33 / 184
ー光ー 第二章 悪神との戦い
第三十二話 安心
しおりを挟む
朝食を一神で食べに行った天俊熙は何故か疲れて部屋に戻ってきた。
「あら...何があったの?」
天麗華は天俊熙の顔を見て心配そうに聞いた。
「それが...女将さんが『お腹すいているでしょう...沢山食べなさい』って次から次へと料理を出してくださって...」
天俊熙はお腹を押えながら言った。
この宿の女将さんは明るくお喋りな女神で、とても優しい。
天俊熙は昨日目覚めたばかりで、四日間何も食べていない。
そのため、心配した女将さんは天俊熙にたくさん食べさせたのだ。
天俊熙は窓の近くにある椅子に座った。
「俺、代わりますので麗華様は朝食を食べに行っても大丈夫ですよ」
天俊熙がそう言うと、天麗華はゆっくり立ち上がった。
「ありがとう、すぐに戻るわ」
「あぁ、すぐじゃなくても大丈夫ですよ!ゆっくり食べてください」
天俊熙が両手を横に振りながらそう言うと、天麗華は「ふふ」っと笑い、部屋を出た。
天麗華の性格的に、早く戻ってくるだろう。
天俊熙は天光琳を見た。
(麗華様のように頭を撫でるのは流石にな...)
天俊熙は天麗華のように、何かしてあげることはないか...と思ったが特に思いつかない。
頭を撫でるのは流石にキツイだろう。目覚めた天光琳に「子供じゃない!」と怒られるのが想像出来る。
「うーん......」
天俊熙はそう言いながら自分が寝ていたベッドに座り、またしばらく考えたが何も思いつかずそのままベッドに横になった。
(後で金平糖でも買ってくるか......でもなぁ...)
天俊熙は腕で目を隠し、考え続けた。
そして五分たっただろうか。
何も思いつかないのでとりあえず窓を開けて換気でもするか...と思ったその時だった。
「いたた......」
「ん!?」
天俊熙は勢いよく起き上がった。
すると目の前には、天光琳が斬られた場所を痛そうに抑えながら起き上がっていた。
天俊熙は目を大きくして驚いた。
「俊熙......お...おはよう...」
天光琳は天俊熙の方を見て、苦笑いしながら言った。
「お前.........あ、起き上がるな!!」
天俊熙は急いで天光琳の方まで行き、また寝かせた。
「傷口が開くだろ......」
「ごめん...」
天俊熙はホッと息を吐いた。
「ここ...どこ?アイツはどうなったの?」
天光琳は当たりを見渡しながら言った。
そういえば、天光琳は意識を失った後に天宇軒達が助けに来たため、どうなったかさっぱり分からないのだ。
「ここは玉桜山の近くの宿だ。あの悪神はあの後、宇軒様が鎖で縛ったが逃げてしまった......」
「父上が...?」
天光琳は驚いた。
「あぁ。あと俺の父上と、護衛神も助けに来てくれた。護衛神の一神が城に状況を報告してくれたんだってさ......それで、父上達は助けに来れたみたい」
「そうなんだ......」
後でお礼を言わなきゃ...と天光琳は心の中で思った。
「そういえば...大丈夫か......?」
天俊熙は心配そうに言った。
「うーん...。...すごく.........お腹が空いた」
「えっ」
天俊熙は天光琳が『すごく痛い』などと言うのかと思っていたため、びっくりした。
「ごめん、言葉が足りなかった、傷の方は大丈夫なのか?」
「痛い...死ぬほど痛い......」
天光琳は斬られたところをスリスリと撫でながら言った。しかし、撫でたことによってまた痛みが増し、痛そうな顔をした。
「だよな......。あー、ちょっと待ってて。麗華様呼んでくるから......」
天俊熙はそう言って、部屋の扉を開けると、後ろから天光琳の小さな声が聞こえた。
「何か...食べるものを......恵んでください...」
まるで餓死直前の人間のように震えながら言った。......
まぁ何日も何も食べていないのだから、神でもそうなるのだが。
「分かった分かった」
「お願いしまーす!」
天光琳はパッと笑顔で答えたため、天俊熙は安心した。
そして天俊熙は走って一階まで降り、食事部屋にいる天麗華に状況を話した。それを聞いていた女将さんが急いでお粥を作ってくれた。
天俊熙はお粥を持ち、天麗華と一緒に急いで天光琳のいる部屋まで行った。
「光琳!!!」
「ひっ!」
天麗華は扉を勢いよく開けたため、天光琳は驚いた。その衝撃でまた斬られてしまったところが痛んだ。
「あ、ごめんなさい!!」
天麗華は走って天光琳に駆け寄り、謝った。
天麗華の目には涙が溢れていた。
「姉上......?」
「...良かった......本当に良かった......」
天麗華は大切な弟が目覚め、抱きしめたい気持ちでいっぱいだった。しかし傷口に触ってしまうといけないので我慢した。
「お前...寝すぎなんだよ......」
さっきまで平気そうな顔をしていた天俊熙も目に涙を浮かべながら言った。天俊熙は昔から強がる癖がある。しかし今回は強がっている場合ではなかった。
「貴方だって昨日まで眠っていたでしょう...私は本当に心配したんだから......」
「えっ......あー...そうだけど...」
天俊熙はお粥を落としそうになった。
「姉上と俊熙はもう大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ」「えぇ。」
二神は微笑みながら答えた。
「ほら、お粥だ。女将さんが作ってくれた......食べれるか?」
天俊熙はお粥を天光琳が寝ているベッドの近くにある小さなテーブルの上に置いた。
天光琳は首も斬られてしまったが、喉は無事だった。
そのため、ご飯は普通に食べられる。しかし......
「その状態では一神で食べられないわね...」
「はい...」
体を起こすと、傷口が開いてしまうかもしれないため、起き上がれない。その為、一神では食べられないだろう。
「ふふ、私が食べさせてあげるわ」
「うぅ......お願いします...」
天麗華は嬉しそうに言い、天光琳は顔を真っ赤にしながら言った。
「そうするしかないよな」
「笑わないでよ!」
天俊熙は笑いながら言ったため、天光琳は恥ずかしそうに怒った。
天麗華は先にお茶をゆっくりと飲ませ、スプーンでお粥をすくい、天光琳の口へと運んだ。
十八歳。姉に食べさせてもらう。とても恥ずかしい......しかしこれは仕方ない。
天光琳は茹でダコのように顔を真っ赤にしているが、天麗華はとても楽しそうだ。
その姿を見た天俊熙は、必死に笑いをこらえて体が震えている。
そして恥ずかしい思いをしながら、天光琳はお粥を完食した。
「あら...何があったの?」
天麗華は天俊熙の顔を見て心配そうに聞いた。
「それが...女将さんが『お腹すいているでしょう...沢山食べなさい』って次から次へと料理を出してくださって...」
天俊熙はお腹を押えながら言った。
この宿の女将さんは明るくお喋りな女神で、とても優しい。
天俊熙は昨日目覚めたばかりで、四日間何も食べていない。
そのため、心配した女将さんは天俊熙にたくさん食べさせたのだ。
天俊熙は窓の近くにある椅子に座った。
「俺、代わりますので麗華様は朝食を食べに行っても大丈夫ですよ」
天俊熙がそう言うと、天麗華はゆっくり立ち上がった。
「ありがとう、すぐに戻るわ」
「あぁ、すぐじゃなくても大丈夫ですよ!ゆっくり食べてください」
天俊熙が両手を横に振りながらそう言うと、天麗華は「ふふ」っと笑い、部屋を出た。
天麗華の性格的に、早く戻ってくるだろう。
天俊熙は天光琳を見た。
(麗華様のように頭を撫でるのは流石にな...)
天俊熙は天麗華のように、何かしてあげることはないか...と思ったが特に思いつかない。
頭を撫でるのは流石にキツイだろう。目覚めた天光琳に「子供じゃない!」と怒られるのが想像出来る。
「うーん......」
天俊熙はそう言いながら自分が寝ていたベッドに座り、またしばらく考えたが何も思いつかずそのままベッドに横になった。
(後で金平糖でも買ってくるか......でもなぁ...)
天俊熙は腕で目を隠し、考え続けた。
そして五分たっただろうか。
何も思いつかないのでとりあえず窓を開けて換気でもするか...と思ったその時だった。
「いたた......」
「ん!?」
天俊熙は勢いよく起き上がった。
すると目の前には、天光琳が斬られた場所を痛そうに抑えながら起き上がっていた。
天俊熙は目を大きくして驚いた。
「俊熙......お...おはよう...」
天光琳は天俊熙の方を見て、苦笑いしながら言った。
「お前.........あ、起き上がるな!!」
天俊熙は急いで天光琳の方まで行き、また寝かせた。
「傷口が開くだろ......」
「ごめん...」
天俊熙はホッと息を吐いた。
「ここ...どこ?アイツはどうなったの?」
天光琳は当たりを見渡しながら言った。
そういえば、天光琳は意識を失った後に天宇軒達が助けに来たため、どうなったかさっぱり分からないのだ。
「ここは玉桜山の近くの宿だ。あの悪神はあの後、宇軒様が鎖で縛ったが逃げてしまった......」
「父上が...?」
天光琳は驚いた。
「あぁ。あと俺の父上と、護衛神も助けに来てくれた。護衛神の一神が城に状況を報告してくれたんだってさ......それで、父上達は助けに来れたみたい」
「そうなんだ......」
後でお礼を言わなきゃ...と天光琳は心の中で思った。
「そういえば...大丈夫か......?」
天俊熙は心配そうに言った。
「うーん...。...すごく.........お腹が空いた」
「えっ」
天俊熙は天光琳が『すごく痛い』などと言うのかと思っていたため、びっくりした。
「ごめん、言葉が足りなかった、傷の方は大丈夫なのか?」
「痛い...死ぬほど痛い......」
天光琳は斬られたところをスリスリと撫でながら言った。しかし、撫でたことによってまた痛みが増し、痛そうな顔をした。
「だよな......。あー、ちょっと待ってて。麗華様呼んでくるから......」
天俊熙はそう言って、部屋の扉を開けると、後ろから天光琳の小さな声が聞こえた。
「何か...食べるものを......恵んでください...」
まるで餓死直前の人間のように震えながら言った。......
まぁ何日も何も食べていないのだから、神でもそうなるのだが。
「分かった分かった」
「お願いしまーす!」
天光琳はパッと笑顔で答えたため、天俊熙は安心した。
そして天俊熙は走って一階まで降り、食事部屋にいる天麗華に状況を話した。それを聞いていた女将さんが急いでお粥を作ってくれた。
天俊熙はお粥を持ち、天麗華と一緒に急いで天光琳のいる部屋まで行った。
「光琳!!!」
「ひっ!」
天麗華は扉を勢いよく開けたため、天光琳は驚いた。その衝撃でまた斬られてしまったところが痛んだ。
「あ、ごめんなさい!!」
天麗華は走って天光琳に駆け寄り、謝った。
天麗華の目には涙が溢れていた。
「姉上......?」
「...良かった......本当に良かった......」
天麗華は大切な弟が目覚め、抱きしめたい気持ちでいっぱいだった。しかし傷口に触ってしまうといけないので我慢した。
「お前...寝すぎなんだよ......」
さっきまで平気そうな顔をしていた天俊熙も目に涙を浮かべながら言った。天俊熙は昔から強がる癖がある。しかし今回は強がっている場合ではなかった。
「貴方だって昨日まで眠っていたでしょう...私は本当に心配したんだから......」
「えっ......あー...そうだけど...」
天俊熙はお粥を落としそうになった。
「姉上と俊熙はもう大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ」「えぇ。」
二神は微笑みながら答えた。
「ほら、お粥だ。女将さんが作ってくれた......食べれるか?」
天俊熙はお粥を天光琳が寝ているベッドの近くにある小さなテーブルの上に置いた。
天光琳は首も斬られてしまったが、喉は無事だった。
そのため、ご飯は普通に食べられる。しかし......
「その状態では一神で食べられないわね...」
「はい...」
体を起こすと、傷口が開いてしまうかもしれないため、起き上がれない。その為、一神では食べられないだろう。
「ふふ、私が食べさせてあげるわ」
「うぅ......お願いします...」
天麗華は嬉しそうに言い、天光琳は顔を真っ赤にしながら言った。
「そうするしかないよな」
「笑わないでよ!」
天俊熙は笑いながら言ったため、天光琳は恥ずかしそうに怒った。
天麗華は先にお茶をゆっくりと飲ませ、スプーンでお粥をすくい、天光琳の口へと運んだ。
十八歳。姉に食べさせてもらう。とても恥ずかしい......しかしこれは仕方ない。
天光琳は茹でダコのように顔を真っ赤にしているが、天麗華はとても楽しそうだ。
その姿を見た天俊熙は、必死に笑いをこらえて体が震えている。
そして恥ずかしい思いをしながら、天光琳はお粥を完食した。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる