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かくしてダンジョンは彼女の城となる[後編]
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一日やそこらで核が見つかるはずもないので、僕らはダンジョン内で野営(一応天井らしきものがある状態でも野営と言うのだろうか?)することになった。
「どっちか起きてなくていいの? 魔物に襲われたりとか」
「大丈夫よ、結界を張ってるから」
姉が言うならそうなのだろう。彼女は魔法使いとしても相当な才能の持ち主らしいので。どのくらいかというと、俺が全寮制の学校に入ると同時に魔法使いの師匠を持ったのだが三日でその師匠を超えてしまったくらいだ。
その後も師匠となってくれる魔法使いのところを転々としたらしいのだが、一年も経たないうちに国内の魔法使いの誰よりも強くなったらしい。それ以降は気の合う魔法使いの元で更なる強さを求め特訓しつつ研究などに励んでいたらしい。
「他国に行けば、あなたと結婚だってできる」
隣に寝袋を並べた彼女が僕の手をそっと握ってくる。
他国ではどちらかの親が異なれば結婚できる国もあると知っている。両親を同じくする者が結婚できる国は聞いたことがないが、僕らは母が違うので、僕らに限っては問題ではない。
「楽しみね」
そうだね、と緩く手を握り返した。こう言ってくれるのはとても嬉しい。僕らは長い間離れていたから。こうやって触れていられる幸福をこの頃はずっと噛み締めている。
***
父の家に引き取られてから毎日姉と一緒にいられるのは嬉しかったが、実のところあまり居心地が良いとは言えない環境だった。
姉の母、つまり父の正妻は男の子を産むことができなかったので後継ぎとして僕を迎えるのは仕方ないと頭では理解しているが、愛人であった僕の母をよく思っていないので、僕に対してもどう接していいのか悩んでいるようだった。
まあそれに関しては僕も「わかる」としか言いようがなかったので、出来るだけ空気のようになろうと努力したし、姉の部屋にいたり、姉と外にいることも多かった。
父には最初から期待していなかった。そもそも正妻と愛人両方から不満を持たれた挙句口では良いことを言っても行動は伴わない口先だけのタイプだ。僕にも二人きりの時はそれなりに優しくしてきたが、信用できるはずもない。
というわけで、やっぱり僕には彼女しかいなかった。
僕が十五歳になった時、後継ぎとしての勉強や社会学習のために学校に入ることになった。屋敷に引き取られてからは家庭教師をつけられていたので試験は難なく通った。
一番辛かったのはもちろん姉と三年も離れてしまうことだ。姉も魔法使いの修行を本格的に始めることになったので(というか前から話はあったのだが、僕と離れたくないからと家に居続けたらしい)お互い頑張ろうと言い合って家を出た。
僕は学校生活をそつなくこなし、姉はこの国一番の魔法使いになっていたわけだが。
卒業式の日は少し憂鬱だった。このまま家に帰ればまたあの屋敷で気まずく過ごさなくてはならない。だからといって上の学校に進むほど頭は良くないし。
姉さんも一緒に帰ってくれればなぁ。無理だろうなぁ。あの人たち、姉さんのことを誇りには思っていても大変畏れているから一緒に暮らしたがらないだろうし……
そう思っていたら、卒業式の日に姉がやってきた。
「父さんが来るんだと思ってた」
あんまり驚いたので「会えて嬉しい」より先にそんなことを言ってしまう。
「その予定だったみたいだけど、私が行くって押し通したの。あの人、私のことが怖くって、ちっとも断れないの」
「ああ……」
「こんなにかわいい子の卒業式なんて、みんなを押し退けてでも出たいと思うことなんて当然なのにね」
彼女の手が三年ぶりに僕に触れた。あまりに嬉しくて息を深く深く吐く。
「ねえ、まだ私と結婚したい?」
「そう、思わなかった日は一度もない」
いい子、というふうに目尻を指で撫でられた。
「じゃあ、私の言うことを聞いて。今すぐ手紙を書くの。友達と卒業旅行に行くって。私とは卒業式の次の日に別れたって。そしたらあの人たち、しばらくは疑わないわ。あなたは旅行、私は師匠の元に帰ったと思う。私の修行がとっくに終わってることなんて、あの人たち知らないから……そうして時間稼ぎをして、その間に私たち、結婚してしまいましょう」
「どうやって?」
「ダンジョンに行くの」
しあわせになりましょうね、と言われたのでとりあえず頷くしかなかった。彼女に従わない理由がないので。
そしてそのまま僕は言われた通りに手紙を書き、卒業式に出席し、その足で姉と共にダンジョンへ向かった。
***
ダンジョンの核はここに来てから十日で見つかった。あまりにも規格外のことであるとはさすがに僕でもわかった。
王が『核』を見つけるよう命令してから何十年も経っていることは姉から教えられた。それがたった十日で。さすがすぎるな、僕の姉は。
「これを持って帰りましょう」
「ねえ、姉さん。本当に? ほんとに、これを持って王のところに行ったら、僕らは結婚できるの? 国から出してもらえるの?」
だって姉は言った。魔法使いは兵器のようなものだと。なら姉は国一番の大砲だ。それを王が簡単に手放すだろうか? 手放さないために結婚を許してくれるか? この国がきょうだい婚を認めないのは以前王が異母妹と結婚したときに国が乱れからなのに。それを恐れる王族が僕らを許してくれるのか?
「どっちもだめなら、王族お抱えの魔法使いになるわ。そうしたら……あなたとずっと一緒にいられるもの。国一番の魔法使いには離宮が与えられるの。そこに家族を住まわせることもできる。私、知ってるの。だってもう、お誘いもあるの」
「……ねえさん」
「そこで、私は、とびきりの漆黒のドレスを渡されて、完璧な魔法使いになるの。あなたは離宮で私の帰りを待つの。私に愛されるの。私を愛するの。これは、このダンジョンでの日々は、新婚旅行なの」
それで許して、と目が訴えていた。抱きしめて許すべきなのかもしれない。でも僕は弟なので、駄々をこねる方を選ぶ。
「僕が姉さんに、結婚してって頼んだから、姉さんはその約束を守ろうとしてるだけじゃないの?」
「……どういう意味?」
「だからそんなこと言うんじゃないの? 結婚できなくてもいい、みたいな。僕を誤魔化したくて」
「っ! わたしが、どれだけ、っ」
姉が僕の胸ぐらを掴む。引き寄せられて顔が近づく。別にキスされるわけじゃないのが残念だ。姉のこんなに険しい顔を初めて見た。
「どれだけ、おまえを愛しているか!」
「──知ってる。知ってるよ」
そんなの、ずっと前から、知っている。あなたのことなんて、よく知ってるよ。だって姉弟なんだから。
「だからこそ、王様の魔法使いになるとか、そんなつまんない道なんて選ばないで。黒い服も着なくていい。知ってるよ、それ伝統ってだけで別に魔法には関係ないんでしょ」
「……そんなことばっかり勉強して」
「姉さんには、十日ぶりに晴れた空の青さや、嵐が去った後の海の青が、よく似合うから」
昔の姉は白い服ばかり着てた。髪に映えると周りが望んだからだ。今は黒しか着ない。魔法使いだからだ。全部他人が望んだこと。姉はそういう人だ。
そんなあなたが、僕のことだけは本気で求めてくれていると知っている。
「うそ」
「嘘じゃない」
「……私に色は似合わないもの」
これが似合う、これだけが似合う、と教え込まれた姉はにこにこ笑って言うことを聞くのが最善だと知ってる。そして肝心なところだけ我を通す。上手いやり方だ。でも、そんなことしなくていい。全部、ぜんぶあなたの思うがままでいい。
「姉さんが好きだと思う色が、姉さんに一番似合ってる」
「……そんなの言うのはお前だけ」
「結婚相手が言うだけじゃダメなの? 僕のことが好きなら、姉さんに好き勝手を押し付けるだけの他人の言うことなんか聞かないで。そんな有象無象放っておいて。僕の言葉を一番に信じてよ、姉さん」
強く掴みすぎて白くなった姉の指を撫でる。
「僕のことを、愛してるなら、」
返事はキスで返された。優しくて涙の味のするキスだった。ごめんね、と言われているようだった。
「どうして私は魔法使いなんだろうって、子どもの頃からずっと思ってた」
「うん」
「それも、飛び抜けた魔法使い。誰も私の隣に並べないの。そんな魔法使いに生まれた理由ってなに?」
そして、姉は世界で一番、綺麗に笑った。
「あなたと結婚するためだった」
そう言った途端、姉の手元にあった核が光り始めた。
「何故王が核を欲するのか、強い魔法使いを手元に置きたいかわかる? 私も古い書物で知ったの。これはね、一国を起こすために存在してるの」
足元が揺らぐ。広がる。世界が歪む。姉を中心に。僕は決して彼女から離れないようにした。
「核に魔力を込めると国が生まれるの」
「素敵だね」
「うん。今日から私が王になる」
浮かび上がる姉の髪を撫で付けながら、こめかみに口づけた。
「僕は王配ってやつだ」
「そうね。あなたは王配で、私の弟で、この世でいちばん愛しい人よ」
「できれば右腕も執事も全部やりたい」
彼女は楽しそうに笑って「まずは結婚式にしましょう」と言って青いドレスに魔法で着替えた。初めて会った時のワンピースの色だ。
建国記念日と結婚記念日が同じなので、来年から大きいケーキを用意しないとなぁ、と楽しい気持ちで思った。
「どっちか起きてなくていいの? 魔物に襲われたりとか」
「大丈夫よ、結界を張ってるから」
姉が言うならそうなのだろう。彼女は魔法使いとしても相当な才能の持ち主らしいので。どのくらいかというと、俺が全寮制の学校に入ると同時に魔法使いの師匠を持ったのだが三日でその師匠を超えてしまったくらいだ。
その後も師匠となってくれる魔法使いのところを転々としたらしいのだが、一年も経たないうちに国内の魔法使いの誰よりも強くなったらしい。それ以降は気の合う魔法使いの元で更なる強さを求め特訓しつつ研究などに励んでいたらしい。
「他国に行けば、あなたと結婚だってできる」
隣に寝袋を並べた彼女が僕の手をそっと握ってくる。
他国ではどちらかの親が異なれば結婚できる国もあると知っている。両親を同じくする者が結婚できる国は聞いたことがないが、僕らは母が違うので、僕らに限っては問題ではない。
「楽しみね」
そうだね、と緩く手を握り返した。こう言ってくれるのはとても嬉しい。僕らは長い間離れていたから。こうやって触れていられる幸福をこの頃はずっと噛み締めている。
***
父の家に引き取られてから毎日姉と一緒にいられるのは嬉しかったが、実のところあまり居心地が良いとは言えない環境だった。
姉の母、つまり父の正妻は男の子を産むことができなかったので後継ぎとして僕を迎えるのは仕方ないと頭では理解しているが、愛人であった僕の母をよく思っていないので、僕に対してもどう接していいのか悩んでいるようだった。
まあそれに関しては僕も「わかる」としか言いようがなかったので、出来るだけ空気のようになろうと努力したし、姉の部屋にいたり、姉と外にいることも多かった。
父には最初から期待していなかった。そもそも正妻と愛人両方から不満を持たれた挙句口では良いことを言っても行動は伴わない口先だけのタイプだ。僕にも二人きりの時はそれなりに優しくしてきたが、信用できるはずもない。
というわけで、やっぱり僕には彼女しかいなかった。
僕が十五歳になった時、後継ぎとしての勉強や社会学習のために学校に入ることになった。屋敷に引き取られてからは家庭教師をつけられていたので試験は難なく通った。
一番辛かったのはもちろん姉と三年も離れてしまうことだ。姉も魔法使いの修行を本格的に始めることになったので(というか前から話はあったのだが、僕と離れたくないからと家に居続けたらしい)お互い頑張ろうと言い合って家を出た。
僕は学校生活をそつなくこなし、姉はこの国一番の魔法使いになっていたわけだが。
卒業式の日は少し憂鬱だった。このまま家に帰ればまたあの屋敷で気まずく過ごさなくてはならない。だからといって上の学校に進むほど頭は良くないし。
姉さんも一緒に帰ってくれればなぁ。無理だろうなぁ。あの人たち、姉さんのことを誇りには思っていても大変畏れているから一緒に暮らしたがらないだろうし……
そう思っていたら、卒業式の日に姉がやってきた。
「父さんが来るんだと思ってた」
あんまり驚いたので「会えて嬉しい」より先にそんなことを言ってしまう。
「その予定だったみたいだけど、私が行くって押し通したの。あの人、私のことが怖くって、ちっとも断れないの」
「ああ……」
「こんなにかわいい子の卒業式なんて、みんなを押し退けてでも出たいと思うことなんて当然なのにね」
彼女の手が三年ぶりに僕に触れた。あまりに嬉しくて息を深く深く吐く。
「ねえ、まだ私と結婚したい?」
「そう、思わなかった日は一度もない」
いい子、というふうに目尻を指で撫でられた。
「じゃあ、私の言うことを聞いて。今すぐ手紙を書くの。友達と卒業旅行に行くって。私とは卒業式の次の日に別れたって。そしたらあの人たち、しばらくは疑わないわ。あなたは旅行、私は師匠の元に帰ったと思う。私の修行がとっくに終わってることなんて、あの人たち知らないから……そうして時間稼ぎをして、その間に私たち、結婚してしまいましょう」
「どうやって?」
「ダンジョンに行くの」
しあわせになりましょうね、と言われたのでとりあえず頷くしかなかった。彼女に従わない理由がないので。
そしてそのまま僕は言われた通りに手紙を書き、卒業式に出席し、その足で姉と共にダンジョンへ向かった。
***
ダンジョンの核はここに来てから十日で見つかった。あまりにも規格外のことであるとはさすがに僕でもわかった。
王が『核』を見つけるよう命令してから何十年も経っていることは姉から教えられた。それがたった十日で。さすがすぎるな、僕の姉は。
「これを持って帰りましょう」
「ねえ、姉さん。本当に? ほんとに、これを持って王のところに行ったら、僕らは結婚できるの? 国から出してもらえるの?」
だって姉は言った。魔法使いは兵器のようなものだと。なら姉は国一番の大砲だ。それを王が簡単に手放すだろうか? 手放さないために結婚を許してくれるか? この国がきょうだい婚を認めないのは以前王が異母妹と結婚したときに国が乱れからなのに。それを恐れる王族が僕らを許してくれるのか?
「どっちもだめなら、王族お抱えの魔法使いになるわ。そうしたら……あなたとずっと一緒にいられるもの。国一番の魔法使いには離宮が与えられるの。そこに家族を住まわせることもできる。私、知ってるの。だってもう、お誘いもあるの」
「……ねえさん」
「そこで、私は、とびきりの漆黒のドレスを渡されて、完璧な魔法使いになるの。あなたは離宮で私の帰りを待つの。私に愛されるの。私を愛するの。これは、このダンジョンでの日々は、新婚旅行なの」
それで許して、と目が訴えていた。抱きしめて許すべきなのかもしれない。でも僕は弟なので、駄々をこねる方を選ぶ。
「僕が姉さんに、結婚してって頼んだから、姉さんはその約束を守ろうとしてるだけじゃないの?」
「……どういう意味?」
「だからそんなこと言うんじゃないの? 結婚できなくてもいい、みたいな。僕を誤魔化したくて」
「っ! わたしが、どれだけ、っ」
姉が僕の胸ぐらを掴む。引き寄せられて顔が近づく。別にキスされるわけじゃないのが残念だ。姉のこんなに険しい顔を初めて見た。
「どれだけ、おまえを愛しているか!」
「──知ってる。知ってるよ」
そんなの、ずっと前から、知っている。あなたのことなんて、よく知ってるよ。だって姉弟なんだから。
「だからこそ、王様の魔法使いになるとか、そんなつまんない道なんて選ばないで。黒い服も着なくていい。知ってるよ、それ伝統ってだけで別に魔法には関係ないんでしょ」
「……そんなことばっかり勉強して」
「姉さんには、十日ぶりに晴れた空の青さや、嵐が去った後の海の青が、よく似合うから」
昔の姉は白い服ばかり着てた。髪に映えると周りが望んだからだ。今は黒しか着ない。魔法使いだからだ。全部他人が望んだこと。姉はそういう人だ。
そんなあなたが、僕のことだけは本気で求めてくれていると知っている。
「うそ」
「嘘じゃない」
「……私に色は似合わないもの」
これが似合う、これだけが似合う、と教え込まれた姉はにこにこ笑って言うことを聞くのが最善だと知ってる。そして肝心なところだけ我を通す。上手いやり方だ。でも、そんなことしなくていい。全部、ぜんぶあなたの思うがままでいい。
「姉さんが好きだと思う色が、姉さんに一番似合ってる」
「……そんなの言うのはお前だけ」
「結婚相手が言うだけじゃダメなの? 僕のことが好きなら、姉さんに好き勝手を押し付けるだけの他人の言うことなんか聞かないで。そんな有象無象放っておいて。僕の言葉を一番に信じてよ、姉さん」
強く掴みすぎて白くなった姉の指を撫でる。
「僕のことを、愛してるなら、」
返事はキスで返された。優しくて涙の味のするキスだった。ごめんね、と言われているようだった。
「どうして私は魔法使いなんだろうって、子どもの頃からずっと思ってた」
「うん」
「それも、飛び抜けた魔法使い。誰も私の隣に並べないの。そんな魔法使いに生まれた理由ってなに?」
そして、姉は世界で一番、綺麗に笑った。
「あなたと結婚するためだった」
そう言った途端、姉の手元にあった核が光り始めた。
「何故王が核を欲するのか、強い魔法使いを手元に置きたいかわかる? 私も古い書物で知ったの。これはね、一国を起こすために存在してるの」
足元が揺らぐ。広がる。世界が歪む。姉を中心に。僕は決して彼女から離れないようにした。
「核に魔力を込めると国が生まれるの」
「素敵だね」
「うん。今日から私が王になる」
浮かび上がる姉の髪を撫で付けながら、こめかみに口づけた。
「僕は王配ってやつだ」
「そうね。あなたは王配で、私の弟で、この世でいちばん愛しい人よ」
「できれば右腕も執事も全部やりたい」
彼女は楽しそうに笑って「まずは結婚式にしましょう」と言って青いドレスに魔法で着替えた。初めて会った時のワンピースの色だ。
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