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ー悪ー 第一章 アタラヨ鬼神
第三十話 神心
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光が弱くなり、鬼神王は目を開けた。
「......なに......ここ......」
化け物が出てくるかと思っていたのだが、どうやら違うようだ。
壁はコケの生えた石レンガ。床も同じだ。
そして長い一本の道。前へ進むしかない。
とても静かな場所だ。化け物が出てくるとは思わない。
コツコツと歩く音だけが響き、鬼神王の緊張は和らいでいった。
(ここに何があるんだろう)
鬼神王でも行ってはいけない場所というのだから、国の貴重品でもしまってあるのだろうか。
......いや、王なのだから、国の貴重品がしまってあるだけならば、行っても問題ないだろう。ならばもっと貴重なもの......死者の命だろうか。
「......」
鬼神王は立ち止まり目を大きく見開いた。
細かった一本の道を歩き続けていると、大きな広場にたどり着いた。
キラキラと何か輝いている。近づいてみると、これは小さな水晶玉のようなものだった。石で出来た棚に一つづつ丁寧に置かれている。パッと見では正確に数えられないが、二十段......いやもっとある。上は暗くてよく見えない。上まで続いている。
この広場には沢山の水晶玉が置かれている。棚と棚の間は二メートルほど。この広い広場に無駄な隙間なく置かれている。
「......ん?」
水晶玉の隣に、縦長の薄い石が置かれていて、何か書かれていることに気づいた。これは......名前だろうか。
どの水晶玉にも隣に必ず石があり、文字が書かれている。どれも違う文字だ。
(やっぱり死者の命が保管されているのかも!)
この水晶玉が死者の命だという考えは間違ってはいなかった。この玉を......たしか神心言う。実際に見ることができるとは......。鳥肌が立ってしまう。鬼神王は名前を見ながら奥へと進んでいく。
しばらく進むと、これが鬼神ではなく、神の神心だと気づいた。どれも白い輝きを放っている。白色は神の色。黒色は鬼神の色だとシュヴェルツェが教えてくれた。ならばここは神の神心が保管されているのに違いない。
目の前がどんどん明るくなっていることに気づいた。光は神心と同じ色で、恐らくどの神心より立派なものが奥にあるのだろう。
神心の大きさはそれぞれ違う。大きなものもあれば小さなもの。中には光が弱いものもある。
(神心って死んでも輝くものなのかな)
光が弱いものを見て思った。死んでも輝き続ける神心を見て、まるで死んでいるのに動いている心臓のように感じた。
「......あれ...」
鬼神王は立ち止まった。見覚えのある文字が書かれていたからだ。
「京極庵......千秋.........」
さらに進むとまだまだ見覚えのある文字が並んでいた。
「............美朝阳.........美ルーナ...............美梓豪......」
"美梓豪"の神心は大きく強く輝いている。
これは全て神の神心だ。見覚えのあるなんておかしい。一度戦ったことがあるのだろうか。
「......国峰......草沐阳......波浪」
辺りはどんどん明るくなっていく。先程気になっていた立派な神心があるということは忘れ、真剣に名前を見ていく。
「......天李静............天李偉...............てん......天俊熙」
視線がぼやけると思ったら、頬に温かいものが流れてこぼれ落ちた。涙だ。何故だ。なぜ神に対して涙を流す。
「......天語汐......天...浩然...。.........っ!?」
"天浩然"の隣の神心は一つだけとても丁寧に置かれていて、神々しく輝いている。
そして名前は......
「"天光琳"......」
鬼神王は目を丸くした。この名前......聞き覚えがあるのはあたり前だ。
天光琳......そうだ。思い出した。自分は天光琳だ!
「僕は......あ......ぁ......」
どっと涙が溢れ、しゃがみこむ。今までのことが頭に流れてくる。大切な仲間を自分の手で殺したこと。自分は鬼神だと思い込み多くの人間を不幸にしたこと。そして神を信じる人間を殺したこと......。先程まで黒かった瞳は徐々に本来の薄群青色の瞳に戻っていく。しかし涙で目は真っ赤になっている。
「みんな......ごめんなさい......ごめんなさい......」
謝っても届くことは無い。もう死んでいるのだから。
そして鬼神王は神として許されないことをした。
もうどうすれば良いのか分からない。
「俊熙......姉上......あね......うえ......?」
鬼神王は立ち上がった。
"天光琳"の隣には......本来あるはずの"天麗華"の神心がない。
神心を一つ置ける隙間を挟み、その隣には天万姫がある。天麗華の神心が見つからない。
「......姉上......」
神心がないということは、封印された時か、神心まで粉々にして殺したということだ。神心が残っていれば、天麗華が昔言っていた神心がこの世で自由にさ迷っているとのことだが......このように保管されていれば、生きた証が残っているだけとなる。
しかし神心すら残っていない天麗華は生きた証すら残っていない。
すでに亡くなっている京極伽耶斗と神心ですら出会えることなく永遠に消える。
......そう言えば京極伽耶斗はべトロたちに殺された。そういう事かと鬼神王は理解した。
だから必死に止めたのだ。嫌われたくない......と。ということはべトロたちは自分は悪い事をしたと気づいているのだろう。命令されたら動くべトロ。恐らく、シュヴェルツェが命令し、京極伽耶斗を殺したのだろう。もしあの時、天光琳が先に洞窟に入っていれば襲われることはなかったはずだ。
「どうすれば良いの......?」
このまま鬼神王として生き続けるべきだろうか。それともここで命を絶つか。果たして命を絶つことで償うことになるのだろうか。これはただの逃げだ。いっその事、ここで自分の神心を粉々にして.........
(自分の神心......?)
鬼神王はおかしなことに気づいた。自分の神心は目の前にあるではないか。
しかし自分は今生きている。どういうことだ?
「じゃ......じゃあ......僕はなんで......」
胸元に手を当てる。生きている。誰の神心で生きているのだろうか。今の天光琳はシュヴェルツェに力を借りなくても鬼神の力を自由に使うことが出来る。ということは神の神心で生きている訳では無い。鬼神の神心で生きている可能性が高いのだ。恐らく眠っている間にシュヴェルツェが入れ替えたのだろう。そして一神の鬼神は犠牲になったと......。
そうだとしたら許せない。犠牲になった鬼神のことを考えると、ここで命を絶つ訳にはいかない。
天光琳は立ち上がった。罪を償う方法を探すために。まずはシュヴェルツェを封印しなければいけい。
しかし封印はどうやってするのだろう。封印する方法は各国の王しかしらない。天光琳は天宇軒から教わる前に天宇軒を殺してしまった。
「父上......」
天光琳は天宇軒の神心を見つめた。いつも迷惑ばかりかけて、良いところを一度も見せることが出来なかった。笑顔で『よく出来たね』と褒められたこともない。当たり前だ。無能神様だったからだ。神の力を全て奪われ、無能神様だった。しかし他に何か出来ただろう。神の力がなくても、立派な息子になることは出来たはずだ。
天光琳は天宇軒の神心にそっと触れる。温かい。これが天宇軒が生きた証......。
......と次の瞬間。頭の中に天宇軒の声が響いた。その声は今まで天光琳が聞いてきた言葉。一度に複数の声が聞こえてくるため、頭が痛くなった。そして、くらっとしたかと思ったら、急に目の前が真っ暗になった。
天光琳は意識を失ってしまったのだ。
「......なに......ここ......」
化け物が出てくるかと思っていたのだが、どうやら違うようだ。
壁はコケの生えた石レンガ。床も同じだ。
そして長い一本の道。前へ進むしかない。
とても静かな場所だ。化け物が出てくるとは思わない。
コツコツと歩く音だけが響き、鬼神王の緊張は和らいでいった。
(ここに何があるんだろう)
鬼神王でも行ってはいけない場所というのだから、国の貴重品でもしまってあるのだろうか。
......いや、王なのだから、国の貴重品がしまってあるだけならば、行っても問題ないだろう。ならばもっと貴重なもの......死者の命だろうか。
「......」
鬼神王は立ち止まり目を大きく見開いた。
細かった一本の道を歩き続けていると、大きな広場にたどり着いた。
キラキラと何か輝いている。近づいてみると、これは小さな水晶玉のようなものだった。石で出来た棚に一つづつ丁寧に置かれている。パッと見では正確に数えられないが、二十段......いやもっとある。上は暗くてよく見えない。上まで続いている。
この広場には沢山の水晶玉が置かれている。棚と棚の間は二メートルほど。この広い広場に無駄な隙間なく置かれている。
「......ん?」
水晶玉の隣に、縦長の薄い石が置かれていて、何か書かれていることに気づいた。これは......名前だろうか。
どの水晶玉にも隣に必ず石があり、文字が書かれている。どれも違う文字だ。
(やっぱり死者の命が保管されているのかも!)
この水晶玉が死者の命だという考えは間違ってはいなかった。この玉を......たしか神心言う。実際に見ることができるとは......。鳥肌が立ってしまう。鬼神王は名前を見ながら奥へと進んでいく。
しばらく進むと、これが鬼神ではなく、神の神心だと気づいた。どれも白い輝きを放っている。白色は神の色。黒色は鬼神の色だとシュヴェルツェが教えてくれた。ならばここは神の神心が保管されているのに違いない。
目の前がどんどん明るくなっていることに気づいた。光は神心と同じ色で、恐らくどの神心より立派なものが奥にあるのだろう。
神心の大きさはそれぞれ違う。大きなものもあれば小さなもの。中には光が弱いものもある。
(神心って死んでも輝くものなのかな)
光が弱いものを見て思った。死んでも輝き続ける神心を見て、まるで死んでいるのに動いている心臓のように感じた。
「......あれ...」
鬼神王は立ち止まった。見覚えのある文字が書かれていたからだ。
「京極庵......千秋.........」
さらに進むとまだまだ見覚えのある文字が並んでいた。
「............美朝阳.........美ルーナ...............美梓豪......」
"美梓豪"の神心は大きく強く輝いている。
これは全て神の神心だ。見覚えのあるなんておかしい。一度戦ったことがあるのだろうか。
「......国峰......草沐阳......波浪」
辺りはどんどん明るくなっていく。先程気になっていた立派な神心があるということは忘れ、真剣に名前を見ていく。
「......天李静............天李偉...............てん......天俊熙」
視線がぼやけると思ったら、頬に温かいものが流れてこぼれ落ちた。涙だ。何故だ。なぜ神に対して涙を流す。
「......天語汐......天...浩然...。.........っ!?」
"天浩然"の隣の神心は一つだけとても丁寧に置かれていて、神々しく輝いている。
そして名前は......
「"天光琳"......」
鬼神王は目を丸くした。この名前......聞き覚えがあるのはあたり前だ。
天光琳......そうだ。思い出した。自分は天光琳だ!
「僕は......あ......ぁ......」
どっと涙が溢れ、しゃがみこむ。今までのことが頭に流れてくる。大切な仲間を自分の手で殺したこと。自分は鬼神だと思い込み多くの人間を不幸にしたこと。そして神を信じる人間を殺したこと......。先程まで黒かった瞳は徐々に本来の薄群青色の瞳に戻っていく。しかし涙で目は真っ赤になっている。
「みんな......ごめんなさい......ごめんなさい......」
謝っても届くことは無い。もう死んでいるのだから。
そして鬼神王は神として許されないことをした。
もうどうすれば良いのか分からない。
「俊熙......姉上......あね......うえ......?」
鬼神王は立ち上がった。
"天光琳"の隣には......本来あるはずの"天麗華"の神心がない。
神心を一つ置ける隙間を挟み、その隣には天万姫がある。天麗華の神心が見つからない。
「......姉上......」
神心がないということは、封印された時か、神心まで粉々にして殺したということだ。神心が残っていれば、天麗華が昔言っていた神心がこの世で自由にさ迷っているとのことだが......このように保管されていれば、生きた証が残っているだけとなる。
しかし神心すら残っていない天麗華は生きた証すら残っていない。
すでに亡くなっている京極伽耶斗と神心ですら出会えることなく永遠に消える。
......そう言えば京極伽耶斗はべトロたちに殺された。そういう事かと鬼神王は理解した。
だから必死に止めたのだ。嫌われたくない......と。ということはべトロたちは自分は悪い事をしたと気づいているのだろう。命令されたら動くべトロ。恐らく、シュヴェルツェが命令し、京極伽耶斗を殺したのだろう。もしあの時、天光琳が先に洞窟に入っていれば襲われることはなかったはずだ。
「どうすれば良いの......?」
このまま鬼神王として生き続けるべきだろうか。それともここで命を絶つか。果たして命を絶つことで償うことになるのだろうか。これはただの逃げだ。いっその事、ここで自分の神心を粉々にして.........
(自分の神心......?)
鬼神王はおかしなことに気づいた。自分の神心は目の前にあるではないか。
しかし自分は今生きている。どういうことだ?
「じゃ......じゃあ......僕はなんで......」
胸元に手を当てる。生きている。誰の神心で生きているのだろうか。今の天光琳はシュヴェルツェに力を借りなくても鬼神の力を自由に使うことが出来る。ということは神の神心で生きている訳では無い。鬼神の神心で生きている可能性が高いのだ。恐らく眠っている間にシュヴェルツェが入れ替えたのだろう。そして一神の鬼神は犠牲になったと......。
そうだとしたら許せない。犠牲になった鬼神のことを考えると、ここで命を絶つ訳にはいかない。
天光琳は立ち上がった。罪を償う方法を探すために。まずはシュヴェルツェを封印しなければいけい。
しかし封印はどうやってするのだろう。封印する方法は各国の王しかしらない。天光琳は天宇軒から教わる前に天宇軒を殺してしまった。
「父上......」
天光琳は天宇軒の神心を見つめた。いつも迷惑ばかりかけて、良いところを一度も見せることが出来なかった。笑顔で『よく出来たね』と褒められたこともない。当たり前だ。無能神様だったからだ。神の力を全て奪われ、無能神様だった。しかし他に何か出来ただろう。神の力がなくても、立派な息子になることは出来たはずだ。
天光琳は天宇軒の神心にそっと触れる。温かい。これが天宇軒が生きた証......。
......と次の瞬間。頭の中に天宇軒の声が響いた。その声は今まで天光琳が聞いてきた言葉。一度に複数の声が聞こえてくるため、頭が痛くなった。そして、くらっとしたかと思ったら、急に目の前が真っ暗になった。
天光琳は意識を失ってしまったのだ。
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