として恥ずかしいことだ......と。
「おい、聞いてるのか?ははは、恥ずかしくて言葉も出ないか」
「......」
天光琳は首を横に振った。しかし何も言わなかった。
「昔は仲良く話してたじゃないか。なぜ今は話してくれないんだ?...あぁそうか。お前、無能神様だもんな、俺と話す価値なんてないもんな、あはははは」
「僕は......」
「いい加減にしろ、睿!」
我慢の限界だった天俊熙は二神の間に入った。まるで弟を守る兄のように。
「睿は光琳がどれだけ頑張ってるのか知って言っているのか?」
天俊熙は目を細めていつもより低い声で言った。
「俊熙様、天光琳は...」
「知ってるのか?」
「......」
二回目は強くハッキリと言った。それに驚き睿は話すのを辞めた。
天俊熙は小さい頃から天光琳と一緒に頑張ってきたため、天光琳がどれだけ頑張ってきたか知っている。
自分と同じぐらい...いや、自分より多く努力している。
「悪いけど、俺たちは用事がある。また今度話そうな」
さっきまで怖い顔をしていた天俊熙はニコッと笑い睿に言った。しかしその笑顔からは怒りを感じる。
「あ、あぁ。また...今度...な......」
睿は手を振りながら小さな声で言った。しかし少し手が震えている。怖いのだろう。
天光琳と天俊熙は、空の瓶とコップを持ち、早歩きで睿から離れた。
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「いや、俺が市場に行こって言わなければこんなことにならなかったんだから...俺こそごめん」
「え、あ、うんん、僕も行きたいっていったから......」
「......でも、これは俺が悪い」
「俊熙悪くないよ!...僕がしっかりしていれば...」
「違う、俺がしっかりしていれば......」
「「.........ふっ」」
二神は顔を合わせて笑った。
「昔もよくこんな言い合いしたよなぁ」
「ね。確かあの時は姉上もいた気がする...」
懐かしい記憶が蘇った。
四歳ぐらいの時。天麗華に頼まれて二神は二冊の大きな書物を部屋に運ぶことになった。この時、二神は食事の時に顔を合わせる程度で話したことがなかった。
一冊はそこまで重くないのだが大きいため、一冊づつ運ぶのではなく、二冊を重ねて二神で端を持って運ぶことにした。
そして、天麗華がいる部屋まで慎重にゆっくりと運んだ。しかし、部屋に入る時、段差に気づかず二神は同時に躓いて転んでしまった。
二神は直ぐにお互い謝りあった。
『俊熙...ごめんね』
『うんん、俺が悪かった。ごめん...怪我はない?』
天俊熙は立ち上がり、転んだままの天光琳に手を差し伸べた。天光琳は手を借り、ゆっくりと立ち上がった。
『ありがとう。怪我はないよ。でも、僕が躓いたからだよね、ごめんなさい』
『違う、俺だって躓いた』
『僕が躓いたから躓いたんだよね』
『うんん、違うよ。俺が躓いたから躓いたんだよ』
そうやって言い合っていると、天麗華が心配そうに駆けつけてきて、二神に怪我がないことを確かめた。
そして怪我がないことを確認すると、笑顔で言った。
『ふふふ、あなた達、本当に仲が良いはね』
そう言うと、二神は顔を合わせ、首を傾げた。
『俺たち...仲良いの?』
『仲良し?』
『えぇ、仲良しよ。兄弟みたい。ありがとう、持ってきてくれて』
『兄弟みたい?』
天光琳はまた、天麗華に聞いた。
すると、天麗華は二神の頭を撫でながら言った
『そうね、俊熙がお兄ちゃんで光琳が弟みたい』
天麗華が笑顔で答えると、納得いかなかったのか天光琳は頬をふくらませた。
『僕には姉上がいるもん』
例え話で言ったつもりなのだが...勘違いする天光琳が可愛くて、天麗華は微笑んだ。
この出来事があってから、天光琳と天俊熙は仲良くなった。実は天麗華が『本を持ってきて欲しい』と二神に頼んだのは、仲良くなって欲しいからだったのだろう。
「懐かしいなぁ...」
「な!...麗華様は昔から良い神だよな、そんな姉ちゃんがいて羨ましいよ」
「えへへ」
天光琳は頬を触りながら微笑んだ。
天光琳も天麗華が姉で良かったと思っている。天李偉のような姉がいたら...それはもう嫌でしかない。
いつも悪口を聞くことになるだろう。
話しているうちに緑豆糕が売っている屋台に到着した。
そして屋台で緑豆糕三個買った。
緑豆糕の入った袋を貰うと、天俊熙は斜め前にある金平糖の店を指さした。
「次は金平糖だな!」
「うん!」
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